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ユーザーインタビューの進め方5ステップ|顧客理解を深める質問例とコツも解説

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目次

ユーザーインタビューを実施しようとして「何から手をつければいいのか分からない」「進め方を間違えて時間を無駄にしたくない」と感じる場面は多いものです。

進め方を体系的に押さえておけば、初めての方でも顧客理解を深める質の高いインタビューが実現できます。

そこで今回は、ユーザーインタビューの進め方5ステップを質問例とコツも交えて解説します。ぜひ参考にしてください。

ユーザーインタビューの進め方を始める前に押さえたい基本

進め方の具体ステップに入る前に、ユーザーインタビューがどんな調査手法なのか、どんなメリットがあるのか、そしてどの手法を選ぶべきかを整理しておくことが大切になります。土台を理解しておくと、5ステップの設計と実施が格段にスムーズに進むようになります。

ユーザーインタビューとはどんな調査手法か

「ユーザーインタビューを実施しろと言われたが、そもそもどんな手法なのか曖昧」という方は多いのではないでしょうか。

ユーザーインタビューとは、対象となる顧客や見込み客に直接質問を投げかけて、ニーズや行動の背景を聞き出す定性調査の一種を指します。

定性調査とは、数値ではなく言葉や行動の意味を深く掘り下げる調査方法のことです。例えばアンケート調査で「満足度75%」という数字が出ても、なぜ満足したのか、どんな場面で価値を感じたのかまでは見えません。

ユーザーインタビューはその背景を一次データ(自社で直接収集した生の情報)として取得できる手法だと押さえておきましょう。

ユーザーインタビューを実施する3つのメリット

「インタビューを実施する価値が社内で共有できず、予算が下りない」と悩む方も少なくないはずです。ユーザーインタビューには大きく3つのメリットがあります。

1つ目は数値では見えない顧客の感情や動機を引き出せること、2つ目は仮説の検証スピードを上げて意思決定を早められること、3つ目はサービス改善の優先順位を顧客視点で決められることです。

例えば商談化率が伸び悩むSaaS企業がインタビューを実施した結果、想定外の競合サービスと比較されていることが判明したケースもあります。

社内提案時はこの3つのメリットを具体例とセットで伝えるのがおすすめです。

構造化・半構造化・非構造化インタビューの違い

「インタビュー手法に種類があると聞いたが、どれを選べばいいか分からない」と感じる方も多いはずです。インタビューは大きく構造化・半構造化・非構造化の3種類に分かれます。

構造化インタビューとは、決められた質問項目を順番通りに聞いていく形式のことです。
半構造化インタビューとは、基本の質問項目に加えて回答に応じて深掘り質問を重ねる形式を指します。
非構造化インタビューとは、テーマだけ決めて自由に対話する形式のことです。

初心者には進行のしやすさと深掘りの両立ができる半構造化インタビューが最もおすすめです。

インタビュー手法の選び方フロー

  • 検証したい仮説が明確な場合 → 構造化インタビュー
  • 仮説はあるが新しい発見も得たい場合 → 半構造化インタビュー(推奨)
  • 探索的に未知のニーズを発見したい場合 → 非構造化インタビュー

▼他社はどのようにヒアリングや診断コンテンツを活用しているのか?実際の導入事例をまとめた本資料で、自社の施策に活かせる具体的なアイデアやヒントが見つかります。

ユーザーインタビューの進め方5ステップ全体像

ここからは本記事の中核となる、ユーザーインタビューの進め方5ステップの全体像を整理します。各ステップの目的と所要時間を最初に把握しておくと、自社のスケジュールに落とし込みやすくなります。初回実施時に陥りがちな失敗パターンも併せて確認しておきましょう。

5ステップで進めるユーザーインタビューの全体マップ

「進め方を解説した記事はあるが、ステップ数が記事ごとにバラバラで混乱する」という経験はないでしょうか。本記事では現場で再現性の高い5ステップに整理しています。

ステップ1は目的とリサーチクエスチョン設定、ステップ2は対象者リクルーティング、ステップ3は質問項目設計、ステップ4は事前準備、ステップ5はインタビュー実施です。

