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インタビューシートの作り方7ステップ|質問例120選&無料テンプレ

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「インタビューはするけれど、何を聞けばいいのか毎回その場で考えている」——そんな状態では、担当者によって聞ける情報の質がバラつき、せっかくの機会が成果につながりません。

本記事では、BtoB企業のマーケティング・営業・人事担当者に向けて、成果につながるインタビューシートの作り方を7ステップで体系的に解説します。

あわせて、営業・Web制作・マーケティングリサーチ・採用・社員インタビューの用途別質問項目120選(コピペOK)と、Excel/Googleフォーム/専用ツールの使い分け、当日の進め方、集計・分析の型まで一気通貫でお届けします。読み終えた時点で「誰が担当しても一定の質で聞き切れるシート」がそのまま作れる状態を目指しました。ぜひ参考にしてください。

著者情報|執筆・監修:Interviewz編集部(運営:LEARNERZ株式会社)

ヒアリング/診断コンテンツのDX領域で200本以上の記事を制作・監修。ノーコードヒアリングツール「Interviewz」の運営で得た現場知見をもとに、BtoBの営業・マーケティング・人事の実務に役立つ情報を発信しています。本記事は、数百社のヒアリング・インタビュー設計支援で培った知見をもとに編集部が執筆・監修しています。

インタビューシートとは?目的・効果と「使えるシート」の条件も解説

インタビューシートの定義と役割

インタビューシートとは、相手に聞くべき質問を事前に整理し、一枚の「設計図」としてまとめた実務ツールです。単なる質問リストではなく、「何を明らかにしたいか」という目的から逆算して、質問の順序・深掘りの分岐・記録欄までを設計したものを指します。

混同されがちですが、インタビューシートは読み上げるための台本ではありません。あくまで会話の地図であり、当日の相手の反応に応じてルートを変えられる余白を持っていることが前提です。

そのため、優れたインタビューシートは「質問文」だけでなく、想定回答・深掘り質問・メモ欄・確認したい仮説までがセットになっています。この構造があるからこそ、経験の浅いメンバーでも一定水準の情報を引き出せるようになります。

インタビューシートを使う3つの効果

インタビューシートを導入すると、実務では大きく3つの効果が生まれます。

1つ目は「質の向上」です。事前に論点を洗い出しておくことで、聞き漏れや思いつきの質問がなくなり、必要な情報を確実に回収できます。特に決裁者・予算・導入時期といった商談の要となる情報は、シート化しておかないと高確率で抜け落ちます。

2つ目は「効率化」です。質問の順序が決まっていれば、その場で次の質問を考える負荷がなくなり、相手の話に集中できます。記録欄が用意されていれば、終了後の議事録作成やCRMへの転記も大幅に短縮されます。

3つ目は「属人化の解消」です。ベテランの頭の中にあった「聞くべきこと」が形式知化されるため、新人でも一定水準を再現できます。組織としてヒアリング品質を底上げしたい企業にとって、これが最大のメリットになります。

成果が出る「使えるインタビューシート」3つの条件

作っただけで使われないシートには共通点があります。逆に、現場で定着するシートは次の3条件を満たしています。

第一に、目的と質問が1対1で紐づいていること。「この質問はどの意思決定に使うのか」が説明できない質問は、シートから外すべき候補です。

第二に、簡単な質問から深掘りへと流れる構成になっていること。いきなり核心を突く質問を投げると相手は身構えます。事実確認→意見→価値観の順に階段を作ることで、本音に近づけます。

第三に、当日の会話に応じて柔軟に変えられる余白があること。全問必答の設計ではなく、「必須質問」と「余力があれば聞く質問」を分けておくと、時間切れでも重要情報は確保できます。

インタビューシートが必要になる代表的な5シーン

インタビューシートは特定の職種だけのものではありません。BtoB企業では以下のようなシーンで日常的に活用されています。

  • 営業の初回商談:課題・予算・決裁者・時期を漏れなく確認する
  • Web制作・システム開発の要件定義:認識ズレによる手戻りを防ぐ
  • マーケティングリサーチ/顧客インタビュー:潜在ニーズや購買動機を掘り下げる
  • 採用面接:評価基準を揃え、面接官による判断のブレをなくす
  • 社員インタビュー・導入事例取材:記事化に必要なエピソードと数値を確保する

いずれのシーンでも、「その場の会話力」に依存させないことが共通の狙いです。

▼用途別のテンプレートをまとめて入手したい方はこちら
👉 ヒアリングシートテンプレート集(無料)

【比較表】インタビューシート・ヒアリングシート・アンケートの違い

4つの調査手法を一覧で比較

「インタビューシート」「ヒアリングシート」「アンケート」「質問票」は混同されやすい言葉です。目的と得意領域がまったく異なるため、まずは違いを押さえておきましょう。

項目 インタビューシート ヒアリングシート アンケート 質問票(構造化調査票)
主な目的 1対1で背景・動機を深く聞く 商談・案件で必要情報を確認する 多数から定量データを集める 統計処理を前提に厳密に測定する
形式 対話(半構造化) 対話+記入 選択式・記述式 完全構造化・選択式中心
対象人数 少人数(5〜30名) 個別(1件ずつ) 多数(100名〜) 多数(統計的サンプル数)
得意なこと 深掘り・本音・仮説検証 抜け漏れ防止・標準化 傾向把握・比較 因果分析・時系列比較
苦手なこと 定量化・一般化 潜在ニーズの発掘 理由の深掘り 想定外の発見
所要時間の目安 30〜60分/件 15〜45分/件 3〜10分/件 5〜15分/件

