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アンケート分岐の作り方完全ガイド|設定方法と活用事例を徹底解説

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目次

「アンケートを作成しても回答率が伸びない」「全員に同じ質問をしているせいで、本当に知りたいことが聞けていない」と感じる場面は少なくないでしょう。

アンケート分岐の作り方や設定方法、活用事例を理解すれば、回答者の負担を減らしながら必要なデータを的確に集められるようになります。

そこで今回は、アンケート分岐の基本から実務での設計手順、ツール別の設定方法、業務に活かせる活用事例までを徹底解説しますので、ぜひ参考にしてください。

アンケート分岐の基本|まず押さえておきたい全体像

アンケート分岐を効果的に活用するためには、その仕組みと特徴を正確に理解しておくことが欠かせません。基本概念や通常のアンケートとの違い、注目される背景、代表的な分岐パターンを整理しました。最初の土台として、ここで全体像をつかんでおきましょう。

アンケート分岐とはどのような仕組みなのか

「分岐ってよく聞くけれど、結局どんな仕組みなのかよくわからない」と感じる担当者は多いのではないでしょうか。アンケート分岐とは、回答者が選んだ選択肢に応じて、次に表示される質問を自動で切り替える仕組みのことです。スキップロジックやコンディショナルロジックとも呼ばれ、回答者ごとに最適な質問だけを提示できる点が特徴になります。

例えば「自社サービスを利用したことがある」と回答した方には満足度を尋ね、「利用したことがない」と回答した方にはその理由を尋ねるといった具合に、ルートを分けることが可能です。回答者ごとの状況に合わせて質問を出し分けることで、調査の精度と効率を同時に高められるため、まずは分岐の仕組みを正しく理解しておきましょう。

通常のアンケートと分岐型アンケートの違い

「普通のアンケートと分岐型アンケートで、何がそんなに違うのか」と疑問に感じることもあるかと存じます。通常のアンケートでは全員に同じ質問が同じ順序で表示されるのに対し、分岐型アンケートでは回答内容に応じて質問の流れが変化します。つまり、回答者にとって関係のない質問をスキップできるため、回答時間を短縮しながら必要な情報を引き出せるという違いがあります。

例えば10問のアンケートでも、分岐を使えば実際に回答するのは5〜7問程度に抑えられるケースが多く、回答者の負担を大きく減らせます。調査の目的によって両者を使い分けることが理想ですが、回答対象が多様な場合や深掘りが必要な場合には、分岐型を選ぶことをおすすめします。

アンケート分岐が今あらためて注目される背景

「以前からあった機能なのに、なぜ最近よく耳にするのか」と感じる方もいらっしゃるかと存じます。アンケート分岐が再注目されている背景には、回答者の可処分時間の減少と、データドリブンなマーケティングの広がりという2つの大きな流れがあります。スマートフォンでの回答が主流となり、3分以上かかるアンケートでは離脱率が急増するという調査結果もあり、回答者体験(UX)の改善が経営課題として認識されるようになりました。

例えばCRM領域では、顧客セグメントごとに異なる質問を提示し、ニーズの違いを精緻に把握する取り組みが進んでいます。今後の調査設計では、分岐の有無が回答の質と量を左右する重要な要素になるため、早めの導入を検討しておきましょう。

代表的な分岐パターンの種類

「分岐にもいろいろな種類があるらしいが、何から覚えればよいのか」と迷う場面もあるかと存じます。アンケート分岐には大きく分けて、単一回答による分岐、複数条件を組み合わせた分岐、数値やスコアによる分岐の3種類があります。それぞれ得意な場面が異なるため、まずは特徴を整理しておきましょう。

単一回答による分岐の例

最もシンプルな形が、ひとつの設問の回答に応じて次の質問を変えるパターンです。例えば「年齢層は20代ですか/30代ですか/40代以上ですか」という質問に対して、それぞれ異なる質問群へ進ませるイメージになります。ターゲット層ごとに最適な質問を投げかけたい場面で積極的に活用しましょう。

