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LINE診断BtoB活用ツール比較9選|リード獲得を伸ばす作り方を徹底解説

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BtoBのリード獲得において、フォーム離脱と商談前の情報不足は多くのマーケ・営業担当者が抱える共通課題です。そこで注目されているのが、LINE上で数問に答えるだけで課題を可視化できる「LINE診断」です。

本記事では、BtoB企業がLINE診断で成果を出すための仕組み・メリット・注意点から、主要ツール9選の比較、質問項目の設計例、作り方7ステップ、分析と営業連携までを一気通貫で解説します。

読み終える頃には、自社に合うLINE診断ツールを選び、明日から診断設計に着手できる状態になります。BtoB企業のマーケティング・営業・人事担当者の方は、ぜひ最後までご覧ください。

著者情報:Interviewz(インタビューズ)編集部

インタビューズ編集部。ヒアリング・診断コンテンツによる顧客理解とBtoBマーケティング支援を専門とし、診断型ツールの導入・運用に携わってきた実務知見をもとに執筆しています。現場で得た回答データ活用のノウハウを踏まえ、成果につながる情報発信を心がけています。

LINE診断とは?BtoBで注目される理由

まずはLINE診断の定義と仕組みを押さえ、なぜいまBtoB企業が導入を進めているのかを整理します。ここを理解しないままツール選定に入ると、「作ったが商談に繋がらない」という典型的な失敗に陥ります。

LINE診断の基本的な仕組み

LINE診断とは、LINE公式アカウント上でユーザーが数問の質問に回答すると、その回答内容に応じた診断結果が自動で返される仕組みを指します。ユーザーはWebサイトへ遷移することなく、チャット画面上で回答から結果閲覧までを完結できます。

技術的には、LINE公式アカウントの自動応答・リッチメニュー・カードタイプメッセージを使う方法と、LIFF(LINE Front-end Framework)で診断画面をLINE内に埋め込む方法の2つが主流です。BtoBで複雑な分岐や項目数の多い診断を作る場合は、後者のLIFF型かWeb診断とのハイブリッド型が現実的になります。

重要なのは、診断が「エンタメ」で終わるか「データ資産」になるかの分岐点です。回答結果を保存し、企業属性や課題タイプとして蓄積できて初めて、BtoBのリード獲得施策として機能します。

BtoB企業でLINE診断の需要が高まっている3つの背景

BtoBは意思決定者が複数いて検討期間も長いため、これまでLINEは「BtoC向けチャネル」と見なされてきました。しかし直近1〜2年で状況は大きく変わっています。

背景1|LINEの国内月間利用者数が1億を突破した

LINEヤフー株式会社は2026年1月29日、LINEの国内月間利用者数が1億ユーザーを突破したと発表しました(2025年12月末時点)。これは日本の人口の大半をカバーする規模であり、BtoBの意思決定者もまた「一人のLINEユーザー」であることを意味します。

特に中小企業の経営者、店舗オーナー、個人事業主、士業、施工会社といった層は、業務連絡そのものをLINEで行っているケースが少なくありません。こうした層をターゲットにするBtoB企業にとって、LINEはメールより到達しやすい主要チャネルになりつつあります。

背景2|メール開封率の低下でナーチャリングが機能しづらい

一般的にBtoBのメルマガ開封率は10〜20%程度とされる一方、LINE公式アカウントのメッセージ開封率は約55%(LINEヤフー社調べ)と大きく上回ります。プッシュ通知で直接届くLINEは、受信トレイに埋もれやすいメールに比べて視認性が高いためです。

もちろんこの数値は業種・配信頻度・ターゲティングによって変動する目安に過ぎません。それでも、ハウスリストに送っても開かれないという課題を抱える企業にとって、LINEは検討する価値のある代替チャネルだと言えます。

背景3|広告費高騰でリード単価が上がり続けている

リスティング広告やディスプレイ広告の単価上昇により、ホワイトペーパー1件あたりの獲得コストは年々上昇しています。資料ダウンロードだけでは「情報収集段階の匿名リード」が積み上がるだけで、営業が追いきれない状態も珍しくありません。

LINE診断は、回答内容そのものが「その企業の課題・フェーズ・規模」を語るデータになるため、同じ1件のリードでも情報の密度がまったく異なります。結果として、インサイドセールスの架電優先度づけが精緻になり、商談化率の改善に繋がります。

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Web診断とLINE診断の違いと使い分け

混同されがちですが、Web診断とLINE診断は役割が異なります。Web診断は自社サイトやLPに設置し、SNSでの拡散や広告流入からの新規獲得に強い一方、回答後に接点が切れやすいという弱点があります。

対してLINE診断は、すでに友だち登録しているユーザーが対象なので拡散性は低いものの、回答者と継続的に繋がり続けられるのが最大の強みです。診断結果に応じたセグメント配信を、そのまま同じチャネルで続けられます。

したがって実務上のおすすめは、「新規獲得はWeb診断、その後のナーチャリングはLINE」という役割分担、あるいは両方を同一ツールで運用してデータを統合する形です。どちらか一方に絞る必要はありません。

簡易診断とマーケティング型診断は何が違うのか

LINE診断は大きく2種類に分かれます。簡易診断は、LINE公式アカウントの標準機能(自動応答・カードタイプメッセージ)で作る3問程度のもので、費用ゼロで始められる反面、回答データは個別に蓄積されません。

マーケティング型診断は、外部ツールを使って回答をユーザー単位で保存し、タグ付け・スコアリング・セグメント配信・CRM連携まで行うものです。BtoBで商談化をKPIに置くなら、選ぶべきは後者一択です。

判断基準はシンプルで、「診断結果を見て営業が架電できるか」を問うことです。誰がどう答えたかが分からない診断は、どれだけ回答が集まっても営業資産にはなりません。

BtoBでLINE診断を導入する5つのメリット

ここでは、BtoB企業がLINE診断を導入することで得られる具体的な5つのメリットを、営業・マーケの実務目線で解説します。

メリット1|潜在層の「まだ言語化されていない課題」を可視化できる

BtoBの見込み客の多くは、「何が課題かを自分でも整理できていない」状態にあります。そのため「お問い合わせ」や「無料相談」といった能動的なCTAには反応しません。

