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歯科医の問診票テンプレート7選|必須項目と作り方完全ガイド

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歯科医院の問診票は、患者さんの安全を守りながら、初診対応と業務効率を左右する最初の接点です。しかし「どの項目を入れれば足りるのか」「テンプレートをどう選び、どう作ればよいのか」で迷う先生・スタッフは少なくありません。

本記事では、無料で使える問診票テンプレート7選を比較表つきで紹介し、必須項目・作り方5ステップ・回答率を高めるコツまでを一気通貫で解説します。

さらに、2026年6月に施行された診療報酬改定(医療情報取得加算の廃止と後継加算)を踏まえ、いま歯科医院がそろえておくべき問診項目まで最新情報を網羅していますので、ぜひ参考にしてください。

この記事の監修・運営情報

運営:株式会社Interviewz(インタビューズ)/ヒアリング・診断DXツール「Interviewz」の開発・提供元。

本記事はInterviewz編集部が、厚生労働省・デジタル庁・日本歯科医師会などの公的資料と現行の診療報酬制度をもとに作成・確認しています。医療機関の問診票運用支援で得た実務知見を反映しています。

歯科医の問診票とは|役割と基本を解説

歯科医の問診票とは、初診や再診の前に患者さん自身が症状・既往歴・服薬状況などを記入し、安全で的確な歯科治療の土台となる情報を集めるための書類です。診療前に得られる患者情報の質が、その後の診断精度と治療の安全性を大きく左右します。

問診票が歯科医院で果たしている役割

問診票の第一の役割は、治療リスクを事前に把握し、医療事故を未然に防ぐことにあります。高血圧や糖尿病などの全身疾患、抗血栓薬の服用、金属・薬剤アレルギーの有無は、麻酔や抜歯、被せ物の素材選択に直結する情報です。
第二に、限られた診療時間の中で主訴を素早く共有し、問診の抜け漏れを防ぐ役割があります。あらかじめ患者さんが記入することで、歯科医師・歯科衛生士は要点を押さえたコミュニケーションに集中でき、待ち時間の短縮にもつながります。

問診票とカルテの違い

問診票とカルテはよく混同されますが、記入者とタイミングが明確に異なります。問診票は診療前に「患者さん自身」が記入する自己申告の情報であるのに対し、カルテ(診療録)は診察後に「歯科医師」が記録する診療の記録です。
問診票で集めた情報を医師が確認・診査し、診断や治療計画としてまとめたものがカルテに反映されます。問診票はあくまで診療の入口であり、正確な記入が質の高いカルテ作成の前提になる点を押さえておきましょう。

問診票の記入は法律で義務づけられているのか

結論として、問診票そのものの様式を一律に義務づける法律はありません。ただし、医師法・歯科医師法や医療法は適切な診療と診療録の作成を求めており、その前提となる患者情報の収集手段として、実務上ほぼすべての歯科医院で問診票が用いられています。
また後述するとおり、2026年の診療報酬改定以降は、マイナ保険証・オンライン資格確認を通じて取得する情報と問診票の役割分担を整理しておくことが、加算算定や運用効率の面でも重要になっています。

歯科医の問診票テンプレート無料7選【比較表つき】

まずは、無料で入手できる代表的な問診票テンプレートを一覧で比較します。形式(Word・Excel・Web)と自院の運用方針が合っているかを軸に選ぶのがポイントです。

無料テンプレート7選 早わかり一覧表

テンプレート名 形式 特徴 こんな医院におすすめ
問診票ドットコム(歯科) Web/印刷 歯科専用の設問がそろい、そのまま印刷して使える まず紙で標準的な様式を整えたい医院
無料ビジネス書式テンプレート Word 汎用書式で編集の自由度が高い 項目を自院流にカスタマイズしたい医院
歯科経営ドットコム Word 歯科経営の視点を踏まえた実務的な様式 経営・運用面まで意識したい医院
メディア系テンプレート(media) Word シンプルで記入しやすいレイアウト 患者さんの記入負担を抑えたい医院
ひな形の知りたい!/雛形本舗 Word/Excel 複数フォーマットから選べる ExcelでもWordでも扱いたい医院
DENTIS Web/解説 作成のポイント解説つきで学びながら作れる 項目の考え方から理解したい医院
Interviewzテンプレート集 Web問診 回答分岐・自動データ化に対応したWeb問診型 紙からWeb問診へ移行したい医院