使い分けの判断フロー

迷ったときは、「知りたいのは”数”か”理由”か」で切り分けるのが最短です。

「どれくらいの人がそう思っているか」を知りたいならアンケートや質問票、「なぜそう思うのか」を知りたいならインタビューシートが適しています。商談の場で「必要な情報を漏れなく確認したい」場合はヒアリングシートが最適です。

実務では組み合わせるのが最も効果的です。まずアンケートで全体傾向を掴み、特徴的な回答をした層にインタビューを実施して理由を深掘りする——この二段構えにすると、定量と定性の両方が揃った説得力のある示唆が得られます。

▼アンケートとの使い分けをさらに詳しく知りたい方はこちら
👉 アンケートツール選び方ガイド

【コピペOK】用途別インタビューシート質問項目一覧120選

ここからは、そのまま使える質問項目を用途別に掲載します。すべてを使う必要はありません。目的に合うものを抜き出し、自社の言葉に置き換えて使ってください。

共通で使える基本質問テンプレート(20問)

用途を問わず土台になる構成です。「基本情報→現状→課題→要望→意思決定→まとめ」の6区分で組み立てると、どの業界でも破綻しません。

区分 質問例 狙い
基本情報 ①ご所属と担当業務を教えてください
②チームの人数と役割分担は
③日々の業務の流れを教えてください
前提を揃える
現状 ④現在どのような方法で対応していますか
⑤その方法はいつから続いていますか
⑥どのくらいの工数がかかっていますか
⑦うまくいっている点はどこですか
事実を押さえる
課題 ⑧困っていることを3つ挙げるとしたら
⑨その中で最も影響が大きいのはどれですか
⑩それによってどんな損失が出ていますか
⑪過去に解決を試みたことはありますか
⑫うまくいかなかった原因は何だと思いますか
優先順位と背景を掴む
要望 ⑬理想の状態を一言で表すと
⑭絶対に外せない条件は何ですか
⑮逆に妥協できる点はありますか
要件を確定する
意思決定 ⑯導入を決める際の判断基準は
⑰関係する部署・役職はどなたですか
⑱予算の目安はありますか
⑲いつまでに解決したいですか
実現可能性を測る
まとめ ⑳最後に、聞き漏らしていることはありますか 取りこぼしを防ぐ

最後の「聞き漏らしはありませんか」は必ず入れてください。相手が本当に話したかったことが、この一問で出てくるケースは驚くほど多くあります。

営業・初回商談向けテンプレート(BANT/SPIN対応・25問)

営業の初回商談では、SPINで課題を掘り、BANTで案件化の確度を測るという二層構造が有効です。

フェーズ 質問例
アイスブレイク ①本日はお時間ありがとうございます。まず御社の事業概要を伺えますか
②直近で注力されているテーマはありますか
状況
(Situation)
③現在の業務フローを教えてください
④使用中のツール・体制は
⑤対象となる件数・規模はどのくらいですか
⑥現在の成果指標(KPI)は何ですか
課題
(Problem)
⑦そのフローで手間に感じている部分は
⑧ミスや抜け漏れが起きやすい工程はありますか
⑨社内から不満の声が出ている点は
⑩担当者が変わると品質は変わりますか
影響
(Implication)
⑪その課題は月あたり何時間の損失になっていますか
⑫金額に換算するとどの程度ですか
⑬放置した場合、半年後どうなりそうですか
⑭他部署への影響はありますか
解決イメージ
(Need-payoff)
⑮もしその工数が半分になったら、何に使いますか
⑯解決できたら社内でどう評価されますか
予算
(Budget)
⑰この領域の予算は確保されていますか
⑱年間でどの程度をお考えですか
⑲予算の期首・期末はいつですか
決裁
(Authority)
⑳最終決裁はどなたが行いますか
㉑稟議のプロセスと期間を教えてください
㉒反対しそうな部署はありますか
必要性
(Need)
㉓社内での優先順位は何番目ですか
㉔他に比較検討中のサービスはありますか
時期
(Timeline)
㉕いつまでに稼働している状態が理想ですか

特に⑪〜⑬の「数値化」の質問は、後の提案書で費用対効果を示す根拠になります。ここを曖昧なまま帰ると、提案の説得力が一段落ちます。

▼営業商談用のシートをそのまま使いたい方はこちら
👉 初回商談ヒアリングシートテンプレート(営業編)

Web制作・要件定義向けテンプレート(25問)

Web制作で最も多いトラブルは「言った・言わない」による手戻りです。以下の7区分を埋めておけば、要件の抜けはほぼ防げます。

区分 質問例
目的・KGI ①今回のサイトで達成したい目的は
②成果をどの指標で測りますか
③現サイトの課題は何ですか
④社内での位置づけ・背景は
ターゲット ⑤主なターゲット像を教えてください
⑥そのユーザーはどこから流入しますか
⑦競合と見なしている企業は
要件 ⑧必要なページ数の想定は
⑨必須の機能(フォーム・検索・会員機能など)は
⑩既存システムとの連携は必要ですか
⑪多言語対応は必要ですか
⑫CMSは何をご希望ですか
デザイン ⑬好み・イメージに近い参考サイトは
⑭避けたいテイストはありますか
⑮ロゴ・ブランドガイドラインの有無
⑯写真・素材はご用意がありますか
コンテンツ ⑰原稿は誰が用意しますか
⑱既存コンテンツの移行は必要ですか
⑲更新頻度はどの程度を想定していますか
運用・保守 ⑳公開後の更新は自社で行いますか
㉑保守範囲のご希望は
㉒サーバー・ドメインの管理者は
予算・納期 ㉓ご予算の上限は
㉔公開希望日と、その理由は
㉕確認・承認に関わる方はどなたですか