LINE診断は、数問の選択式に答えるだけで自社の状況が整理されるという体験価値を提供します。ユーザーにとっては「相談」ではなく「自己診断」なので心理的ハードルが低く、まだ検討フェーズに入っていない潜在層からも反応を得られます。

この段階で拾ったリードは即商談にはなりませんが、課題タイプが分かっているため、適切なコンテンツを継続配信すれば中長期で商談化するナーチャリング対象として管理できます。

メリット2|入力フォームの離脱を防ぎ回答率が上がる

従来のBtoBフォームは、会社名・部署・役職・電話番号などを一度に入力させるため、離脱率が高くなりがちです。特にスマートフォンからの流入では、この傾向が顕著になります。

LINE診断は選択式のタップ回答が中心で、1問1画面のチャット形式のため、入力負荷が大幅に下がります。さらにLINE友だちであれば個人の識別は完了しているので、最初から個人情報を求める必要すらありません。

実務上は、診断の前半で課題を聞き、結果表示の直前または直後に企業情報を聞くという順序が最も歩留まりが良くなります。回答済みの労力が「もったいない」と感じるサンクコスト効果が働くためです。

メリット3|回答データがそのままセグメント資産になる

診断の回答は、そのまま「業種」「従業員規模」「課題タイプ」「検討フェーズ」といったセグメント情報になります。これはメールアドレスだけを取得するホワイトペーパー施策では得られない情報です。

セグメントが揃えば、配信内容の出し分けが可能になります。たとえば「予算未確定・情報収集段階」のセグメントには事例記事を、「今期導入検討中」のセグメントには料金表と無料トライアル案内を送る、といった運用です。

セグメント配信は開封率とクリック率を押し上げる効果が確認されており、一斉配信と比べて配信コストあたりの成果が大きく改善します。

メリット4|商談前の情報格差を埋め、初回商談の質が上がる

営業担当者にとって最も非効率なのは、初回商談の大半を「現状のヒアリング」に費やしてしまうことです。診断で事前に課題・体制・予算感を取得できていれば、初回から提案フェーズに踏み込めます

実際、ヒアリングを事前に自動化することで対応工数を大幅に削減した事例もあります。当社Interviewzの導入企業では、ヒアリングコストを最大90%削減した実績があります。

さらに、診断回答は「顧客自身の言葉で語られた課題」なので、提案書の冒頭に引用するだけで刺さる資料になります。営業組織全体の提案品質を底上げする効果も見逃せません。

メリット5|ナーチャリングのシナリオを自動化できる

LINE診断ツールの多くは、診断結果に応じたステップ配信(シナリオ配信)を標準で備えています。「Aタイプと診断された人には3日後にこの事例、7日後にこの資料」といった流れを一度組めば、以降は自動で回ります。

BtoBの検討期間は数ヶ月に及ぶことも珍しくありません。人手でフォローし続けるのは現実的でないため、この自動化こそがLINE診断の投資対効果を決める部分です。

▼診断からナーチャリングまでの設計手順を5ステップで確認したい方はこちら
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BtoBならではの注意点・デメリット4つ

メリットだけを見て導入すると失敗します。ここではBtoBで特に注意すべき4つの論点を、対処法とセットで解説します。

注意点1|友だち以外には届かない(拡散性の限界)

LINE診断の最大の制約は、すでに友だち登録しているユーザーにしかリーチできないことです。診断結果をSNSでシェアさせる設計もWeb診断ほど機能しにくく、新規獲得チャネルとしては弱いのが実情です。

対処法は明確で、友だちを増やす導線を別途用意することです。展示会での二次元コード、ウェビナー参加特典、名刺・請求書へのQR掲載、Web診断の結果表示後に友だち追加を促す設計などが有効です。

「診断を作れば人が集まる」という前提は誤りです。集客導線と診断はセットで設計してください。

注意点2|個人LINEを業務利用しない企業が一定数ある

大手企業やセキュリティ規程が厳しい業界では、業務での個人LINE利用を禁止しているケースがあります。この層をメインターゲットにする場合、LINE診断は主力チャネルになりません。

逆に、中小企業・店舗・工務店・クリニック・士業・個人事業主といった層は日常的にLINEを業務利用しています。自社のターゲットがどちらに寄っているかを、導入前に必ず確認してください。

判断に迷う場合は、既存顧客数社に「業務連絡でLINEを使いますか」と聞くだけでも精度の高い判断材料が得られます。

注意点3|配信通数課金でランニングコストが膨らむ

LINE公式アカウントは配信メッセージ数に応じた従量課金です。無料のコミュニケーションプランは月200通まで、ライトプランは月5,000円(税別)で5,000通、スタンダードプランは月15,000円(税別)で30,000通が目安となります。

さらに2026年10月1日より追加メッセージ料金が改定され、月間20万通までは1通あたり3円、20万通を超える分は1通あたり2.5円という2段階のシンプルな体系へ移行します。大量配信を行う企業ほど影響が大きいため、配信計画の見直しが必要です。

コスト最適化の鍵は、まさに診断データによるセグメント配信です。全員に送るのではなく、反応する見込みの高いセグメントに絞ることで、通数を抑えながら成果を維持できます

注意点4|個人情報の取り扱いと社内規程の整合

診断で企業名・氏名・連絡先を取得する場合、それは個人情報の取得にあたります。利用目的の明示、プライバシーポリシーへの導線、同意取得のフローを必ず設計に組み込んでください。

また、営業がLINEで直接やり取りする運用にする場合は、対応時間・返信品質・担当者の権限管理をルール化する必要があります。属人化した状態で走らせると、対応漏れや情報漏洩のリスクが高まります。