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自院に合うテンプレートの選び方

テンプレート選びで最初に決めたいのは、紙で運用するのか、Web問診に踏み出すのかという方針です。1日の来院数が多く待ち時間が課題になっている医院や、転記作業をなくしたい医院ほど、Web問診型テンプレートの効果が大きくなります。
次に確認したいのが、自院の診療科目・患者層に必要な設問が最初から入っているかです。小児歯科・矯正・インプラント・自由診療など、扱う診療によって必要な問診項目は変わるため、基本様式にどれだけ手を加える必要があるかを見積もっておきましょう。

テンプレートを使うときの注意点

無料テンプレートは便利ですが、そのまま使うと自院の実態に合わない設問が残ることがあります。使わない項目は削り、必要な項目を足す「カスタマイズ前提」で扱うのが基本です。
また、テンプレートによっては最新の制度・運用に追いついていない場合があります。個人情報の取得・利用に関する同意欄や、後述する医療DX関連の項目が過不足なく含まれているかを、導入前に必ずチェックしてください。

歯科医の問診票に必要な必須項目一覧【2026年制度対応】

問診票の設問は、大きく5つのカテゴリーに整理できます。「基本情報」「主訴」「既往歴」「アレルギー・投薬歴」「生活習慣・同意」の5領域を押さえることで、安全性と診療効率の両方を満たせます。
どれか一つでも欠けると、麻酔や投薬・観血処置の場面でリスクを見落とす可能性があります。まずは全体像を一覧表で把握し、そのうえで各カテゴリーの具体的な項目と設計の意図を確認していきましょう。

必須項目カテゴリー一覧表

カテゴリー 主な項目 目的
患者さんの基本情報 氏名・生年月日・連絡先・保険情報 本人確認と連絡・保険手続き
来院理由・主訴 症状の部位・種類・発症時期 診療の優先順位と方針決定
既往歴・全身疾患 高血圧・糖尿病・心疾患・手術歴 麻酔・観血処置のリスク管理
アレルギー・投薬歴 薬剤/金属アレルギー・服用中の薬 薬剤選択と相互作用の回避
生活習慣・同意確認 喫煙・妊娠授乳・個人情報の同意 治療計画と法令対応

患者さんの基本情報に関する項目

氏名・フリガナ・生年月日・住所・電話番号・保険情報は、本人確認と連絡、会計・保険手続きの基礎になる項目です。緊急連絡先や、通院しやすい曜日・時間帯まで確認しておくと、リコール(定期来院)案内の精度が上がります。
高齢の患者さんや小児では、記入を代理する家族の情報も把握しておくと、当日の連絡や説明がスムーズになります。

来院理由・主訴に関する項目

主訴は診療の起点となる最重要項目です。「どの歯が」「どのように痛むのか(ズキズキ・しみる・噛むと痛いなど)」「いつからか」を選択式で記入できるようにすると、患者さんが言語化しにくい症状も的確に拾えるようになります。
痛みだけでなく、歯ぐきの腫れ・出血、歯並びや顎関節の違和感、詰め物が取れたなどの主訴も選べるようにしておくと、初診対応の抜け漏れを防げます。

既往歴・全身疾患に関する項目

高血圧・糖尿病・心疾患・脳血管疾患・肝疾患・腎疾患などの全身疾患は、麻酔や抜歯といった観血的処置の安全性に直結します。過去の入院・手術歴もあわせて確認しましょう。
特に血液をサラサラにする薬(抗血栓薬)を服用している場合、抜歯時の出血リスクに関わるため、疾患名と治療状況をセットで記入してもらう設計が望まれます。

アレルギー・投薬歴に関する項目

薬剤アレルギーは、麻酔薬や抗菌薬・鎮痛薬の処方前に必ず把握すべき情報です。あわせて、歯科特有の「金属アレルギー」を確認しておくと、詰め物・被せ物の素材選択でトラブルを避けられます。
現在服用中の薬・サプリメントは、お薬手帳の持参をうながす一文を添えると精度が上がります。相互作用や副作用の把握につながり、安全な処方の前提になります。