複数条件を組み合わせた分岐の例

「性別が女性 かつ 年齢が30代」のように、複数の条件をAND・ORで組み合わせて分岐させるパターンです。例えば、特定の属性層にだけ販促キャンペーンに関する質問を提示したい場合に有効になります。条件設計が複雑になりやすいため、設計段階でフローチャートに落とし込むことを心がけましょう。

数値・スコアによる分岐の例

NPS(ネット・プロモーター・スコア。推奨度を11段階で測る指標のことです)のような数値回答に基づいて分岐させるパターンです。例えば「9〜10点を付けた方には推奨理由を尋ね、0〜6点を付けた方には改善要望を尋ねる」といった使い方ができます。スコアごとに深掘りする内容を変えると改善ポイントが具体的に見えてくるため、CS調査では積極的に取り入れたい手法です。

▼下記の資料では、実際にアンケートを作成する際に回答率の高いアンケートを作成するために『どんな項目があるばべきか』『回答率の高いアンケートの特徴』など、実例を交えながら解説しています。

アンケート作成でお悩みのある方は、下記の資料を参考にしながら効果的ななアンケートの作成方法を確認してみてください。

アンケート分岐を導入する5つのメリット

アンケート分岐は単なる便利機能ではなく、調査の品質と業務効率を大きく引き上げる仕組みです。代表的なメリットを5つに整理しましたので、自社の調査設計を見直す際の判断材料に役立ててください。

回答者の心理的・時間的な負担を減らせる

「アンケートが長すぎて途中で離脱されてしまう」と悩んだ経験のある担当者は多いのではないでしょうか。アンケート分岐は前述の通り、不要な質問をスキップできる仕組みのため、回答者の負担を直接的に軽減できます。

例えば、20問あるアンケートでも分岐を組み込めば1人あたり10問前後の回答で済むケースもあり、回答時間を半分近くまで短縮できることがあります。回答者がストレスを感じない設計にすることで、最後まで丁寧に答えてもらえる確率が高まるため、調査の冒頭で分岐の判断材料となる質問を配置することをおすすめします。

回答精度と回答品質が向上する

「回答が雑になっていて、活用できないデータが多い」と感じる場面もあるかと存じます。質問を絞り込み、回答者にとって関係のある内容だけを尋ねることで、ひとつひとつの回答に集中してもらいやすくなります。

例えば、商品利用者にだけ詳細な使用感を質問することで、未利用者の推測混じりの回答を防げます。質の高いデータを集めるためには、対象者ごとに質問内容を最適化することを心がけましょう。

回答完了率(離脱率)が改善する

「回答開始後、途中で離脱されてしまう割合が高い」という課題を抱える方も少なくないかと存じます。回答完了率とは、アンケートを最後まで送信してもらえた割合のことです。分岐を活用することで無駄な質問が減り、結果として完了率が10〜20%程度改善する事例も報告されています。

例えば、選択肢に応じて関係ない設問を非表示にするだけでも体感の負担は大きく変わるため、フォームの離脱率に課題を抱えている場合は積極的に分岐を取り入れましょう。

分析時のセグメント精度が高まる

「集計したデータを分析しようとすると、対象者がバラバラで切り口が定まらない」と困った経験はないでしょうか。アンケート分岐を使うと、回答者の属性や状況ごとにきれいに分かれた状態でデータが収集できます。

例えば、新規顧客と既存顧客で異なる質問群に分けておけば、分析時のセグメント切り分けがスムーズになります。データ分析の負荷を下げるためにも、設計段階から分析シナリオを意識した分岐設計を行いましょう。

マーケティング施策に直結するデータが集まる

「アンケートを実施しても、その後の施策につながらない」というモヤモヤを感じることもあるかと存じます。分岐を活用すると、特定セグメントの本音や行動理由を的確に引き出せるため、施策の打ち手が明確になります。

例えば、解約理由を回答した顧客にだけ「どのような改善があれば継続したか」を尋ねることで、即座に施策に転用できる声が集まります。マーケティングROI(投資対効果のことです)を高めるためにも、施策の仮説と紐づけた分岐設計を取り入れることがおすすめです。