ツール選定時には、権限設定・操作ログ・データエクスポート制限といった管理機能の有無も確認しておくと安全です。

【比較表】BtoB向けLINE診断ツール9選

ここではBtoBのLINE診断に使える主要ツール9つを一覧で比較します。料金は2026年8月時点の公開情報に基づく目安であり、詳細は各社へお問い合わせください。

ツール名 診断の作り方 データ連携・分析 料金目安(税別) 向いている企業
Interviewz ノーコードでツリー型の詳細分岐診断を作成。LIFF対応 LINEユーザーID紐づけ、HubSpot・Salesforce・スプレッドシート連携 要問い合わせ 診断から商談まで一気通貫で設計したい企業
Liny 回答フォームとタグ付けで診断構築 属性収集とセグメント配信に強い。スコアリング対応 要問い合わせ 収集データを配信に活かしたい企業
Lステップ 回答フォーム+分岐シナリオで構築 タグ・スコア管理、流入経路分析 月額0円〜32,780円(税込) 低コストでスモールスタートしたい企業
hachidori 対話型チャットボットで診断を作成 対話ログ蓄積、伴走支援あり 要問い合わせ 会話形式の自然な診断を作りたい企業
KUZEN ノーコードで1to1シナリオを構築 Web行動履歴取得、セグメント出し分け 要問い合わせ MA的な高度運用をしたい企業
DECA for LINE セグメント配信と連動した診断 MA・CDP基盤でのデータ統合に強い 要問い合わせ 大規模なデータ連携を行いたい企業
診断bot(ギブリー) テンプレートから最短即日で公開可能 診断結果に応じたラベル付け 月額9,800円〜 とにかく早く診断を出したい企業
ヨミトル 診断特化のクラウドで作成 診断ロジック設計の支援が手厚い 要問い合わせ 診断の企画から相談したい企業
LINE公式アカウント単体 自動応答・カードタイプで簡易診断 個別回答データの蓄積は不可 無料〜(配信従量課金) まず費用ゼロで試したい企業

表から読み取れる最大のポイントは、「回答データを個人単位で保存し、外部システムへ連携できるか」でツールが二分されるという点です。BtoBで商談化を狙うなら、この機能は必須条件と考えてください。

▼主要ヒアリング・診断ツールの比較を手元資料で確認したい方はこちら
👉 ヒアリングツール10選

BtoB向けLINE診断ツール9選を個別解説

比較表の各ツールについて、特徴・強み・向き不向きを個別に解説します。自社の要件と照らし合わせながらご確認ください。

Interviewz(インタビューズ)|診断から商談化までを一本化

Interviewzは、性格診断・適性テストのようなヒアリング体験をノーコードで作成できる診断型カスタマーサービスツールです。ツリー型で細かな分岐を設計でき、BtoBの複雑な条件分岐にも対応します。

2026年7月にリリースされたLINE連携機能では、診断回答とLINEユーザーIDを紐づけて回答者を識別できます。これにより「回答してもらった後、その人と繋がれない」という診断コンテンツ最大の弱点を解消し、複数の診断をまたいで同一ユーザーを追跡することが可能です。

HubSpot・Salesforce・Googleスプレッドシートへの自動連携、LIFF URLによるLINE外流入への対応、1つのLINE公式アカウントでの複数診断並行配信にも対応しています。導入企業では相談数268%増加、ヒアリングコスト90%削減といった成果が報告されており、最短3日で利用開始できます。

Liny(リニー)|属性収集とセグメント配信に強い

Linyは、LINE公式アカウントの機能を拡張し、ユーザー属性の収集とセグメント配信に特化したツールです。回答フォームで取得した情報を自動でタグ付けし、条件に応じた配信を細かく制御できます。

顧客管理機能が充実しており、企業ごとの対応状況を可視化しやすいのが特徴です。すでにLINE公式アカウントを運用していて、顧客管理と配信精度を一段引き上げたい企業に向いています。

一方で、診断そのもののUI設計自由度はWeb診断特化ツールに劣る面があります。凝った診断体験を作りたい場合は、他ツールとの併用も検討してください。

Lステップ|低コストで始められる定番ツール

Lステップは、シナリオ配信・回答フォーム・リッチメニュー切り替えなどを備えたLINEマーケティングの定番ツールです。料金プランは月額0円のフリープランから32,780円(税込)まで4段階あり、規模に応じて選べます。

回答フォームと分岐シナリオを組み合わせれば診断コンテンツを構築でき、タグ管理・スコアリング・流入経路分析といった機能も標準搭載されています。導入実績が豊富で、運用ノウハウの情報が入手しやすいのも利点です。

BtoBで使う場合は、企業属性の管理やCRM連携を自社で設計する必要があります。まずは低コストで診断の効果を検証したい企業のファーストチョイスと言えるでしょう。

hachidori(ハチドリ)|対話型で自然な診断体験を作れる

hachidoriは、チャットボット開発に強みを持つツールで、対話形式の診断・アンケートを構築できます。機械的な選択肢の羅列ではなく、会話のような流れで質問を投げかけられるのが特徴です。

導入時の伴走支援が用意されており、社内にチャットボット構築の知見がない企業でも立ち上げやすい体制が整っています。対話ログが蓄積されるため、ユーザーがどこでつまずいたかの分析も可能です。

「フォームに答えている感じを出したくない」「ブランドの世界観を診断でも表現したい」という要件がある企業に適しています。

KUZEN(クウゼン)|MA的な高度運用に対応

KUZENは、ノーコードで1to1のシナリオ配信を構築できるLINEマーケティングツールです。Web行動履歴の取得やセグメントごとの出し分けに対応し、MA(マーケティングオートメーション)に近い運用が可能です。

診断コンテンツについても、業界別の成果事例が公開されています。ヘルスケア領域でLINE経由売上が約3倍、教育領域で目標CV数の1.5倍、医療領域で予約CVRが1.5倍、中古車買取で査定依頼数が650%に増加といった数値が報告されています。

機能が多い分、運用リソースを確保できる企業向けです。専任担当を置いてLINEを本格的な獲得チャネルに育てたい企業に向いています。

DECA for LINE|大規模なデータ統合に強い

DECA for LINEは、MA・CDPを提供する事業者が展開するLINEマーケティングツールです。自社の既存データ基盤とLINE上の行動データを統合する用途で力を発揮します。

複数チャネルにまたがる顧客データを一元管理したい大企業や、すでにCDPを導入している企業との相性が良好です。診断を単体施策ではなく全社データ基盤の一部として位置づける場合の選択肢となります。

反面、小規模なスモールスタートには過剰投資となりやすいため、まず1つの診断で検証したいフェーズには向きません。

診断bot(ギブリー)|テンプレートで最速公開

診断botは、月額9,800円〜というわかりやすい価格帯で提供されている診断特化ツールです。テンプレートを使えば短時間で診断を公開でき、診断結果に基づくラベル付けにも対応しています。

