• TOP
  • ブログ
  • 診断コンテンツの作り方7ステップ|CVRを高める事例16選と設計術を徹底解説
 

blog
診断・ヒアリングDXブログ

診断コンテンツの作り方7ステップ|CVRを高める事例16選と設計術を徹底解説

SHARE

  • Twitter
  • Facebook
  • Hatena
  • Pocket
  • LINE

診断コンテンツは、質問に答えるだけで「自分に合った答え」が手に入る双方向型のWeb施策です。公開事例では、リード獲得単価46%減・成約率3.6倍(CVR約360%改善)といった成果も報告されており、広告費を上げずに成果を伸ばせる数少ない打ち手として再評価されています。

一方で「作ったが誰も使わない」「回答は集まるが商談につながらない」という失敗も少なくありません。本記事では、診断コンテンツの作り方7ステップ、ロジック設計、設問テンプレート、KPI設計、成功事例16選、ツール比較6選までを一気通貫で解説します。

読了後には、BtoB企業のマーケ・営業・人事担当者がそのまま企画書に落とし込める設計図が手に入りますので、ぜひ参考にしてください。

著者情報 Interviewz(インタビューズ)編集部|運営:LEARNERZ株式会社

ノーコードの診断・ヒアリング・アンケート作成ツール「Interviewz」を開発・提供。リード数268%向上、ヒアリングコスト90%削減・サポートコスト半減などの導入実績をもとに、診断コンテンツ/ヒアリングDXに関する知見を発信しています。

本記事は、診断コンテンツを活用した大手企業の公開事例と、自社ツールの導入支援で得た知見を踏まえて編集しています。

診断コンテンツとは?定義・仕組み・注目される背景

診断コンテンツとは、ユーザーが数問の質問に回答すると、その回答パターンに応じて最適な結果やアドバイスが自動で表示される双方向型のWebコンテンツです。「あなたにおすすめの◯◯」「あなたのタイプは△△」といった形式で、ユーザー一人ひとりに異なる答えを返します。

読むだけの記事や資料と違い、診断コンテンツは「参加する体験」そのものが価値になる点が最大の特徴です。回答するプロセスがそのままヒアリングとして機能するため、企業側は自然な形で見込み客の属性・課題・興味関心を取得できます。

診断コンテンツの基本の仕組み|設問・ロジック・結果の3層構造

診断コンテンツは、「設問」「ロジック(判定の仕組み)」「結果」の3層で構成されます。設問でユーザーの情報を集め、ロジックで回答を採点・分類し、結果でユーザーに価値を返すという流れです。

この3層のうち、成果を左右するのは実はロジックではなく「結果」の設計です。ユーザーは結果を見た瞬間に「役に立った」か「つまらない」かを判断し、その判断がシェア・資料請求・購入といった次の行動を決めます。

そのため実務では、先に結果パターンを確定させ、そこから逆算して設問とロジックを組むのが定石です。作り方の詳細は後述のステップ3〜4で解説します。

診断コンテンツの代表的な3つの出題形式

同じ設問内容でも、見せ方(出題形式)によって完了率が大きく変わります。自社の設問数とユーザーの利用シーンに合わせて選びましょう。

出題形式 特徴 向いているケース
一問一答形式(1画面1問) 1画面に1問だけ表示。タップだけで進むため直感的で離脱が少ない SNS流入・スマホ中心・エンタメ性重視
チェックシート形式(1画面複数問) 複数の設問を1画面にまとめて表示。全体量が見えて回答の手戻りが少ない BtoBの課題診断・社内利用・設問数が多い場合
ステップ(分岐)形式 回答に応じて次の設問が変化。ゲーム性が高く納得感が出る 商品レコメンド・複雑な商材の絞り込み

心理テスト・クイズ・アンケートとの違い

混同されやすい4つのコンテンツですが、「正解の有無」「結果のカスタマイズ性」「マーケティング活用のしやすさ」で明確に区別できます。

クイズには唯一の正解があり、心理テストは心理学的な枠組みに縛られます。一方で診断コンテンツは結果を自社の商材に合わせて自由に設計できるため、そのままレコメンドやCTAに接続できるのが決定的な違いです。

アンケートとの違いは「誰のためか」です。アンケートは企業がデータを得るための仕組みであるのに対し、診断コンテンツは回答した本人にその場で価値(結果)を返すため、インセンティブなしでも回答率が高くなります。

▼回答率の高い設問設計のコツを実例で学びたい方はこちら
👉 ユーザーからの回答率の高いアンケートの作り方【6つのコツ】(無料DL)

診断コンテンツが再注目される4つの背景

診断コンテンツ自体は古くからある手法ですが、ここ数年で企業の導入が加速しています。背景には「集客コストの上昇」と「パーソナライズ需要」という2つの構造変化があります。

背景1:広告費高騰でゼロパーティデータの価値が上がった

Cookie規制の進行と広告単価の上昇により、ユーザーが自ら進んで提供する情報=ゼロパーティデータの重要性が高まりました。診断コンテンツは、ユーザーが「自分のための結果」を得るために自発的に回答するため、ゼロパーティデータを最も自然に集められる手法です。

背景2:情報過多で「自分向けの答え」が求められている

選択肢が増えすぎた結果、ユーザーは「結局、自分はどれを選べばいいのか」という判断疲れを起こしています。診断コンテンツは無数の選択肢を数問で絞り込み、購入前の不安を取り除く役割を果たします。

背景3:SNSとの親和性が高く、指名検索を生む

診断結果は「自分を語れるネタ」としてSNSでシェアされやすく、UGC(ユーザー投稿)が広告費ゼロで拡散する構造を作れます。診断名そのものが指名検索キーワードとして残るのも大きな資産です。

背景4:ノーコードツールの普及で内製化できるようになった

かつては数百万円規模の開発が必要でしたが、現在はノーコードツールで最短即日〜数日で公開でき、公開後の改善も社内で完結します。トライ&エラーの回数を増やせることが、成果に直結しはじめています。

▼診断コンテンツの全体像と設計方法を体系的に押さえたい方はこちら
👉 0からわかる診断コンテンツ作成ガイド(無料DL)