㉕の「承認者は誰か」を初回で確認しておくと、後半のちゃぶ台返しを大幅に減らせます。

▼Web制作の要件ヒアリングをテンプレート化したい方はこちら
👉 Web制作ヒアリングシートテンプレート

マーケティングリサーチ・顧客インタビュー向けテンプレート(20問)

顧客インタビューの目的は「言語化されていない動機」を掘り起こすことです。事実→行動→感情→価値観の順に降りていきます。

区分 質問例
属性 ①ご職業・役割を教えてください
②普段の一日の流れは
③この領域に関わってどのくらいですか
利用実態 ④現在お使いの商品・サービスは
⑤どのくらいの頻度で使いますか
⑥どんな場面で使うことが多いですか
⑦最初に知ったきっかけは何でしたか
購買・意思決定 ⑧購入を決めた最後の一押しは何でしたか
⑨比較検討した他の選択肢は
⑩その中でこれを選んだ理由は
課題・不満 ⑪使っていて不便に感じる点は
⑫最近「困ったな」と思った具体的な場面を教えてください
⑬その時どう対処しましたか
価値・動機 ⑭一番価値を感じている点はどこですか
⑮それはなぜ大切なのですか
⑯もし使えなくなったら何に困りますか
理想・展望 ⑰理想的にはどうなっていてほしいですか
⑱追加してほしい機能はありますか
⑲友人に薦めるとしたら何と説明しますか
⑳今日話していなくて、伝えたいことはありますか

⑮の「それはなぜ大切なのか」を2〜3回繰り返すのがラダーリングです。機能の話から価値観の話へ移った瞬間に、他社が真似できないインサイトが出てきます。

▼リサーチ設計のガイドが必要な方はこちら
👉 ヒアリングシート作成ガイド(マーケティングリサーチ編)

採用面接・中途採用向けテンプレート(15問)

採用面接でインタビューシートを使う最大の目的は「面接官によるブレをなくすこと」です。評価項目と質問を紐づけておきます。

評価軸 質問例
経験・実績 ①これまでの職務内容を時系列で教えてください
②最も成果を出した仕事と、その数値は
③その成果におけるご自身の役割は
再現性 ④成功要因を3つ挙げるとしたら
⑤同じ手法は当社でも通用しそうですか
⑥うまくいかなかった経験と、そこから学んだことは
思考・行動特性 ⑦想定外のトラブルが起きた時、まず何をしますか
⑧意見が対立した時の進め方は
⑨情報収集はどのように行っていますか
価値観・志向 ⑩仕事で最もやりがいを感じる瞬間は
⑪逆にストレスを感じるのはどんな時ですか
⑫転職を考えたきっかけは
条件・意思 ⑬当社で実現したいことは
⑭他社の選考状況と優先順位は
⑮入社可能時期と希望条件を教えてください

各質問に4段階程度の評価スケールと記入欄を添えると、面接後の合議がスムーズになります。

社員インタビュー・導入事例記事向けテンプレート(15問)

記事化を前提とするインタビューでは、「エピソード」と「数値」を必ず持ち帰ることがゴールになります。

構成 質問例
導入前の課題 ①導入前はどんな状態でしたか
②特に困っていたことを具体的に教えてください
③その課題は誰が、どのくらい負担していましたか
検討・選定 ④どんなきっかけで検討を始めましたか
⑤何社を比較しましたか
⑥決め手になったポイントは
⑦社内で反対意見はありましたか
導入プロセス ⑧導入までにどのくらいかかりましたか
⑨立ち上げで苦労した点は
⑩社内浸透のために工夫したことは
成果 ⑪導入後、数値としてどう変わりましたか
⑫定性的にはどんな変化がありましたか
⑬現場のメンバーからの反応は
今後・推薦 ⑭今後どのように活用していきたいですか
⑮どんな企業におすすめしたいですか

⑪の数値は、後から追加取材するのが非常に手間です。その場で「差し支えない範囲で」と前置きして必ず聞いておきましょう

▼実際のヒアリング設計例をまとめて見たい方はこちら
👉 ヒアリング&診断コンテンツの実例集

インタビューシートの作り方7ステップ

ここからは、実際にインタビューシートを組み立てる手順を7つのステップで解説します。所要時間の目安は初回で2〜3時間、2回目以降はテンプレートの流用で30分程度に短縮できます。

STEP1:目的とゴールを一文で言語化する

最初にやるべきは、「このインタビューで何を明らかにするのか」を一文で書き切ることです。ここが曖昧なまま質問を並べ始めると、必ず「聞きたいこと全部盛り」の使えないシートになります。

良い例は「解約した顧客が、解約を決めた最後のきっかけと、その3か月前に起きていた変化を特定する」のように、対象・明らかにする対象・粒度が入っているものです。悪い例は「顧客の声を聞く」のような抽象的な表現です。

