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LINEセグメント配信のやり方|診断で属性を集めて配信精度を上げる方法を徹底解説

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LINE公式アカウントの友だちは増えたものの、一斉配信ばかりでブロックが増えてしまい、配信のやり方をどこから見直せばよいか迷っているBtoB企業のマーケティング担当者の方も多いのではないでしょうか。

診断で属性を集めてからLINEセグメント配信を組み立てれば、興味の対象と検討フェーズに合った内容だけを届けられ、開封率と商談化率を同時に高められます。

そこで今回は、LINEセグメント配信の設定手順と、診断で属性を集めて配信精度を上げる方法を、ツール比較とあわせて解説します。

この記事を読めば、セグメントの設計から配信設定、効果測定と改善までを一通り理解できるようになりますので、ぜひ参考にしてください。

この記事の監修・運営情報 

運営企業:ラーナーズ株式会社 Interviewz(インタビューズ)/ヒアリングDXブログ編集部

監修:Interviewz プロダクトチーム(ヒアリング・診断コンテンツ設計の支援実績をもとに監修)

専門領域:BtoB/BtoCのヒアリング設計、アンケートUX、診断コンテンツによるCVR改善

この記事は、診断・ヒアリングDXを支援するノーコードSaaS「Interviewz(インタビューズ)」を運営するインタビューズ編集部が執筆しています。BtoB企業のリード獲得と顧客理解を支援するなかで蓄積した、診断コンテンツの設計とLINE連携の実務知見をもとに、LINE公式アカウントの公式仕様と現場の運用課題の両面から解説します。

LINEセグメント配信とは?配信対象を条件で絞る配信手法

LINEセグメント配信は、友だち登録者を一定の条件でグループに分け、条件に合う相手だけにメッセージを届ける配信手法です。LINEの国内月間利用者数は2026年1月に1億ユーザーを突破しており、到達力の大きさに対して配信内容の精度が成果を左右します。まずは一斉配信との違いと、条件の作り方の種類を整理します。

一斉配信とセグメント配信の違い

比較項目 一斉配信 セグメント配信
配信対象 友だち全員 条件に合う友だちのみ
配信通数 友だち数と同数が発生 絞り込んだ分だけ削減できる
内容の最適化 全員に同じ内容を送る 関心や検討フェーズに合わせて変えられる
制作工数 原稿は1本で済む セグメントの数だけ原稿が必要になる
向いている場面 全員に関わる重要な告知 興味や検討度合いが分かれる案内

一斉配信との違いはどこにあるのか

一斉配信とセグメント配信は、届ける相手を選ぶかどうかで決定的に異なります。一斉配信は友だち全員に同じ内容を送るため、配信通数が友だち数と同じだけ発生し、興味のない相手にも同じ案内が届きます。セグメント配信は条件に合う相手だけに送るため、通数を抑えながら反応率を高められます。

たとえば友だちが5000人いるアカウントで、製造業の担当者だけに絞って1200人へ送れば、配信通数は3800通分減ります。通数の削減はそのままコスト削減につながるため、配信内容の見直しと同時に予算配分の見直しにもなります。まずは直近3回の配信を振り返り、全員に送る必要が本当にあったかを確認するところから始めるとよいでしょう。

絞り込み配信とオーディエンス配信の2系統を押さえる

LINE公式アカウントの標準機能でセグメントを作る方法は、大きく2系統に分かれます。1つ目が属性で絞る「絞り込み配信」で、2つ目が行動データからリストを作る「オーディエンス配信」です。オーディエンスとは、特定の条件を満たす友だちをまとめた配信用のリストのことです。

絞り込み配信は管理画面のメッセージ作成画面で条件を選ぶだけで使えます。オーディエンス配信は「データ管理」の「オーディエンス」からリストを先に作成し、配信時にそのリストを指定します。両者は掛け合わせて使えるため、属性で母集団を決めてから行動データで絞り込む設計が基本になります。

みなし属性と宣言属性の違いを理解する

絞り込み配信で使える属性は、どこから来たデータなのでしょうか。標準機能で使えるのは性別、年代、OS、地域、友だち期間の5項目で、これらは「みなし属性」と呼ばれます。みなし属性とは、LINEユーザーの行動履歴や閲覧傾向から推定された属性のことで、本人が申告した情報ではありません。

一方、診断やアンケートで本人に答えてもらった業種や従業員規模、検討フェーズは「宣言属性」にあたり、ゼロパーティデータとも呼ばれます。ゼロパーティデータとは、顧客が意図的かつ能動的に企業へ提供したデータのことです。BtoBの配信精度を左右するのは、みなし属性ではなく宣言属性です。推定に頼らず、必要な属性は自社で取りに行く設計を前提にしてください。

BtoBでLINEを使う意味を整理する

BtoBのコミュニケーションはメールが中心なのに、なぜLINEを使うのでしょうか。理由は到達と開封の差にあります。メールマガジンの開封率が10%台にとどまるケースが多いのに対し、LINEのメッセージ開封率は約55%とされており、同じ情報量でも読まれる確率が大きく変わります。

実際に、展示会で名刺交換した相手にLINEの友だち登録を促し、資料請求とセミナー案内をLINEで送る運用は増えています。メールを置き換えるのではなく、反応が鈍い層への再接触チャネルとして併用すると、既存のメール施策を壊さずに検証できます。