【一覧比較表】目的・業界別 診断コンテンツ相性早見表

診断コンテンツは「とりあえず作る」と失敗します。まずは自社の業界がどの目的に向いているのかを、下記の早見表で確認してください。

業界・領域 主な目的 相性の良い診断テーマ 期待できる成果 推奨ロジック
BtoB・SaaS リード獲得・ナーチャリング 課題可視化診断/DX成熟度診断 MQL増加・商談化率向上 得点形式(複数軸)
人材・採用 応募促進・母集団形成 適職診断/社風マッチ度診断 会員登録・エントリー増 タイプ別
アパレル・EC・D2C 商品レコメンド・客単価UP パーソナルカラー/骨格診断 CVR・客単価向上、返品減 フローチャート
美容・コスメ 購買促進・LTV向上 肌質診断/メイクタイプ診断 購入率向上・定期化 フローチャート
不動産・住宅 リード獲得・査定依頼 理想の住まい診断/投資適性診断 問い合わせ・来場予約増 得点+分岐
保険・金融 見込み客の顕在化 必要保障額診断/マネータイプ診断 資料請求・相談予約増 得点形式
教育・スクール 体験申込・受講促進 学習タイプ診断/レベル判定 体験申込・入会率向上 スコア型
医療・ヘルスケア 来院・検査予約 セルフチェック/生活習慣診断 予約数増・受診の動機付け 得点形式
旅行・レジャー プラン選択の後押し 旅行タイプ診断/行き先診断 予約率向上・回遊増 フローチャート
小売・ギフト 選択の迷いの解消 ギフト診断/贈り物相性診断 購入率・季節需要の取り込み フローチャート
メーカー 顧客理解・商品開発 ペルソナ診断/利用実態診断 開発ヒント獲得・戦略立案 タイプ別
人事・組織開発 配置最適化・定着 16タイプ診断/ストレスチェック 離職率改善・チーム編成 組み合わせ型
自治体・観光 認知拡大・来訪促進 ご当地キャラ診断/観光プラン診断 SNS拡散・来訪者増 タイプ別

早見表の読み解き方|自社に合う診断はこう決める

表を見るときのポイントは「目的の列」を最初に決めることです。認知拡大とリード獲得では、最適な設問数もロジックも結果の見せ方もまったく異なります。

認知拡大が目的なら設問4〜6問・タイプ別ロジック・シェアしたくなる結果、リード獲得が目的なら設問8〜12問・得点形式・課題を可視化する結果が基本形です。この2つを混ぜると、どっちつかずのコンテンツになります。

また、商材の検討期間が長いBtoBや高額商材ほど、「楽しい診断」より「自社の課題が数値で見える診断」が刺さります。エンタメ性は手段であって目的ではないと理解しておきましょう。

診断コンテンツの5つの種類と診断ロジック3タイプ

診断コンテンツは、「テーマの種類」と「判定のロジック」を分けて考えると設計が一気にラクになります。まずはテーマの5種類から見ていきましょう。

種類1:性格・タイプ診断|自己理解ニーズを掴む王道型

回答者の性格や思考の傾向を分類し、「あなたは◯◯タイプ」と提示する形式です。自己理解欲求と承認欲求の両方を満たすため、シェア率がもっとも高いのが特徴です。

16タイプ診断(MBTI型)やビッグファイブなど、学術的な心理尺度をベースにすると納得感が高まります。ただしMBTIは商用利用に制約がある公式アセスメントが存在するため、自社で作る場合は「16タイプ風」の独自設計にする配慮が必要です。

採用広報・企業ブランディング・組織開発との相性が良く、BtoB企業でも「マーケター診断」「営業スタイル診断」といった職種軸で応用できます。

種類2:パーソナライズ診断(商品レコメンド型)|売上に最も直結する型

ユーザーの条件や好みを聞き出し、最適な商品・プラン・サービスを提示する形式です。診断が「接客の代替」として機能するため、売上への貢献がもっとも測りやすいタイプです。

選択肢が多い商材(化粧品、保険、住宅、SaaSプラン、旅行商品など)ほど効果が大きく、「選べないから買わない」という離脱を直接潰せるのが強みです。結果画面から購入ページ・見積もりページへ最短距離で送客しましょう。

種類3:スコア・検定型診断|信頼性と権威性を出したいとき

「あなたの◯◯力は72点」のように点数やレベルで結果を返す形式です。数値化されることで客観性が生まれ、BtoBの課題可視化や自己啓発系のテーマで高い納得感を得られます。

特に効果的なのが「業界平均との比較」を添える設計です。自社の位置づけが相対的にわかると、「このままではまずい」という危機感が生まれ、資料請求や相談予約に直結します。

種類4:相性・キャラクター診断|拡散を狙うエンタメ型

ブランドキャラクターや商品との相性を判定する形式で、UGCが最も生まれやすいタイプです。回答結果が「話のネタ」になるため、SNSキャンペーンや周年施策と組み合わせると強力に機能します。

ただし拡散した数がそのまま売上になるわけではありません。結果画面に必ず次の導線(クーポン・応募・フォロー)を置くことが前提条件です。

種類5:課題可視化型診断|BtoBのリード獲得に最適

「自社のDX成熟度」「採用力」「情報システムのリスク」など、企業が抱える課題をスコアとチャートで見える化する形式です。BtoBでいま最も伸びている型と言えます。

回答内容そのものが商談時のヒアリングシートとして機能するため、営業が事前に課題を把握した状態で商談に臨めるという副次効果も大きく、商談化率・受注率の改善に貢献します。

▼自社で再現できる診断体験の実例を詳しく見たい方はこちら
👉 ヒアリング&診断コンテンツの実例集(無料DL)

診断ロジック3タイプの比較と選び方

テーマが決まったら、次は「回答をどう結果に変換するか」=ロジックを決めます。実務で使われるのは主に次の3タイプです。

ロジック 作成難易度 パーソナライズ感 結果パターン数の目安 向いている用途
得点(ポイント)形式 ★☆☆(易しい) 3〜5段階/軸ごとのスコア ◯◯度診断、検定、課題可視化
タイプ別(組み合わせ)形式 ★★☆(普通) 4・8・16など2のべき乗 性格診断、適職診断、相性診断
フローチャート(分岐)形式 ★★★(やや高い) 非常に高い 分岐次第で数十〜数百 商品レコメンド、プラン提案

得点(ポイント)形式|最短で作れて改善しやすい

各選択肢に点数を割り振り、合計点で結果を出し分ける最もシンプルなロジックです。1軸なら「◯◯力診断」、複数軸ならレーダーチャート付きの本格的な診断が作れます。

設計が単純なので、公開後に配点を微調整して結果分布を最適化しやすいのが利点です。初めて診断を作るなら、まずこの形式から始めるのが失敗しにくい選択と言えます。

タイプ別(組み合わせ)形式|納得感とシェア率が高い

複数の軸それぞれで2つの傾向を測り、その組み合わせで結果を確定させるロジックです。4軸なら16タイプ、3軸なら8タイプというように、結果数は2のべき乗になります。