分岐導入による改善効果の目安

分岐を導入した際の典型的な改善効果は、以下の通りです。

  • 回答時間:平均30〜50%短縮
  • 回答完了率:平均10〜20%向上
  • 有効回答率:平均15〜25%向上
  • 分析工数:平均20〜30%削減

あくまで目安ではあるものの、これらの数値は分岐の導入価値を社内で説明する際の参考値として活用できます。

アンケート分岐の作り方|失敗しない5ステップ

アンケート分岐を成功させるためには、思いつきで設計するのではなく、目的整理から検証まで体系的なステップで進めることが肝心です。実務でそのまま使える5つのステップを順番に解説しますので、初めての担当者でも安心して取り組めるようにご案内します。

ステップ1:調査目的とKPIを明確にする

「とりあえずアンケートを作り始めたら、途中で何を聞きたいのか分からなくなった」という経験はないでしょうか。アンケート分岐の作り方の出発点は、調査目的とKPI(重要業績評価指標のことです)を明確にすることです。目的が曖昧なまま分岐を組むと、設問が増えて複雑化し、結果として活用できないデータが大量に集まってしまいます。

例えば「サービス改善のために、解約理由を3つの主要パターンに分類したい」のように、調査結果の使い道とゴール指標を具体化しましょう。設問を考える前に、必ず目的を1〜2行の文章でまとめておくことをおすすめします。

ステップ2:質問項目を洗い出す

「分岐を考える前に、そもそも何を聞けばよいのかが整理できない」と感じる方もいらっしゃるかと存じます。次のステップでは、目的を達成するために必要な質問をすべて書き出します。この段階では分岐の有無を気にせず、思いつくものをまずは漏れなくリストアップすることが重要です。

例えば、顧客満足度調査であれば「総合満足度」「項目別満足度」「継続意向」「推奨意向」「自由記述」といった具合に、20〜30問程度の候補を洗い出します。出揃った後で、分岐させる設問と全員に共通で尋ねる設問を仕分けていきましょう。

ステップ3:分岐条件を設計する

「どの設問をどの選択肢で分岐させればよいのか、ルールがわからない」と悩むことも多いかと存じます。分岐条件の設計とは、ある設問の回答内容に応じて、次にどの質問を提示するかを決めるルール作りのことです。条件は「設問A=選択肢1の場合 → 設問Bへ」「設問A=選択肢2の場合 → 設問Cへ」というように、シンプルに整理することがコツになります。

例えば、複雑になりすぎる場合は分岐の階層を最大2〜3層に抑えると、回答者の混乱を防げます。

分岐設計シートのテンプレート例

分岐条件を設計する際は、以下のような分岐設計シートを使うと整理が進みます。

  • 設問番号 / 設問内容 / 選択肢 / 次に進む設問 / メモ
  • Q1 / サービスを利用したことがありますか / はい / Q2へ / 利用者ルート
  • Q1 / サービスを利用したことがありますか / いいえ / Q5へ / 未利用者ルート
  • Q2 / 利用頻度はどのくらいですか / 週1回以上 / Q3へ / ヘビー利用者
  • Q2 / 利用頻度はどのくらいですか / 月1回程度 / Q4へ / ライト利用者

このシートをチームで共有しておくと、設計ミスや認識ズレを防げます。スプレッドシートで管理し、変更履歴を残しておくと運用後のメンテナンスもしやすくなります。

ステップ4:フローチャートに落とし込む

「設計シートだけだと全体像がつかみにくい」と感じることもあるかと存じます。分岐条件が複雑になる場合は、必ずフローチャート(処理の流れを図示した図のことです)に落とし込みましょう。MiroやFigJamのようなオンラインホワイトボードツールを使うと、チームでの共同編集も容易になります。

例えば、設問ごとに四角で囲み、矢印で次の設問へつなぐだけでも、全体像が一気に把握しやすくなります。図示することで「同じ質問が複数ルートで重複していないか」「回答者がたどり着けないルートがないか」といった構造的な問題を早期に発見できるため、必ずビジュアル化のステップを入れましょう。