LINEセグメント配信がBtoBで注目される理由とメリット

セグメント配信は、単に配信対象を減らす施策ではありません。反応率、コスト、顧客体験の3方向に同時に効くため、限られた人数で運用するBtoBのマーケティング組織と相性が良い施策です。ここでは代表的な4つのメリットと、導入前に知っておきたい注意点を整理します。

セグメント配信で改善が見込める指標

指標 一斉配信での課題 セグメント配信での改善方向
開封率 関心の低い層が読まずに流す 関心テーマに合わせて上昇
クリック率(CTR) 訴求とニーズがずれる 訴求の一致度が上がり上昇
ブロック率 頻度と内容の不一致で離脱 不要な配信が減り低下
配信コスト 全員分の通数が発生 対象を絞り通数を削減
商談化率 検討度合いを問わず同じ案内 フェーズ別の訴求で上昇

開封率と反応率が上がる

なぜ配信対象を絞ると反応が良くなるのでしょうか。受け手にとって「自分に関係のある情報」だと判断できる材料が増えるためです。件名や冒頭の1文に業種や役割が入るだけで、読み進める理由が生まれます。

製造業の品質管理部門に対して「製造現場の検査工程を自動化した事例」を送る場合と、全業種に対して「業務効率化の最新事例」を送る場合とでは、同じ資料への誘導でもクリック率に差が出ます。CTRとは、配信したメッセージのうちリンクがクリックされた割合のことです。まずは業種と役割の2軸だけでも分けて、同じ資料で訴求文を変えるA/Bの比較から試してみてください。

ブロック率が下がり友だち資産を守れる

友だち数が伸びているのにブロックも増える状態は、多くの担当者が直面する悩みです。ブロックの主な原因は、配信頻度の高さと内容の不一致にあります。関心のない案内が続くと、通知そのものが負担になり、登録した理由を思い出せないまま離脱します。

ある程度の規模で運用しているアカウントでは、月4回の一斉配信を、月2回の全体配信と月2回のセグメント配信に組み替えるだけでも離脱の抑制につながります。友だち1人あたりの獲得コストを算出しておくと、ブロック抑制の金額的な価値が社内で説明しやすくなります。

配信コストを最適化できる

LINE公式アカウントの費用は、月額の固定費と配信通数に応じた従量課金で決まります。無料のコミュニケーションプランは月200通まで、ライトプランは月額5000円で5000通まで、スタンダードプランは月額15000円で30000通まで送れます。スタンダードプランは無料通数を超えた分に追加料金が発生します。

2026年10月1日からは追加メッセージの料金体系が見直され、月200000通までが1通あたり3円、200001通以上が1通あたり2.5円という2段階に整理されます。配信規模が大きいアカウントほど、対象を絞る運用の費用対効果が大きくなります。自社の月間通数を先に把握してから、削減余地を試算してください。

顧客体験(CX)の質が上がる

セグメント配信は売り手の効率化だけの施策なのでしょうか。受け手にとっても、必要な情報だけが届く状態は快適です。CXとは、購入前から購入後までを通じて顧客が企業とのやり取りで得る体験全体のことです。

導入検討中の相手に事例と比較資料を、導入済みの相手に活用ノウハウとサポート情報を送り分ければ、同じアカウントが検討段階でも運用段階でも役に立ちます。「今このタイミングで役立つ情報かどうか」を基準に配信内容を選ぶと、セグメントの切り方も自然に定まります。

導入前に知っておきたい注意点

期待できる効果が大きい一方で、標準機能には制約があります。属性で絞り込む場合はターゲットリーチが100人以上必要で、オーディエンスを使う場合は有効な友だちが50人以上必要です。ターゲットリーチとは、メッセージの配信対象になり得る友だちの推定数のことです。

加えて、属性データには最大で3日ほどの反映遅れがあるため、当日追加された友だちが即座に条件へ反映されるとは限りません。友だち数が少ない立ち上げ期は、無理に細分化せず、まず母数を確保する運用に集中してください。

▼診断でリードを集める方法を先に知りたい方へ
👉 0からわかる診断コンテンツ作成ガイド

LINEセグメント配信ができるツール7選【比較表】

セグメント配信は標準機能だけでも始められますが、取得できる情報の幅と自動化の範囲はツールによって大きく変わります。ここではBtoBでの利用を想定し、標準機能を含む7つの選択肢を比較します。料金は2026年9月時点の公開情報をもとにした目安のため、導入前に各公式サイトで最新の条件を確認してください。

LINEセグメント配信に使える主要ツール7選の比較

ツール 初期費用 月額費用の目安 セグメントの作り方 向いているケース
LINE公式アカウント標準機能 0円 0円〜15000円 みなし属性とオーディエンス まず無料で試したい
Lステップ 0円 0円〜32780円 回答フォームとタグ、行動履歴 シナリオ配信を作り込みたい
エルメ(L Message) 0円 0円〜33000円 フォーム回答とタグ 低コストで機能を試したい
Liny アカウント発行手数料が別途必要 要問い合わせ 顧客管理項目とタグ 顧客情報を一元管理したい
ソーシャルPLUS 80000円〜 80000円〜 ID連携と購買データ 会員基盤と連携したい
KUZEN 要問い合わせ 要問い合わせ 会話データと1stパーティデータ チャットで自動化したい
Interviewz 要問い合わせ 要問い合わせ(14日間の無料トライアルあり) 診断回答とLINEユーザーIDの紐づけ 診断でリードと属性を集めたい