この一文は、以降のすべてのステップで「この質問は必要か」を判断する基準になります。紙の一番上に書いて、常に見える状態にしておきましょう。

STEP2:仮説を立ててから質問を洗い出す

いきなり質問を書き出すのではなく、先に「たぶんこうではないか」という仮説を3つほど立てます。仮説があると、質問は「それを検証するための問い」として自然に絞られていきます。

質問の洗い出しには6W2H(When/Where/Who/What/Why/Whom/How/How much)のフレームワークが有効です。用途に応じてBANT・SPIN・カスタマージャーニーなどを重ねると、抜けがさらに減ります。

この段階では広く出すことを優先し、30〜50問ほど書き出して構いません。絞り込みは次のステップで行います。仮説に対して「支持する回答」と「否定する回答」の両方を想定しておくと、都合の良い情報だけを集める確証バイアスを避けられます。

STEP3:質問を「必須」と「余力」に仕分ける

洗い出した質問を、STEP1のゴールに直接貢献するかで仕分けます。貢献するものが「必須質問」、あれば嬉しい程度のものが「余力質問」です。

目安として、必須質問は30分のインタビューなら8〜10問、60分でも12〜15問に収めます。これ以上詰め込むと、一問あたりの深掘りができず「消化ゲーム」になります。

余力質問は削除せず、シートの末尾に「予備欄」としてまとめておきましょう。想定より早く進んだ時や、相手が話し好きだった時にそのまま使えます。

STEP4:答えやすい順に並べ替える

質問は「事実確認 → 意見 → 感情・価値観」の順に並べます。人はいきなり価値観を問われると身構えますが、事実から話し始めると自然に深い話へ移行できます。

もう一つ有効なのが時系列の構成です。「過去(これまでどうしていたか)→ 現在(今どうか)→ 未来(どうなりたいか)」の流れは、相手が思い出しやすく、話が飛びにくくなります。

冒頭には2〜3分のアイスブレイク、末尾には「聞き漏らしはないか」を確認するクロージングの余白を必ず確保します。この前後の余白が、シートの実用性を大きく左右します

STEP5:深掘り質問とメモ欄をセットで設計する

ここが、普通の質問リストとインタビューシートを分ける最大のポイントです。各質問に対して「想定回答」「深掘り質問」「記録欄」の3点をあらかじめ用意します。

たとえば「課題は何ですか」という質問に対し、想定回答を「工数が多い/品質が安定しない/情報が共有されない」と3パターン置き、それぞれに「具体的には月何時間ですか」「どの工程で起きますか」といった深掘り質問を紐づけておきます。

こうしておけば、当日その場で深掘りの言葉を探す必要がなくなり、経験の浅いメンバーでもベテランに近い掘り下げができます。表形式(1行=1質問、列=質問文/想定回答/深掘り/メモ)で組むのがおすすめです。

STEP6:事前共有とリハーサルで精度を上げる

完成したシートは、可能な範囲で相手に事前共有します。質問の方向性が分かっていると、相手も資料や数値を用意してくれるため、当日の情報密度が段違いに上がります。

社内では必ず一度ロールプレイを実施してください。ここで発見できるのは「質問の重複」「分かりにくい表現」「時間オーバー」の3つで、いずれも本番でやると致命的です。

リハーサルは15分程度で構いません。実際に声に出して読むと、文章では自然に見えた質問が口語では不自然だと気づくことが多くあります。

STEP7:実施後にシートを更新して資産化する

インタビューシートは作って終わりではなく、更新して初めて資産になります。実施直後、記憶が新しいうちに「使わなかった質問」「追加で聞いた質問」「相手が答えにくそうだった質問」の3点をメモします。

これを3〜5件分ためた時点で改訂版を作ると、組織の標準シートとして精度が跳ね上がります。バージョン番号と更新日を入れておくと、どれが最新かで混乱しません。

専用ツールを使っている場合は、この改訂を画面上で即座に反映でき、回答データとの紐づけも自動で維持されます。Excelでファイルが乱立しがちな企業ほど、この差は大きく効いてきます。

▼作り方の手順をチェックリスト形式で持っておきたい方はこちら
👉 0からわかるヒアリングシート作成ガイド(営業編)

回答の質を高める8つのコツ

同じ質問でも、聞き方ひとつで返ってくる情報の深さは大きく変わります。ここでは実務で効果の大きい8つのコツを解説します。

コツ1:目的から逆算して質問を絞る

質問数と情報の質は反比例します。多く聞くほど良いという発想を捨て、STEP1で定めたゴールに貢献しない質問は思い切って予備欄へ移しましょう。

判断に迷ったら「この回答を得たら、次に何をするか」と自問します。次のアクションが思い浮かばない質問は、聞いても使われません。この一問だけで、シートは驚くほどスリムになります。

コツ2:簡単な質問から深掘りへ階段をつくる

人は「事実」→「意見」→「感情・価値観」の順であれば抵抗なく話せます。逆に、初対面でいきなり「なぜそう感じるのですか」と踏み込むと、当たり障りのない答えしか返ってきません。

具体的には、最初の3問は必ず「はい/いいえ」や事実で答えられる質問にします。相手が話すリズムを掴んだところで、意見を問う質問に移行するのが定石です。

コツ3:オープンとクローズドを意図的に使い分ける

オープンクエスチョン(自由回答)は情報の広がりを、クローズドクエスチョン(はい/いいえ・選択式)は事実の確定を得意とします。両者を交互に配置するのが理想です。

たとえば「どんな課題がありますか(オープン)」で広げ、「その中で最も影響が大きいのは工数ですか、品質ですか(クローズド)」で絞る。この往復を繰り返すと、限られた時間で深さと具体性の両方が得られます。