「まず1本作って反応を見たい」という検証フェーズに適しています。予算承認のハードルが低く、担当者レベルで意思決定しやすいのも実務上のメリットです。

ただし、BtoB特有の複雑な分岐や基幹システムとの連携要件がある場合は、機能面での確認が必要になります。

ヨミトル|診断ロジックの設計支援が手厚い

ヨミトルは診断コンテンツに特化したクラウドサービスで、診断ロジックの企画段階から相談できる点が特徴です。分岐型・得点型といったロジック選定のノウハウが蓄積されています。

診断コンテンツを外部制作会社に依頼した場合、60〜100万円程度の費用がかかるのが一般的とされます。ツールと設計支援がセットになっているサービスは、この制作費を抑えつつ品質を担保する選択肢になります。

「診断のアイデアはあるが、設問設計に自信がない」という企業に向いています。

LINE公式アカウント単体|費用ゼロで試せるが限界も明確

外部ツールを使わず、LINE公式アカウントの自動応答・リッチメニュー・カードタイプメッセージだけで簡易診断を作る方法です。コミュニケーションプランなら月額0円(月200通まで)で始められます。

最大の制約は、誰がどう回答したかを個別に保存できない点です。全体の反応は見えても、個人単位のセグメント配信や営業への引き渡しはできません。

したがって、「診断というコンテンツにユーザーが反応するか」を検証する目的に限定して使うのが現実的です。反応が確認できた段階で外部ツールへ移行する、という二段構えをおすすめします。

▼自社に合うツールの選定軸を整理したい方はこちら
👉 アンケートツール選び方ガイド

【一覧表】BtoBのLINE診断で使える質問項目

診断の成否は質問設計で8割が決まります。ここでは、BtoBのLINE診断で実際に使える質問項目を、取得したいセグメント情報とセットで一覧化しました。

取得目的 質問例 選択肢例 取得できるセグメント情報
業種の把握 貴社の事業に最も近いものは? 製造/IT・SaaS/人材/建設/医療・福祉/その他 業種タグ(配信内容の出し分けに利用)
企業規模の把握 従業員数の規模を教えてください 1〜10名/11〜50名/51〜300名/301名以上 規模タグ(提案プランの振り分け)
役割の把握 この課題における貴方の立場は? 決裁者/実務担当/情報収集中/外部支援者 決裁権の有無(架電優先度)
課題の特定 いま最も困っていることは? リードが増えない/商談化しない/工数が足りない/効果測定できない 課題タイプ(提案の切り口)
課題の深掘り その課題はいつから続いていますか? 3ヶ月未満/半年程度/1年以上/慢性的 課題の深刻度(緊急度スコア)
現状体制の把握 現在の担当体制に近いのは? 専任がいる/兼任で対応/外部委託/未着手 内製・外注志向(提案形態)
既存ツールの把握 すでに導入しているツールは? MA/SFA/CRM/表計算のみ/なし 連携要件(技術要件の事前把握)
検討フェーズの把握 導入の検討状況に近いのは? 情報収集中/比較検討中/稟議準備中/今期導入予定 フェーズスコア(ホットリード判定)
予算感の把握 想定している月額予算は? 未定/〜5万円/5〜20万円/20万円以上 予算レンジ(プラン提案の精度向上)
導入時期の把握 導入したい時期はいつ頃ですか? すぐに/3ヶ月以内/半年以内/未定 導入時期(インサイドセールスの追客設計)
意思決定プロセス 導入には何名の承認が必要ですか? 自分だけ/2〜3名/4名以上/わからない 稟議の複雑度(提案資料の準備)
次アクションの獲得 診断結果に沿った資料をお送りしますか? 資料が欲しい/個別相談したい/今は不要 ホットリードフラグ(即時対応対象)

属性を取る質問は「後半」に置く

業種・規模・役職といった属性質問は、診断の冒頭に置かないでください。フォーム感が強くなり、離脱の原因になります。

おすすめは、最初の2〜3問を「課題」に関する質問にして関心を引き、属性は結果表示の直前に配置する順序です。ユーザーは「あと少しで結果が見られる」状態になっているため、回答継続率が明確に上がります。

課題を取る質問は「症状」で聞く

「マーケティング課題は何ですか」と抽象的に聞いても、ユーザーは答えられません。「リードは集まるが商談にならない」といった具体的な症状の形で選択肢を提示してください。

選択肢に自社顧客がよく口にするフレーズをそのまま使うのがコツです。「これは自分のことだ」と感じさせる選択肢があると、回答率と結果への納得感が同時に高まります。

検討フェーズを取る質問で営業の優先度を決める

BtoBで最も価値が高いのが、この検討フェーズの質問です。「今期導入予定」「稟議準備中」と回答したリードは即時に営業へ引き渡すべきホットリードであり、それ以外はナーチャリング対象として棲み分けます。

この1問があるかないかで、インサイドセールスの生産性が大きく変わります。診断の最後に必ず入れるべき質問と考えてください。

▼商談前ヒアリングの項目設計をテンプレートで確認したい方はこちら
👉 初回商談ヒアリングシートテンプレート(営業編)

LINE診断コンテンツの作り方7ステップ

ここからは、実際にLINE診断を立ち上げるまでの手順を7つのステップに分けて解説します。この順序で進めれば、作ったが使われないという事態を回避できます。

STEP1|目的とKPIを先に決める

最初にやるべきは、「この診断で何を達成するのか」を1つに絞ることです。友だち追加数を増やしたいのか、既存友だちの商談化率を上げたいのか、既存顧客のアップセルを狙うのかで、設計は根本的に変わります。

目的が決まったらKPIを数値で置きます。たとえば「月間診断完了数200件、うち商談化20件」といった形です。KPIのない診断は改善のしようがないため、この工程は絶対に飛ばさないでください。

あわせて、誰がどのタイミングでデータを見るのかも決めておきます。マーケが週次で完了率を見る、インサイドセールスが日次でホットリードを確認する、といった運用ルールまで決めて初めてKPIが機能します。

STEP2|ターゲットと診断テーマを決める

次に、誰に向けた診断なのかを具体化します。「BtoB企業のマーケ担当者」では粗すぎます。「従業員50〜300名の製造業で、展示会リードのフォローに課題を持つ営業企画担当」くらいまで解像度を上げてください。

ターゲットが定まったら、その人が思わずタップしたくなるテーマを設定します。「あなたの会社のリード獲得タイプ診断」「商談化ボトルネック診断」のように、相手の関心事を言い当てるタイトルが有効です。