生活習慣・同意確認に関する項目

喫煙習慣は歯周病やインプラントの予後に影響し、妊娠・授乳中の情報は投薬・レントゲン撮影の判断に関わります。これらの生活習慣は治療計画そのものを左右するため、選択式で簡潔に確認できるようにしましょう。
加えて、収集した個人情報の利用目的への同意欄を設けることが、法令対応の観点から不可欠です。同意の取り方は後述の注意点でも詳しく解説します。

【2026年最新】診療報酬改定に対応する問診項目

2026年(令和8年)度の診療報酬改定は、問診票運用にも大きく影響しました。従来の「医療情報取得加算」および「医療DX推進体制整備加算」は2026年6月1日をもって廃止され、後継として「電子的診療情報連携体制整備加算」が新設されました。
新加算は、オンライン資格確認を通じて患者の受診歴・薬剤情報・特定健診情報などを取得・活用する体制に加え、マイナ保険証の利用実績(利用率)を施設基準に組み込んだ「実績評価」型が特徴です。単にシステムを導入しているだけでは要件を満たしにくくなった点が最大の変化といえます。

問診票側で押さえるべき変化1:情報の役割分担

マイナ保険証・オンライン資格確認で薬剤情報や特定健診情報が取得できるようになった今、問診票は「システムで取れない情報」に注力するのが効率的です。主訴・自覚症状・生活習慣・歯科特有のアレルギーなど、患者さんの申告でしか得られない情報を厚くしましょう。

問診票側で押さえるべき変化2:受付フローとの連動

新加算では「マイナ保険証はお持ちですか」という声かけと利用促進が実務上の前提になります。問診票や受付案内に、マイナ保険証の提示・情報提供への同意を促す一文を組み込み、受付から問診までを一連の流れとして設計することが望まれます。

問診票側で押さえるべき変化3:同意と記録の整合

取得した薬剤・健診情報を診療に活用した旨をカルテに記録することが求められるため、問診票の同意欄と診療記録の整合を取っておく必要があります。問診票の同意項目を見直し、情報連携への同意を明確化しておくと運用が安定します。

歯科医の問診票の作り方|5ステップで完成させる手順

問診票は、次の5ステップで作成すると抜け漏れなく仕上がります。テンプレートをベースにしつつ、自院の診療科目と患者層に合わせて調整していきましょう。
ゼロから作るのではなく、既存の様式や無料テンプレートを出発点にして「削る・足す・言い換える」ことを意識すると、短時間で実用的な問診票に仕上がります。以下では各ステップの判断基準と具体的なポイントを解説します。

STEP1:目的とゴールを定義する

まず「この問診票で何を把握したいのか」を明確にします。安全管理を最優先にするのか、リコールやカウンセリングの起点にもしたいのかで、必要な項目は変わります。目的が定まると、削るべき設問と足すべき設問が見えてきます。

STEP2:必須項目を洗い出す

前章の5カテゴリー(基本情報・主訴・既往歴・アレルギー投薬・生活習慣同意)を土台に、必須項目をリスト化します。診療の安全に関わる項目は必須、それ以外は任意と切り分けると、患者さんの記入負担を抑えられます。

STEP3:設問形式と回答方法を設計する

自由記述を最小限にし、選択式・チェックボックスを中心に設計すると、記入率が上がりデータ化も容易になります。症状の程度は段階選択にするなど、答えやすさを意識しましょう。Web問診であれば、回答に応じて次の設問を出し分ける分岐設計も有効です。

STEP4:レイアウトと導線を整える

紙・Webいずれの場合も、関連する項目をまとめ、上から自然に記入できる順序にすることが大切です。文字サイズや余白を確保し、高齢の患者さんでも迷わず記入できるレイアウトにします。同意欄は最後にまとめ、署名・確認をしやすくします。

STEP5:試験運用して改善する

完成した問診票は、まずスタッフや一部の患者さんで試し、記入に迷う箇所や空欄になりやすい項目を洗い出します。運用しながら定期的に見直すことで、現場に馴染む実用的な問診票へと磨き込めます。