コツ4:数字を引き出して抽象を具体化する

「大変です」「けっこうかかっています」という回答は、そのままでは使えません。「月に何時間ですか」「金額に換算するといくらですか」「何件中何件ですか」と、必ず数値化を促します。

相手が即答できない場合は「ざっくりで構いません」「10時間か100時間かで言うと」とレンジを提示すると答えやすくなります。ここで得た数字が、後の提案や社内稟議の根拠になります。

コツ5:ラダーリングで本音まで掘り下げる

ラダーリングとは、「それはなぜ大切なのですか」を繰り返して、機能→ベネフィット→価値観へと梯子を降りていく手法です。マーケティングリサーチでは必須のテクニックです。

「操作が簡単なのが良い」→「なぜ簡単だと良いのですか」→「教える手間が省けるから」→「その手間が減ると何が変わりますか」→「本来やるべき企画に時間を使えるから」。ここまで来て初めて、訴求すべき本当の価値が見えます。

ただし「なぜ」を連発すると詰問に聞こえます。「もう少し詳しく伺えますか」「そこが大事なのはどんな背景からでしょう」と言い換えのバリエーションを用意しておきましょう。

コツ6:沈黙を待ち、相手に考える時間を渡す

質問を投げた後の数秒の沈黙を、多くの人は耐えられずに補足説明を始めてしまいます。しかしその沈黙こそが、相手が本音を言語化している時間です。

目安として5〜7秒は待つと決めておきましょう。オンラインの場合は回線遅延もあるため、さらに1〜2秒長めに取ると安全です。

コツ7:質問リストを事前共有し「尋問化」を避ける

シートを手元で見ながら次々に質問すると、相手には「尋問」に感じられます。これを防ぐ最も簡単な方法が、事前に質問の方向性を共有しておくことです。

当日は「先にお送りした通り、まず現状から伺わせてください」と切り出せば、シートを見る行為が自然になります。加えて、相づち・要約返し・共感の一言を意識的に挟むと、会話としての温度が保てます。

コツ8:記録は「録音+要点メモ」で二重化する

メモを取ることに集中すると、相手の表情や間の変化を見逃します。逆に録音だけに頼ると、後で全編を聞き直す膨大な工数が発生します。

おすすめは録音を回しつつ、シートには要点とタイムスタンプだけを書く方法です。「12:34 予算の話」とだけ残しておけば、後から必要な箇所だけをピンポイントで聞き返せます。

なお録音・録画は必ず事前に許可を取ってください。「記録用に録音してもよろしいでしょうか。社内共有のみに使用します」と用途まで伝えるのが誠実な進め方です。

▼回答率・回答品質を上げる設計をさらに学びたい方はこちら
👉 ユーザーからの回答率の高いアンケートの作り方【6つのコツ】

インタビュー当日の進め方【6フェーズ】

シートが完成しても、当日の進め方が雑では成果は出ません。ここでは30〜60分のインタビューを想定した6つのフェーズを解説します。

フェーズ1:事前準備(前日〜開始10分前)

前日までに、相手企業の事業内容・直近のプレスリリース・担当者の役職を確認しておきます。相手について調べた形跡があるだけで、会話の温度は明らかに変わります。

当日は開始10分前に、機材(録音アプリ・オンライン会議URL・通信状況)とシートの印刷/画面配置を確認します。オンラインなら「シート用に別ウィンドウを開いておく」だけで、視線の泳ぎを防げます。

フェーズ2:アイスブレイクと目的共有(2〜5分)

最初に「本日の目的」「所要時間」「録音の可否」「回答の使い道」の4点を必ず伝えます。ここを省略すると、相手はどこまで話してよいか分からず、回答が浅くなります。

アイスブレイクは長くする必要はありません。「本日はお時間ありがとうございます」に加えて、相手の会社について調べた一言を添えるのが最も効率的です。

フェーズ3:基本質問で事実を固める(5〜15分)

ここでは答えやすい事実確認を中心に進めます。業務フロー、体制、使用中のツール、件数や頻度といった数値情報です。

この段階で得た事実が、後の深掘りの土台になります。相手が話すペースを掴む時間でもあるので、テンポよく進めることを意識してください。

フェーズ4:核心質問と深掘り(15〜35分)

インタビューの山場です。課題・影響・意思決定といった核心に触れる質問を投げ、STEP5で用意した深掘り質問で掘り下げます。

ここで重要なのはシートの順序に固執しないことです。相手が別の話題に流れたら一旦ついていき、区切りで「先ほどの◯◯の件に戻りますが」と回収します。順序よりも、必須質問を落とさないことを優先しましょう。

フェーズ5:クロージングと確認(5分)

終盤では、聞いた内容を要約して相手に返します。「つまり、最も課題なのは◯◯で、その原因は△△という理解でよろしいでしょうか」と確認することで、認識のズレをその場で修正できます。

そして必ず「最後に、伺えていないことはありますか」と尋ねます。加えて、次のアクション(提案書の送付日、追加ヒアリングの要否)を明確にして終えます。

フェーズ6:事後の記録・共有(当日中)