ステップ5:プレビューと社内テストを行う

「実際に公開してから不備に気付くケースが多い」という悩みもよく耳にします。設計が完了したら、必ず公開前にプレビューと社内テストを行いましょう。テストでは、想定される回答パターンをすべて網羅的に試し、表示順や次の設問が意図通りに切り替わるかを確認します。

例えば3〜5名の社内メンバーに依頼して、それぞれ異なる回答パターンで一度ずつ通して回答してもらうと、複数の視点で不備を発見できます。本番リリース前に必ず2〜3回のテストを重ねることをおすすめします。

公開前チェックリスト

公開前に確認すべきポイントは以下の通りです。

  • □ すべての分岐ルートで意図通りに設問が表示されるか
  • □ 終端の設問にきちんと「送信」ボタンが配置されているか
  • □ スマートフォン表示でレイアウトが崩れていないか
  • □ 設問の文言に誤字脱字がないか
  • □ 回答時間の目安が想定通りか(実測で計測)
  • □ 個人情報の取得項目に同意取得文が含まれているか

このチェックリストを社内テンプレートとして保管しておくと、毎回安定した品質で公開できます。

アンケート分岐の設定方法|代表ツール別の手順

アンケート分岐の設定方法は、利用するツールによって手順や用語が異なります。ここでは代表的な4つのツールでの設定方法と、自社に合うツール選びのポイントを整理しました。実際の画面操作を想定しながら、自社の調査スタイルに合うツールを見極めていきましょう。

Googleフォームでの設定方法

「無料で手軽に分岐型アンケートを作りたい」という方に人気なのがGoogleフォームです。Googleフォームでは「セクション」と「回答に応じてセクションへ移動」機能を組み合わせることで、分岐を実現できます。設定手順は次の通りです。

  • Step1:質問タイプを「ラジオボタン」または「プルダウン」に設定する
  • Step2:右下のメニューから「回答に応じてセクションを表示」を選択する
  • Step3:選択肢ごとに移動先セクションを指定する
  • Step4:プレビューで動作確認を行う

例えば「商品を購入したことがありますか」という質問でセクションを分岐させ、購入者向け・非購入者向けの異なる質問群に誘導できます。複雑な条件分岐や数値ベースの分岐には対応していないため、シンプルな調査向きと考えておきましょう。

Typeformでの設定方法

「回答体験を重視したスタイリッシュなアンケートを作りたい」という場合に選ばれているのがTypeformです。Typeformでは「Logic Jumps(ロジックジャンプ)」という機能で、選択肢・テキスト・数値などさまざまな条件で分岐を設定できます。

  • Step1:質問を作成し、設問一覧画面右上の「Logic」アイコンをクリックする
  • Step2:「Add a logic jump」を選択し、条件と移動先を指定する
  • Step3:複数条件をAND・ORで組み合わせて設定する
  • Step4:プレビューで複数パターンの動作確認を行う

例えば、満足度スコアが7点未満の場合だけ「改善要望」を尋ねるといった、数値による分岐も簡単に設定できます。海外サービスのため、日本語サポートにやや制約がある点には注意しましょう。

SurveyMonkeyでの設定方法

「本格的な調査・市場リサーチで使いたい」場合に選ばれるのがSurveyMonkeyです。SurveyMonkeyでは「スキップロジック」と「質問ロジック」の2種類があり、設問単位・ページ単位の分岐を細かく設定できます。

  • Step1:分岐元となる質問を選択し、「ロジックを追加」をクリックする
  • Step2:選択肢ごとにジャンプ先のページまたは質問を指定する
  • Step3:必要に応じて「カスタムロジック」で複数条件を設定する
  • Step4:プレビューモードで全パターンの挙動を確認する

例えば、ページ単位での分岐を活用すれば、属性ごとに10〜15問のセクションを丸ごと出し分けるといった大規模な調査設計も可能になります。有料プランで利用できる機能が多いため、導入前にプランごとの機能差を確認しておきましょう。