「自分はこのタイプだ」というアイデンティティを与えるためシェアされやすく、結果ページの滞在時間も長くなる傾向があります。ただし結果パターン分のコピーとビジュアルが必要になるため、制作工数は増えます。

フローチャート(分岐)形式|レコメンド精度は最高

回答内容によって次に表示される設問そのものが変わるロジックです。不要な質問を飛ばせるため設問数を抑えつつ、精度の高いレコメンドを実現できます。

一方で分岐が増えるほど設計・検証の負荷が跳ね上がります。分岐は最大でも3階層まで、結果は20パターン以内に抑えるのが運用しやすい現実的なラインです。

【質問項目一覧表】目的別・診断コンテンツの設問テンプレート

診断コンテンツで最も時間がかかるのが設問づくりです。ここでは目的別にそのまま流用できる設問項目を一覧化しました。自社の商材に合わせて言い換えるだけで、企画のたたき台になります。

目的 設問数の目安 設問項目の例 取得したいデータ
BtoBリード獲得(課題可視化) 8〜12問 従業員規模/担当部署/現在の運用方法/課題に感じている工程/月間の作業時間/導入済みツール/検討時期/予算感 企業属性・課題・検討フェーズ
商品レコメンド 5〜8問 利用シーン/重視する条件/予算帯/使用頻度/過去の失敗経験/好みのテイスト 購買条件・優先順位
採用・適職 10〜16問 働き方の志向/得意な役割/チームでの立ち位置/ストレス要因/評価されたい軸/将来像 志向性・カルチャーフィット
SNS拡散・認知 4〜6問 休日の過ごし方/選びがちな選択/口ぐせ/理想のシチュエーション 興味関心・拡散のフック
顧客満足度・CX改善 6〜10問 利用歴/利用頻度/推奨意向(NPS)/不満を感じた場面/改善してほしい点 満足度・解約予兆
セルフチェック(健康・組織) 10〜20問 頻度を問う設問(よくある/たまに/ない)を複数軸で構成 スコア・リスク度合い

設問文の「良い例・悪い例」|回答率を左右する言い回し

同じことを聞いていても、聞き方ひとつで完了率は変わります。押さえるべきは「二択を避ける」「専門用語を使わない」「1問で2つ聞かない」の3点です。

NGな設問 改善後の設問 改善のポイント
あなたは計画的ですか?(はい/いいえ) 旅行の予定を立てるとき、あなたに近いのは?(きっちり決める/どちらかといえば決める/大枠だけ/その場の気分) 二択を避け「どちらかといえば」で答えやすくする
MAツールのリードナーチャリングは実施していますか? 資料をダウンロードした見込み客に、その後メールなどでフォローしていますか? 専門用語を日常語に置き換える
価格と品質のどちらを重視し、また納期は重要ですか? 商品を選ぶとき、いちばん重視するのは? 1問1論点に分解する
現在の業務に満足していますか? いまの業務で「もっと時間を使いたい」と感じるのは? ネガティブ質問を前向きな問いに変える

▼自社で再現できる診断・ヒアリングのテンプレートをまとめて見たい方はこちら
👉 ヒアリングシート/アンケートテンプレート一覧(無料DL)

診断コンテンツの作り方7ステップ

ここからが本題です。診断コンテンツは「企画→逆算設計→制作→計測」の順番を守るだけで、成果が大きく変わります。実務でそのまま使える7ステップに分解して解説します。

ステップ1:目的とKPIを1つに絞る

最初にやるべきは、「この診断で何を増やすのか」を1つだけ決めることです。認知拡大・リード獲得・商品レコメンド・顧客理解のうち、優先順位1位を明文化します。

目的が複数あると、設問数も結果の見せ方も中途半端になります。たとえば「拡散もしたいしリードも取りたい」と考えると、個人情報入力が拡散を殺し、エンタメ性がリード品質を落とすという典型的な失敗に陥ります。

目的を決めたら、同時にKPIも数値で置きます。「3か月で診断完了1,000件・メール取得300件・商談30件」のように、最終成果までの中間指標をセットで定義してください。

ステップ2:ターゲットとインサイトを定義する

次に「誰の、どんなモヤモヤを解消する診断か」を言語化します。ターゲットが自分ごと化できるテーマでなければ、そもそもクリックされません

ここで有効なのが、既存顧客への「購入前に何に迷っていたか」というヒアリングです。営業やカスタマーサポートが日常的に受けている質問こそが、診断テーマの最良の種になります。

BtoBであれば「自社のやり方が正しいのか不安」「他社と比べてどうなのか知りたい」という比較・ベンチマーク欲求が、最も強いインサイトとして機能します。

▼マーケティング戦略立案のためのヒアリング設計を効率化したい方はこちら
👉 ヒアリングシート作成ガイド(マーケティングリサーチ編・無料DL)

ステップ3:診断結果(ゴール)から逆算して設計する

診断づくりで最も重要なのがこのステップです。設問から作り始めると必ず破綻するため、必ず結果パターンを先に確定させてください。

手順はシンプルです。まず最終的に提示したい結果を3〜16パターン書き出し、それぞれの結果に「どんな人がこの結果になるべきか」という条件を紐づけます。そのうえで、条件を判別するために必要な設問を洗い出す、という順番です。

このとき結果の偏りを必ずチェックしてください。特定の結果に回答が集中すると「みんな同じ結果」になり、診断としての価値が消えます。各結果に到達する確率がおおむね均等になるよう配点を調整しましょう。

ステップ4:ロジックと配点表を作る

結果が決まったら、スプレッドシートで「設問×選択肢×配点」の一覧表(配点表)を作ります。これが診断コンテンツの設計図であり、ツール実装時もこの表をそのまま入力すれば済みます。

得点形式なら「選択肢ごとに軸A〜Dへ何点入るか」を、タイプ別なら「どの選択肢がどの傾向に振れるか」を、フローチャートなら「どの回答でどの設問へ飛ぶか」を明記します。

作成後は必ず全パターンをテスト回答して、到達しない結果や矛盾がないかを検証します。ここを飛ばすと、公開後に「特定の結果が絶対に出ない」といった致命的な不具合が発覚します。

ステップ5:設問と選択肢をライティングする

設問文は「10秒以内に迷わず選べるか」が基準です。前掲の良い例・悪い例を参考に、二択を避け、含みのある表現(「どちらかといえば」「ときどき」)を使いましょう。

選択肢の数は3〜4個が最適です。5個以上になるとスマホでスクロールが発生し、離脱率が上がります。また選択肢の文字数は揃え、極端に長い選択肢が「正解っぽく」見えないよう調整します。