回答率・記入率を高める6つのコツ

せっかく項目を整えても、患者さんが最後まで記入してくれなければ意味がありません。ここでは記入率・回答率を高める6つの具体策を、それぞれ詳しく解説します。

コツ1:設問数を絞り込む

設問が多いほど離脱や空欄が増えます。「診療の安全に本当に必要か」を基準に設問を精査し、なくても困らない項目は思い切って削りましょう。マイナ保険証で取得できる情報は問診票から外す、といった整理も有効です。設問を絞るほど、重要項目の記入精度が上がります。

コツ2:選択式を基本にする

自由記述は患者さんの負担が大きく、集計もしづらくなります。チェックボックスやプルダウンなどの選択式を基本にし、自由記述は補足欄に限定しましょう。「はい/いいえ」で答えられる形にするだけでも、記入のハードルは大きく下がります。

コツ3:記入のタイミングを工夫する

来院時にまとめて記入させると待合が混雑し、記入も雑になりがちです。Web問診で来院前に自宅で落ち着いて記入してもらえば、記入率と精度が同時に向上します。予約確定メールやLINEから問診フォームに誘導する導線を用意しましょう。

コツ4:記入の目的とメリットを伝える

患者さんは「なぜこれを書くのか」が分かると協力的になります。「安全で適切な治療のために必要」という目的を一文添えるだけで、既往歴やアレルギーなど答えづらい項目の記入率が上がります。個人情報の取り扱い方針を明記することも安心感につながります。

コツ5:スマホで答えやすい設計にする

Web問診の回答はスマートフォンが中心です。1画面あたりの設問数を絞り、タップだけで進める設計にすると、途中離脱を防げます。文字入力を極力減らし、進捗が見えるようにすることも完了率アップに効きます。

コツ6:インセンティブや診断型で動機づける

回答そのものに前向きになってもらう工夫も効果的です。デジタルギフトや、回答結果に応じたセルフチェック(診断型)を組み合わせると、回答率と満足度を同時に高められます。予防歯科の啓発コンテンツと組み合わせる方法もあります。

▼回答率が上がるアンケート設計のコツをまとめて知りたい方はこちら
👉 ユーザーからの回答率の高いアンケートの作り方【6つのコツ】

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問診票を作るときに注意したいポイント

問診票は一度作って終わりではありません。個人情報・制度対応・情報管理・定期更新の4点を押さえ、安全に運用し続けることが重要です。

個人情報の取り扱いと同意の取り方

問診票は氏名・連絡先・既往歴といった要配慮個人情報を含みます。利用目的を明示し、患者さんの同意を得たうえで取得・保管することが原則です。同意欄は形式的に置くのではなく、何にどう使うのかが伝わる文面にしましょう。
情報連携(マイナ保険証・オンライン資格確認)を行う場合は、その旨も含めて同意を取っておくと、後々の運用が安定します。

オンライン資格確認・マイナ保険証への対応

2026年6月施行の新加算により、マイナ保険証の利用実績が施設基準に関わるようになりました。受付での声かけと問診票の同意項目を連動させ、情報提供への協力を得やすい運用に整えることが重要です。
問診票側では、システムで取得できる情報と重複する設問を減らし、患者さんの申告が必要な項目に注力する設計が効率的です。

セキュリティ・情報管理の水準を担保する

紙・Webいずれの問診票も、アクセス権限の管理・保管期間・廃棄ルールを明確にしておく必要があります。Web問診ツールを使う場合は、通信の暗号化やデータ保管場所、認証の仕組みなどセキュリティ水準を導入前に確認しましょう。院内での閲覧範囲を限定することも情報漏えい対策になります。

定期的に見直し・更新する習慣をつくる

診療報酬改定や自院の診療内容の変化に合わせ、年1回など定期的に問診票を見直す習慣をつけましょう。空欄が多い項目、患者さんが迷う設問、制度変更に伴い不要になった項目を洗い出して更新すれば、常に現場に合った問診票を保てます。

紙からWeb問診へ|デジタル化で変わる業務効率

問診票運用の大きな分岐点が、紙のまま続けるか、Web問診に切り替えるかです。医院の規模や患者層に応じて選びましょう。

紙とWeb問診の特徴くらべ

比較項目 紙の問診票 Web問診
導入コスト 低い ツール利用料が発生
記入タイミング 来院時が中心 来院前に自宅で可能
データ化 手作業で転記が必要 回答が自動でデータ化
待ち時間 長くなりやすい 短縮しやすい
分岐・条件表示 不可 回答に応じて出し分け可能
更新・修正 刷り直しが必要 その場で編集・反映