LINE公式アカウント標準機能

追加費用をかけずにどこまでできるのでしょうか。標準機能だけでも、性別、年代、OS、地域、友だち期間の5項目による絞り込みと、7種類のオーディエンスによる配信が可能です。オーディエンスは、ユーザーIDアップロード、クリックリターゲティング、インプレッションリターゲティング、チャットタグオーディエンス、追加経路オーディエンス、ウェブトラフィックオーディエンス、予約オーディエンスから選べます。

たとえば前回の配信でリンクをクリックした人だけに追撃の案内を送る運用は、クリックリターゲティングだけで実現できます。まずは標準機能で反応の差を確認し、限界を感じた段階で外部ツールを検討すると、無駄な投資を避けられます。

Lステップ

シナリオ設計を細かく作り込みたい場合はどうすればよいのでしょうか。Lステップは、ステップ配信と回答フォーム、タグ管理、流入経路分析を組み合わせて運用するツールです。ステップ配信とは、登録からの経過日数に応じてあらかじめ用意したメッセージを順番に送る仕組みのことです。

料金はフリープランの0円から、スタンダードプランが月額21780円、プロプランが月額32780円という構成で、配信通数の上限がプランごとに設定されています。回答フォームで取得した情報をタグに変換し、そのタグで配信対象を絞る流れが基本になるため、設問設計をあわせて設計してください。

エルメ(L Message)

予算を抑えて機能を試したい場合の選択肢です。エルメはフリープランが0円で用意されており、スタンダードプランが月額10780円、プロプランが月額33000円という料金構成になっています。予約受付や決済連携にも対応しているため、セミナー運営との相性が良い点が特徴です。

初期費用がかからないため、担当者1人で検証を始めるハードルは低いといえます。無料の範囲で友だち数と反応率を確かめてから有料プランへ移るという進め方が現実的です。

Liny

顧客情報を細かく持ちたい場合に検討される、顧客管理に強みを持つツールです。友だちごとに自社で定義した管理項目を持たせられるため、業種や担当領域といったBtoB特有の情報を蓄積しやすくなります。料金はアカウント発行手数料が別途必要で、月額は問い合わせによる案内となっています。

採用領域やカスタマーサポートなど、販促以外の用途で使われている点も特徴です。管理項目の設計を先に固めてから導入すると、後からの手戻りを防げます。

ソーシャルPLUS

自社の会員基盤とLINEをつなぎたい場合の選択肢です。LINEのIDと自社会員IDを結びつけるID連携を軸にしており、購買データや会員ランクを条件にした配信を実現します。費用は初期費用と月額がともに80000円からという水準で、導入実績は350社以上とされています。

ECや小売での活用が中心ですが、会員制サービスを展開するBtoB企業でも応用できます。既存の会員データベースとの連携要件を先に整理すると、見積もりの精度が上がります。

KUZEN(クウゼン)

会話形式で情報を集めたい場合に適したツールです。AIを活用したチャットボットで友だちとやり取りし、そこで得た1stパーティデータをもとに配信対象を選定します。1stパーティデータとは、自社が直接取得した顧客データのことです。

配信対象の選定を自動化する機能を備えており、運用工数の削減を重視する組織に向いています。会話シナリオの設計にリソースが必要になるため、社内の運用体制とあわせて検討してください。

Interviewz(インタビューズ)

診断を入口にして属性を集めたい場合の選択肢です。Interviewzは、性格診断や適性テストのような体験をノーコードで作成できるSaaSで、ノーコードとはプログラミングの記述なしにシステムを構築できる仕組みのことです。2026年7月にLINE連携機能がリリースされ、診断の回答にLINEユーザーIDを紐づけて回答者を識別できるようになりました。

取得したLINEユーザーIDは、HubSpotやSalesforce、Googleスプレッドシート、Slack、Webhookといった外部ツールへ出力できます。診断結果そのものをセグメント情報として扱えるため、みなし属性では届かない検討フェーズごとの配信設計が可能になります。無料トライアルは14日間です。

▼診断とLINEを組み合わせた実例を見たい方へ
👉 ヒアリング&診断コンテンツの実例集

LINEセグメント配信ツールの選び方5つの基準

ツールの比較表を眺めても、自社に合う1つを決めるのは簡単ではありません。判断を分けるのは機能の多さではなく、自社が集めたい情報と運用体制に合っているかどうかです。ここでは意思決定に直結する5つの基準を挙げます。

ツール選定時のチェックリスト

  • 取りたい属性が、みなし属性で足りるのか宣言属性が必要なのかを整理できている
  • 月間の配信通数と友だち数の見込みから、料金プランを試算できている
  • CRMやMA、SFAとの連携方式(API連携か手動連携か)を確認できている
  • 配信の作成と効果測定を担当する人員と工数を確保できている
  • 個人情報の取得と利用目的の明示について、社内の確認を済ませている

