Googleアンケートモニターとは?使い方7手順と代替ツール9選を徹底解説
- 2026/03/17
- 2026/09/03
「Googleアンケートモニターを企業のマーケティング調査に使えないか」と検討している方は多いのではないでしょうか。しかし結論から言うと、法人が出稿できた「Google サーベイ」は2022年11月1日に提供を終了しており、2026年現在、企業がGoogleアンケートモニター経由で独自調査を配信することはできません。
本記事では、Googleアンケートモニターの仕組みと使い方を回答者・企業の両視点から整理したうえで、法人が今すぐ使える代替のセルフ型リサーチツール9選を料金・モニター数・納期で比較します。
読み終える頃には、自社の調査目的に合った手段を予算とスケジュールから逆算して選べる状態になります。BtoB企業のマーケティング・営業・人事担当者の方は、ぜひ最後までご覧ください。
この記事の監修・運営情報
運営企業:ラーナーズ株式会社 Interviewz(インタビューズ)/ヒアリングDXブログ編集部
監修:Interviewz プロダクトチーム(ヒアリング・診断コンテンツ設計の支援実績をもとに監修)
専門領域:BtoB/BtoCのヒアリング設計、アンケートUX、診断コンテンツによるCVR改善
ノーコード型の診断・ヒアリングDXツール「Interviewz」を開発・提供。累計導入企業のヒアリング設計支援で蓄積した知見をもとに、アンケート設計・調査設計に関する情報を発信しています。
Googleアンケートモニターとは?仕組みと最新の提供状況

Googleアンケートモニター(英語名:Google Opinion Rewards)とは、Googleが提供する「アンケートに答えるとGoogle Playクレジットがもらえる」スマートフォンアプリです。
Google公式の情報によれば、同アプリは累計5,000万ダウンロードを超える規模に成長しており、日本を含む35か国で提供されています。ユーザーは1〜2問程度の短いアンケートに答えるだけで報酬を得られるため、ポイ活の入口として定着しました。
Googleアンケートモニターの基本的な仕組み
アプリの仕組みはシンプルで、Googleアカウントを連携し、性別・年齢・居住地域などのプロフィールを登録すると、その属性や行動履歴に合った短いアンケートが不定期に配信されます。
配信されるアンケートの内容は、店舗の来店有無、購入した商品の満足度、広告の想起、旅行の予定といった「その人の直近の行動」を確認する設問が中心です。1回あたりの所要時間は数十秒から長くても1〜2分程度で、回答負荷を極限まで下げているのが最大の特徴といえます。
配信頻度は一定ではなく、位置情報の利用を許可しているか、プロフィールをどこまで登録しているか、Googleが調査対象としているセグメントに合致しているかによって大きく変動します。まったく届かない週もあれば、1日に複数回届く週もあるのが実態です。
報酬はGoogle Playクレジット|金額の目安と有効期限
回答の対価として付与されるのはGoogle Playストアで利用できるクレジットです。現金振込やギフト券への交換ではない点が、国内のアンケートモニターサイトとの大きな違いになります。
報酬額はアンケートごとに異なり、Google公式ヘルプでは「質問数や回答に要する時間によってアンケートごとに異なる」と説明されています。実際には1回あたり数円〜数十円相当のレンジに収まるケースが多く、まとまった金額を稼ぐ用途には向きません。
注意すべきは有効期限です。付与されたクレジットの有効期限は付与日から1年間と定められており、失効前にアプリ課金や電子書籍の購入などで使い切る必要があります。
利用条件|対象OS・年齢・対応国(日本はAndroidのみ)
利用条件はGoogle公式ヘルプに明記されており、対象国に居住する18歳以上であれば誰でも参加可能です。日本は対象国に含まれています。
ただし日本国内ではAndroid版のみの提供で、iPhone(iOS)版はApp Storeからインストールできません。iOS版は米国・カナダ・英国など一部の国に限定されているため、「iPhoneで使えない」という声が多いのはこの提供範囲が理由です。
対応OSはAndroid 2.3.3以上と幅広く、古い端末でも動作します。プッシュ通知をオンにしておくことが重要で、アンケートには24時間の回答期限が設定されているため、通知をオフにしていると気づかないうちに失効します。
【重要】法人向けの「Google サーベイ」は2022年11月1日に終了