紙の問診票で起こりがちな課題

紙の問診票は導入が手軽な一方、転記の手間・記入漏れ・保管スペースといった課題を抱えがちです。手書きの内容をスタッフがシステムへ入力し直す作業は、ミスと工数の温床になります。
また、来院時に記入するため待合が混雑しやすく、字が読み取りにくいことで確認の手間が増える点も見過ごせません。

Web問診に切り替えるメリット

Web問診の最大のメリットは、回答が自動でデータ化され、転記作業がゼロになることです。来院前に自宅で記入してもらえるため、待ち時間の短縮と受付業務の軽減が同時に実現します。
さらに、回答に応じて設問を出し分ける分岐機能を使えば、患者さんは自分に関係する項目だけを答えれば済み、記入負担が下がります。集めたデータは分析・活用もしやすくなります。

Web問診を導入するときの進め方

導入時は、まず紙の問診票をそのままWeb化し、運用に慣れてから分岐や連携を拡張していくのがおすすめです。スタッフ向けの案内手順を整え、来院前の問診フォーム送付フローを固めましょう。
既存の予約システムや電子カルテとの連携可否も、導入前に確認しておくと移行がスムーズです。

▼ヒアリング・問診に使えるツールを比較検討したい方はこちら
👉 ヒアリングツール10選

問診票データの分析・活用|集めて終わりにしない

問診票は集めて終わりではなく、蓄積したデータを診療改善やマーケティングに活かすことで価値が何倍にもなります。特にWeb問診ならデータ化が容易で、活用のハードルが下がります。
紙の問診票では一枚ずつ確認するしかなかった情報も、デジタル化すれば横断的に集計・比較できます。日々の問診が「院内に蓄積される資産」へと変わり、経営判断や患者コミュニケーションの根拠として使えるようになります。

来院動機・主訴の傾向を把握する

主訴や来院理由の傾向を集計すると、どの症状で来院する患者さんが多いのか、どの診療メニューにニーズがあるのかが見えてきます。季節や時期による傾向を把握すれば、告知や予約枠の調整にも役立ちます。

リコール・予防歯科の施策につなげる

問診票で得た情報をもとに、定期検診やクリーニングのリコール案内を最適なタイミングで送ることができます。生活習慣やリスク情報を踏まえた個別の予防提案は、患者満足度と再来院率の向上につながります。

院内改善・スタッフ教育に役立てる

記入が滞りやすい項目や、よくある質問の傾向を分析すれば、問診票の改善点やスタッフ対応の標準化ポイントが見えてきます。データにもとづく改善を回すことで、医院全体の対応品質を底上げできます。

歯科医院の問診票 活用事例

ここでは、問診票の改善・Web化によって成果を上げた歯科医院の活用イメージを3つ紹介します。自院の課題に近い事例を参考にしてみてください。

事例1:待ち時間短縮を実現したWeb問診の導入

来院数の多い医院がWeb問診を導入し、来院前の事前記入で受付・待合の混雑を緩和したケースです。転記作業がなくなったことで受付スタッフの負担が下がり、診療前の情報共有もスムーズになりました。

事例2:既往歴の記入漏れを減らした設問設計の見直し

既往歴やアレルギーの空欄が多かった医院が、選択式への変更と目的の明示によって記入率を改善した事例です。安全管理に直結する項目の抜け漏れが減り、リスク把握の精度が高まりました。

事例3:問診データを予防歯科の提案に活用

問診で得た生活習慣・リスク情報をもとに、患者さんごとにパーソナライズしたリコール案内と予防提案を行った事例です。個別最適な情報提供により、定期来院率と患者満足度の向上につながりました。
喫煙や間食の習慣、過去の歯周病治療歴といった問診データを患者ごとに整理し、次回来院時のカウンセリングに活かすことで、単なる治療で終わらない継続的な関係づくりが可能になります。データが蓄積するほど提案の精度が高まる点も、Web問診ならではの強みです。