記憶が新しい当日中に、要点を清書してチームに共有します。24時間を過ぎると細かなニュアンスは急速に失われます。

共有時は「事実」と「解釈」を分けて書くのがポイントです。相手が言ったことと、それをどう読み取ったかを混ぜると、後で判断を誤ります。

時間配分と質問数の目安

インタビュー時間 必須質問数 1問あたりの目安 深掘りの回数
30分 8〜10問 2〜3分 1問につき1〜2回
45分 10〜12問 3分 1問につき2回
60分 12〜15問 3〜4分 1問につき2〜3回
90分 15〜20問 4分 1問につき3回以上

この表の数字は「深掘りの時間を含めた」目安です。質問文を読み上げる時間だけで計算すると、確実に時間が足りなくなります。

やってはいけない7つの注意点

ここでは、インタビューの質を下げてしまう典型的な失敗と、その回避策を解説します。

注意点1:誘導尋問をしない

「◯◯にお困りではないですか?」という聞き方は、相手に「はい」と言わせる誘導です。得られた答えは自社の仮説をなぞっただけで、意思決定には使えません。

正しくは「現在の業務で手間に感じている部分はどこですか」とオープンに投げ、相手の言葉で語ってもらいます。自社サービス名や解決策を先に出さないことが鉄則です。

注意点2:一度に複数の質問を投げない

「予算と決裁者と導入時期を教えてください」と一度に聞くと、相手は答えやすい一つにだけ答えて終わります。ダブルバーレル質問と呼ばれる典型的な設計ミスです。

質問は必ず一問一答に分解してください。シート作成時に「〜と〜」「かつ」「または」が入っている質問を探して分けるだけで、回収率は明確に上がります。

注意点3:専門用語や社内用語を使わない

自社では当たり前の略語も、相手には通じません。相手が理解できない質問には、「たぶんこういう意味だろう」という推測に基づいた回答が返ってきます。これが最も危険です。

シート完成後に業界外の同僚に読んでもらうのが最も確実なチェックです。引っかかった単語はすべて平易な言葉に置き換えましょう。

注意点4:シートを台本として読み上げない

書かれた文言をそのまま読み上げると、会話ではなくアンケートの読み合わせになります。相手も「型どおりに答えればいい」と判断し、深い話は出てきません。

シートはあくまで地図です。相手の回答に応じて言い回しを変え、順番を入れ替え、その場で生まれた疑問を優先して聞く柔軟さを持ちましょう。

注意点5:質問を詰め込みすぎない

「せっかくの機会だから」と20問も30問も用意すると、一問あたりの掘り下げがゼロになります。結果として、浅い情報が大量に残るだけです。

必須質問は前述の目安(30分なら8〜10問)に必ず収め、残りは予備欄へ。「聞けなかった質問がある」状態は失敗ではありません。「全部聞いたが何も分からなかった」ほうが深刻です。

注意点6:録音・個人情報の扱いを軽視しない

録音・録画は必ず開始前に許可を取ること。加えて、取得した個人情報の利用目的・保管期間・共有範囲を明示しておくと、相手の安心感が大きく変わります。

顧客インタビューの内容を記事化・事例化する予定がある場合は、その旨も最初に伝えておきましょう。後から許諾を取り直す手間とリスクを避けられます。

注意点7:実施しっぱなしで改善につなげない

最も多い失敗が、インタビューを実施して満足してしまうケースです。回答が集計・分析されず、次の施策にもシートの改訂にも反映されない——これでは工数が丸ごと無駄になります。

対策はシンプルで、実施前に「この結果を誰が、いつ、何に使うか」を決めておくこと。出口が決まっていれば、分析は自然と実行されます。

回答データの集計・分析と改善サイクル

インタビューは定性調査のため「集計しにくい」と思われがちですが、型を決めれば十分に構造化できます

要点の書き起こしとコード化

まず、録音から要点を書き起こします。全文の逐語録は工数が大きいため、核心質問の回答部分だけを抜き出す方式で十分です。

次に、抜き出した発言にタグ(コード)を付けます。「工数課題」「品質課題」「情報共有課題」といった具合です。この作業を経ることで、定性データが集計可能な状態になります。

区分別マトリクスで横並び比較する

複数人にインタビューした場合は、行=対象者、列=質問区分のマトリクスを作ります。これだけで、共通して出てくる論点と、特定の属性だけに現れる論点が一目で分かります。

注目すべきは「全員が言ったこと」と「一人だけが強く言ったこと」の両方です。前者は確度の高い共通課題、後者は将来の市場を示す先行指標である可能性があります。

キーワード集計で擬似的に定量化する

タグ付けが済んでいれば、「10人中7人が工数課題に言及」という形で数値化できます。少人数のインタビューでも、社内報告における説得力が大きく変わります。

ただし統計的な代表性はない点に注意してください。「傾向として」という前置きを添えるのが誠実です。より厳密な数値が必要なら、アンケートで裏取りを行いましょう。

KPIに接続して改善サイクルを回す

最後に、分析結果を具体的なKPIに接続します。営業なら商談化率・受注率、Web制作なら手戻り件数、CSなら解約率といった指標です。

そして、次回のインタビューシートに改訂を反映します。「実施 → 分析 → シート改訂 → 再実施」のサイクルを3周も回せば、シートの精度は初版とは比べものにならない水準になります。