さらに、診断の意図が透けて見えないことも重要です。「この選択肢を選ぶと売り込まれそうだ」と感じさせた瞬間に、ユーザーは正直に答えなくなります。

ステップ6:結果画面とCTA導線を作り込む

結果画面は「共感 → 具体的アドバイス → 次の一歩」の3ブロック構成が鉄板です。まず「あなたはこういうタイプですね」と言語化して共感を得て、次に今日から実行できるアドバイスを提示します。

そのうえで、結果の内容と地続きになったCTAを置きます。「効率化タイプのあなたにおすすめの資料はこちら」のように、結果と提案が接続されているほどクリック率は高まります。

結果画面にはシェアボタン、結果のURL保存、詳細版の案内も併せて設置しましょう。特にBtoBでは「詳細レポートをメールで受け取る」という導線が、リード獲得の主要ルートになります。

ステップ7:公開・計測・改善サイクルを回す

公開はゴールではなくスタートです。診断は公開後の改善で成果が2〜3倍変わる施策であり、計測設計を最初に組み込んでおくことが前提になります。

最低限、「開始」「各設問の通過」「結果表示」「CTAクリック」の4イベントは計測してください。どの設問で離脱しているかがわかれば、修正すべき箇所は自動的に特定できます。

また、公開直後は流入がゼロであることを想定し、メルマガ・SNS・広告・営業メール・展示会など、送客経路を先に確保しておきましょう。良い診断が伸びないほとんどの原因は、コンテンツの質ではなく集客導線の不足です。

▼5つのステップで診断体験の作り方を解説した実践ガイドはこちら
👉 5ステップでできる診断コンテンツの作り方(無料DL)

回答完了率とCVRを高める8つのコツ

診断コンテンツの成果は「完了率 × CTAクリック率 × CVR」の掛け算で決まります。ここでは、それぞれを引き上げる実践的なコツを8つに分けて解説します。

コツ1:設問数は目的別に「4〜6問」か「8〜12問」で決める

設問数は多いほど結果の納得感が上がる一方、離脱率も上がるというトレードオフの関係にあります。拡散・認知が目的なら4〜6問、リード獲得・課題可視化が目的なら8〜12問が実務上の最適解です。

特にSNSやスマホ経由の流入では、10問を超えたあたりから離脱が目立って増える傾向があります。逆にBtoBの課題診断では、設問が少なすぎると「こんな数問で何がわかるのか」と信頼性を損ないます。

判断基準は「ユーザーが得る結果の価値と、支払う手間が釣り合っているか」です。回答に90秒かかるなら、90秒分の価値がある結果を返す必要があります。

コツ2:1画面1問・タップだけで最後まで進める設計にする

スマホ利用が大半を占める以上、入力を一切させず、タップだけで完了できる構造が理想です。選択と同時に自動で次の設問へ進む仕様にすると、完了率は明確に改善します。

自由記述は原則として結果表示後に回し、診断中には置かないでください。キーボードが立ち上がった瞬間が、最も離脱が発生するポイントです。

コツ3:「どちらかといえば」で答えやすさを作る

「はい/いいえ」の二択は、当てはまらないと感じたユーザーを離脱させます。「どちらかといえば〜」「ときどき〜」といった含みのある表現を用意することで、回答のハードルが下がります。

また、どの選択肢も否定的に見えないよう配慮しましょう。選ぶと自分がダメな人に見える選択肢は、正直に選ばれません。結果として診断精度そのものが落ちます。

コツ4:進捗バーと残り問数を必ず表示する

「あと何問で終わるのか」がわからない状態は、それ自体が離脱要因です。進捗バーや「3/6問」といった表示を出すだけで、完了率は改善します。

加えて、冒頭に「所要時間30秒」「全5問」と明示しておくと、開始率(クリック率)そのものが上がります。心理的コストを先に開示するのがコツです。

コツ5:結果は「当てる」より「言語化してあげる」

ユーザーが求めているのは的中ではなく、「自分でも言葉にできなかったことを、代わりに言語化してもらう体験」です。ここが満たされると、結果は強く記憶され、シェアされます。

そのため結果文は、まず特徴を肯定的に描写し、次に「陥りがちな落とし穴」を提示し、最後に具体的なアクションを示す構成にします。抽象的な褒め言葉だけの結果文は、価値がゼロに近いと考えてください。

結果文の長さは300〜600字程度が目安です。読まれない前提で、見出しと箇条書きを使い、流し読みでも要点が伝わる構造にしましょう。

コツ6:個人情報の入力は「結果表示の後」に置く

リード獲得が目的でも、診断前にメールアドレスを求めるのは悪手です。まず結果の一部を無料で見せ、「詳細レポートを受け取る」という形で入力を求めるほうが、最終的な取得件数は増えます。

いわゆる「結果の一部先出し(ティザー)」は、BtoBの課題診断で特に効果的です。スコアだけ即時表示し、改善提案の詳細はレポートで届ける、という設計が定番になっています。

コツ7:シェアしたくなる結果画面を設計する

拡散を狙うなら、結果画像そのものがシェアの主役になります。タイプ名・キャッチコピー・イラストを1枚の画像にまとめ、SNSにそのまま貼れる形式で用意しましょう。

効果的なのは「少しだけ自虐できる余地」を残すことです。完璧に褒めるだけの結果より、「たしかに私こういうところある(笑)」と言える結果のほうが、はるかに投稿されます。

さらに、独自ハッシュタグを設定して他ユーザーの結果を一覧できるようにすると、UGC同士が呼び水になって拡散が加速します。

コツ8:公開前に流入経路を3つ以上確保しておく

診断コンテンツは公開しただけでは誰にも見られません。メルマガ、SNS投稿、既存記事内への設置、営業メール、展示会でのQRコード配布など、送客経路を最低3つは事前に用意してください。

特に費用対効果が高いのが「既存の集客記事に診断への導線を埋め込む」方法です。すでに検索流入がある記事の読了直後は、診断への参加率が最も高くなるポイントです。

▼通常のアンケートに比べ平均回答率が約2.8倍に改善した事例も。回答率を高めたい方はこちら
👉 Interviewzのデジタルギフト付きアンケート資料(無料DL)

やってはいけない失敗パターン5選と法務上の注意点

診断コンテンツの失敗には、明確な共通パターンがあります。公開前にこの5つを潰すだけで、成果が出る確率は大きく変わります

失敗1:目的が曖昧なまま「面白そうだから」で作ってしまう

最も多い失敗です。目的が定まっていないと、設問数も結果もCTAも根拠なく決まり、公開後に何を改善すればいいかもわかりません。成果が出ない診断のほとんどは、企画段階で失敗しています