各ステップは前のステップの成果物をインプットにして進むため、順番を飛ばさず1段ずつ着実に進めるようにしましょう。

各ステップの所要時間と工数の目安

「上司に進め方を説明する時、どのくらいの工数がかかるか答えられず承認が下りない」と悩む方も少なくないでしょう。初回実施時の所要時間の目安は次の通りです。

ステップ1に2〜3日、ステップ2に1〜2週間(対象者の集まり方による)、ステップ3に2〜3日、ステップ4に1〜2日、ステップ5は1名30〜60分×人数分かかります。例えば対象者5名を想定すると、企画から実施完了までおおむね3〜4週間が一般的な工数感です。

社内承認時はこの数字をベースに、余裕を持ったスケジュールを提示するのがおすすめです。

5ステップ進行時に陥りがちな落とし穴

「初めて進める時に何に気をつければいいか不安」と感じる方は多いのではないでしょうか。よくある落とし穴は3つあります。

1つ目は目的が曖昧なまま質問設計に進んでしまうこと、2つ目は対象者リクルーティングを軽視して質の低い回答者を集めてしまうこと、3つ目は分析時間を確保せず実施だけで終わってしまうことです。

特に3つ目は実施に達成感を覚えてしまい、肝心のインサイト抽出が疎かになるケースが多いため、最初から分析時間を見積もりに含めて確保するように心がけましょう。

5ステップ進行スケジュール表(初回実施の目安)

ステップ

内容

所要時間目安

ステップ1

目的・リサーチクエスチョン設定

2〜3日

ステップ2

対象者リクルーティング

1〜2週間

ステップ3

質問項目設計

2〜3日

ステップ4

事前準備

1〜2日

ステップ5

インタビュー実施(5名想定)

5名×30〜60分

合計

企画〜実施完了

約3〜4週間

▼マーケティングリサーチの精度は、ヒアリング設計で決まります。本ガイドでは、顧客インサイトを引き出すための質問設計のポイントや、リサーチ目的に応じたシート作成の手順を解説しています。無料でダウンロードできますので、ぜひご利用ください。

【ステップ1】目的とリサーチクエスチョンを設定する進め方

進め方5ステップの最初に取り組むのが目的設定です。ここを曖昧にしたまま次のステップに進むと、質問設計も対象者選定もブレてしまい、得られるインサイトの質が大きく下がります。リサーチ目的とリサーチクエスチョンを言語化する具体的な手順を整理しています。

リサーチ目的を1文で言語化する手順

「インタビューの目的を何となく決めてしまい、後から方向性がブレた」という経験はないでしょうか。

リサーチ目的とは、インタビューを通じて最終的に達成したい状態を1文で表したもののことです。例えば「20代女性向けSaaSの新規登録率を上げるため、登録を諦めた理由と心理ハードルを明らかにする」のように、誰の・何を・なぜ調べるかを1文に詰め込みます。

Notion(ドキュメント共有ツール)やGoogleドキュメントに記入して関係者で共有しておくと、後工程の判断軸として機能するため最初に必ず取り組むようにしましょう。

リサーチクエスチョンの作り方と良い例・悪い例

「リサーチクエスチョンという言葉を初めて聞いたが、目的とは何が違うのか」と疑問に思う方も多いはずです。

リサーチクエスチョン(RQ)とは、目的を達成するために明らかにしたい具体的な問いのことです。例えば良い例として「20代女性は新規SaaS登録時にどんな情報を見て不安を感じているか」、悪い例として「20代女性はSaaSをどう思っているか」が挙げられます。

良いRQは主語・対象シーン・知りたい行動が明確で、回答が具体的にイメージできる点が特徴です。1つの目的に対して3〜5個のRQを書き出すように心がけましょう。

仮説を立てて検証ポイントを洗い出す方法

「RQまでは作れたが、そこから質問項目に落とし込む段階で詰まってしまう」と悩む方も少なくないでしょう。RQから質問項目への橋渡しになるのが仮説の言語化です。

仮説とは、おそらくこういう答えが返ってくるだろうという事前予想のことです。例えば「20代女性は料金よりもサポート品質に不安を感じているのではないか」という仮説を立てると、それを検証する質問(過去のサポート利用経験を聞くなど)が逆算で見えてきます。

仮説を3〜5個用意してから質問設計に進む手順を習慣化しましょう。

目的設定テンプレート(コピペ用例文)

  • 目的:[対象セグメント]の[KPIや課題]を改善するため、[明らかにしたい行動・心理]を解明する
  • 例:20代女性向けSaaSの新規登録率を上げるため、登録を諦めた理由と心理ハードルを明らかにする
  • RQ1:[誰が][どんなシーンで][何を行うか]
  • RQ2:[誰が][どんなシーンで][何を感じるか]
  • 仮説1:[RQに対する仮の答え]+[その根拠となる行動データ]