テーマ選定に迷ったら、営業がよく受ける質問や、失注理由の上位を診断テーマに変換するのが確実です。すでに需要が確認されている論点だからです。

STEP3|結果パターンと訴求内容を設計する

意外に思われるかもしれませんが、質問より先に「結果パターン」を作るのが正しい順序です。ゴールが決まっていないと、質問が結果に繋がらなくなるためです。

BtoBでは4〜6パターン程度が扱いやすい粒度です。各パターンには「タイプ名」「現状の説明」「起きやすい問題」「次に取るべき打ち手」「関連する自社サービス」をセットで用意します。

ここで重要なのが、結果に自社サービスの押し売りを書かないことです。まずは診断結果として役に立つ情報を提供し、その解決手段の1つとして自社を提示する構成にすると、次アクションへの転換率が高まります。

STEP4|質問と分岐シナリオを設計する

結果パターンが決まったら、そこへ振り分けるための質問を逆算して設計します。1問あたりの選択肢は3〜5個に収め、迷わせない表現を心がけてください。

質問数は3〜5問、回答時間1分以内が目安です。分岐が複雑になるほど設定ミスのリスクが高まるうえ、離脱率も上がります。どうしても情報量が必要な場合は、診断本体を短くして、結果表示後に追加質問を置く二段構えにします。

分岐設計はフローチャートで可視化してから実装してください。いきなりツール上で作り始めると、必ず分岐漏れが発生します。

STEP5|ツール上で構築しテスト配信する

設計が固まったら、選定したツールで構築します。構築後は必ず全パターンを実機でテストしてください。特にスマートフォンでの表示崩れ、選択肢のタップしやすさ、結果画面の読みやすさを確認します。

社内テストでは、診断対象に近い属性のメンバー、できれば既存顧客数社に協力してもらうのが理想です。作り手には見えない「意味が伝わらない選択肢」が必ず見つかります。

また、テスト時にデータが正しく保存され、CRMへ連携されるかまで確認しておきます。ここを飛ばすと、本番でデータが取れていなかったという致命的な事故が起こります。

STEP6|友だち集客の導線を用意する

前述の通り、LINE診断は友だちがいなければ成立しません。診断公開と同時に、友だちを増やす導線を必ず用意してください。

BtoBで効果的なのは、展示会ブースでの二次元コード掲出、ウェビナー参加者への案内、既存顧客へのメール告知、サイト内バナー、そしてWeb診断の結果表示後にLINE友だち追加を促す設計です。

特に展示会は相性が良く、その場で二次元コードを読み取って診断してもらえば、名刺情報以上の課題データを持ち帰れます。ブースでの会話内容を、そのまま構造化データに変換できるのが強みです。

STEP7|配信後に分析して改善サイクルを回す

公開して終わりではありません。最低でも月1回、指標を確認して改善します。見るべきは、診断開始率・完了率・離脱設問・セグメント別のCVR・商談化率の5つです。

完了率が低ければ質問数を減らす、特定の設問で離脱が集中していれば表現を見直す、といった具体的な打ち手に落とし込みます。診断は一度作って終わりではなく、改善を前提とした資産です。

▼回答率を高める設計のコツを体系的に学びたい方はこちら
👉 ユーザーからの回答率の高いアンケートの作り方【6つのコツ】

失敗しないLINE診断ツールの選び方6つのポイント

ツール選定で見るべき軸を6つのポイントに整理しました。それぞれについて、判断基準と確認方法を具体的に解説します。

ポイント1|診断ロジックの自由度は足りるか

BtoBの診断は、BtoCの性格診断より条件が複雑になりがちです。「業種×規模×課題」の組み合わせで結果を出し分けたい場合、単純な得点集計型のツールでは要件を満たせません

確認すべきは、分岐型ロジックに対応しているか、条件の組み合わせ(AND/OR)が設定できるか、後から分岐を追加できるかの3点です。ツリー型で細かく分岐を設計できるツールを選べば、要件変更にも柔軟に対応できます。

逆に、結果が2〜3パターンで済む簡易な診断なら、ロジック自由度は選定の決め手になりません。自社の結果パターン数を先に決めてから、必要な自由度を判断してください。

ポイント2|回答データを個人単位で保存・出力できるか

これがBtoBにおける最重要チェック項目です。誰がどう答えたかが記録されなければ、営業への引き渡しもセグメント配信もできません。

確認方法はシンプルで、「回答データをCSVで出力できますか」「1人のユーザーの回答履歴を一覧で見られますか」と聞くことです。ここで曖昧な回答が返ってくるツールは候補から外して構いません。

あわせて、データの保存期間と削除ポリシーも確認しておきます。個人情報を含む以上、社内のセキュリティ規程との整合が必要になるためです。

ポイント3|CRM・MA・SFAと連携できるか

診断データがツール内に閉じていると、営業は毎回別画面を開くことになり、確実に運用が形骸化します。普段営業が見ている画面にデータが流れ込むことが、定着の絶対条件です。

HubSpot、Salesforce、Googleスプレッドシートなど、自社が使っているシステムへの標準連携があるかを確認してください。APIやWebhookでの連携が可能かも、将来的な拡張を考えると重要です。

連携が用意されていない場合、CSVを手動で取り込む運用になります。月数十件なら回りますが、件数が増えると必ず破綻するため、初期段階から連携を前提に選定すべきです。

ポイント4|LINEユーザーIDと回答を紐づけられるか

LINE診断特有の重要ポイントです。回答とLINEユーザーIDが紐づいていれば、診断結果に応じたセグメント配信を同じチャネルで即座に実行できます。

紐づけができないツールでは、診断は取ったが誰に何を送ればよいか分からない、という状態に陥ります。複数の診断をまたいで同一ユーザーを追跡できるかまで確認できれば理想的です。

これができると、1回目の診断で課題を、2回目で予算感を聞くといった段階的な情報取得(プログレッシブプロファイリング)が可能になり、1回あたりの質問数を減らしながら情報量を最大化できます。

ポイント5|料金体系と配信コストの総額を把握しているか

ツール利用料だけを比較するのは危険です。LINE公式アカウントの配信従量課金が別途発生するため、総額で試算する必要があります。

前述の通り、2026年10月1日からは追加メッセージが月間20万通まで1通3円、超過分が2.5円という体系になります。「友だち数×月間配信回数×単価」で年間コストを試算し、想定される商談数・受注額と比較して投資判断してください。

