ユーザーアンケートで利用するべきヒアリングツール7選|
- 2023/01/28
- 2023/02/06

目次
「ユーザーアンケートをもっと効率的に集めたい」
「アンケート回答のためのヒアリングツールの選び方が分からない」
上記のような悩みを抱えた方はいませんか?ユーザーアンケートを効率良く集めるには、ヒアリングツールを活用するのがおすすめです。
ヒアリングツールを活用することで、ユーザーアンケートを効率的に集められるだけでなく、営業活動のアクションに繋げられるなど多くのメリットがあります。
今回の記事では、ユーザーアンケートを効率的に集められるヒアリングツールや、ヒアリングツールを活用するメリットについて詳しく解説します。
ぜひ最後までお読みください。
ユーザーアンケートで利用するべきヒアリングツール7選
ユーザーアンケートで利用するべきヒアリングツールを7つご紹介します。
ヒアリングツールの比較表を作成しました。
interviewz |
Googleフォーム |
CustomForm |
Questant |
kintone |
Survey Monkey |
SPIRAL |
|
価格 |
30,000円~/月 |
無料 |
3,300円(税込)~/月 ※無料プランあり |
50,000円(税抜)~/年 ※無料プランあり |
780円(税抜)/月~ |
4,600円~/月 |
初期費用:100,000円(税抜)~ 50,000円(税抜)/月 |
セキュリティ対策 |
あり |
あり |
あり |
あり |
あり |
あり |
あり |
複数ユーザー対応 |
あり |
あり |
あり |
なし |
あり |
あり |
あり |
公式サイト |
今回ご紹介するヒアリングツールは、多くの企業での利用実績があるサービスばかりです。
それぞれのサービスの特徴について詳しく解説します。
interviewz
interviewzは、利用目的に合わせた様々なフォームが用意されており、アンケートフォームだけでなくお問合せなどの際にも利用されることが多いヒアリングツールです。
interviewzの特徴は以下の通りです。
- 直感的な回答が可能なアンケートフォーム
- Googleスプレッドシートでアンケート結果をリアルタイム集計可能
- 集計データをSalesforceに自動連携でき営業活動に繋げられる
interviewzは、お問合せやユーザーアンケートの収集など様々な場面で活躍するヒアリングツールです。特にアンケートフォームでは、シンプルなフォームだけでなくユーザーに直感的に回答してもらうことができるものまで幅広く用意されています。
フォームのテーマカラーを自由に変更することも可能なので、企業イメージなどに合わせてカスタマイズすることができます。
集計データは自動でGoogleスプレッドシートにリアルタイムで登録されるので、データ分析や管理がスムーズにできるのも特徴です。
集計データはSalesforceや企業の独自システムに連携することもできるので、アンケート結果を元に営業活動のアクションに繋げることも可能です。
デメリットとしては、スプレッドシート連携などの機能を利用するには最上位のエンタープライズプランに加入する必要があります。
エンタープライズプランの月額料金は公開されておらず、問い合わせしないと分からないので注意が必要です。
Googleフォーム
Googleフォームは、Googleが提供しているヒアリングツールです。簡単にアンケートフォームを作成し、アンケート集計をすることができます。
Googleフォームの特徴は以下の通りです。
- 無料で簡単にアンケートフォームを作成できる
- 記述式だけでなくあらかじめ設問を用意できる
- アンケート集計したデータをスプレッドシートに出力してグラフ化できる
- アンケート集計したデータは複数ユーザーで分析できる
Googleフォームは、誰でも無料で簡単にアンケートフォームを作成することができるので、ユーザーアンケートを取るのにコストをかけたくない方におすすめです。
記述式だけでなく、回答者に答えてほしい設問をあらかじめ用意しておくことができます。集計データはスプレッドシートに出力してグラフ化できるだけでなく、複数ユーザーでデータ分析をすることも可能です。
デメリットとしては、無料で提供されているのでカスタマイズ性が低いという点です。しかし、アドオンの追加やHTML/CSSを活用して高度なデザイン変更を行うことができます。
セキュリティ面に関しても、マルウェア対策やAIを駆使したセキュリティ対策がされているので安心です。
CustomForm
CustomFormは、様々な機能に対応した無料で利用することもできるヒアリングツールです。
CustomFormの特徴は以下の通りです。
- 無料で無制限のアンケートフォーム作成ができる
- 作成したアンケートフォームはURL発行されるのでブログなどにも設置できる
- 回答結果はCSV形式でダウンロードできる
- 無料プランでも3人までのユーザーで管理できる