企業担当者が最も誤解しやすいのがこの点です。かつてGoogleは、アンケートモニターアプリのユーザーに対して企業が独自の設問を配信できる「Google サーベイ(Google Surveys/旧Google Consumer Surveys)」というBtoB向けの調査プロダクトを提供していました。
しかしGoogle公式ヘルプによると、このGoogle サーベイは2022年11月1日をもってサービスを終了しています。さらに、ウェブサイト運営者(パブリッシャー)向けのサーベイ設置も2022年12月1日以降は新規実施ができなくなりました。
Googleは終了理由について「既存のサービスでは市場調査ツールとしての使命を果たすのは難しい」と説明しており、過去のアンケート結果のダウンロードもできない状態です。一方で「アンケート モニター アプリはそのための重要な要素である」とも述べており、回答者側のアプリは現在も継続提供されています。
つまり2026年現在の正しい理解は、「Googleアンケートモニターは回答者向けアプリとしては生きているが、企業が出稿する手段は存在しない」ということです。「Google Cloud経由で企業アカウントを開設すれば配信できる」といった情報は、終了前の古い記述である可能性が高いためご注意ください。
混同されやすい3つのGoogleサービスの違い
「Googleのアンケート」と一口に言っても、性質のまったく異なる3つのサービスが存在します。ここを整理しておくと、社内での議論がスムーズになります。
1つ目がGoogleアンケートモニター(Google Opinion Rewards)で、これは回答者向けのスマホアプリです。企業が使うものではありません。
2つ目がGoogle サーベイ(Google Surveys)で、企業がモニターに調査を配信できたBtoBサービスですが、前述のとおり2022年に終了しています。
3つ目がGoogleフォームで、こちらは無料で使えるアンケート「作成」ツールです。ただしフォームを作れるだけで、回答者を集める機能(モニターパネル)は付属しません。自社の顧客リストやSNS、Web接客などで回答者を自前で集める必要があります。
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【比較表】Googleアンケートモニターの代替になる調査手段9選
Google サーベイ終了後、「短時間・低コストで消費者の声を集める」というニーズを引き受けているのが、国内のセルフ型リサーチツールとネットリサーチ会社です。ここでは代表的な9サービスに自社ツールを加えて一覧化しました。
料金はいずれも公表値をもとにした目安であり、設問数・回収数・スクリーニング条件によって変動します。最新の金額は各社公式サイトでご確認ください。
| サービス | タイプ | 費用目安 | モニター/パネル | 納期目安 | 向いている用途 |
|---|---|---|---|---|---|
| Googleフォーム | フォーム作成(無料) | 0円 | なし(自社集客) | 即時 | 社内調査・既存顧客調査 |
| Freeasy | セルフ型リサーチ | 1問1人10円/最低500円・初期費用0円 | 国内1,300万人超 | 最短即日 | 小ロットの仮説検証 |
| QiQUMO | セルフ型リサーチ | 本調査:人数×設問数×11円(税込)/最低2,200円 | クロス・マーケティングのパネル | 最短当日 | スピード重視の定量調査 |
| Surveroid | セルフ型リサーチ | 基本料金10,000円〜+1問1人10円 | 自社パネル | 数日 | 属性を絞った調査 |
| Fastask | セルフ型リサーチ | 設問数・回収数による従量制 | 提携パネル | 最短即日 | コスト重視の定量調査 |
| Questant | アンケート作成+配信 | 無料〜年額50,000円/150,000円/300,000円 モニター配信は100人×10問で10,000円目安 |
マクロミルのモニター | 数日 | 自社集客+モニター配信の併用 |
| マクロミル | ネットリサーチ会社 | 要問い合わせ | 国内最大級(グループ計 約3,600万人) | 数日〜数週間 | 大規模・高精度な本格調査 |
| 楽天インサイト | ネットリサーチ会社 | 要問い合わせ | 楽天会員ベース | 数日〜数週間 | 購買データと掛け合わせた分析 |
| GMOリサーチ&AI | ネットリサーチ会社 | 要問い合わせ | アジア16か国の大規模パネル | 数日〜数週間 | 海外・アジア圏の調査 |