集めたい属性の種類で選ぶ

最初に決めるべきは、どの属性で配信を分けたいかです。性別や年代で十分なBtoCと異なり、BtoBでは業種、従業員規模、役職、検討フェーズ、抱えている課題といった情報が必要になります。これらは標準機能のみなし属性では取得できません。

たとえば「従業員100人未満の情報システム部門で、半年以内に導入を検討している層」という条件は、本人に答えてもらわなければ作れません。必要な条件を先に文章で書き出し、それが取得可能かどうかでツールを絞り込むと判断が早くなります。

料金と配信規模のバランスで選ぶ

ツールの月額費用だけを比べても、実際のコストは見えません。LINE公式アカウントのプラン費用と配信通数の従量課金が別に発生するため、両方を合算して試算する必要があります。友だち5000人に月4回配信すると月20000通となり、スタンダードプランの無料通数30000通の範囲に収まります。

ここでセグメント配信を導入し、1回あたりの配信対象を2000人に絞れば月8000通まで下がり、ライトプランの検討余地も生まれます。ツール費用の増加分と、LINE側の通数削減分を並べて比較すると、実質的な負担が把握できます。

既存ツールとの連携方式で選ぶ

LINEの配信データが単体で完結すると、営業側で活用できません。CRMとは顧客情報を管理する仕組み、MAとはマーケティング活動を自動化する仕組み、SFAとは営業活動を管理する仕組みのことです。これらへデータを渡せるかどうかで、商談化までの追跡精度が変わります。

HubSpotやSalesforceへ回答データを連携できれば、診断に答えた相手が商談に進んだかどうかを1つの画面で確認できます。連携がCSVの手動取り込みのみの場合は、運用工数を必ず見積もりに含めてください。

運用体制と工数で選ぶ

高機能なツールを導入しても、配信を作る人がいなければ成果は出ません。セグメントを4つに分ければ、原稿も4本必要になり、制作工数は単純計算で4倍になります。ここを見落とすと、導入後に一斉配信へ戻る結果になりがちです。

現実的な進め方は、原稿の共通部分を残しつつ冒頭と訴求リンクだけを差し替える方法です。最初は2セグメントから始め、運用が回ることを確認してから増やすと、負荷をコントロールできます。

データの取得と管理のしやすさで選ぶ

取得した情報をどう管理するかも重要な判断材料です。診断やアンケートで取得する情報には、氏名や会社名といった個人情報が含まれる場合があります。利用目的の明示と同意取得の設計は、ツール選定と同時に進めるべき論点です。

回答画面に利用目的とプライバシーポリシーへのリンクを配置できるか、回答データの保管期間を設定できるかを確認してください。法務部門の確認を導入前に済ませておくと、公開直前の差し戻しを防げます。

▼ツール選定の判断軸を資料で整理したい方へ
👉 ヒアリングツール10選

LINEセグメント配信のやり方【7ステップ】

ここからは実際の進め方を、目的設定から改善までの7ステップで解説します。管理画面の操作だけを追うと配信対象の設計が抜け落ちるため、準備工程を含めた流れで押さえてください。標準機能を前提にしつつ、診断を組み合わせる場合の補足も加えます。

セグメント配信の実施ステップ

ステップ やること 目安の期間
Step1 配信の目的とKPIを決める 1日
Step2 セグメントの軸を設計する 2日〜3日
Step3 診断やアンケートで属性を集める 1週間〜2週間
Step4 オーディエンスを作成する 1日
Step5 絞り込み条件を設定して配信する 半日
Step6 指標を計測して比較する 配信後3日
Step7 セグメントと訴求を改善する 毎月

Step1:配信の目的とKPIを決める

最初に決めるのは、何をもって成功とするかです。資料請求の獲得、セミナー申し込みの獲得、既存顧客の利用促進では、追うべき指標が変わります。目的が曖昧なまま配信を分けても、良し悪しを判断できません。

資料請求の獲得が目的なら、配信数、開封率、クリック率、資料請求数、1件あたりの獲得単価を並べて追います。目標値は業界平均ではなく自社の前月実績を基準に置くと、改善の手応えをつかみやすくなります。

Step2:セグメントの軸を設計する

どの軸で分けるべきか迷ったときは、営業が実際に使っている分類を持ち込むのが近道です。BtoBでは業種、従業員規模、役職、検討フェーズ、課題テーマの5軸が実用的で、すべてを掛け合わせる必要はありません。

初期段階では「検討フェーズ×課題テーマ」の2軸に絞り、4区分から6区分程度に収める設計が扱いやすい規模です。1セグメントの人数が100人を下回ると標準機能の絞り込み条件を満たせなくなるため、母数から逆算して区分数を決めてください。

Step3:診断やアンケートで属性を集める

設計した軸のデータは、どこから手に入れるのでしょうか。みなし属性では業種も検討フェーズも取得できないため、本人に答えてもらう仕組みが必要になります。ここで有効な手段が、友だち登録直後に案内する診断コンテンツです。

設問を5問以内に抑え、最後に結果を提示する構成にすると完了率が保ちやすくなります。診断完了率とは、診断を開始した人のうち最後まで回答した人の割合のことです。設問はセグメント軸に直結するものだけに絞り、興味本位の質問は省いてください。