対策はシンプルで、企画書の1行目に「この診断で増やす数値」を書くことです。書けないなら、まだ作るタイミングではありません。

失敗2:結果が誰にとっても同じ内容になっている

結果パターンを用意していても、中身がほぼ同じ文章では意味がありません。「あなたは真面目で努力家です」のような、誰にでも当てはまる文言だけの結果は、価値を感じてもらえません。

各結果には固有の弱点・落とし穴・具体的な次アクションを必ず盛り込み、他のタイプとの違いが一目でわかるようにしてください。

失敗3:商材の宣伝が前面に出すぎている

診断の途中で自社サービスの説明が出てくる、結果が全部「弊社サービスがおすすめ」に着地する——これはユーザーの信頼を一瞬で失います。診断はあくまで「ユーザーのための情報提供」であるべきです。

結果によっては「今は導入不要」という結論を出す勇気も必要です。正直な診断はブランド信頼を高め、長期的にはCVRを押し上げます

失敗4:スマホでの表示・操作を検証していない

診断コンテンツの利用は大半がスマホです。PCでしか確認せずに公開すると、ボタンが押しにくい・文字が小さい・結果画像が切れるといった問題が放置されます。

公開前には必ずiOS・Androidの実機で、通信が遅い状態も含めて通しテストを行いましょう。読み込みが3秒を超えると離脱が跳ね上がります

失敗5:作りっぱなしで改善しない

診断は公開後の改善で成果が最も伸びる施策です。にもかかわらず、多くの企業が公開して満足し、計測も改善もしないまま放置してしまいます。

最低でも月1回、離脱設問・結果分布・CTAクリック率を確認し、1か所ずつ修正してください。設問を1問減らすだけで完了率が改善するケースは珍しくありません。

法務・コンプライアンス上の注意点

診断コンテンツは個人情報の取得や効果の訴求を伴うため、公開前に法務面の確認が欠かせません。特に以下の4点は必ずチェックしてください。

注意点1:個人情報の取得は利用目的の明示が前提

メールアドレスや氏名を取得する場合、個人情報保護法に基づき、利用目的を明示し同意を得る必要があります。フォーム付近にプライバシーポリシーへのリンクを設置し、営業連絡に使う場合はその旨も明記しましょう。

注意点2:景品表示法(プレゼント企画・優良誤認)

診断とプレゼントキャンペーンを組み合わせる場合、景品類の上限額規制の対象になります。また「業界No.1」「必ず改善」といった表現は優良誤認・有利誤認にあたるおそれがあるため、根拠のない断定は避けてください。

注意点3:薬機法(美容・健康・医療ジャンル)

肌質診断や健康診断系のコンテンツでは、化粧品・健康食品に医薬品的な効能効果を標榜できません。「シミが消える」「治る」といった表現は薬機法違反となる可能性が高く、結果文の表現は特に慎重な確認が必要です。

注意点4:「診断」という表現と医療行為の線引き

健康・メンタル領域では、医師以外が医学的な診断を行っていると誤認させる表現は避けるべきです。「セルフチェック」「あくまで目安であり医学的診断ではありません」といった注記を添えるのが安全です。

なお、上記は一般的な留意点の整理であり、個別の表現可否は自社の法務部門または専門家に確認することをおすすめします。

効果測定とデータ活用|見るべきKPIと分析設計

診断コンテンツを「なんとなく良さそう」で終わらせないために、公開前にKPIと計測設計を固めておくことが不可欠です。ここでは実務で追うべき指標と、その活用方法を解説します。

診断コンテンツで追うべき5つのKPI

診断はファネル型の施策です。どの段階で人が落ちているかを分解して見れば、改善すべき箇所は自動的に特定できます。

KPI 計算式・定義 この数値が低いときの主な原因
①開始率 診断開始数 ÷ 診断LPの閲覧数 タイトル・所要時間の訴求不足、ファーストビューの弱さ
②完了率 結果表示数 ÷ 診断開始数 設問が多い・分かりにくい、表示速度、入力の発生
③CTAクリック率 CTAクリック数 ÷ 結果表示数 結果とCTAの内容が接続していない、導線が目立たない
④CVR CV数(資料DL・購入・予約)÷ 診断開始数 フォーム項目が多すぎる、オファーの魅力不足
⑤シェア率 シェア数 ÷ 結果表示数 結果画像の魅力不足、シェアボタンの位置

加えてBtoBでは、取得リードの商談化率・受注率まで追ってください。診断経由リードは課題が明確なぶん、通常の資料DLリードより商談化率が高くなる傾向があります。

公開されている成果数値のベンチマーク

自社の数値が良いのか悪いのかを判断するには、比較対象が必要です。各社が公開している数値を整理すると、次のような水準が見えてきます。

指標 公開事例で報告されている水準 備考
完了率 90%前後に達した事例あり 設問5問程度・エンタメ型の場合
診断利用数 公開1週間で9万回/1か月で5.5万回など SNS・IPコラボを併用した事例
結果画面からのCTR 約13%と報告された事例あり 結果と提案が接続している設計
CVR改善 成約率3.6倍(CVR約360%改善) LP単体運用との比較。リード獲得単価は46%減と報告
購入率 診断経由の購入率が2.8倍 コスメのメイク診断の事例
SNSシェア 総シェア1万件超 BtoBのタイプ診断でも到達した事例あり

いずれも各社の公開情報に基づく数値であり、業界・流入経路・オファー内容によって結果は大きく変動します。自社では最初の1か月を基準値として設定し、そこからの改善幅で評価するのが現実的です。

取得データをナーチャリング・営業に活かす3つの方法

診断で得られるのは「属性 × 課題 × 検討フェーズ」がセットになった質の高いデータです。これを眠らせず、次の3つに接続してください。

1つ目はセグメント別のメール出し分けです。診断結果のタイプごとにシナリオを用意し、その課題に直結するコンテンツを送ることで、開封率・クリック率が改善します。

2つ目は営業への引き渡し情報としての活用です。診断の回答内容をそのままSFA・MAに連携すれば、営業は初回商談前に相手の課題を把握できます。ヒアリングからスタートする必要がなくなり、商談の質が上がります。

3つ目は商品開発・戦略立案への還元です。回答が数百件たまれば、市場の課題分布が可視化されます。これは有料の市場調査に近い価値を持つデータ資産です。

▼ヒアリング特化ツールを横断比較したい方はこちら
👉 ヒアリングツール10選(無料DL)

A/Bテストで改善する優先順位

改善はやみくもに行わず、影響の大きい順に手をつけるのが鉄則です。優先順位は「①診断タイトル → ②設問数 → ③結果文とCTAの接続 → ④結果画像 → ⑤フォーム項目数」の順が基本になります。