| Interviewz | 診断・ヒアリング型(自社) | 初期費用0円/月額制 | 自社サイト訪問者・顧客 | 即時〜 | リード獲得と調査の同時実現 |
この表から読み取れる最大のポイントは、「モニターを借りて不特定多数に聞く」手段と「自社の見込み客に直接聞く」手段はコスト構造も得られるデータもまったく違うということです。
前者は市場全体の傾向をつかむのに向き、後者は個人が特定された状態の回答(ゼロパーティデータ)が得られるため、そのまま営業・ナーチャリングに転用できます。BtoB企業の場合、後者の価値が圧倒的に大きくなるケースが少なくありません。
【そのまま使える】消費者調査の質問項目一覧表

短尺アンケートで成果を出す鍵は、「1問で何を判断したいのか」を設問ごとに決めておくことです。以下は目的別にすぐ流用できる質問項目のテンプレートです。
| 調査目的 | 質問例 | 推奨回答形式 | 分析の観点 |
|---|---|---|---|
| 認知度測定 | 次のうち、名前を知っているブランドをすべてお選びください | 複数回答(MA) | 助成想起率/競合との差分 |
| 純粋想起 | 「〇〇」と聞いて最初に思い浮かぶブランド名をご記入ください | 自由記述 | 第一想起シェア |
| 利用実態 | 直近1か月以内に〇〇を利用しましたか | 単一回答(SA) | 利用率/属性別の差 |
| 購入意向 | この商品を購入したいと思いますか | 5件法 | トップ2ボックス比率 |
| 満足度 | 〇〇の満足度を5段階でお答えください | 5件法 | 平均値/不満層の抽出 |
| 推奨意向(NPS) | 〇〇を友人・同僚に薦める可能性は0〜10点で何点ですか | 11段階 | 推奨者-批判者=NPS |
| 価格受容性 | この商品にいくらまで払えますか | 数値入力/選択 | 価格帯別の受容率 |
| 広告接触 | 直近1週間で次の広告を見た記憶はありますか | 単一回答(SA) | 広告到達率/媒体別比較 |
| 選定理由 | そのサービスを選んだ理由を教えてください | 自由記述 | キーワード頻度/文脈解釈 |
| 離脱理由 | 利用をやめた理由に最も近いものをお選びください | 単一回答+自由記述 | 解約要因の優先順位付け |
実務では「必ず取る設問(コア設問)」を3〜5問に絞り、残りは属性設問に充てる構成が回収率と分析精度のバランスに優れます。設問を増やすほど費用も離脱率も上がるため、削る勇気が成果を分けます。
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Googleアンケートモニターの使い方7ステップ
ここでは回答者としての使い方(STEP1〜4)と、企業が同等の消費者データを得るための代替手順(STEP5〜7)を分けて解説します。企業担当者の方も、回答者体験を一度自分で経験しておくと設問設計の勘所がつかめます。
STEP1:アプリをインストールしてGoogleアカウントを連携する
Google Playストアで「Googleアンケートモニター」または「Google Opinion Rewards」と検索し、アプリをインストールします。日本国内ではAndroid端末のみが対象で、iPhoneではインストールできません。
起動後は使用するGoogleアカウントを選択します。ここで連携したアカウントにGoogle Playクレジットが付与されるため、普段アプリ課金に使っているアカウントを選ぶと使い勝手が良くなります。
初回は簡単なプロフィール登録(生年・性別・居住地域・世帯構成など)が求められます。これは配信対象を絞り込むための基礎データであり、虚偽の申告をすると回答品質チェックで配信が止まる可能性があるため、正確に入力してください。
STEP2:プロフィールと位置情報を設定して配信頻度を高める
アンケートが届く頻度は運任せではなく、設定によって大きく変わります。Google公式の案内でも、プロフィールの充実、ロケーション履歴の有効化、正直な回答の3点が推奨されています。
特に効くのが位置情報(ロケーション履歴)の有効化です。来店実態に基づいた「この店舗を訪れましたか」型の設問は位置情報を前提とするため、オフのままだと配信対象から外れやすくなります。
ただしこれはプライバシーとのトレードオフでもあります。業務端末や会社支給端末で利用する場合は、社内の情報セキュリティポリシーに抵触しないかを必ず確認してください。
STEP3:通知を受け取り24時間以内に回答する
アンケートが配信されるとプッシュ通知が届きます。回答期限は原則24時間で、期限を過ぎたアンケートは消滅し報酬も得られません。