Step4:オーディエンスを作成する

行動データでリストを作る場合は、配信の前に準備が必要です。管理画面の「データ管理」から「オーディエンス」を開き、作成するオーディエンスの種類を選んで条件を設定します。クリックリターゲティングを使う場合は、対象となる過去の配信を指定します。

作成したオーディエンスは有効な友だちが50人以上でなければ配信に使えないため、直後に使えるとは限りません。オーディエンスは配信の当日ではなく前週までに作成しておくと、当日の差し戻しを避けられます。

Step5:絞り込み条件を設定して配信する

配信設定はどこで行うのでしょうか。メッセージ作成画面を開き、配信先の設定で「絞り込み配信」を選択します。属性で絞る場合は性別、年代、OS、地域、友だち期間から条件を指定し、オーディエンスを使う場合は作成済みのリストを選びます。

属性で絞る場合はターゲットリーチが100人以上、オーディエンスを使う場合や属性と掛け合わせる場合は50人以上が必要です。配信前に必ずテスト配信で表示崩れとリンク先を確認するようにしてください。

Step6:指標を計測して比較する

配信して終わりにすると、次の改善につながりません。分析画面で配信ごとの開封数、クリック数、クリック率を確認し、セグメント別に並べて比較します。属性データには最大3日程度の反映遅れがあるため、数値の確定を待って評価してください。

セグメントAのクリック率が8%、セグメントBが3%であれば、Bは訴求内容そのものを見直す対象になります。比較の単位をそろえるため、同じ週に配信して条件を近づけると判断の精度が上がります。

Step7:セグメントと訴求を改善する

改善で見直すのは、訴求文とセグメント定義の2つです。クリックはされるのに資料請求に至らない場合は遷移先の問題であり、そもそも開封されない場合は配信タイミングと件名の問題です。切り分けをしてから手を入れます。

反応の薄いセグメントは、統合して母数を確保するか、設問を追加して分類の精度を上げるかを選びます。毎月1回、セグメント別の指標を並べた振り返りの場を固定すると、改善が習慣として定着します。

▼配信設計を5ステップで整理したい方へ
👉 5ステップでできる診断コンテンツの作り方

診断で属性を集めて配信精度を上げる方法

セグメント配信の精度は、配信設定の巧拙ではなく手元にあるデータの質で決まります。BtoBで必要な属性は推定では取得できないため、本人に答えてもらう導線を設計する必要があります。ここでは診断コンテンツを使って属性を集め、配信につなげる具体的な流れを解説します。

診断結果とセグメント、配信内容の対応例

診断結果のタイプ 推定される検討フェーズ 付与するタグ 配信する内容
課題整理が未着手のタイプ 情報収集 フェーズ_情報収集 課題整理のチェックリストと基礎ガイド
課題は明確だが手段が未定のタイプ 比較検討 フェーズ_比較検討 ツール比較資料と選び方の解説
導入時期が決まっているタイプ 導入直前 フェーズ_導入直前 導入事例と無料トライアルの案内
導入済みで活用に課題があるタイプ 運用改善 フェーズ_運用改善 活用ノウハウとサポート窓口の案内

診断コンテンツが属性収集に向いている理由

アンケートではなく診断を使う理由はどこにあるのでしょうか。アンケートは回答者にとって「答える負担」だけが残りますが、診断は回答の対価として結果というメリットが返ってきます。この非対称性が回答率の差を生みます。

「LINE活用の成熟度診断」のように、回答すると自社の現在地がわかる設計にすれば、設問への回答が自然な行為になります。診断の設問は、そのまま自社のセグメント軸として使える形式で用意してください。設計の順序を逆にすると、集まったデータが配信に使えません。

設問設計で押さえる3つのポイント

設問はどのように組み立てればよいのでしょうか。押さえるべきは、設問数、選択肢の粒度、順序の3点です。設問数が増えるほど離脱が増えるため、5問以内に収める前提で優先順位をつけます。

選択肢は営業が使う分類とそろえ、「従業員規模」であれば50人未満、50人以上300人未満、300人以上のように区切ります。順序は答えやすい設問を先に置き、社名や連絡先は最後に配置します。入力項目より選択式を優先すると、完了率が保たれます。

LINEユーザーIDと回答データを紐づける

診断の回答を配信に反映するには、回答者とLINEの友だちを一致させる必要があります。Interviewzでは診断の回答にLINEユーザーIDを紐づけられるため、誰がどの診断でどのような結果になったかを識別できます。複数の診断に答えた場合も同じIDに蓄積されるため、単発の回答ではなく履歴として顧客を理解できます。

1つのLINE公式アカウントで複数の診断を並行して運用し、テーマごとに入口を増やす設計も可能です。診断の入口をリッチメニューに常設すると、登録後しばらく経った友だちからも属性を回収できます。リッチメニューとは、トーク画面下部に固定表示されるメニュー領域のことです。

取得データをCRMやMAへ連携する

集めたデータをLINEの中だけで完結させると、営業活動に活かせません。InterviewzではLINEユーザーIDを含む回答データを、HubSpot、Salesforce、Googleスプレッドシート、Slack、WebhookやAPI経由で外部へ出力できます。APIとは、システム同士がデータをやり取りするための接続口のことです。