特にリターンが大きいのは診断タイトルと設問数です。タイトルは開始率を、設問数は完了率を直接動かすため、ここが最も改善効果が出やすいポイントです。

診断コンテンツの成功事例16選【BtoC・BtoB】

ここからは実際に公開されている診断コンテンツの事例を、BtoC10選・BtoB6選に分けて紹介します。それぞれ「どんな設計意図があるのか」に注目して読んでみてください

事例1:日本旅行「あなたにピッタリの旅行プラン診断」

旅行の好みや同行者、予算などを数問で聞き、最適な旅行プランを提案するレコメンド型の診断です。膨大な旅行商品の中から選べないという課題を、診断が接客の代わりに解決しています。

結果から該当プランの予約ページへ直接遷移できる導線が秀逸で、「選ぶ楽しさ」と「購買導線」を両立させた好例です。

事例2:マイナビ転職「ジョブリシャス診断」

回答者を27種類のジョブタイプに分類する適職診断です。結果のネーミングとビジュアルが個性的で、自分のタイプをSNSでシェアしたくなる設計になっています。

診断結果から関連求人への導線が用意されており、エンタメ性と会員登録という事業KPIを両立させています。転職潜在層を早期に接点化する施策として機能しています。

事例3:マネ会 by Ameba「超簡単クレジットカード診断」

クレジットカードという「比較検討が煩雑で選びきれない」商材の典型例に対し、数問で候補を絞り込むレコメンド型診断です。

金融系は情報量が多く離脱されやすいジャンルですが、診断を入口にすることで比較記事より短時間で意思決定に導けるという利点があります。

事例4:ぐるなびWEDDING「結婚式スタイル診断」

理想の結婚式の雰囲気や優先条件を聞き、スタイル別に式場を提案する診断です。人生に一度の高額商材ほど、ユーザーは「自分に合っているか」を強く知りたがります。

診断で希望条件を言語化させることで、その後の式場探しへのモチベーションと納得感を同時に高めています

事例5:楽天オーネット「結婚チャンステスト」

婚活サービスの定番施策として長年運用されている診断です。「自分の可能性を知りたい」という強い動機を突いており、診断そのものがサービスの入口として機能しています。

心理的ハードルの高い婚活領域において、いきなり入会ではなく診断から入るという段階設計が、リード獲得の要になっています。

事例6:やおきん「うまい棒の日を守れ!地球防衛プロジェクト」

16種類の味ごとにユーザーをチーム分けするキャンペーン型の企画です。ブランド資産(味のバリエーション)をそのまま診断ロジックに転用した発想が秀逸です。

「推しの味」を軸にコミュニティ性が生まれ、SNS上で自然にUGCが積み上がる構造になっています。ファンマーケティングと診断の相性の良さを示す事例です。

事例7:クラシエ「からだかがみ診断」

体質や不調の傾向を可視化し、ユーザーに合った漢方・製品を提案する診断です。健康領域の悩みは他人に相談しづらいため、匿名で使える診断との相性が非常に良い分野です。

専門性の高い領域をわかりやすい設問に翻訳して届けている点が、企業の知見(E-E-A-T)の伝達手段としても機能しています。

事例8:ライフネット生命「あなたにぴったりの保険診断」

家族構成やライフステージから必要な保障を提案する診断です。保険は「必要なのはわかるが、何をどれだけ選べばいいかわからない」商材の代表格です。

診断で必要保障額を可視化することにより、検討の初期段階にいるユーザーを見積もり・資料請求へ引き上げています

事例9:ディスコ「キャリタスクエスト」

就活生向けにゲーム要素を取り入れた自己分析型コンテンツです。就活という重いテーマを、楽しめる体験に変換した点が特徴です。

採用広報の文脈では、診断そのものが企業ブランドの印象形成につながるという副次効果も見逃せません。

事例10:フジ「母の日ギフト診断」

季節需要に合わせたギフトレコメンド型の診断です。「何を贈れば喜ばれるかわからない」という明確な悩みに答えることで、購入の後押しをしています。

ギフト診断は母の日・父の日・お中元・クリスマスなど繰り返し使えるため、一度作れば毎年運用できる資産型の施策になります。

事例11:NTTドコモビジネス「ムリなく始める生成AI活用診断」

わずか4問程度で自社の生成AI活用フェーズを判定するBtoB診断です。設問を極限まで削ることで、忙しいビジネスパーソンでも完了できる設計になっています。

結果ページから関連ソリューションへ自然に接続しており、「課題を認識させてから提案する」というBtoBの王道パターンを体現しています。

事例12:ソフトバンク「仕事ケータイ活用診断」

全国5,100社の調査データを基準値として、自社の位置づけを相対比較できるのが最大の特徴です。BtoB診断における「ベンチマーク提示」の効果を示す代表例と言えます。

自社の遅れが数値で可視化されることで危機感が生まれ、そのまま商談ヒアリング資料としても機能します。データ資産を持つ企業にとって再現性の高い型です。

事例13:Sansan「ビジネスタイプ診断」

ビジネスパーソンを8タイプに分類する診断です。BtoBでありながらエンタメ性を確保し、SNSでのシェアを通じて認知拡大に成功しています。

BtoBでも「担当者個人が自分ごと化できるテーマ」であればシェアは起きることを証明した事例です。

事例14:ビズリーチ「採用スタイル診断」

企業の採用担当者向けに、自社の採用手法の傾向と課題を可視化する診断です。ターゲットの業務課題に直結したテーマ設定が的確です。

「採用がうまくいかない理由」を診断で言語化することで、サービス導入の必要性を自ら認識してもらう設計になっています。

事例15:ピクルス「16タイプ マーケター診断」

マーケターを16タイプに分類する診断で、公開後1か月で5万件超の利用、SNS総シェア1万件超が報告されています。BtoB領域では突出した拡散実績です。

成功要因は「職種アイデンティティ」という強い自分ごと化のフックと、結果画像のシェアしやすさにあります。自社ツールの実力証明としても機能しました。

事例16:freee「財務・経理課題診断」

約20問の設問で、財務状況・経理業務の効率・コンプライアンス対応を複数軸で可視化する本格的なBtoB診断です。結果はリスクチャートで提示されます。

設問数が多いにもかかわらず成立しているのは、「無料でここまで診断してもらえるなら答える価値がある」と思わせる結果の作り込みがあるためです。設問数は多い=悪ではないことを示す好例です。

16事例に共通する3つの成功要因

これらの事例を横断すると、成功している診断には共通点があります。①ユーザーの明確な悩みに答えている、②結果に固有の価値がある、③次のアクションへの導線が結果と地続きになっている——この3点です。