設問は1〜3問程度が中心で、選択式が大半です。所要時間は数十秒程度なので、通知が来たらその場で回答する運用が最も取りこぼしが少なくなります。
回答内容に矛盾が多い、極端に短時間で回答し続けるといった挙動は品質スコアに影響し得ます。報酬目当ての適当な回答は、結果的に配信本数を減らすと考えておくのが無難です。
STEP4:Google Playクレジットを受け取り利用する
回答後、数日以内にGoogle Playストアで利用できるクレジットが付与されます。残高はアプリ内またはGoogle Playの「お支払いと定期購入」から確認できます。
用途はGoogle Play内の課金に限られ、アプリ購入、ゲーム内課金、電子書籍、映画レンタル、サブスクリプションの支払いなどに充当できます。現金化や他社ポイントへの交換はできません。
繰り返しになりますが有効期限は付与日から1年間です。少額ずつ貯まる性質上、失効に気づきにくいので、定期的に残高を確認して使い切る習慣をつけましょう。
STEP5:【企業側】調査目的とKPIを先に定義する
ここからは企業側の手順です。Google サーベイが使えない以上、代替のセルフ型リサーチツールで同等の調査を組み立てることになります。最初にやるべきは目的の言語化です。
「なんとなく市場の声を聞きたい」では設問が発散し、費用だけがかさみます。「どの意思決定を、どの数値で判断するか」まで落とし込むことが出発点です。
例えば「新パッケージ案AとBのどちらを採用するか」であれば、判断基準は購入意向のトップ2ボックス比率(20代女性セグメント)で5ポイント以上の差といった形になります。ここまで決めておくと、必要な設問数もサンプル数も自動的に決まります。
STEP6:【企業側】セルフ型ツールで配信設計する
目的が固まったら、比較表で挙げたようなセルフ型リサーチツールを選び、スクリーニング条件(性別・年代・地域・利用経験など)と本調査の設問を設定します。
ここでの実務ポイントは「事前抽出(スクリーニング)」を分けて設計することです。例えばQiQUMOのように事前抽出と本調査で料金体系が分かれているサービスでは、条件を絞りすぎると事前抽出コストが跳ね上がるため、条件の優先順位付けが必要になります。
配信前には必ずテスト回答を実施してください。設問の分岐ミス、選択肢の重複、専門用語の混入は、本配信後には修正できず費用が無駄になります。
STEP7:【企業側】回収データを集計・分析して意思決定に落とす
回収が完了したら、単純集計→クロス集計→有意差の確認という順で分析します。多くのセルフ型ツールは自動集計とグラフ化に対応しており、CSV/Excelでの出力も可能です。
重要なのは「STEP5で決めた判断基準に照らして結論を出す」ことです。データを眺めて後から解釈を探すと、都合の良い数字だけを拾う確証バイアスに陥ります。
また、調査結果は必ず社内で共有できる形にレポート化しましょう。結論・根拠データ・次のアクションの3点セットで1枚にまとめると、意思決定のスピードが上がります。
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👉 ユーザーからの回答率の高いアンケートの作り方【6つのコツ】
企業がGoogleアンケートモニターの代替手段を選ぶ7つのコツ
代替候補は多数ありますが、選定基準を持たずに料金だけで比べると失敗します。ここでは実務で押さえるべき7つの観点を、それぞれ判断基準まで分解して解説します。
コツ1:調査目的を「探索」か「検証」かで切り分ける
最初の分岐は、まだ仮説がない「探索型」なのか、仮説の正否を確かめる「検証型」なのかです。ここを取り違えると、どんなに優れたツールを選んでも成果は出ません。
探索型(例:なぜ解約が増えているのか分からない)では、自由記述やインタビューなど定性的な手法が有効です。少数でも深く聞くことが価値になります。
検証型(例:解約理由は価格だという仮説を確かめたい)では、選択式の設問で一定数のサンプルを集める定量調査が適します。Googleアンケートモニター型の短尺調査は、後者の検証型に強い手法です。この切り分けを最初に社内で合意しておくと、以降の議論が驚くほどスムーズになります。
コツ2:必要サンプルサイズから逆算して費用を試算する
「とりあえず100人」で発注すると、セグメント別に分解した瞬間に各セルが10人程度になり、統計的に何も言えないデータが出来上がります。これは調査で最も多い失敗です。
実務上の目安として、全体傾向を見るだけなら300〜400サンプル、性年代など複数軸でクロス集計するなら各セル最低30〜50サンプルを確保できる設計にします。5セグメント×50人なら250サンプルが最低ラインという計算です。