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ツール別インタビューシートの作り方比較

インタビューシートは何で作るべきか。実施頻度と集計の必要性で最適解が変わります。

項目 Excel/Word Googleフォーム/スプレッドシート 専用ヒアリングツール
初期コスト ほぼ不要 無料 月額課金
作成の手軽さ すぐ作れるが設計は自力 フォームは簡単/設計は自力 テンプレートから選ぶだけ
分岐設計 不可(手動) 限定的に可能 柔軟に設定可能
回答者の負担 記入量が多く負担大 中程度 タップ中心で軽い
集計・分析 手作業で集計 自動集計(基本のみ) リアルタイム自動集計
外部連携 手動転記 一部連携可 CRM/MAと自動連携
改訂のしやすさ ファイルが乱立しがち 比較的容易 画面上で即編集・A/Bテスト可
向いているケース 単発・少数の実施 社内利用・低予算 継続実施・組織展開

Excel・Wordで作る場合のポイント

まず試してみる段階ではExcelで十分です。1行=1質問、列=「質問文/想定回答/深掘り質問/メモ/必須フラグ」の表構成にすると、そのまま当日の記録シートとしても機能します。

注意点はバージョン管理です。個人のPCで改変が進むとファイルが乱立し、「どれが最新か分からない」状態に陥ります。共有ドライブに置き、ファイル名に更新日を入れる運用を徹底しましょう。

Googleフォーム・スプレッドシートで作る場合のポイント

複数人で同時編集したい、回答を自動でスプレッドシートに集めたい場合はGoogleフォームが便利です。セクション分岐(回答に応じて次の質問を変える)もある程度は設定できます。

一方で、デザインの自由度が低く、顧客向けの対外的なヒアリングには見た目が課題になることがあります。社内利用や事前アンケート用途と割り切るのが現実的です。

専用ヒアリングツールで作る場合のポイント

月に数件以上インタビューを実施する、複数チームで同じシートを使う、回答をCRMに自動連携したい——こうした要件があるなら専用ツールが圧倒的に効率的です。

特に効くのが分岐設計(条件によって次の質問を出し分ける)です。相手にとって不要な質問が表示されないため、回答負担が下がり、完了率が上がります。

生成AIを活用した質問案づくり(2026年の実践法)

近年は、質問の初期案づくりに生成AIを使う企業が増えています。使い方のコツは「質問を作って」と丸投げしないことです。

効果的なのは、STEP1で決めたゴールの一文・相手の属性・時間・使いたいフレームワーク(BANT等)を明示したうえで、「必須質問10問と深掘り質問を各2つ」と出力形式まで指定する方法です。

ただし、AIが出す質問は一般論に寄りがちです。自社の商材や過去の失注理由といった固有の文脈は必ず人間が加筆してください。AIは「洗い出しの網羅性」を担保する道具、絞り込みと深掘りの設計は人間の仕事、と役割を分けるのが実務的です。

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業界・用途別の実践事例4選

ここでは、インタビューシートの整備によって成果が変わった実例を紹介します(Interviewz支援先の事例をもとに構成)。

事例1:BtoB営業/商談化率の安定化

初回商談の質が担当者ごとにバラついていた企業では、BANT+SPINを組み込んだ共通シートを整備しました。

特に効果が大きかったのは「影響を数値で聞く質問」を必須化したことです。提案書に費用対効果を明示できるようになり、稟議通過率が改善。新人でも一定水準の情報を持ち帰れるようになり、商談品質の下振れがなくなりました

事例2:Web制作/要件定義の手戻り削減

制作会社では、要件ヒアリングの抜け漏れによる手戻りが常態化していました。7区分25問のシートを導入し、特に「承認者は誰か」「原稿は誰が用意するか」を必須項目に設定。

その結果、公開直前のちゃぶ台返しが大幅に減少し、クレーム対応の工数も削減されました。ヒアリング内容をそのまま要件定義書に流用できるようになった点も、現場の負担軽減に直結しています。

事例3:マーケティングリサーチ/解約要因の特定

SaaS企業では、解約理由が「価格」としか分かっていませんでした。ラダーリングを組み込んだ顧客インタビューを実施したところ、実際の要因は「導入後に使いこなせず、価値を感じられなかった」ことだと判明。

この発見をもとにオンボーディング施策を改修し、解約率の改善につながりました。表層の理由の裏側にある本当の要因は、シートに深掘り質問を仕込んでおかなければ拾えません。

事例4:人材・派遣/定着率向上のための定期ヒアリング

派遣スタッフの定着率に課題があった企業では、対面ヒアリングを定期実施していたものの、面談者によって聞く内容がバラバラでした。

共通シートを整備し、オンラインで事前に回答してもらう形式へ移行した結果、面談時間を短縮しつつ、離職の予兆を早期に検知できるようになりました。データが蓄積されることで、どの項目のスコアが下がると離職につながるかも見えるようになっています。

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インタビューシート作成を効率化する「Interviewz(インタビューズ)」

Interviewzとは

Interviewz(インタビューズ)は、専門知識がなくてもタップ操作だけでヒアリング・アンケート・診断コンテンツを作成できるヒアリングDXツールです。

インタビューシートの「作成」「配信」「回収」「集計・分析」までを一つの画面で完結できるため、Excelでの作成と手作業集計にかかっていた工数を大幅に削減できます。

インタビューシート作成に向いている5つの理由

理由1:専門知識なしで直感的に作成できる

フォーム作成ツールにありがちな設定の複雑さがなく、画面上で質問を並べるだけでシートが完成します。情報システム部門に依頼せず、現場の担当者が自分で作って自分で改訂できる点が最大の利点です。