初期費用の有無、最低契約期間、オプション費用も必ず確認します。見積もり時に「これ以外にかかる費用はありますか」と一言聞くだけで、後のトラブルを防げます。

ポイント6|運用サポート・伴走体制があるか

診断コンテンツは、設計ノウハウがないと成果が出ません。外部の制作会社に依頼すると60〜100万円程度かかるとされる領域であり、自社だけで質の高い診断を作るのは容易ではありません。

そのため、診断ロジックの設計相談に乗ってくれるか、公開後の改善提案があるかは重要な選定軸です。担当者が付くのか、チャットサポートのみなのか、追加費用がかかるのかを確認してください。

特に社内に診断運用の経験者がいない場合、ツールの機能差より支援体制の差が成果を左右します。機能一覧の比較だけで決めないよう注意してください。

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👉 ヒアリング&診断コンテンツの実例集

回答率と診断精度を高める6つのコツ

ツールを導入しても、設計が悪ければ回答は集まりません。ここでは回答率と診断精度を同時に高める6つの実践的なコツを解説します。

コツ1|質問数は3〜5問、所要時間を明示する

診断の質問数は3〜5問、回答時間1分以内が黄金比です。それ以上になると完了率が急激に落ちます。どうしても情報が必要なら、結果表示後に追加質問を置く形にしてください。

さらに効果的なのが、診断の入口で「30秒・全5問」と所要時間と質問数を明示することです。終わりが見えることで着手のハードルが下がり、開始率が改善します。進捗バーや「あと2問」といった表示も同様の効果があります。

コツ2|選択肢は顧客の言葉をそのまま使う

選択肢に社内用語や業界の専門用語を使うと、ユーザーは「どれも自分に当てはまらない」と感じて離脱します。営業が商談で実際に聞いたフレーズ、問い合わせフォームに書かれた文言をそのまま選択肢に転用してください。

具体例として、「リードジェネレーションの効率化」ではなく「問い合わせは来るが受注に繋がらない」と書く方が圧倒的に反応します。抽象語を具体的な症状に置き換えるのが原則です。

コツ3|「わからない」の逃げ道を用意する

BtoBでは、担当者が予算や導入時期を把握していないケースが頻繁にあります。ここで選択肢に該当項目がないと、ユーザーは適当に選ぶか離脱します。

「まだ決まっていない」「わからない」という選択肢を必ず用意してください。これは逃げではなく、「検討フェーズが浅い」という有効なセグメント情報として活用できます。適当な回答でデータが汚染されるより、はるかに価値があります。

コツ4|結果は「診断」として役に立つ内容にする

結果画面がサービス紹介だけだと、ユーザーは「広告だった」と感じて離脱し、ブランド毀損にすら繋がります。結果には、その人の状況の説明・起きやすい問題・次に取るべき打ち手を具体的に記載してください。

目安として、結果画面の8割を役立つ情報、2割を自社の提案に配分すると納得感を保てます。診断結果をそのままPDFで持ち帰れるようにすると、社内共有され二次的な認知獲得にも繋がります。

コツ5|結果に応じた次アクションを1つだけ提示する

結果画面に「資料DL」「無料相談」「セミナー申込」を全部並べると、選択肢が多すぎて何も選ばれません。診断タイプごとに、最適な次アクションを1つだけ提示してください。

情報収集フェーズのタイプには資料ダウンロード、今期導入予定のタイプには無料トライアルや個別相談、というように温度感に応じたCTAの出し分けが転換率を大きく左右します。

コツ6|インセンティブは「情報」で設計する

BtoBでは、金銭的インセンティブより「自社では作れない情報」が最も強い誘因になります。業界ベンチマークとの比較データ、同業他社の平均値、詳細な診断レポートなどが該当します。

とはいえ、展示会での即時回答獲得やアンケート併用の場面では、デジタルギフトが回答率を押し上げる有効な手段になります。目的とチャネルに応じて、情報型と物理型のインセンティブを使い分けてください。

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LINE診断で集めたデータの分析と活用法

診断は「作って終わり」ではなく、集めたデータをどう使うかで投資対効果が決まります。ここでは見るべき指標と、具体的な活用方法を解説します。

必ず見るべき5つの指標

診断の改善は感覚ではなく数値で行います。以下の5指標を月次で追うだけで、改善すべき箇所が明確になります。

指標1|診断開始率

診断への導線を見た人のうち、実際に1問目に回答した人の割合です。この数値が低い場合の原因は、診断テーマの魅力不足かバナー・訴求文の弱さにあります。質問設計ではなく入口の問題なので、タイトルと所要時間の明示を見直してください。

指標2|診断完了率

開始した人のうち最後まで回答した割合です。完了率が7割を下回る場合は、質問数が多すぎるか、答えにくい設問が混ざっている可能性が高いと判断できます。

指標3|離脱設問

どの設問で離脱が集中しているかを特定します。離脱が集中する設問には、必ず具体的な原因があります。選択肢に該当項目がない、専門用語が難しい、答えたくない情報を聞いている、のいずれかです。

指標4|セグメント別のCVR

診断結果タイプごとに、次アクション(資料DL・相談申込)への転換率を比較します。特定タイプだけCVRが低いなら、そのタイプ向けの結果コンテンツとCTAが噛み合っていないということです。

指標5|商談化率・受注率

最終的に重要なのはこの指標です。診断経由リードの商談化率を、他チャネル(フォーム・資料DL)と比較してください。診断経由が上回っていれば、投資を拡大する判断材料になります。

セグメント配信で開封率とクリック率を引き上げる

診断で取得した業種・規模・課題タイプを使い、配信内容を出し分けるのが最も即効性の高い活用法です。全員に同じ内容を送る一斉配信と比べ、開封率・クリック率が明確に改善します。