そのうえで費用を試算します。Freeasyのように1問1人10円であれば、10問×300人=30,000円という具合に、設問数×回収数で概算できます。逆算しておけば、予算オーバー時に「設問を削るか、サンプルを減らすか」の判断も冷静にできます。
コツ3:モニターパネルの規模と品質管理体制を確認する
回収データの質は、パネルの規模そのものよりも品質管理の仕組みに左右されます。規模はあくまで「絞り込んでも必要数が集まるか」の指標です。
確認すべきは、不正回答(サティスファイシング)の検知、同一人物の重複登録防止、極端な短時間回答の除外といった仕組みが備わっているかどうかです。AIによる品質管理を明示しているサービスも増えています。
特にニッチな条件(例:特定業界の決裁者、特定商品の購入経験者)で調査する場合は、そもそも該当者がパネル内に十分いるかを事前に問い合わせるべきです。ここを確認せずに発注すると、回収が集まらず調査が頓挫します。
コツ4:スクリーニング条件の自由度を見る
セルフ型ツールは手軽な反面、設定できる属性条件がサービスごとに大きく異なります。基本属性(性別・年齢・地域)は無料でも、詳細条件は追加費用というケースが一般的です。
判断基準は「自社のターゲットを言語化した条件が、そのツールの設定画面で表現できるか」です。無料トライアルや管理画面のデモで、実際に条件設定まで試してから契約するのが安全です。
BtoB調査の場合はさらにハードルが上がります。職種・役職・企業規模・業種・決裁権限といった条件を組み合わせられるかを必ず確認してください。BtoCパネル中心のサービスでは、BtoB条件の回収が極端に難しくなります。
コツ5:納期とリードタイムを業務サイクルに合わせる
セルフ型ツールの最大の価値はスピードです。QiQUMOのように最短当日、Freeasyのように最短即日で結果が返るサービスであれば、週次の施策改善サイクルにそのまま組み込めます。
一方、ネットリサーチ会社に設計から依頼する場合は、企画・設計・審査・配信・集計で数日〜数週間を要します。品質は上がりますが、意思決定の締切に間に合わなければ意味がありません。
判断基準はシンプルで、「その調査結果はいつまでに必要か」から逆算することです。明日の会議で使うならセルフ型一択、四半期の戦略立案なら本格調査、と使い分けます。
コツ6:集計・分析機能とデータ出力形式を確認する
回収して終わりではありません。クロス集計がツール上で完結するか、CSV/Excelでローデータを出力できるかは、分析工数を大きく左右します。
特に確認したいのがローデータ(個票データ)の出力可否です。集計済みのグラフしか出せないツールだと、後から別軸で分析したくなったときに手詰まりになります。
また、BIツールやCRMとの連携可否も見ておきましょう。調査データを既存の顧客データと結合できると、分析の解像度が一段上がります。単発調査で終わらせず、データ資産として蓄積する視点が重要です。
コツ7:自社顧客に直接聞ける「ゼロパーティデータ」導線を持つ
最後に、外部パネルへの依存だけでは埋まらない領域があることを押さえてください。外部パネルの回答者は匿名の第三者であり、その人が自社の見込み客になることはありません。
これに対し、自社サイトの訪問者や既存顧客から直接得た回答は「ゼロパーティデータ」と呼ばれ、本人が自発的に提供した情報として最も信頼性が高いとされます。しかも回答者を特定できるため、その後の営業活動やナーチャリングに直結します。
実装手段としては、診断コンテンツやチャット型ヒアリングをWebサイトに設置する方法が有効です。「あなたに最適なプランを診断」のような形式にすることで、ユーザーはアンケートではなく価値提供として体験でき、回答率が大きく向上します。
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短尺アンケートデータの分析・活用方法
Googleアンケートモニター型の短尺調査は、設問数が少ない分だけ分析の型を持っていないと「へえ」で終わってしまいます。ここでは実務で使える分析ステップを整理します。
単純集計(GT)で全体像をつかむ
まずは全設問の単純集計表(GT表)を作り、各選択肢の回答者数と構成比を確認します。この段階では解釈を急がず、数字の分布だけを見ます。
同時に回収状況の健全性チェックも行います。特定の選択肢に極端に偏っていないか、自由記述に意味不明な文字列が並んでいないか、回答所要時間が異常に短い回答者がいないかを確認し、必要に応じて除外します。