▼「アンケートを作ったのに回答が集まらない」とお困りの方へ。回答率を高めるための質問設計・導線設計・インセンティブ活用など、すぐに実践できる6つのコツを公開します。無料でダウンロードできますので、ぜひご利用ください。 

【ステップ2】対象者をリクルーティングする進め方

目的とリサーチクエスチョンが固まったら、それに合った対象者を集めるのがステップ2です。対象者の質はインタビューの質に直結するため、ペルソナ要件の整理から募集ルートの選定、謝礼設計までを一気通貫で押さえておきましょう。

ペルソナに沿った対象者条件の決め方

「対象者を集めようとしたら条件が広すぎて誰でも当てはまってしまう」という経験はないでしょうか。

対象者条件は、ペルソナ(理想的な顧客像を具体化した架空人物)に沿って5〜7つに絞り込むのがおすすめです。例えば「20代女性・SaaS未経験・直近3ヶ月以内に登録検討した・料金で迷った経験あり・東京在住・正社員勤務」のように具体化します。

条件が3つ以下だと回答者の質がばらつき、10個以上だと集まらなくなるため、5〜7つに収める塩梅を意識しましょう。

対象者を集める6つの募集ルートと特徴

「対象者をどこから集めればいいのか分からず、毎回知人頼みで終わってしまう」と悩む方も多いはずです。

対象者の主な募集ルートには、自社顧客への直接依頼・パネル会社への発注・SNS告知・クラウドソーシング・知人紹介・インタビューマッチングサービスの6つがあります。例えば既存顧客の声を聞きたい場合は自社顧客への直接依頼が最も精度が高く、新規ターゲットの探索的調査ならパネル会社やビザスクのようなマッチングサービスが効率的です。

目的とスピードに応じて2〜3ルートを併用するのがおすすめです。

謝礼の相場と支払い方法の決め方

「謝礼の金額をどう決めればいいか分からず、毎回曖昧なまま依頼してしまう」と感じる方も少なくないでしょう。

謝礼の相場は対象者の属性とインタビュー時間で変わります。例えば一般消費者(BtoC)なら30分で3,000〜5,000円、60分で5,000〜10,000円、ビジネスパーソン(BtoB)なら60分で10,000〜20,000円が一般的な水準です。支払い方法はAmazonギフト券などのデジタルギフトが受け取り側の手間が少なくおすすめです。

源泉徴収の要否は支払い額や形式によって変わるため、経理部門と事前に確認するように心がけましょう。

募集ルート比較表(メリット・コスト・スピード)

募集ルート

主なメリット

1名あたりコスト目安

集まるまでの期間

自社顧客への直接依頼

既存顧客の生の声が聞ける

謝礼のみ

1〜2週間

パネル会社

条件指定が細かくできる

15,000〜30,000円

1〜2週間

マッチングサービス

スピード重視で専門人材も可

10,000〜20,000円

数日〜1週間

SNS告知

低コストで拡散できる

謝礼のみ

1〜3週間

クラウドソーシング

大量募集に強い

3,000〜10,000円

数日〜1週間

知人紹介

信頼関係があり気軽

謝礼のみ

数日

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【ステップ3】質問項目を設計する進め方と顧客理解を深める質問例

仮説まで固まったら、次はそれを検証する質問項目を設計するステップです。質問の組み立て方一つで得られる回答の深さが大きく変わるため、5W1Hの考え方と顧客理解を深める質問例を併せて押さえておきましょう。

▼営業・Web制作・マーケティングなど、用途別に使える複数のヒアリングシートを無料で一括ダウンロードできます。自社の業務に合わせてカスタマイズすれば、すぐに現場で活用いただけますので、ぜひご利用ください。 

質問項目の作り方を5W1Hで整理するコツ

「質問項目を考え始めるとあれもこれも聞きたくなって絞り込めない」という方は多いのではないでしょうか。

質問項目の整理には5W1H(When/Where/Who/What/Why/How)のフレームワークが効果的です。5W1Hとは、漏れなくダブりなく情報を整理するための6つの視点のことです。
例えば「いつ(When)その課題が起きたか」「どこで(Where)起きたか」「誰と一緒だったか(Who)」「何をしようとしていたか(What)」「なぜそうしたか(Why)」「どのように対処したか(How)」の順に並べると、行動の流れが立体的に見えてきます。