Customフォームでは、無料プランでも無制限のアンケートフォームを作成することができます。作成したアンケートフォームはURLが発行されるため、サイトやSNSでシェアすることも可能です。
実店舗などでユーザーアンケートを取る場合は、URLをQRコードに変換しておくことで簡単にアンケート回答をしてもらうことができます。
無料で利用したいけど、ありきたりなデザインのアンケートフォームは嫌という方におすすめです。
有料プランを契約することで、広告を非表示にしたり企業のロゴの掲載や独自ドメインでの運用ができたりします。
セキュリティ面に関しても、SSL標準対応なので安心して利用することが可能です。
Questant
Questantは、ネットリサーチ大手のマクロミルが開発したヒアリングツールです。
Questantの特徴は以下の通りです。
- 大手企業、官公庁でも利用実績がある
- アンケート設計の知識不要で簡単に設問の分岐設定などが可能
- 70種類以上の豊富なテンプレートが用意されている
- データ集計のグラフデザインが変更可能で見やすい
- アンケート結果はリアルタイムで表示される
- 一部の有料プランで専用のデータ集計ツールが利用可能
- ネットリサーチ大手ならではのセキュリティ対策
Questantは、ネットリサーチ大手のマクロミルが開発しており、多くの大手企業や官公庁などで利用実績があるヒアリングツールです。
アンケート設計の知識不要で、複雑な設問の分岐設定などを簡単に行うことが可能なユーザーインターフェースが特徴です。
70種類以上の豊富なテンプレートが用意されており、無料プランもあるのでコストをかけずにアンケートフォームにこだわりたい方におすすめできます。
データ集計時のグラフデザインは変更できるので、見やすいのも大きなメリットです。SSL暗号化通信に対応しており、セキュリティ対策も安心です。
さらに、年額300,000円(税別)のプレミアムプランではアンケート管理画面へのアクセスにIPアドレス制限をかけられるなど高度なセキュリティ対策もできます。
年額150,000円(税別)のビジネスプラン以上であれば、専用のデータ集計ツール「QuickCross」を利用することができ、より簡単にアンケート集計することが可能です。
機能性が高く、安心して利用することができるヒアリングツールを選びたい方におすすめのヒアリングツールです。
ただし、1アカウントで複数ユーザーを追加することができない点に注意しておきましょう。複数人でアンケート作成したい場合は人数分のアカウント費用がかかるのでコストが多くなりやすいです。
kintone
kintoneは、ソフトウェア開発で知名度の高いサイボウズが提供しているサービスです。kintoneはヒアリングツールとしての活用方法だけでなく、企業のワークフローやデータ管理、タスク管理など様々な場面で利用することができます。
kintoneの特徴は以下の通りです。
- アンケートフォームをドラッグ&ドロップで簡単に作成できる
- 集計したアンケート結果をワンクリックでグラフ化できる
- 許可した端末以外での利用にアクセス制限をかけられる高いセキュリティ対策
- 別料金がかかるがユーザーを追加できる
kintoneでは、ドラッグ&ドロップで簡単にアンケートフォームを作成することができます。集計データはワンクリックでグラフ化することができるので、チームで情報分析することが可能です。
複数ユーザーにも対応していますが、ユーザー追加には別料金がかかる点に注意しましょう。セキュリティ面に関しては、あらかじめ許可した端末以外のアクセス制限をかけることもできるので安心です。
Survey Monkey
Survey MonkeyはアメリカのMomentive社が提供しているヒアリングツールです。
Survey Monkeyの特徴は以下の通りです。
- 豊富なテンプレートが用意されている
- データ集計のグラフを好きなデザインにカスタマイズできる
- 複数のセキュリティ対策機能が搭載されている
Survey Monkeyでは豊富なテンプレートが用意されているだけでなく、カラーやフォントの調整などカスタマイズ性に優れています。
データ集計する際のグラフ表示を円グラフや棒グラフなど、好みに合わせて変更できるので見やすいのも嬉しいポイントです。
Survey Monkeyではアクセス制御機能やデータセンターの物理セキュリティの他に、年に一度従業員のセキュリティポリシーが更新されており、セキュリティ対策に力を入れているのも安心できます。
デメリットとしては、アメリカの会社が運営しているので公式サイトの一部では英語で表記される場面が散見されました。
初めてサポートページを開いた際には全文英語で表記されていたので、ヒアリングツールに慣れていない方にはあまりおすすめできません。
SPIRAL
SPIRALは、金融機関や官公庁などで利用実績のあるセキュリティ面に強いヒアリングツールです。
SPIRALの特徴は以下の通りです。
- 分岐式の設問など複雑なアンケートフォームを作成できる