クロス集計でセグメント間の差を検証する
次に、属性(性別・年代・地域・利用経験の有無など)を軸に設問を掛け合わせるクロス集計を行います。ここで初めて「誰が」という主語が入り、施策に使えるインサイトが立ち上がります。
ポイントは全体平均との差分を見ることです。「20代女性の購入意向が62%」という数字単体では判断できませんが、「全体平均48%に対して20代女性は62%」と並べれば、明確なターゲット示唆になります。
自由記述をテキストマイニングで深掘りする
自由記述は選択肢では拾えない「言葉」が手に入る貴重なデータです。ただし読み流すだけでは活用できません。
実務では、頻出キーワードの抽出、ポジティブ/ネガティブの分類、共起関係の確認という3段階で処理します。「安い」という語がどんな語と一緒に使われているかを見ると、価格訴求の文脈が具体的に見えてきます。
さらに顧客が使った言葉をそのまま広告コピーやLPの見出しに転用すると、訴求の刺さり方が変わります。自由記述は分析対象であると同時に、コピーの素材でもあります。
有意差検定で「偶然の差」を排除する
クロス集計で差が見えても、それがサンプルの偶然による揺らぎである可能性は常に残ります。ここを確認せずに施策を決めると、存在しない差に投資することになります。
実務ではカイ二乗検定(クロス集計表の独立性検定)やZ検定(比率の差の検定)を用い、有意水準5%を目安に判断します。Excelでも関数で実行でき、多くのリサーチツールには検定機能が標準搭載されています。
短尺調査の限界を補う3つの補完策
短尺調査は「広く浅く」に特化した手法です。因果関係の解明や、深層心理の理解には向きません。この限界を理解したうえで、以下の3つを組み合わせるのが定石です。
1つ目は定性調査との併用で、定量調査で見つかった傾向の背景を、インタビューやオープン回答で掘り下げます。
2つ目は行動データとの突合です。アンケートの「買いたい」と実際の購買ログは往々にしてズレます。両者を照合することで、申告バイアスを補正できます。
3つ目は自社顧客への継続的なヒアリングです。外部パネルは一度きりの断面ですが、自社の顧客接点にヒアリングを常設すれば、時系列で変化を追える資産になります。
▼マーケティングリサーチの設計手順をテンプレートで押さえたい方はこちら
👉 ヒアリングシート作成ガイド(マーケティングリサーチ編)
短尺アンケート調査の実践事例4選
ここでは、短尺の定量調査がどう意思決定につながるかを典型的なモデルケースとして紹介します。数値は調査設計のイメージをつかむための想定値としてご覧ください。
事例1:飲料メーカーのパッケージ好感度調査
新商品のパッケージ案が社内で割れた際、デザイン案A・Bを提示して購入意向を5件法で聞く調査を300サンプルで実施するケースです。
全体ではAとBに差が出なくても、性年代でクロス集計するとメインターゲットである20代女性ではBの購入意向が明確に高いといった結果が見えることがあります。
ここで自由記述を確認すると「持ち運びやすそう」「バッグに入れても邪魔にならない」といった声が集まり、好感度の理由が形状の携帯性にあると特定できます。この場合、次の打ち手はデザイン全体の刷新ではなく、携帯性を訴求する売り場コミュニケーションになります。
事例2:広告クリエイティブのA/B検証
広告配信前に、クリエイティブ2案の想起率と好意度を短尺調査で事前検証するケースです。実配信でのA/Bテストは費用が発生しますが、事前調査なら数万円で判断できます。
この際に有効なのが地域別・媒体接触別のクロス集計です。全国平均では僅差でも、配信予定エリアに絞ると差が明確になることがあります。
注意点として、調査上の「好き」と実際のクリック行動は一致しないことがあるため、事前調査はあくまで大きな外し(明らかに響かない案)を排除する用途として位置づけるのが実務的です。
事例3:競合ブランドの認知度比較調査
自社と競合3社のブランド名を並べ、助成想起(知っているものをすべて選択)と純粋想起(最初に思い浮かぶ名前を記入)を同時に聞く設計です。
助成想起では並んでいても、純粋想起のシェアで大きく差がつくことは珍しくありません。この差は「知られてはいるが、第一想起されていない」という課題を数値で可視化します。
さらに年代別に分解すると、若年層だけ想起が弱いといった構造が見えます。全世代に予算を薄く撒くのではなく、弱いセグメントに集中投下する判断が可能になります。
事例4:BtoBサービスの解約理由深掘り調査
BtoBの場合、外部パネルでは該当者が集まりにくいため、自社の解約顧客・休眠顧客に直接聞くアプローチが現実的です。