診断で「導入直前」と判定された相手が出た時点でSlackへ通知を送れば、営業がその日のうちにアプローチできます。スコアの高い回答者だけを通知対象にすると、通知過多による見落としを防げます。

回答率を高める導線の作り方

診断を用意しても、案内されなければ回答は集まりません。友だち追加直後のあいさつメッセージ、リッチメニュー、ステップ配信の2通目という3つの導線を用意すると、回答機会が複数回生まれます。

回答のインセンティブとしてデジタルギフトを組み合わせる方法もあり、回答完了者に少額のギフトを進呈する設計は回答率の向上につながります。インセンティブの原資は、1件あたりのリード獲得単価と比較して判断してください。広告経由の獲得単価より安く収まるなら投資対効果は成立します。

▼回答率を高める設計のコツを知りたい方へ
👉 ユーザーからの回答率の高いアンケートの作り方【6つのコツ】

セグメント配信を成功させる分析とデータ活用のコツ

配信を分けただけでは成果は安定しません。どの指標をどの粒度で見るかを決め、比較できる形で記録する運用が必要です。ここでは実務で使える指標の設計と、データを次の施策へ回す考え方を整理します。

セグメント配信で追う指標と計算式

指標 計算式 見るべき視点
開封率 開封数÷配信数 件名と配信タイミングの適否
クリック率(CTR) クリック数÷配信数 訴求内容とセグメントの一致度
診断完了率 完了数÷開始数 設問数と入力負荷の適否
診断経由CVR CV数÷診断完了数 結果ページの導線設計
ブロック率 ブロック数÷友だち数 配信頻度と内容の適否
リード獲得単価 投下費用÷獲得リード数 他チャネルとの費用対効果

見るべき指標を先に決める

分析画面には多くの数値が並びますが、すべてを追う必要はありません。目的が資料請求の獲得であれば、クリック率と資料請求数、獲得単価の3つに絞って判断できます。指標を増やしすぎると、意思決定が遅くなります。

配信ごとに指標を記録するシートを用意し、配信日、セグメント名、配信数、開封率、クリック率、CV数を並べて残します。記録の形式を最初に固定すると、3か月後の比較が容易になります。

セグメント間で反応を比較する

数値の良し悪しは、単独では判断できません。同じ配信を複数のセグメントに送り、指標を横並びで比較すると、どのセグメントで訴求が効いているかが見えます。差が出た箇所こそ、次の改善余地です。

比較検討フェーズのクリック率が情報収集フェーズの2倍であれば、比較検討層向けの配信頻度を増やす判断ができます。反応の良いセグメントに配信を寄せる前に、母数の偏りがないかを確認してください。

取得データを次の配信とセグメントに戻す

データ活用の要点は、配信結果を次のセグメント定義に反映させる循環を作ることです。クリックした相手には興味の対象が明確に現れているため、その行動をタグとして蓄積すれば、次回はより精度の高い条件が作れます。

「事例資料をクリックした比較検討層」というセグメントは、診断の回答と行動データを掛け合わせて初めて作れます。タグの命名規則を先に決めておくと、タグが増えても管理が破綻しません。

配信頻度とタイミングを検証する

内容が良くても、届くタイミングが悪ければ読まれません。BtoBでは平日の業務時間帯に反応が集まりやすく、始業直後や昼休みの前後が候補になります。BtoCの夜間中心の感覚をそのまま持ち込むと、成果が伸び悩みます。

火曜日の10時と木曜日の16時のように、2つの候補で同じ内容を配信し、開封率を比較する方法が実践的です。検証は1回では判断せず、3回程度は同条件で繰り返してください。

LINEセグメント配信の活用事例とシーン

実際にどのような場面で使われているのでしょうか。ここではBtoBを中心に、業種と目的別の活用シーンを整理します。自社に近い形を見つけて、最初の設計の参考にしてください。

業種別の活用シーンとセグメント軸の例

業種 目的 セグメント軸 配信内容の例
SaaS・IT 商談化率の向上 検討フェーズ×従業員規模 規模別の導入事例と料金シミュレーション
人材・採用支援 求職者の再来訪 希望職種×転職時期 職種別の求人情報と選考対策
製造業 展示会後の追客 接点経路×課題テーマ 課題別の技術資料と工場見学の案内
士業・コンサル 問い合わせの獲得 相談テーマ×事業規模 テーマ別の解説記事と無料相談の案内
スクール・研修 受講の申し込み スキルレベル×受講目的 レベル別の体験講座と受講事例

SaaS企業が検討フェーズ別に配信を分ける

SaaSの営業では、検討フェーズの読み違いが失注につながります。情報収集の段階でトライアルを勧めても反応は得られず、導入直前の相手に基礎的な解説を送っても物足りません。診断でフェーズを判定し、配信内容を分ける設計が有効です。

導入直前と判定された相手にだけ無料トライアルの案内を送り、情報収集段階の相手には課題整理のガイドを送るという運用が典型例です。フェーズは時間の経過で変わるため、3か月ごとに再診断を案内すると情報が古びません。

人材サービスが希望条件別に情報を届ける

登録者数が多い人材サービスでは、全員に同じ求人情報を送ると読まれません。希望職種と転職希望時期の2軸で分ければ、通知を開く理由が生まれます。登録直後の診断で希望条件を取得する運用が定着しつつあります。