仮説1つにつき5W1Hで6問の質問を作る習慣をつけましょう。

顧客理解を深める質問例10選

「質問の型は分かったが、具体的な言い回しが浮かばない」と感じる方も少なくないはずです。顧客理解を深めるには、行動・感情・判断軸を引き出す質問が効果的です。

  1. 直近1ヶ月で[対象テーマ]に関わった場面を1つ思い出してください
  2. その時の最初の操作から最後までを順に話してください
  3. 一緒にいた人や使っていたツールを具体的に教えてください
  4. その場面で困った瞬間や手が止まった瞬間はありましたか
  5. 同じ目的のために他に検討した選択肢を教えてください
  6. 最終的にその選択をした決め手は何でしたか
  7. もし選択肢になかったら何を選びますか
  8. その判断について誰かに相談しましたか
  9. 後から振り返って変えたいことはありますか
  10. 今後同じ場面が来たらどう動きますか

行動と感情をセットで聞くことで、顧客理解が一段深まる質問構成になります。

誘導質問・複数論点を避けるコツ

「質問を作ったつもりが、知らないうちに誘導していたと指摘された」という経験はないでしょうか。

誘導質問とは、回答者に特定の答えを促してしまう質問のことを指します。例えば「この機能、便利ですよね」のような評価語を含んだ質問は誘導の典型です。

複数論点を含む質問も同様に注意が必要で、「料金とサポートはどう思いますか」のように2つの論点を1問にまとめると、回答者が答えにくくなります。1問1意・評価語ゼロを設計ルールとして徹底するよう心がけましょう。

NG質問→OK質問の書き換え例

  • NG「使いやすいですか」→ OK「直近で使った時の操作手順を順に話してください」
  • NG「便利な機能はありますか」→ OK「先月一番よく使った機能を3つ挙げてください」
  • NG「料金とサポートはどう思いますか」→ OK「料金で迷った瞬間」と「サポートで助かった瞬間」の2問に分割して聞く
  • NG「将来この機能があったら使いますか」→ OK「今同じ目的のために代わりに何を使っていますか」
  • NG「満足していますか」→ OK「契約継続を迷ったタイミングはありましたか」

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【ステップ4】インタビュー当日に向けた事前準備の進め方

質問項目が完成したら、本番をスムーズに進めるための事前準備に移ります。インタビューガイドの作成、ツールと機材の準備、そして倫理面で必須となるインフォームドコンセントの取り方までを押さえておくと、当日トラブルなく実施できるようになります。

インタビューガイドを作成する手順

「質問項目はできたが、本番の進行を具体的にイメージできず不安」という方は多いのではないでしょうか。

インタビューガイドとは、質問項目に加えて時間配分・進行順序・導入挨拶までを記載した進行台本のことです。例えば60分インタビューであれば、アイスブレイク5分・本題45分・クロージング10分のように分割して、各セクションに使う質問と確認事項を書き込みます。

社内のレビュアー1名にガイドを通読してもらい、流れが自然か事前確認するように心がけましょう。

オンライン・対面で揃えるツールと機材

「実施環境ごとに何を準備すればいいか分からず、毎回慌ててしまう」と悩む方も少なくないでしょう。

オンラインインタビューならZoom・Google Meetなどの会議ツール、録画機能、Notta(自動文字起こしツール)などの文字起こしソフトを揃えます。対面インタビューならICレコーダー、紙のインタビューガイド、メモ用紙とペン、謝礼の準備が必要になります。

どちらの環境でも、本番前日にツールの動作確認とWi-Fi接続テストを必ず実施するように心がけましょう。

インフォームドコンセントの取り方

「インタビューを録画していいか確認するタイミングがいつも遅れてしまう」と感じる方も多いはずです。

インフォームドコンセントとは、調査の目的・録画録音の有無・データの利用範囲を事前に説明したうえで同意を得る手続きのことを指します。例えば事前のメールで「録画は社内分析にのみ使用し外部公開はしない」「個人が特定されない形で結果をまとめる」と明記し、当日冒頭でも改めて口頭確認します。