設問は選択式の解約理由(価格/機能不足/社内体制/他社移行など)+自由記述の組み合わせが基本です。選択式で優先順位をつけ、自由記述で文脈を補います。
ここで得られる示唆は、プロダクト改善だけでなくオンボーディング設計や営業トークの修正に直結します。回答者が特定できるため、改善後の再アプローチまで一気通貫で設計できるのが自社調査の強みです。
▼実際のヒアリング・診断コンテンツの実例をまとめて見たい方はこちら
👉 ヒアリング&診断コンテンツの実例集
代替策として「Interviewz(インタビューズ)」が選ばれる理由

Google サーベイ終了後、「外部パネルを買う」以外の選択肢として注目されているのが、自社サイト上で直接ヒアリングする方法です。ここでは当社が提供するInterviewzを例に、その仕組みと適性を解説します。
Interviewzとは|ノーコードの診断・ヒアリングDXツール
Interviewzは、タップ操作だけで診断コンテンツやチャット型ヒアリングフォームを作成できるノーコードSaaSです。エンジニアやデザイナーの工数をかけずに、マーケティング担当者が自ら設計・改善できます。
作成したコンテンツは自社サイトに設置でき、回答データはSlack、Googleスプレッドシート、HubSpot、Salesforceなどへ自動連携されます。初期費用0円・月額制で導入できるため、スモールスタートが可能です。
Googleアンケートモニターの代替としてInterviewzが向いている5つの理由
理由1:質問設計を100%自社でコントロールできる
Googleアンケートモニターの最大の制約は、企業側が設問を自由に設計できない(そもそも出稿手段がない)ことでした。Interviewzでは設問文・選択肢・順序・分岐のすべてを自社で定義できます。
調査したい仮説に合わせて設問を作り、結果を見て翌日に修正する、というサイクルを追加費用なしで無制限に回せるのが構造的な違いです。
理由2:分岐ロジックで回答者ごとに最適な質問を出し分けられる
一律の設問を全員に投げる形式では、該当しない設問が混ざり離脱の原因になります。Interviewzは回答内容に応じて次の設問を出し分ける分岐ロジックに対応しています。
例えば「導入時期は3か月以内」と答えた見込み客にだけ予算感を聞く、といった設計が可能です。回答者の負荷を下げながら、営業に必要な情報だけを的確に取得できます。
理由3:チャット型UIで離脱を防ぎ回答率を高められる
従来のフォームは入力項目が一画面に並ぶことで心理的負荷が高く、途中離脱を招きます。Interviewzは1問ずつ対話形式で進むチャット型UIを採用しています。
選択肢をタップするだけで進むため、スマートフォンからの回答完了率が上がりやすいのが特徴です。入力フォーム最適化(EFO)の観点でも設計されています。
理由4:回答データがそのままリード情報として蓄積される
外部パネル調査の回答者は匿名の第三者であり、調査が終われば関係が切れます。一方Interviewzの回答者は自社サイトの訪問者、つまり見込み客そのものです。
診断結果の提示と引き換えに連絡先を取得すれば、「調査データの収集」と「リード獲得」が同時に成立します。1つの施策で2つの成果を得られるため、投資対効果の考え方が根本的に変わります。
理由5:デジタルギフト連携でインセンティブ設計まで完結する
回答率を高めるうえで謝礼(インセンティブ)の設計は避けて通れません。Googleアンケートモニターの本質もGoogle Playクレジットというインセンティブ設計にありました。
Interviewzではデジタルギフトを組み合わせたアンケート施策に対応しており、回答完了者へのギフト配布までを一連の流れで設計できます。郵送や事務作業が発生しないため、運用負荷を抑えられます。
導入効果と料金・始め方
導入企業では、お問い合わせ数268%改善、ヒアリングコスト90%削減、面談率115%向上といった成果が報告されています(当社導入実績より)。
料金は初期費用0円の月額制で、まずは無料デモで操作感を確認いただけます。自社の課題に合うかどうかは、実際に触ってみるのが最短です。
▼デジタルギフトを活用したアンケート施策を検討したい方はこちら
👉 Interviewzのデジタルギフト付きアンケート資料
▼まずは実際の画面を触ってみたい方はこちら
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Googleアンケートモニターに関するよくある質問(FAQ)

Q1. 企業側からGoogleアンケートモニターに出稿できますか?