Microsoft Formsでの設定方法

「Microsoft 365を業務で利用している」企業で選ばれやすいのがMicrosoft Formsです。Microsoft Formsでは「分岐の追加」機能を使い、選択肢ごとにジャンプ先の質問を指定できます。

  • Step1:右上のメニューから「分岐」を選択する
  • Step2:分岐元の設問を選び、選択肢ごとに移動先を指定する
  • Step3:「フォームの終了」を指定して回答を終了させることも可能
  • Step4:プレビューで意図通りの動きになっているかを確認する

例えば、社内研修後のアンケートで、職種別に異なる質問を提示するような業務利用に適しています。ExcelやSharePointとの親和性が高い点も強みのため、社内利用を中心に検討する際の選択肢としましょう。

ツール選定で押さえたい比較ポイント

「ツールが多すぎて、何を基準に選べばよいかわからない」と感じる場面もあるかと存じます。アンケート分岐の設定方法はツールごとに異なるため、自社の調査目的・運用体制・予算に合わせて選定することが重要です。

ツール比較チェックリスト

ツール選定の際は、以下のポイントを比較しましょう。

  • 分岐条件の柔軟性(単一回答/複数条件/数値分岐に対応しているか)
  • 回答画面のデザイン・回答体験の質
  • スマートフォン対応の精度
  • 集計・分析機能の充実度
  • 他ツール(CRM・MA・BIなど)との連携性
  • セキュリティ・個人情報保護への対応
  • 月額費用と回答数の上限
  • 日本語サポートの有無

特に、分析や他システムとの連携を重視する場合は、データのエクスポート形式(CSV/API連携/Webhookなど)も必ず確認しておくことをおすすめします。

アンケート分岐の活用事例|目的別のリアルな使い方

アンケート分岐は、業界や調査目的によってさまざまな形で活用されています。ここでは現場でよく見られる代表的な5つの活用事例を取り上げ、それぞれの設計ポイントと得られる成果を整理しました。実務での再現性が高い事例ばかりですので、自社の調査設計の参考にしてみてください。

顧客満足度(NPS/CS)調査での活用事例

「満足度調査をしても、改善につながる声が拾いきれない」というご相談は非常に多くいただきます。顧客満足度調査では、NPSスコアの値に応じて分岐を行うのが定番の活用方法です。

例えば、9〜10点を付けた推奨者には「どのような点が良かったか」を尋ね、0〜6点を付けた批判者には「どのような点に不満があったか」を尋ねるという設計が代表的になります。さらに、批判者にだけ「どのような改善があれば継続利用したいか」を追加で質問すると、すぐに施策につながる具体的な声を集められるため、CS改善PDCAを回す際の起点として活用しましょう。

採用前アンケート・面接前ヒアリングでの活用事例

「面接時間が限られているのに、応募者のことを十分に把握できない」と悩む採用担当者も多いのではないでしょうか。

採用シーンでは、応募職種や経験年数によって質問を分岐させるアンケートが効果を発揮します。例えば、応募職種が「エンジニア」の場合は技術スタックや得意領域を、「営業」の場合は経験商材や担当業界を尋ねるという形になります。

事前アンケートで応募者の背景を把握することで、面接の準備時間を1人あたり10〜15分程度節約でき、面接の質も格段に向上するため、採用効率を高めたい場合に積極的に取り入れましょう。

商品開発・ユーザーテストでの活用事例

「ユーザーテストでフィードバックを集めたが、層が混在していて分析しづらい」という経験はないでしょうか。

商品開発の現場では、ユーザーの利用経験や利用頻度に応じて、深掘りする質問を変える分岐型アンケートが活躍します。例えば、月10回以上利用しているヘビーユーザーには「最も使う機能と改善要望」を、月1回程度のライトユーザーには「使用頻度が伸びない理由」を尋ねるという設計です。利用層ごとに異なる課題を引き出せるため、機能改善の優先順位を判断しやすくなります。