文書での同意取得が望ましいケースでは、Googleフォームなどで簡易の同意書を用意するのがおすすめです。

当日持ち物・準備チェックリスト

  • □ インタビューガイドの印刷物または画面表示
  • □ 録音録画機材(ICレコーダー・PC・スマホ)
  • □ 文字起こしツール(Notta・Whisper)のセットアップ
  • □ Wi-Fi接続と電源の確認
  • □ インフォームドコンセント同意書または口頭スクリプト
  • □ 謝礼(現金またはデジタルギフトコード)
  • □ メモ用紙とペン
  • □ 飲み物(対面の場合は相手用も準備)

▼以下の資料は、ヒアリングに特化した「ヒアリングツール」を10選で比較した資料です。ヒアリングツールは、診断コンテンツの作成やチャットボットなどで、ユーザー情報のヒアリングを行うツールです。 類似サービスの比較を行いたい方は、ぜひ参考にしてください。

【ステップ5】インタビュー本番で本音を引き出すコツ

準備が整ったらいよいよ本番です。本番で本音を引き出せるかは、テクニックよりも空気作りと聞き方の姿勢で決まります。ラポール形成・プローブ質問・沈黙とミラーリングという3つの実践技法と、当日の進行タイムラインを整理しています。

ラポール形成で安心して話せる空気を作る方法

「本番が始まると相手が固くなってしまい、本音が引き出せない」という経験はないでしょうか。

本音を引き出す前提として欠かせないのがラポール形成です。ラポールとは、相手との間に築かれた信頼関係や心理的安全感のことを指します。例えば冒頭3〜5分で「本日はお時間をいただきありがとうございます」「今日のお話は社内の改善検討のみに使い、評価には一切影響しません」と伝えるだけで、相手の緊張度は大きく下がります。

最初の挨拶と目的説明を丁寧に行うことを心がけましょう。

プローブ質問で「なぜ」を3層掘り下げるコツ

「相手の回答に対して何を返せばいいか毎回迷う」と感じる方も多いはずです。

プローブ質問とは、相手の回答に対して追加で投げかける深掘り用の質問のことを指します。例えば「便利だと感じた」と返ってきたら、「具体的にどの場面で便利だと感じましたか」「その便利さは時間で言うとどのくらい違いますか」「その便利さを他の方にも勧めたいと思いますか」と3層に分けて掘っていきます。

1つの回答に対して最低3回は「なぜ」を重ねる癖をつけましょう。

沈黙とミラーリングを使った深掘り技法

「相手が黙ってしまった時に焦って次の質問に移ってしまう」という方も少なくないでしょう。沈黙とミラーリングは、語られなかった本音を引き出す高度な技法になります。

沈黙とは、相手が考えている時に焦らず3〜5秒待つテクニックを指し、ミラーリングとは、相手の発言の最後の数語をそのまま繰り返す技法のことです。例えば「使うのが少し面倒で」と相手が言ったら「面倒で」と返すと、相手が自然に続きを話し出します。

沈黙とミラーリングは聞き手の自己主張を抑える練習にもなるため、意識的に取り入れるようにしましょう。

当日進行タイムライン例(60分版)

  • 0〜5分:挨拶、目的説明、インフォームドコンセント確認
  • 5〜15分:アイスブレイクと属性確認
  • 15〜50分:本題(仮説検証のメイン質問とプローブ質問)
  • 50〜55分:聞き残し確認とまとめ
  • 55〜60分:謝礼受け渡しと次回協力可否の確認

▼Interviewz(インタビューズ)に新機能が追加され、CSSカスタマイズとHTMLタグ埋め込みが可能となりました。これにより、自社ブランドのデザインに合わせた診断・ヒアリングページを最短1日で構築できます。

フォントやカラーの変更、アニメーション追加、外部ツールや分析コードの設置も簡単で、SEO対策やCVR向上、データ活用がスピーディーに行えます。さらに、プレビュー機能で事前確認し即時反映できるため、マーケティング施策の自由度と実行スピードが大幅に向上し、リード獲得や効果測定改善を加速させることが可能です。

ぜひ下記の資料から、インタビューズの詳しい機能をご確認ください。

インタビュー後の分析でインサイトをまとめる進め方

インタビューは実施して終わりではなく、得られた発言をインサイトに変換する分析工程が最も価値を生む段階になります。逐語録作成からテーマ抽出、レポート化までの一連の流れを押さえれば、社内に共有して意思決定に活かせる成果物が完成します。

逐語録を作成して発言データを整理する手順

「録音は残したものの、どう整理すれば分析に使えるのか分からない」という方は多いのではないでしょうか。

逐語録とは、インタビュー音声を一字一句書き起こした文書のことです。例えばNottaやWhisper(OpenAIの音声認識モデル)を使えば、1時間のインタビューが数分でテキスト化できます。