A. できません。 企業が設問を配信できた「Google サーベイ(Google Surveys)」は2022年11月1日で提供を終了しています。パブリッシャー向けのサーベイ設置も2022年12月1日以降は新規実施ができません。2026年現在、法人が同等の調査を行うにはFreeasyやQiQUMOなどのセルフ型リサーチツール、またはネットリサーチ会社を利用する必要があります。
Q2. iPhoneでGoogleアンケートモニターは使えますか?
A. 日本国内ではiPhone(iOS)版は提供されていません。 Google公式ヘルプでもAndroidデバイス向けアプリと明記されており、日本のApp Storeからはインストールできません。iOS版は米国・カナダ・英国など一部の国に限定されています。
Q3. Googleアンケートモニターはどれくらい稼げますか?
A. 報酬額はアンケートごとに異なり、Google公式では「質問数や回答に要する時間によって異なる」と説明されています。実際には1回あたり数円〜数十円相当が中心で、まとまった副収入を狙う手段には向きません。 また報酬はGoogle Playクレジットであり現金化はできず、有効期限は付与日から1年間です。
Q4. GoogleフォームとGoogleアンケートモニターの違いは何ですか?
A. Googleフォームは「アンケートを作る」無料ツール、Googleアンケートモニターは「アンケートに答える」回答者向けアプリで、役割がまったく異なります。Googleフォームには回答者を集めるモニターパネルが付属しないため、自社の顧客リストやSNS、Web接客などで回答者を自前で集める必要があります。
Q5. 短尺アンケートは何件集めれば信頼できますか?
A. 目的によりますが、全体傾向の把握なら300〜400サンプル、性年代などでクロス集計するなら各セル30〜50サンプル以上が実務上の目安です。5セグメントに分けて分析するなら、最低でも250〜300サンプルは確保したいところです。サンプル数が足りないと、セグメント別の差が偶然なのか実態なのか判断できません。
Q6. 回答者の個人情報はどのように扱われますか?
A. Googleアンケートモニターでは、回答は統計データとして集計処理され、回答者個人が特定される形で調査依頼者に共有されない設計とされています。自社でアンケートを実施する場合は、利用目的の明示、同意の取得、保管期間と管理方法の規定など、個人情報保護法に沿った運用が必須です。特にインセンティブを配布する場合は、連絡先の取得目的を明記してください。
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まとめ|Googleアンケートモニターの正しい理解と、次に取るべきアクション
本記事の要点を整理します。
- Googleアンケートモニターは回答者向けアプリで、報酬はGoogle Playクレジット(有効期限は付与日から1年間)
- 日本国内ではAndroidのみ提供され、対象は18歳以上。回答期限は原則24時間
- 法人が出稿できたGoogle サーベイは2022年11月1日に終了しており、2026年現在、企業がGoogle経由で独自調査を配信することはできない
- 代替手段はセルフ型リサーチツール(Freeasy・QiQUMO・Surveroidなど)とネットリサーチ会社の2系統。目的・サンプル数・納期で選び分ける
- 外部パネルだけでは埋まらない領域は、自社サイトでの診断・ヒアリングによるゼロパーティデータ取得で補完する
次に取るべきアクションは明確です。まず「探索か検証か」で調査目的を切り分け、必要サンプルサイズから費用を逆算してください。そのうえで、外部パネルを使うのか、自社顧客に直接聞くのかを決めます。
特にBtoB企業の場合、匿名の第三者に聞くよりも、自社サイトを訪れている見込み客に直接聞くほうが、調査価値と商談機会の両方を得られます。診断コンテンツやチャット型ヒアリングの設置は、その最短ルートです。
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