プロダクトマネージャーやUXリサーチャーには欠かせない設計手法のため、新機能開発の前に必ず取り入れることをおすすめします。

イベント・セミナー後アンケートでの活用事例

「セミナー後のアンケートで、満足したのか不満だったのかすら把握しづらい」と感じる場面もあるかと存じます。

イベント・セミナー後のアンケートでは、満足度スコアと参加目的による2軸の分岐が有効です。例えば、満足度が高い参加者には「どのコンテンツが特に役立ったか」を、低い参加者には「期待と異なった点はどこか」を尋ねます。さらに参加目的別に「情報収集目的」「導入検討目的」「人脈形成目的」と分岐させ、それぞれの目的が満たされたかを尋ねれば、次回の企画改善に直結するインサイト(深い洞察のことです)が得られます。

次のイベント設計に活かしやすい構造になるため、運営チームにとっても実用性の高い手法といえます。

BtoBリードナーチャリングでの活用事例

「リード獲得後、どの企業から優先的にアプローチすべきか判断がつかない」という課題もよく耳にします。

BtoBマーケティングでは、業種・企業規模・検討フェーズに応じた分岐型アンケートを使うことで、リードを自動的にスコアリングする仕組みを構築できます。例えば、「導入時期は3か月以内」「決裁権限あり」「予算確保済み」と回答した方を高優先リードとして抽出し、即座に営業へエスカレーションするフローが代表的です。

MAツール(マーケティングオートメーションのことです)と連携させれば、回答内容に応じたメール配信も自動化できるため、リードナーチャリングの効率を大幅に高められます。

目的別の活用事例まとめ

最後に、目的別に活用事例を選ぶ際の指針をタイムライン形式で整理しました。

  • ①顧客の声を改善に活かしたい場合 → NPS分岐型のCS調査を採用する
  • ②採用業務を効率化したい場合 → 職種・経験別の事前ヒアリングを採用する
  • ③プロダクト改善のヒントを得たい場合 → 利用層別の深掘りアンケートを採用する
  • ④イベント運営を最適化したい場合 → 満足度・参加目的の2軸分岐を採用する
  • ⑤BtoB営業の効率を高めたい場合 → スコアリング型分岐アンケートを採用する

自社の課題に最も近い切り口から着手すると、初めての担当者でも成果につながる設計が組めます。

▼下記の資料では、ヒアリング活動によってお客様のお問合せやCVRの向上を達成できた実例を紹介しています。ぜひ参考にしてください。

アンケート分岐で失敗しないための注意点とコツ

アンケート分岐は便利な仕組みですが、設計を誤ると逆に回答品質を落としてしまうリスクもあります。よくある失敗パターンと、その対処法を整理しましたので、運用前に必ずチェックしておきましょう。

分岐ルールが複雑になりすぎる問題への対処

「分岐を入れすぎて、誰がどのルートを通っているのか管理者自身も把握できなくなった」という失敗談はよく耳にします。

分岐ルールが多層化すると、設計者の認識ミスやテスト漏れが増え、本番運用後に不具合が発覚するリスクが高まります。例えば、分岐の階層は最大3層程度に抑え、4層以上必要になる場合はアンケート自体を2本に分けることを検討しましょう。

シンプルさを保つことが、分岐設計で最も大切な原則になります。

質問数のバランスが崩れたときの調整方法

「あるルートだけ設問数が極端に多く、回答者の不満が集中する」という事態にも注意が必要です。

分岐ルートごとに設問数のばらつきが大きいと、特定の回答者に負担が偏ってしまいます。例えば、最も長いルートと最も短いルートの設問数の差が3問以内に収まるよう調整するとバランスが保たれます。

設計段階でルート別の設問数を一覧化し、調整するクセをつけましょう。

回答者ごとに体験が分かれるリスクへの配慮

「分岐を細かく設計したら、回答者から『他の人と同じ質問が来ていない気がする』と問い合わせがあった」というケースもあります。

アンケート分岐は便利な反面、回答者にとっては自分のルートしか見えないため、調査全体の意図が伝わりにくくなる場合があります。例えば、冒頭に「設問は回答内容に応じて変化します」と一文を添えるだけで、不安感を大きく和らげられます。