3か月以内の転職を希望する層には選考対策と面接日程の案内を、情報収集段階の層には職種別の年収動向を送るといった配信が可能です。希望時期は変動するため、配信内で更新の導線を用意してください。

製造業が展示会後の追客に使う

展示会で交換した名刺は、フォローが遅れるほど価値が下がります。ブースでQRコードから友だち登録を促し、その場で簡易診断に答えてもらえば、興味のあった製品と課題テーマを取得できます。翌営業日から課題別の配信を始められます。

検査工程に課題があると回答した相手には検査自動化の技術資料を、コスト削減が課題の相手には原価低減の事例を送るという分岐が作れます。展示会当日の会話メモをタグとして残すと、営業側の情報と統合できます。

既存顧客の活用促進とアップセルに使う

セグメント配信は新規獲得だけの施策ではありません。導入済みの顧客に対し、利用状況や契約プランに応じた活用情報を届ければ、解約の抑制と追加提案の両方につながります。LTVとは、1人の顧客が取引期間全体でもたらす利益の総額のことです。

利用頻度が低い顧客には基本機能の使い方を、活用が進んだ顧客には上位プランの機能紹介を送る設計が考えられます。既存顧客向けの配信は、販促色を抑えて実務に役立つ内容を優先してください。

配信コストとROIの考え方

セグメント配信の導入判断は、感覚ではなく金額で示すと社内の合意が得られます。LINEの費用は固定費と従量課金で構成されるため、対象を絞ることが直接的な削減につながります。ここでは試算の考え方を具体的な数値で整理します。

一斉配信とセグメント配信の月間コスト試算(友だち10000人・月4回配信の場合)

項目 一斉配信 セグメント配信
1回あたりの配信対象 10000人 3000人
月間配信通数 40000通 12000通
プラン スタンダードプラン スタンダードプラン
無料通数超過分 10000通 0通
月額費用の目安 45000円 15000円

通数削減の効果を金額で示す

費用の話を数値にすると、判断が早まります。友だち10000人へ月4回の一斉配信を行うと月間40000通となり、スタンダードプランの無料通数30000通を10000通超過します。1通3円で計算すると追加費用は30000円になり、固定費とあわせて月額45000円です。

配信対象を3000人に絞れば月間12000通となり、無料通数の範囲に収まって追加費用は発生しません。年間では360000円の差になるため、ツール導入費用と並べて比較する材料になります。

リード獲得単価で他チャネルと比較する

コスト削減だけでなく、獲得効率でも評価してください。診断経由で獲得したリード数を、診断の制作費とツール費用、配信費用の合計で割ると、1件あたりの獲得単価が算出できます。リードとは、将来顧客になる可能性のある見込み客のことです。

広告経由の獲得単価が20000円で、診断経由が8000円であれば、予算配分を見直す根拠になります。商談化率まで含めて比較すると、単価だけでは見えない質の差が明らかになります。

2026年10月の料金改定を踏まえて試算する

料金体系の変更は、配信設計にも影響します。2026年10月1日以降、追加メッセージは月200000通までが1通あたり3円、200001通以上が1通あたり2.5円という2段階に整理されます。従来の多段階制と比べて計算はしやすくなりました。

月500000通を配信する場合は、200000通分の600000円と300000通分の750000円を合わせて1350000円という計算になります。配信規模が大きいアカウントほど、絞り込みによる削減効果が大きくなります。自社の通数を改定後の単価で再計算しておいてください。

診断とLINEをつなぐなら「Interviewz(インタビューズ)」がおすすめ!

ここまで解説してきた「宣言属性を集めてからセグメントを作る」という流れを、ノーコードで実現する手段の1つがInterviewzです。診断コンテンツの作成からLINE連携、外部ツールへのデータ出力までを一連の流れで扱えます。運営はラーナーズ株式会社です。

Interviewzでできることの整理

  • 性格診断や適性テストのような体験を、ノーコードで作成できる
  • 診断の回答にLINEユーザーIDを紐づけ、回答者を識別できる
  • 複数の診断に答えた場合も同一IDに蓄積し、履歴として顧客を理解できる
  • HubSpot、Salesforce、Googleスプレッドシート、Slack、WebhookやAPIへデータを出力できる
  • 1つのLINE公式アカウントで複数の診断を並行運用し、テーマ別に入口を増やせる
  • デジタルギフトを組み合わせて回答のインセンティブを設計できる

診断結果をそのままセグメント情報として扱える

診断とLINEを別々に運用すると、回答内容と友だちが結びつきません。Interviewzは2026年7月にLINE連携機能をリリースしており、誰がどの診断でどのような結果だったかを識別できます。これにより、診断結果ごとのセグメント設計が可能になります。

「運用改善タイプ」と判定された既存顧客に活用ノウハウを送り、「導入直前タイプ」に無料トライアルを案内するといった配信が、追加の手作業なしで実現できます。診断の設計段階でセグメント名と結果タイプを一致させておくと、配信設定が単純になります。

営業と情報を共有して商談につなげる

マーケティング側だけがデータを持っている状態では、成果が商談まで届きません。回答データをHubSpotやSalesforceへ出力すれば、営業担当者が診断結果を見たうえで初回の接触ができます。Slackへの通知を組み合わせれば、対応の初動も早まります。