- HTMLを活用することで高度なデザイン編集ができる
- サンキューメールなどメールの一斉送信機能に対応している
- 金融機関や官公庁で利用されているセキュリティ性の高さ
SPIRALでは、分岐式の設問など複雑なアンケートフォームを簡単に作成することが可能です。HTMLを活用すればデザイン編集もできるので、アンケートフォームにこだわりたい方におすすめです。
サンキューメールなどの一斉送信機能も備わっているので、集計データを元に営業活動に繋げることができます。
金融機関や官公庁でも利用実績があるヒアリングツールなので、個人情報を取り扱うようなアンケートを作成する場合にもセキュリティ面は万全です。
デメリットとしては、かなりの導入コストがかかる点が挙げられます。初期費用として100,000円(税抜)、運用コストとして月額50,000円(税抜)かかります。
コストを抑えたい方には向いていないので注意しましょう。
ユーザーアンケートにヒアリングツールが活用される理由3選
ユーザーアンケートを取る際に、ヒアリングツールを活用する企業が増えています。
企業がユーザーアンケートを取る際にヒアリングツールを利用する理由は主に以下の3つです。
- Web上から簡単に回答できる
- 回答されたユーザーアンケートは自動集計されており簡単に分析できる
- 紙媒体だと個人情報を集めにくい
ヒアリングツールを活用することで効率的にユーザーアンケートを取ることが可能です。
それぞれの理由について詳しく解説します。
Web上から簡単に回答できる
ヒアリングツールの最大のメリットは、 Web 上から簡単に回答できる点です。 QR コード、 URL、 SNS などを利用して、Web 上から簡単にユーザーアンケートを取ることができます。
一方で紙媒体の場合は記入する必要があるので、「面倒だから適当に回答する」といった場合や、そもそも個人情報を記入することを嫌がる人もいます。
ヒアリングツールの場合、Web 上から直感的に回答することができるので非常に簡単です。
回答されたユーザーアンケートは自動集計されており簡単に分析できる
取得したユーザーアンケートはリアルタイムで集計されており、簡単にグラフ化やスプレッドシートでデータ集計をすることができます。
集計データを複数のユーザーで管理することができるので、営業活動において次のアクションを起こしやすいのがメリットです。
紙媒体だと個人情報を集めにくい
紙媒体でアンケートを取得する場合、紛失などによる個人情報漏洩のリスクがあり個人情報を集めにくいです。
単純な意識調査の場合は紙媒体でも問題ありませんが、集計したデータを営業活動のアクションに繋げる場合は個人情報を記入してもらうことも出てくるでしょう。
しかし、個人情報を紙に記入するのは抵抗があるという方もいるので、その場合はヒアリングツールを活用するのがおすすめです。
紙媒体でユーザーアンケートを取得する問題点について
紙媒体でユーザーアンケートを取得するには、以下のような問題が発生する可能性を考慮しておく必要があります。
- アンケート用紙の印刷コストがかかる
- アンケート用紙のテンプレート作成など準備に時間がかかる
- アンケート用紙の紛失による情報漏洩のリスク
紙媒体ではユーザーアンケートを取得する際にデメリットが多く、効率的ではありません。
それぞれの問題点について詳しく解説します。
アンケート用紙の印刷コストがかかる
大量のユーザーアンケートを取得する場合は、アンケート用紙の印刷コストがかかります。一方で、ヒアリングツールであれば Web 上で簡単にアンケート回答ができるのでヒアリングツールの維持コストしかかかりません。
さらに、ヒアリングツールには無料のサービスもあるため、機能にこだわらなければノーコストでユーザーアンケートを取得することができます。
アンケート用紙のテンプレート作成など準備に時間がかかる
紙媒体の場合、記入するアンケート用紙のテンプレート作成など準備に時間がかかる点がデメリットです。
一方で、ヒアリングツールであれば豊富なテンプレートから簡単にアンケートフォームを作成することができるのでおすすめです。
ヒアリングツールには、無料のものから有料のものまで様々な種類が存在します。簡単なアンケートフォームであれば、準備にほとんど時間がかからないのもメリットです。
アンケート用紙の紛失による情報漏洩のリスク
紙媒体でアンケート用紙を記入した場合、紛失による情報漏洩のリスクがあります。可能性は少ないですが、万が一窃盗や誤って破棄してしまうことも考えられるため紙媒体はお勧めではありません。
個人情報を記入しない意識調査レベルのユーザーアンケートであれば、リスクは少ないですが、営業活動に繋げるために個人情報の記入欄を設けている場合は注意が必要です。
一方で、ヒアリングツールであれば無料のものでもセキュリティ対策がされているため情報漏洩のリスクが少ないのがメリットです。
ユーザーアンケートにヒアリングツールを活用するメリット3選
ユーザーアンケートの取得にヒアリングツールを活用すると、以下の3つのメリットが得られます。