出力後は明らかな誤変換だけを修正し、フィラー(えーと・あのーなど)も意図的に残しておくと、発言時の温度感が伝わる資料になります。逐語録は発言ごとに行を分け、後の分析でタグ付けしやすい形式に整えるのがおすすめです。

コーディング・KJ法でテーマを抽出する方法

「逐語録は作ったが、そこから何を読み取ればいいか分からない」と悩む方も少なくないはずです。発言からテーマを抽出する代表的な手法がコーディングとKJ法です。

コーディングとは、発言ごとに短いラベル(例:「料金不安」「比較検討中」)を付ける作業を指します。KJ法とは、ラベルを付箋に書き出して類似のものをグループ化し、構造を可視化する手法のことです。例えばMiroやFigJamのようなオンラインホワイトボードツールを使うと、複数人で同時にコーディングとKJ法を進められます。

コーディングは1名の意見で完結させず、必ず2名以上でレビューするように心がけましょう。

分析結果をレポートにまとめるコツ

「分析結果を社内共有しようとすると情報量が多すぎてまとまらない」と感じる方も多いはずです。

分析レポートは、目的→主要発見→根拠発言→ネクストアクションの4ブロックでまとめると伝わりやすくなります。例えば主要発見ごとに「実際に出た代表的な発言3〜5件」を引用として添えると、説得力が一段上がります。

スライド10〜15枚程度に収めることを意識すると、関係者が短時間で読み切れる資料に仕上がります。

分析レポートの構成テンプレート

  1. 目的とリサーチクエスチョンの再掲
  2. 実施概要(対象者・時期・所要時間)
  3. 主要発見トップ5(各発見に代表発言3つを添える)
  4. セグメント別の傾向比較
  5. ネクストアクション提案(施策の優先順位とKPI)
  6. 付録:発言データ一覧と逐語録リンク

▼受注率を高める営業ヒアリングの基本がこの1冊に。質問項目の作り方から商談での活用方法まで、営業初心者でも今日から実践できる内容をまとめました。無料でダウンロードできますので、ぜひご利用ください。

ノーコードでユーザーインタビューを効率化する「インタビューズ」

ここまで進め方の5ステップから分析までを整理してきました。これらを一つひとつ自社で実装するのは負担が大きいため、最後に各ステップの課題を解消できるノーコードSaaS「インタビューズ」を紹介します。本記事で扱った各ステップに紐づけて、どの場面で力を発揮するかを整理しています。

質問設計の迷いを解消する目的別テンプレート機能

「ステップ3の質問設計に時間がかかりすぎて、本業の時間を圧迫している」という悩みを抱えている方に、インタビューズの目的別テンプレート機能が力を発揮します。

発見型・検証型・評価型といったインタビュー目的別の質問テンプレートが標準搭載されているため、目的を選ぶだけで叩き台が完成します。

マーケティングリサーチ・営業ヒアリング・要件定義など業務別テンプレートも揃っているため、ゼロから考える時間を大幅に短縮できます。

▼Interviewz(インタビューズ)は、ノーコード型のSaaSツールで、顧客ヒアリングの効率化をサポートするために設計された画期的なソリューションです。

インタビューズは、以下の特徴を兼ね備えています。

  • 簡単な操作性

タップ操作だけで、診断や質問がスムーズに行えます。技術的な知識がなくても直感的に操作できるので、誰でも簡単に利用できます。

  • 多彩な連携機能

SlackやGoogleスプレッドシートなど、外部ツールとの連携が可能です。これにより、データの共有や分析がより効率的になります。

  • EFO(入力フォーム最適化)機能

ユーザーの負担を軽減するために、入力フォームを最適化しています。これにより、ストレスなく情報を収集することが可能です。

  • マーケティング調査にも対応

カスタマーサポートやアンケート収集、マーケティング調査など、さまざまな場面で活用できる柔軟性を持っています。

上記のように、「インタビューズ」は顧客ニーズを正確に把握し、効果的なマーケティング戦略を実現するために欠かせないツールです。より詳しい情報や導入事例について知りたい方は、ぜひ下記のサービス概要をご参照ください。