▼問診・診断コンテンツの具体的な作り方を知りたい方はこちら
👉 5ステップでできる診断コンテンツの作り方

問診票づくりにおすすめのソリューション「Interviewz(インタビューズ)」

紙からWeb問診への移行や、回答率の高い問診票づくりを進めるなら、ヒアリングDXツール「Interviewz(インタビューズ)」が有力な選択肢になります。専門知識がなくても、直感的な操作で問診・アンケート・診断コンテンツを作成できます。

Interviewzが歯科医院に向いている理由

Interviewzは、患者さんが答えやすいUIと、回答の自動データ化・分岐設計を備えたヒアリングツールです。ここでは歯科医院に向いている理由を4つの観点で解説します。

理由1:スマホで答えやすく回答率が高い

スマートフォンでタップ中心に回答できる設計のため、来院前の事前記入でも高い完了率が期待できます。文字入力の負担が少なく、高齢の患者さんにも配慮した画面設計が可能です。

理由2:回答が自動でデータ化される

回答内容はそのままデータとして蓄積され、転記作業が不要になります。集計・分析もしやすく、リコールや院内改善への活用まで一気通貫でつながります。

理由3:分岐設計で必要な設問だけを提示できる

回答に応じて次の設問を出し分けられるため、患者さんは自分に関係する項目だけを回答すれば済みます。設問過多による離脱を防ぎ、精度の高い情報収集が可能です。

理由4:診断・ギフト連携で満足度と回答率を両立

診断型コンテンツやデジタルギフトと組み合わせられるため、回答率と患者満足度を同時に高める運用ができます。予防歯科の啓発や再来院の動機づけにも応用できます。

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よくある質問(FAQ)

Q1. 歯科の問診票は法律で作成が義務づけられていますか?

A. 問診票そのものの様式を一律に義務づける法律はありません。ただし医師法・歯科医師法・医療法が適切な診療と診療録作成を求めており、その前提となる患者情報の収集手段として、実務上ほぼすべての歯科医院で問診票が使われています。

Q2. 問診票とカルテはどう違いますか?

A. 問診票は診療前に患者さん自身が記入する自己申告の情報で、カルテは診察後に歯科医師が記録する診療録です。問診票で集めた情報を医師が確認・診断し、その内容がカルテに反映されます。

Q3. 2026年の診療報酬改定で問診票への影響はありますか?

A. あります。2026年6月に医療情報取得加算・医療DX推進体制整備加算が廃止され、後継の「電子的診療情報連携体制整備加算」が新設されました。マイナ保険証の利用実績が施設基準に関わるため、受付フローと問診票の同意項目を連動させる運用が重要になっています。

Q4. 紙の問診票とWeb問診はどちらを選ぶべきですか?

A. 導入コストを抑えたい小規模医院は紙でも運用可能ですが、来院数が多く待ち時間や転記作業が課題なら、自動データ化・事前記入ができるWeb問診が効果的です。まず紙をWeb化し、運用に慣れてから分岐や連携を拡張する進め方がおすすめです。

Q5. 問診票の回答率を上げるにはどうすればよいですか?

A. 設問を絞る、選択式を基本にする、来院前に記入してもらう、記入の目的を伝える、スマホで答えやすくする、インセンティブや診断型で動機づける、の6点が有効です。特に事前記入とスマホ最適化は効果が大きい施策です。

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まとめ|安全と効率を両立する問診票をつくろう

歯科医の問診票は、患者さんの安全を守る土台であると同時に、業務効率と再来院につながる重要なツールです。
テンプレートを活用しつつ自院に合わせてカスタマイズし、2026年の制度変更にも対応した項目設計と運用を整えることが、質の高い診療への近道になります。

この記事の要点は次のとおりです。

  • 必須項目は5カテゴリー(基本情報・主訴・既往歴・アレルギー投薬・生活習慣同意)を押さえる
  • 2026年6月の診療報酬改定に対応し、マイナ保険証・情報連携と問診票の役割分担を整理する
  • 回答率は「設問を絞る・選択式・事前記入・スマホ最適化」で大きく改善する
  • Web問診でデータ化・分析まで活用し、リコールや予防歯科につなげる

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