- Web上でアンケート回答ができるので簡単に回答してもらえる
- 印刷コストがかからない分手軽に導入できる
- 情報漏洩のリスクが少ない
それぞれのメリットについて詳しく解説します。
Web上でアンケート回答ができるので簡単に回答してもらえる
ヒアリングツールを活用すればWeb 上でアンケート回答できるので 、例えば実店舗などWeb上以外の場所でユーザーアンケートを取得する場合は、QR コードなどを用意しておけば簡単に回答してもらえるのがメリットのひとつです。
ヒアリングツールがQR コード発行に対応していない場合でも、アンケートフォームの URLをQR コードに変換するサイトがあるので対応することができます。
印刷コストがかからない分手軽に導入できる
ヒアリングツールの中には、豊富なテンプレートや様々な機能が使えるヒアリングツールも存在します。簡単なアンケートフォームの作成であれば無料で利用できるツールもあり、導入コストが抑えられるため手軽に導入できるのがメリットです。
情報漏洩のリスクが少ない
ヒアリングツールは紙媒体と違い、データベース上でアンケート回答のデータが集計されるため、紛失などによる情報漏洩の心配がありません。
ほとんどのヒアリングツールでは、SSL 暗号化通信などのセキュリティ技術が使われているため安心です。サービスによっては指定した端末以外からのアクセス制限をかけることも可能です。
ヒアリングツールの中には、金融機関や官公庁など高いセキュリティ性が求められる場面での利用実績があるサービスも存在します。
ユーザーアンケートで利用するヒアリングツール選びのポイント4選
ユーザーアンケートで利用するヒアリングツールは、目的などによって最適なサービスが変わります。
ユーザーアンケートで利用するヒアリングツールの選び方は以下の4つです。
- 作成するアンケートフォームの個数を明確にしておく
- 複数ユーザーで管理できるか確認しておく
- テンプレートの種類が多いかどうか確認しておく
- セキュリティ対策がされているかどうか確認しておく
それぞれの選び方のポイントについて詳しく解説します。
作成するアンケートフォームの個数を明確にしておく
利用するヒアリングツールによっては、アンケートの設問数などに制限があるサービスが存在します。設問を何個用意するのか、分岐式の設問を作成するかどうかで料金プランが大きく変わる場合もあるので事前に確認しておきましょう。
事前にアンケートフォームの個数を明確にしておくことで、コストを適正化することができます。
複数ユーザーで管理できるか確認しておく
ヒアリングツールを導入する際は、複数ユーザーで管理できるか確認しておきましょう。ヒアリングツールによっては、管理する人数が限られているサービスが存在します。
管理する人数を増やすには追加で課金が必要なサービスや、そもそも複数ユーザーで管理ができないサービスもあるので事前に確認しておきましょう。
複数ユーザーで管理ができるヒアリングツールを導入しておけば、集計データを複数人で簡単に分析することができるのでおすすめです。
テンプレートの種類が多いかどうか確認しておく
ヒアリングツールによって使えるテンプレートの種類が変わります。無料のヒアリングツールだとカスタマイズ性が低く、単調なデザインになってしまうこともあります。
一方でアンケートフォームのデザインなどにこだわりたい方は、カスタマイズ性の高いヒアリングツールを利用するか、豊富なテンプレートが用意されているヒアリングツールを利用するのがおすすめです。
セキュリティ対策がされているかどうか確認しておく
ヒアリングツールを用いてアンケートフォームで個人情報を入力してもらう場合、セキュリティ性の高いヒアリングツールを導入しておきましょう。
ほとんどのヒアリングツールでは SSL 暗号化通信という技術が使われているため、 最低限のセキュリティ対策はされています。
意識調査アンケートなどの個人情報をほとんど扱わないアンケートの場合は、どのヒアリングツールでも問題ないでしょう。
しかし、個人情報を入力してもらい次回の営業活動アクションに繋げる場合は、セキュリティ性の高いヒアリングツールを導入しておいた方が安心です。
具体的には大手企業や官公庁での利用実績があるヒアリングツールを導入しておけば、 リスク対策も問題ないでしょう。
まとめ
今回の記事では、ユーザーアンケートを効率的に集めるためのヒアリングツールを7つご紹介しました。ご紹介したヒアリングツールの中には、大手企業や官公庁などでの利用実績があるサービスも存在します。
ヒアリングツールは紙媒体と違い、アンケートの準備にかかる時間やコストが少ないのと、情報漏洩のリスクが少ない点が大きなメリットです。
今回ご紹介したヒアリングツールは、全てセキュリティ対策がされたサービスなので個人情報を入力してもらう場合でも安心して利用することができます。
回答されたユーザーアンケートからデータ分析を行い、次の営業活動に繋げることも可能です。
今回の記事を最後までお読み頂き、最適なヒアリングツール選びの参考になれば幸いです。