加えて、配信通数を絞れるためコスト削減にも直結します。前述の料金改定を踏まえると、セグメント配信は成果とコストの両面で必須の運用と言えます。

具体的には、「製造業×工数不足」タイプには業務効率化の事例を、「IT×効果測定できない」タイプにはダッシュボード活用の記事を配信する、といった設計です。

インサイドセールスへの引き渡しルールを決める

診断データを営業に活かす鍵は、引き渡し条件を事前にルール化しておくことです。人の判断に委ねると、対応が属人化して抜け漏れが発生します。

実務でよく使われるのは、「導入時期が3ヶ月以内」かつ「決裁者または実務担当」と回答したリードは24時間以内に架電といったシンプルな条件設定です。それ以外はナーチャリング対象として自動配信に回します。

この仕分けができると、インサイドセールスは確度の高いリードだけに時間を使えるようになり、架電あたりの商談化率が改善します。

CRM・MA連携で商談化まで追跡する

診断データをCRMへ連携し、リードのステータス変化まで一気通貫で追える状態を作ってください。これができて初めて、「どの診断タイプが最も受注に繋がるか」が分かります。

Interviewzでは、HubSpot・Salesforce・Googleスプレッドシートへの自動連携に対応しており、診断回答が即座に営業の管理画面へ反映されます。LINEユーザーIDと紐づいているため、複数の診断をまたいだ行動履歴も1人の見込み客として蓄積されます。

この蓄積データは、次の診断設計や広告のターゲティング精度向上にも再利用できます。診断は単発施策ではなく、データ資産を積み上げる仕組みとして設計してください。

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BtoBにおけるLINE診断の活用シーンと実践事例6選

ここでは、BtoB企業が実際にLINE診断を活用できる6つのシーンを、設計のポイントとあわせて紹介します。

事例1|展示会リードの温度感を即座に仕分ける

展示会で名刺交換しても、後日フォローする頃には相手の記憶が薄れています。そこでブースで二次元コードを提示し、その場でLINE友だち追加と診断回答を促す運用が有効です。

診断で「導入時期」「課題」「決裁権」を取得しておけば、展示会終了時点でリードの優先順位が確定します。翌営業日には温度の高い企業から順に架電でき、機会損失を最小化できます。

実際に、展示会でのLINE登録から一斉配信と商談予約受付までを設計し、商談化率の向上を図った美容機器メーカーの事例も報告されています。

事例2|ウェビナー後のフォローを自動化する

ウェビナー参加者は関心が高い一方、その後の追客が手薄になりがちです。ウェビナー終了直後に診断へ誘導し、関心テーマと検討フェーズを取得すれば、参加者ごとに最適なフォローを自動で走らせられます。

「もっと詳しく知りたい」と回答した層には個別相談を、「情報収集段階」の層には関連事例を配信する、という出し分けが可能です。ウェビナーの投資対効果を、参加者数ではなく商談数で評価できるようになります。

事例3|SaaS企業のプラン診断で商談化を早める

SaaSでは「どのプランが自社に合うか分からない」という理由で検討が停滞するケースが多くあります。「最適プラン診断」を用意し、利用人数・必要機能・予算感から推奨プランを提示することで、この停滞を解消できます。

診断結果に料金シミュレーションと導入事例を添えれば、そのまま社内稟議の資料として使える状態になります。決裁者が別にいるBtoBでは、この「稟議しやすさ」が受注速度を大きく左右します。

事例4|人材・派遣業の適性診断でマッチング精度を上げる

人材業界では、登録者との接点維持がLINEで行われることが一般的です。適性診断や希望条件診断をLINE上で実施すれば、面談前に候補者の志向を把握できます。

派遣事業では、就業後の定着率向上にも応用できます。対面ヒアリングを診断で自動化し、定期的に状況を確認する仕組みを作れば、離職の兆候を早期に察知できます。

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事例5|製造業の課題診断で潜在層を発掘する

製造業向けの設備・システム提案では、顧客側が課題を明確に認識していないことが少なくありません。「工程ボトルネック診断」のような形で現場の状況を可視化すると、潜在課題を掘り起こせます。

診断結果として「貴社と同規模の企業では、この工程に平均◯時間かかっています」といったベンチマーク比較を提示すると、顧客自身が課題の大きさを自覚し、商談への意欲が高まります。

事例6|既存顧客へのアップセル・解約防止に使う

LINE診断は新規獲得だけの施策ではありません。既存顧客に定期的に「活用度診断」を配信することで、利用状況とサービス満足度を把握できます。

活用度が低い顧客には使い方支援のコンテンツを、活用度が高い顧客には上位プランや追加機能を案内する、といった出し分けが可能です。解約の予兆検知とアップセル提案を、同じ仕組みで同時に実現できます。

実際、食品卸業でクライアントとのやり取りをLINEに切り替えた結果、問い合わせ対応の所要時間が24時間から2時間に短縮されたという事例も報告されています。

診断からリード獲得までを一気通貫にする「Interviewz(インタビューズ)」

ここまで解説してきた要件を1つのツールで満たしたい企業には、ノーコードのヒアリング・診断DXツール「Interviewz(インタビューズ)」をおすすめします。

Interviewzで解決できる課題

Interviewzは、性格診断・適性テストのようなヒアリング体験をノーコードで作成できるクラウドSaaSです。専門知識がなくても、ツリー型で細かな分岐を持つ診断を構築できます。

2026年7月にリリースされたLINE連携機能により、診断回答とLINEユーザーIDを紐づけて回答者を識別できるようになりました。従来の診断コンテンツが抱えていた「回答してもらった後、その人と繋がれない」という構造的な弱点を解消しています。

導入企業では、相談数268%増加、ヒアリングコスト90%削減、サポートコスト半減といった成果が報告されており、最短3日で利用を開始できます。

BtoBのLINE診断にInterviewzが向いている5つの理由

数あるツールの中でも、BtoB用途で特に評価されている5つの理由を個別に解説します。

理由1|ツリー型で複雑な分岐に対応できる

BtoBの診断は「業種×規模×課題×フェーズ」といった多変数の組み合わせが必要になります。Interviewzはツリー型で詳細な分岐を設計できるため、条件が複雑でも結果を精緻に出し分けられます。

ノーコードで構築できるので、要件変更が発生しても開発を挟まず担当者が自分で修正できます。改善サイクルを高速に回せる点が実務上の大きな利点です。

理由2|LINEユーザーIDと回答を紐づけられる

診断回答をLINEユーザーIDに紐づけることで、誰がどう答えたかを個人単位で識別できます。これにより、診断結果に応じたセグメント配信を同じLINEアカウント上で即座に実行できます。