回答者への配慮として、簡単な説明文を必ず冒頭に入れることを心がけましょう。

集計・分析が複雑化したときの整理術

「分岐を入れたら、集計のときにデータが飛び飛びで分析できなかった」という落とし穴も典型的です。

分岐型アンケートでは、回答が記録されない設問が多数発生するため、欠損値(データが存在しない項目のことです)の扱いを事前に決めておく必要があります。例えば、未表示の設問にはNAというラベルを統一して付与し、分析時に除外するルールを決めておくと、整理が一気に楽になります。

集計ミスを防ぐためのデータ設計のコツ

データ設計時に押さえておきたいコツは以下の通りです。

  • 分岐ごとにルート識別フラグを設ける
  • 未表示設問は欠損値(NA)として明示的にマークする
  • ルート別の集計テンプレートを事前に作成しておく
  • 分析担当者と設計段階で集計ルールをすり合わせる
  • BIツール(データを可視化する分析ツールのことです)に取り込む際の整形ルールを決めておく

これらを徹底するだけで、分析時のリカバリー作業が大幅に減るため、設計時から意識して取り組みましょう。

改善のためのABテスト実施方法

「分岐の設計が本当に最適なのかを検証する方法がわからない」と感じる方も多いのではないでしょうか。

アンケート分岐の効果を最大化するためには、ABテスト(2つ以上のパターンを比較してどちらが優れているかを検証する手法のことです)の実施が欠かせません。例えば、分岐パターンAと分岐パターンBの2種類を用意し、それぞれの完了率・回答時間・有効回答率を比較することで、最適な設計が見えてきます。

ABテストは初期は2パターン程度から始め、結果を見ながら段階的に最適化していくことがおすすめです。

▼Interviewz(インタビューズ)は、ノーコード型のSaaSツールで、顧客ヒアリングの効率化をサポートするために設計された画期的なソリューションです。

インタビューズは、以下の特徴を兼ね備えています。

  • 簡単な操作性

タップ操作だけで、診断や質問がスムーズに行えます。技術的な知識がなくても直感的に操作できるので、誰でも簡単に利用できます。

  • 多彩な連携機能

SlackやGoogleスプレッドシートなど、外部ツールとの連携が可能です。これにより、データの共有や分析がより効率的になります。

  • EFO(入力フォーム最適化)機能

ユーザーの負担を軽減するために、入力フォームを最適化しています。これにより、ストレスなく情報を収集することが可能です。

  • マーケティング調査にも対応

カスタマーサポートやアンケート収集、マーケティング調査など、さまざまな場面で活用できる柔軟性を持っています。

上記のように、「インタビューズ」は顧客ニーズを正確に把握し、効果的なマーケティング戦略を実現するために欠かせないツールです。より詳しい情報や導入事例について知りたい場合は、ぜひ下記のサービス概要をご参照ください。

アンケート分岐の課題解決にはインタビューズがおすすめ

ここまで紹介してきた課題や設計のポイントを踏まえると、分岐型アンケートを成功させるためには「設計」「配布」「集計・分析」を一気通貫で支える仕組みが欠かせません。ノーコード型サービスのインタビューズが、現場で抱えやすい悩みをどう解消できるかを整理しました。

質問設計の迷いを解消する設計サポート機能

「分岐の設計が複雑になってしまい、社内で確認が回らない」という悩みを抱えている担当者は少なくありません。

インタビューズでは、目的別のテンプレートと分岐設計シートを標準で用意しているため、ゼロから設計する負担を大幅に軽減できます。例えばCS調査・採用・イベント後アンケートなどの主要ユースケースに対応したテンプレートが揃っており、最短15分で分岐型アンケートを設計できる場面もあります。

設計段階の試行錯誤を減らしたい場面で力を発揮します。

ノーコードで作成・配布できる手軽さ

「専門知識がないと分岐型アンケートが作れないのではないか」と不安に感じる方もいらっしゃるかと存じます。

インタビューズは完全ノーコード(プログラミング不要のことです)で、ドラッグ&ドロップだけで分岐ルールを設定できます。例えば、エンジニアやIT部門のサポートを待たずに、マーケティング担当者だけでアンケート設計から配布まで完結できるため、リードタイム短縮に直結します。