診断で明らかになった課題をもとに初回商談の質問を組み立てれば、ヒアリングの時間を短縮できます。診断の設問と商談ヒアリングの項目を重複させないと、同じ質問を繰り返す事態を避けられます。

スモールスタートで検証を始める

大がかりな準備が必要だと感じる場合は、範囲を絞って始める方法があります。設問5問の診断を1本作り、リッチメニューに設置して1か月運用すれば、回答数と診断経由のCV数という判断材料が得られます。無料トライアルは14日間用意されています。

最初の1本で得た回答傾向をもとに、2本目以降の設問を調整していく進め方が現実的です。完璧な設計を目指すより、回答データを見ながら改善する前提で始めてください。

▼診断とLINE連携を自社で試したい方へ
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よくある質問(FAQ)

ここでは、LINEセグメント配信の導入を検討する際に寄せられることの多い質問をまとめます。設定条件や費用、運用体制に関する疑問を中心に整理しました。導入前の確認事項としてご活用ください。

Q1. LINEセグメント配信は無料プランでも使えますか?

A. 絞り込み配信そのものは無料のコミュニケーションプランでも利用できます。ただし無料プランの配信通数は月200通までのため、実質的に配信できる人数が限られます。属性で絞る場合はターゲットリーチが100人以上、オーディエンスを使う場合は有効な友だちが50人以上必要になる点もあわせて確認してください。

Q2. 友だちの業種や役職で絞り込むことはできますか?

A. 標準機能では取得できません。絞り込み配信で使えるのは性別、年代、OS、地域、友だち期間の5項目で、いずれも推定によるみなし属性です。業種や役職、検討フェーズといったBtoBに必要な情報は、診断やアンケートで本人に回答してもらい、外部ツールでタグとして管理する必要があります。

Q3. セグメントはいくつくらいに分けるのが適切ですか?

A. 立ち上げ期は2区分から4区分に抑える方法をおすすめします。区分を増やすほど原稿の制作工数が増え、1セグメントあたりの人数も減るためです。標準機能では属性による絞り込みに100人以上が必要になるため、友だち総数から逆算し、各セグメントが最低人数を満たす範囲で設計してください。

Q4. 診断の回答率を上げるにはどうすればよいですか?

A. 設問数を5問以内に抑え、選択式を中心に構成する方法が基本です。あわせて、友だち追加直後のあいさつメッセージ、リッチメニュー、ステップ配信の2通目という複数の導線を用意すると回答機会が増えます。デジタルギフトなどのインセンティブを組み合わせる方法も有効で、リード獲得単価と比較して原資を判断してください。

Q5. セグメント配信の効果はどのくらいで判断できますか?

A. 最低でも3回程度の配信を同条件で実施してから判断してください。1回の結果は配信タイミングや外部要因の影響を受けやすいためです。属性データには最大3日程度の反映遅れがあるため、数値が確定してから比較します。開封率とクリック率を毎回記録し、月次で振り返る運用が現実的です。

あわせて読みたい関連記事

セグメント配信の精度を高めるには、診断やアンケートの設計、獲得したリードの育成、効果測定まで含めた理解が役立ちます。ここではテーマ別に関連記事をまとめました。実務で必要な部分から読み進めてください。

診断コンテンツ・ナーチャリング

アンケート設計・作成

回答率向上・インセンティブ

ヒアリング・営業活用

顧客満足度・CX

分析・調査レポート

情報収集・周辺ツール

まとめ

LINEセグメント配信は、絞り込み配信とオーディエンス配信という2つの仕組みを使い、条件に合う友だちだけにメッセージを届ける手法です。標準機能で使えるのは性別、年代、OS、地域、友だち期間という5項目のみなし属性で、BtoBに必要な業種や検討フェーズは取得できません。属性で絞る場合はターゲットリーチ100人以上、オーディエンスを使う場合は50人以上という条件も、設計時に押さえておくべき前提です。

配信精度を左右するのは設定操作ではなく、手元にある属性データの質です。友だち登録直後に5問程度の診断を案内し、検討フェーズと課題テーマを本人に回答してもらえば、みなし属性では作れないセグメントが手に入ります。診断結果とセグメント、配信内容を対応させた設計に落とし込めば、配信のたびに原稿を考え直す負担も軽くなります。

配信を始めたあとは、開封率、クリック率、診断経由CVR、ブロック率、リード獲得単価を記録し、セグメント間で比較する運用を月次で回してください。友だち10000人へ月4回の一斉配信を月額45000円かけて行っていた場合、対象を3000人に絞れば月額15000円まで下げられる計算になり、削減分を診断コンテンツの制作に回す判断もできます。

まずは既存の配信を振り返り、全員に送る必要があったかを確認するところから始めてください。そのうえで、セグメント軸を2つに絞って設計し、5問の診断を1本用意する流れが現実的な第一歩です。診断の回答にLINEユーザーIDを紐づけてHubSpotやSalesforceへ連携できるInterviewz(インタビューズ)であれば、集めた属性をそのままセグメント情報として扱え、営業への引き継ぎまで一連の流れで運用できます。無料トライアルは14日間ご利用いただけます。

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