逆に言えば、この3つを外した診断はどれだけデザインが良くても成果につながりません。企画段階でこの3点を自問することが、最も費用対効果の高い品質チェックになります。

▼自社ブランドに合わせた診断ページを最短1日で。新機能の詳細はこちら
👉 Interviewzの新機能・詳細資料

制作方法別の費用相場とおすすめツール6選

診断コンテンツの制作方法は「自作」「外注」「クラウド型ツール」の3択です。それぞれの費用感と向き不向きを整理します。

自作・外注・ツールの費用相場を比較

制作方法 費用相場 公開までの期間 メリット デメリット
自作(無料ツール・自社開発) 0円〜数万円 数日〜数か月 コストを最小化できる/自由度が高い 開発工数が大きい/デザイン・分岐に制限/保守が属人化
制作会社へ外注 30万〜500万円 1〜3か月 企画から丸投げできる/完成度が高い 高額/公開後の改修に都度費用と時間が発生
クラウド型ツール 初期数万円+月額数千円〜数万円 最短即日〜1週間 低コスト/内製で改善を回せる/データ連携が容易 高度な独自デザインは制限がある場合も

外注の内訳は、簡易な診断で30万〜60万円、デザイン・ロジック込みで60万〜150万円、大規模・高機能なもので150万〜500万円が一般的なレンジです。イラスト点数と結果パターン数が費用を大きく左右します。

重要なのは「改善コストまで含めて比較する」ことです。診断は公開後の改善が成果を決めるため、修正のたびに数十万円かかる外注は、長期的には割高になりやすい点に注意してください。

診断コンテンツ作成ツールおすすめ6選【比較表】

ツール 特徴 費用感 こんな企業におすすめ
Interviewz ノーコードで分岐式診断を作成。キャラクター設置、外部システム連携、CSSカスタマイズに対応 月額制(要問い合わせ) リード獲得から営業アクション・データ活用まで一気通貫で行いたい企業
Judge 低価格・最短10分で作成。条件分岐とGA連携に対応 低価格帯 まずコストを抑えてテスト運用したい小規模企業
ヨミトル 診断特化で実績豊富。多様なロジックと企画支援を提供 中〜高価格帯 企画段階から伴走支援を受けたい企業
Questant マクロミル提供。テンプレートと集計機能が充実 無料プランあり 大規模なデータ収集・市場調査を重視する企業
診断Bot(LINE拡張) LINE上で診断を完結。自動応答と属性取得が可能 中価格帯 LINE公式アカウントの友だちを軸に展開したい企業
Googleフォーム 無料で分岐型テストを作成可能。スプレッドシート連携 無料 コストをかけず簡易な診断をまず試したい場合

ツール選びで確認すべき5つのチェックポイント

ツールは機能一覧だけで選ぶと失敗します。次の5点を自社の目的に照らして確認してください。

①分岐ロジックの自由度:得点形式だけでなく、条件分岐や複数軸のスコアリングに対応しているか。②デザインのカスタマイズ性:自社ブランドのトンマナに合わせられるか、独自ドメインで公開できるか。

③外部連携:MA・SFA・GA4・スプレッドシートなどへデータを自動で流せるか。ここが弱いと、せっかくのデータが活用されずに終わります。④公開後の編集のしやすさ:担当者が自力で設問や結果文を修正できるか。

⑤サポート体制:初期設計の相談に乗ってもらえるか。診断は最初の設計で成果の大半が決まるため、伴走支援の有無は費用対効果に直結します。

▼ツールの選定基準を体系的に整理したい方はこちら
👉 アンケートツール選び方ガイド(無料DL)

診断コンテンツの作成・運用にはInterviewz(インタビューズ)がおすすめ!

「診断は作りたいが、開発リソースも制作予算も限られている」——そんな企業に適しているのが、ノーコードの診断・ヒアリング作成ツールInterviewz(インタビューズ)です。

Interviewzは、タップだけで回答できる診断・ヒアリングフォームを、専門知識なしで作成・公開・改善できるSaaSです。導入企業では、リード数268%向上、ヒアリングコスト90%削減、サポートコスト半減といった成果が報告されています。

Interviewzでできること

設問の作成から分岐ロジックの設定、結果画面のデザイン、公開、データ連携、効果測定までを1つの管理画面で完結できます。作った診断はWebサイトへの埋め込みも、単独ページでの公開も可能です。

Interviewzが診断コンテンツに向いている5つの理由

理由1:ノーコードで最短1日から公開できる

ドラッグ&ドロップ中心の操作で、プログラミング知識がなくても分岐付きの診断を構築できます。外注では1〜3か月かかる工程を、社内で当日〜数日に短縮できるため、施策の検証サイクルが劇的に速くなります。

理由2:分岐・スコアリングの両方に対応している

単純な得点形式だけでなく、回答に応じて設問が変わるフローチャート型や、複数軸のスコアリングにも対応しています。エンタメ型からBtoBの課題可視化型まで、同じツールで作り分けられます。

理由3:外部システム連携でデータがそのまま使える

Google アナリティクス、Salesforce、スプレッドシートなど外部サービスとの連携に強く、取得データを即座にMA・SFAへ流せます。診断で集めた情報を営業がそのまま活用できるため、商談の質が上がります。

理由4:ブランドに合わせたカスタマイズができる

CSSによる装飾やHTML埋め込みに対応しており、自社サイトのトンマナに違和感なく溶け込む診断を実現できます。キャラクターを設置して親しみやすさを演出することも可能です。

理由5:公開後の改善を内製で回せる

設問の追加・削除、結果文の修正、配点の調整を担当者自身が即座に反映できます。前述のとおり診断は改善で成果が伸びる施策のため、この「自分で直せる」ことが最終的な費用対効果を決めます。

▼まずは操作感を確かめたい方はこちら
👉 Interviewz 無料ヒアリングデモを体験する

よくある質問(FAQ)

Q1. 診断コンテンツの設問数は何問が適切ですか?

A. 目的によって最適解が変わります。SNS拡散・認知拡大が目的なら4〜6問、リード獲得や課題の可視化が目的なら8〜12問が目安です。

判断基準は「結果の価値と回答の手間が釣り合っているか」です。設問が多くても、返す結果が十分に価値あるものであれば完了率は落ちません。実際に20問規模で成立しているBtoB診断も存在します。

Q2. 診断コンテンツの作成にはどのくらいの費用がかかりますか?

A. 制作方法によって0円から500万円まで幅があります。制作会社への外注は簡易なもので30万〜60万円、本格的なもので150万〜500万円が相場です。

一方、クラウド型ツールを使えば初期数万円+月額数千円〜数万円で運用でき、公開後の改修も追加費用なしで行えます。改善を前提とするなら、ツール活用が最も費用対効果に優れます。

Q3. 得点形式とフローチャート形式はどちらを選ぶべきですか?