リクルーティング負担を軽くするフォーム作成機能

「ステップ2の対象者リクルーティングで、応募フォームの作成と回答管理に毎回手間がかかる」という場面で力を発揮するのが、インタビューズのフォーム作成機能です。

質問項目を入力するだけでスマートフォン最適化された応募フォームが自動生成され、URLを共有するだけで対象者の応募を集められます。

Web制作の知識がなくてもフォームの見た目を整えられるため、ブランドイメージを保ったまま配布でき、応募完了までの離脱率を下げられます。

▼「ヒアリングシートを一から作りたいけど、何から始めればいいかわからない」という方へ。Web制作に必要な項目の洗い出しから設計、運用までを初心者にもわかりやすく解説した入門ガイドです。無料でダウンロードできますので、ぜひご利用ください。


対面・オンライン両対応の柔軟な実施スタイル

「ステップ5のインタビュー実施で、対面とオンラインで別ツールを使い分けるのが煩雑」という悩みを抱えている方には、対面・オンライン両対応の柔軟な実施スタイルが役立ちます。

対面では事前送付したフォームで属性情報を回収し当日はメモを管理画面に記録、オンラインでは画面共有でフォームを使いながら進行といった柔軟な使い方ができます。

実施方法を問わず同じワークフローで進められるため、ハイブリッド運用の手間を大幅に削減できます。

▼他社はどのようにヒアリングや診断コンテンツを活用しているのか?実際の導入事例をまとめた本資料で、自社の施策に活かせる具体的なアイデアやヒントが見つかります。

分析を効率化する回答データの一元管理機能

「ステップで集めた発言や回答が複数ツールに散らばって、分析工程が進まない」という場面でもインタビューズは力を発揮します。

フォーム回答とインタビューメモを同じ管理画面で確認でき、属性別の集計やセグメント別の比較もワンクリックで実施できます。

分析にかかる時間を削減し、意思決定までのリードタイムを短くできる点が大きなメリットになります。

ノーコードで誰でも使える操作性と導入のしやすさ

「リサーチツールは便利そうだが、設定や運用に専門知識が必要で踏み出せない」と感じる方にこそ、インタビューズのノーコード操作性が魅力に映ります。

ドラッグ&ドロップで質問項目を並べ替えられ、CSSやHTMLの知識がなくても見た目を整えられるため、リサーチ担当者一人で完結します。

無料トライアルからスタートできるので、まずは小さく試して効果を実感したうえで本格導入を判断できます。

インタビューズは14日間のトライアル期間中もすべての機能を無料でお試しいただけますので、ぜひこの機会にご利用ください。

インタビューズの主な機能まとめ

  • 目的別・業務別の質問テンプレートを標準搭載
  • スマホ最適化された応募フォームを自動生成
  • 対面・オンライン両対応のハイブリッドワークフロー
  • 回答データの一元管理と自動集計
  • ノーコード操作とCSSカスタマイズの両立

ユーザーインタビューの進め方を、目的設定・対象者リクルーティング・質問設計・事前準備・本番実施・分析まで5ステップで整理しました。本記事の内容を実際の現場に落とし込む第一歩として、インタビューズの無料トライアルから質問設計を始めてみてはいかがでしょうか。

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Interviewz(インタビューズ)では、ヒアリング体験をDX化し、質の高い情報をスピーディーに収集、顧客・ユーザー理解を深め、サービスのあらゆるKPIの改善を可能にします。テキストタイピングを最小化した簡単かつわかりやすいUI/UXと、収集した声をノーコードで様々なシステムに連携し、ユーザーの声を様々なビジネスプロセスで活用することで、よりビジネスを加速させることが可能です。

Interviewz(インタビューズ)をご活用いただくことで以下のことが解決できます。

• 新規お問い合わせ、相談数の向上
• ヒアリングの内容の最適化から受注率の向上
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• サービス/プロダクトのマーケティングリサーチ
• 既存顧客、従業員のエンゲージメント向上
• データ登録負荷の軽減
• サイトにおけるユーザーの行動情報のデータ蓄積

Interviewzをご利用いただいた多くのお客様で、ビジネスによけるあらゆるKPIの数値改善を可能にしています。

▼Interviewz(インタビューズ)の主な活用方法

• 総合ヒアリングツール
• チャットボット
• アンケートツール
• カスタマーサポートツール
• 社内FAQツール



Interviewzの機能一覧|総合的なヒアリング活動を網羅


Interviewzでは、下記のような総合的なヒアリング活動を支援する機能を揃えております。

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