さらに、複数の診断をまたいで同一ユーザーを追跡できるため、見込み客を「点」ではなく「線」で理解できます。段階的に情報を取得するプログレッシブプロファイリングも実現可能です。

理由3|主要CRM・MAへ自動連携できる

HubSpot、Salesforce、Googleスプレッドシートといった主要ツールへ回答データを自動連携できます。営業が普段見ている画面にデータが流れ込むため、運用が形骸化しません。

CSVの手動取り込みが不要になることで、リード獲得から架電までのリードタイムを大幅に短縮できます。ホットリードへの即時対応が可能になります。

理由4|1アカウントで複数診断を並行運用できる

1つのLINE公式アカウントで複数の診断を並行して配信できます。ターゲット別・シーン別に診断を出し分けられるため、アカウントを増やす必要がありません。

展示会用、ウェビナー用、既存顧客向けアップセル用といった用途別の診断を、同じ友だちリストに対して使い分けられるのは運用上の大きなメリットです。

理由5|LIFF URLでLINE外の流入にも対応できる

LIFF URLを使うことで、LINEアプリの外からの流入にも対応できます。Web広告やメールから診断へ誘導し、回答後にLINE友だち追加へ繋げる導線も設計可能です。

これにより、「新規獲得はWeb、ナーチャリングはLINE」という理想的な役割分担を1つのツールで実現できます。Web診断とLINE診断を別々のツールで運用する必要がありません。

導入までの流れ

まずはサービス概要資料で機能と料金の全体像をご確認ください。実際の診断体験を確かめたい場合は、無料デモをご用意しています。

設計段階からご相談いただければ、貴社のターゲットと課題に合わせた診断ロジックの設計をサポートします。最短3日で利用開始できるため、今期中の施策として十分に間に合います。

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よくある質問(FAQ)

Q1. LINE公式アカウントだけでLINE診断は作れますか?

A. 作れます。自動応答・リッチメニュー・カードタイプメッセージを組み合わせれば、3問程度の簡易診断は費用ゼロで実現可能です。

ただし、誰がどう回答したかを個人単位で保存できないため、セグメント配信や営業への引き渡しはできません。BtoBで商談化を目指す場合は、回答データを保存・連携できる外部ツールの利用をおすすめします。

Q2. BtoBでLINE診断を使う効果は本当にありますか?

A. ターゲット次第です。中小企業の経営者、店舗オーナー、個人事業主、士業、施工会社といった業務でLINEを日常的に使う層をターゲットにする場合、効果は高いと言えます。

一方、セキュリティ規程で個人LINEの業務利用を禁止している大手企業がメインターゲットの場合は、主力チャネルになりません。導入前に既存顧客数社へ「業務でLINEを使うか」を確認することをおすすめします。

Q3. LINE診断の導入にはどのくらい費用がかかりますか?

A. 費用は3つの要素で構成されます。①ツール利用料(月額9,800円〜、多くは要問い合わせ)、②LINE公式アカウントの配信料、③診断の制作費です。

LINE公式アカウントは無料プラン(月200通)、ライトプラン(月5,000円・5,000通)、スタンダードプラン(月15,000円・30,000通)から選べます。診断の制作を外部委託する場合は60〜100万円程度が相場とされますが、ノーコードツールで内製すればこの費用は不要です。

Q4. 診断の質問は何問くらいが適切ですか?

A. 3〜5問、回答時間1分以内が目安です。それ以上になると完了率が大きく低下します。

BtoBで取得したい情報が多い場合は、診断本体を短く保ち、結果表示の直後に追加質問を配置する二段構えにしてください。すでに結果を得たユーザーは追加質問にも答えやすくなります。

Q5. 診断で集めた情報は営業に活用できますか?

A. 活用できます。ただし、回答データがCRMやSFAへ自動連携される設計になっていることが前提です。ツール内にデータが閉じていると、営業が別画面を開く手間が発生し、運用が定着しません。

また、「導入時期が3ヶ月以内かつ決裁者は24時間以内に架電」といった引き渡し条件を事前にルール化しておくことで、対応の属人化を防げます。

Q6. LINE診断とWeb診断はどちらを先に作るべきですか?

A. 目的によって異なります。新規リードの獲得と拡散を優先するならWeb診断、既存の友だちリストからの商談化を優先するならLINE診断が適しています。

理想は両方を同一ツールで運用し、データを統合することです。LIFF対応のツールを選べば、Web流入とLINE流入の両方に対応でき、二重管理の手間もありません。

Q7. 診断を作ったのに回答が集まりません。何を見直すべきですか?

A. まず「開始率」と「完了率」のどちらが低いかを切り分けてください。開始率が低いなら診断テーマと訴求文の問題、完了率が低いなら質問設計の問題です。

開始率が低い場合は、タイトルを「相手の関心事を言い当てる表現」に変え、所要時間と質問数を明示します。完了率が低い場合は、離脱が集中している設問を特定し、選択肢の表現を見直すのが最短の改善策です。

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まとめ|LINE診断は「回答データを次の一手に繋げられるか」で決まる

LINEの国内月間利用者数が1億を突破し、メールの開封率低下と広告費高騰が続くいま、BtoBにおいてもLINEは無視できないリード獲得チャネルになりました。

ただし、診断を作れば成果が出るわけではありません。成否を分けるのは、回答データを個人単位で保存し、セグメント配信・営業連携という次の一手に繋げられるかの一点です。

本記事の要点を、実行順に整理します。

  • 目的とKPIを先に決める|友だち追加数か商談化率か、狙いを1つに絞る
  • 質問は3〜5問・1分以内|属性は後半、課題は「症状」の形で聞く
  • 検討フェーズを必ず取得する|営業への引き渡し条件をルール化できる
  • データ保存とCRM連携が必須要件|個人単位で追えないツールは候補外
  • 集客導線をセットで用意する|展示会・ウェビナー・Web診断から友だちを増やす
  • 5指標を月次で確認して改善する|開始率・完了率・離脱設問・CVR・商談化率
  • 2026年10月の配信料金改定に備える|セグメント配信で通数と成果を最適化する

次のアクションとして、まずは自社のターゲットが業務でLINEを使う層かどうかを確認してください。該当するようであれば、下記の資料で診断設計の型を掴み、1本目の診断を小さく作って検証することをおすすめします。

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