A. 手軽さと改善しやすさを重視するなら得点形式、レコメンド精度を重視するならフローチャート形式です。

初めて診断を作る場合は、まず得点形式で公開し、データを見ながら改善するのが安全です。いきなり複雑な分岐を組むと、検証工数が膨らんで公開自体が遅れます

Q4. 心理テストやクイズと診断コンテンツは何が違いますか?

A. 最大の違いは「結果を自社の商材に合わせて自由に設計できるかどうか」です。クイズには正解があり、心理テストは心理学的な枠組みに縛られます。

診断コンテンツは結果の内容を自社で決められるため、そのまま商品レコメンドやCTAに接続でき、マーケティング施策として成立します

Q5. 診断コンテンツはどうすればSNSで拡散されますか?

A. 「結果画像のシェアしやすさ」と「少しだけ自虐できる余地」が鍵です。タイプ名・キャッチコピー・イラストを1枚の画像にまとめ、結果画面に大きくシェアボタンを設置しましょう。

あわせて独自ハッシュタグを設定し、公式アカウントからの告知と初速づくりを行ってください。拡散は偶然ではなく、設計の産物です。

Q6. 診断コンテンツで集めたデータは何に活用できますか?

A. セグメント別のメール配信、営業への引き渡し情報、商品開発の示唆の3つが主な用途です。属性・課題・検討フェーズがセットで取得できるため、通常のフォームより情報密度が高くなります。

MA・SFAと連携させれば、診断結果に応じたシナリオ配信や、営業への自動割り当てまで自動化できます。

Q7. 診断コンテンツを作っても人が来ません。どうすればよいですか?

A. ほとんどの場合、原因はコンテンツの質ではなく集客導線の不足です。公開前に、メルマガ・SNS・既存記事への埋め込み・営業メール・広告など、流入経路を最低3つ確保してください。

特に効果的なのがすでに検索流入のある既存記事への診断バナー設置です。追加の広告費なしで、関心の高い読者を診断に送客できます。

診断コンテンツ・ナーチャリング

適職・性格診断・採用

分析・調査レポート

アンケート設計・作成

ヒアリング・営業活用

顧客満足度・CX

回答率向上・インセンティブ

情報収集・周辺ツール

まとめ|次のアクション

診断コンテンツは、ユーザーに価値ある体験を返しながら、企業側は質の高いゼロパーティデータを取得できるという、稀有な両立を実現する施策です。広告費を上げずにCVRとリード品質を改善できる点で、いま最も費用対効果の高い打ち手のひとつと言えます。

本記事の要点を、次のアクションに移せる形で整理します。

  • 目的は1つに絞る:認知拡大とリード獲得を混ぜると失敗する
  • 結果から逆算して設計する:設問から作り始めると必ず破綻する
  • 設問数は目的別に決める:拡散なら4〜6問、リード獲得なら8〜12問
  • 個人情報の入力は結果表示の後:先に価値を返すほど取得件数は増える
  • CTAは結果と地続きにする:結果に接続した提案ほどクリックされる
  • 公開前に流入経路を3つ確保する:伸びない原因の大半は集客不足
  • 公開後の改善で成果が決まる:内製で直せる体制を最初に作る

まずは「自社のどの課題を、どの診断で解決するか」を1枚の企画メモに書き出すことから始めてください。そのうえで、テンプレートや実例集を参考にたたき台を作れば、最短数日で公開まで進められます。

▼診断コンテンツの全体像と設計方法を体系的に押さえたい方はこちら
👉 0からわかる診断コンテンツ作成ガイド(無料DL)

▼5つのステップで診断体験の作り方を解説した実践ガイドはこちら
👉 5ステップでできる診断コンテンツの作り方(無料DL)

▼自社で再現できる診断体験の実例を詳しく見たい方はこちら
👉 ヒアリング&診断コンテンツの実例集(無料DL)

▼Interviewzの機能・料金・導入事例をまとめて確認したい方はこちら
👉 Interviewz サービス概要資料をダウンロード

▼14日間すべての機能を無料で試したい方はこちら
👉 Interviewz 無料トライアルに申し込む

▼お役立ち資料をまとめて探したい方はこちら
👉 Interviewz お役立ち資料一覧

▼自社の要件に合うか個別に相談したい方はこちら
👉 Interviewz お問い合わせフォーム

Interviewz(インタビューズ)では、ヒアリング体験をDX化し、質の高い情報をスピーディーに収集することで、顧客・ユーザー理解を深め、サービスのあらゆるKPI改善を可能にします。診断コンテンツの企画段階からご相談いただけますので、まずはお気軽にお問い合わせください。

Interviewz(インタビューズ)では、ヒアリング体験をDX化し、質の高い情報をスピーディーに収集、顧客・ユーザー理解を深め、サービスのあらゆるKPIの改善を可能にします。テキストタイピングを最小化した簡単かつわかりやすいUI/UXと、収集した声をノーコードで様々なシステムに連携し、ユーザーの声を様々なビジネスプロセスで活用することで、よりビジネスを加速させることが可能です。

Interviewz(インタビューズ)をご活用いただくことで以下のことが解決できます。

• 新規お問い合わせ、相談数の向上
• ヒアリングの内容の最適化から受注率の向上
• ヒアリングコスト(人件費・タイムコスト)の削減
• 既存顧客のお問い合わせのセルフ解決(サポートコストの削減)
• サービス/プロダクトのマーケティングリサーチ
• 既存顧客、従業員のエンゲージメント向上
• データ登録負荷の軽減
• サイトにおけるユーザーの行動情報のデータ蓄積

Interviewzをご利用いただいた多くのお客様で、ビジネスによけるあらゆるKPIの数値改善を可能にしています。

▼Interviewz(インタビューズ)の主な活用方法

• 総合ヒアリングツール
• チャットボット
• アンケートツール
• カスタマーサポートツール
• 社内FAQツール



Interviewzの機能一覧|総合的なヒアリング活動を網羅


Interviewzでは、下記のような総合的なヒアリング活動を支援する機能を揃えております。

以下では、まずはInterviewz(インタビューズ)を使って操作性や機能を確かめたい方向けに、無料でInterviewzをデモ体験いただくことが可能です。気になる方はぜひご体験ください。

ヒアリングDX・アンケートのデジタル化のご相談は下記より日程をご調整ください。

こちらの記事もオススメです

人気記事ランキング

お役立ち資料

カテゴリー

お気軽にご相談ください!