スピード感を持って施策を回したい場面で、ノーコード配布の価値が大きく発揮されます。

データを一元管理し分析を効率化する仕組み

「複数のアンケート結果がバラバラに保管されていて、横断的な分析ができない」という課題も典型的です。

インタビューズは、すべての回答データを一元的に管理できるダッシュボードを備えており、分岐型アンケートで生じやすい欠損値の扱いも自動で整理してくれます。例えば、ルート別の集計や、特定セグメントだけを抽出してのクロス集計が、ボタン操作だけで完了します。

データ分析の工数を削減し、本質的なインサイト発掘に時間を使いたい場面に最適な設計といえます。

対面・オンライン両対応の柔軟な調査スタイル

「対面のヒアリングとオンラインアンケートを組み合わせて運用したい」というニーズも増えています。

インタビューズは、対面インタビュー・オンライン回答・QRコード配布など、複数の取得経路に対応しているため、調査スタイルに合わせて柔軟に運用できます。例えば、店頭で対面ヒアリングを行いつつ、後日詳細をWebアンケートで分岐型に深掘りするといったハイブリッド運用も可能です。

対面とオンラインの長所を組み合わせたい場面で、その柔軟性が力を発揮します。

はじめての担当者でも使いこなせる操作性

「ツールを導入しても、現場のメンバーが使いこなせるか不安だ」という声もよく聞かれます。

インタビューズは、操作画面のシンプルさを徹底的に追求しており、はじめて触れる担当者でも30分程度で基本機能を使いこなせる設計になっています。例えば、設問追加・分岐設定・配布・集計の各ステップが直感的に操作できるため、社内浸透のハードルが低いという特長があります。

導入後のオンボーディング工数を抑えたい組織にとって、心強い選択肢となります。

インタビューズで解消できる主な課題

インタビューズの導入で解消しやすい代表的な課題は、以下の通りです。

  • 分岐ルールが複雑になり社内で共有しづらい場面
  • 短期間で複数のアンケートを回す必要がある場面
  • 複数チャネルからのデータを一元管理したい場面
  • 対面とオンラインを組み合わせた調査が必要な場面
  • 現場メンバーが操作しやすいツールを探している場面

ひとつでも当てはまる課題があれば、まずは無料登録で操作感を試してみることをおすすめします。

ここまで、アンケート分岐の基本知識から作り方の5ステップ、ツール別の設定方法、業務に活かせる活用事例、注意点までを順を追って解説しました。回答品質と分析効率を同時に高めたい場合は、ノーコードで設計・配布・分析まで一気通貫で支援するインタビューズの導入をご検討ください。

インタビューズは14日間のトライアル期間中もすべての機能を無料でお試しいただけますので、ぜひこの機会にご利用ください。

▼Interviewz(インタビューズ)に新機能が追加され、CSSカスタマイズとHTMLタグ埋め込みが可能となりました。これにより、自社ブランドのデザインに合わせた診断・ヒアリングページを最短1日で構築できます。

フォントやカラーの変更、アニメーション追加、外部ツールや分析コードの設置も簡単で、SEO対策やCVR向上、データ活用がスピーディーに行えます。さらに、プレビュー機能で事前確認し即時反映できるため、マーケティング施策の自由度と実行スピードが大幅に向上し、リード獲得や効果測定改善を加速させることが可能です。

ぜひ下記の資料から、インタビューズの詳しい機能をご確認ください。

Interviewz(インタビューズ)では、ヒアリング体験をDX化し、質の高い情報をスピーディーに収集、顧客・ユーザー理解を深め、サービスのあらゆるKPIの改善を可能にします。テキストタイピングを最小化した簡単かつわかりやすいUI/UXと、収集した声をノーコードで様々なシステムに連携し、ユーザーの声を様々なビジネスプロセスで活用することで、よりビジネスを加速させることが可能です。

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