理由2:分岐設計で回答率を高められる

回答内容に応じて次の質問を出し分ける条件分岐を柔軟に設定できます。相手にとって不要な質問が表示されないため、回答途中の離脱が減り、完了率が向上します。

理由3:リアルタイムで集計・分析できる

回答が入った瞬間にダッシュボードへ自動反映されます。Excelへの転記や関数の組み直しが不要になり、「集計に追われて分析する時間がない」という状態から解放されます。

理由4:CRM・MAなど外部ツールと連携できる

取得したヒアリング結果をCRMやMAへ自動連携できるため、二重入力がなくなります。営業ヒアリングの内容がそのまま商談情報として蓄積されるので、引き継ぎもスムーズです。

理由5:テンプレート・診断コンテンツが豊富

営業・Web制作・採用・リサーチなど、用途別テンプレートが多数用意されています。ゼロから作る必要がなく、選んで自社向けに手直しするだけで運用を開始できます。診断コンテンツ化すれば、リード獲得の入り口としても機能します。

導入によって得られた成果(自社支援実績)

Interviewzを活用した企業では、リード数268%向上ヒアリングにかかる工数90%削減サポートコスト半減といった成果が報告されています(いずれも自社支援先の実績値であり、成果を保証するものではありません)。

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よくある質問(FAQ)

Q1. インタビューシートとヒアリングシートの違いは何ですか?

A. インタビューシートは「背景や動機を深く聞く」ための設計図ヒアリングシートは「必要情報を漏れなく確認する」ための記入型シートです。前者は深掘りと仮説検証、後者は標準化と抜け漏れ防止を得意とします。営業の初回商談では両者を兼ねた形式で運用するケースも多くあります。

Q2. 質問は何問くらいが適切ですか?

A. 30分なら8〜10問、60分なら12〜15問が目安です。これは深掘りの時間を含めた数字で、質問文を読み上げるだけの時間で計算すると必ず足りなくなります。聞きたいことが多い場合は、必須質問と予備質問に分けて優先順位をつけましょう。

Q3. Excelと専用ツール、どちらで作るべきですか?

A. 単発・少数ならExcel、継続実施と集計を重視するなら専用ツールが適しています。判断の分かれ目は「月に何件実施するか」と「集計・分析を誰がやるか」です。月数件以上、かつ複数人で運用するなら、専用ツールのほうが総工数は確実に少なくなります。

Q4. オンラインインタビューで気をつけることは?

A. 相づちをはっきり大きめに、沈黙は対面より長めに待つのがコツです。通信トラブルに備えて録画・録音の許可は事前に取得し、画面共有で認識のズレを防ぎましょう。開始前に音声テストを済ませておくと、序盤のロスがなくなります。

Q5. 回答が浅いときはどう深掘りすればよいですか?

A. 「具体的には?」「たとえば?」「そう感じたのはどんな場面ですか?」を使い分けます。「なぜ」を繰り返すラダーリングも有効ですが、詰問に聞こえないよう言い換えを用意してください。それでも出てこない場合は、選択肢や他社事例を提示して答える足がかりを渡すと言葉が出てきます。

Q6. インタビューシートは誰が作るべきですか?

A. 実際にインタビューを行う担当者が主体となって作り、上長やベテランがレビューする形が最も機能します。使う人が作ることで実務との乖離がなくなり、レビューを挟むことで属人的な視点の偏りを防げます。初版が完成したら、必ず社内ロールプレイで検証してください。

Q7. 一度作ったシートはどのくらいの頻度で見直すべきですか?

A. 3〜5件の実施ごと、または四半期に一度の見直しが目安です。「使わなかった質問」「その場で追加した質問」「答えにくそうだった質問」の3点を毎回メモしておけば、改訂作業は30分程度で済みます。更新日とバージョン番号を必ず記載しましょう。

Q8. インタビューの録音や個人情報の扱いで注意すべき点は?

A. 録音・録画は必ず開始前に許可を取り、利用目的・保管期間・共有範囲を明示します。記事化や事例化の可能性がある場合は、その旨も最初に伝えておくと後の許諾取得がスムーズです。取得した個人情報は、自社のプライバシーポリシーに沿って管理してください。

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まとめ|今日からできる3つのアクション

インタビューシートは、「聞く力」を個人のスキルから組織の仕組みへ変えるためのツールです。作り方さえ押さえれば、経験の浅いメンバーでもベテランに近い情報を持ち帰れるようになります。

本記事の要点を整理します。

  • 目的を一文で言語化することがすべての起点。ここが曖昧だとシートは必ず膨らむ
  • 必須質問は30分で8〜10問、60分で12〜15問に絞り、残りは予備欄へ
  • 「質問文・想定回答・深掘り・メモ」の4点セットで設計するのが、台本と設計図の分かれ目
  • 数値を引き出す質問ラダーリングが、回答の質を決定づける
  • 実施 → 分析 → シート改訂のサイクルを回して初めて、組織の資産になる
  • 継続実施と集計重視なら専用ツール、単発ならExcelで十分

次にやるべき3つのアクション

①ゴールを一文で書く——次回のインタビューで「何を明らかにするか」を今すぐ紙に書き出してください。所要時間は5分です。

②テンプレートを取得して質問を選ぶ——本記事の質問例120選から必要なものを抜き出すか、用途別テンプレートをダウンロードして手直しするのが最短ルートです。

③1件実施して、シートを改訂する——完璧な初版を目指すより、まず1件実施して改訂したほうが精度は速く上がります。

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