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派遣スタッフの離職率が高い5つの原因とは?改善方法を紹介

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目次

派遣スタッフの離職率が高いという課題を抱えている企業が多いのではないでしょうか。派遣スタッフは人材不足や、スキルの高いスタッフの雇用などメリットがありますが、モチベーションの維持や業務管理は大変です。

さらに、派遣スタッフの離職率が高いといくつものデメリットが発生します。企業に損失を発生させないよう派遣スタッフの離職率を改善する方法を理解しましょう。

本記事では、派遣スタッフの離職率が高い原因と改善方法について解説します。派遣スタッフの離職率低下は企業全体の労働体制を見直すきっかけになります。派遣スタッフの離職率の高さに悩まれている方はご参考ください。

派遣スタッフの離職率は高い?

https://www.photo-ac.com/main/detail/24579530
派遣スタッフは長年勤務し続け企業から厚い信頼を得る場合もありますが、多くは勤務し始めてからすぐに辞めてしまいす。

派遣スタッフの離職率の高さは、多くの企業で採用担当者をはじめとする関係者を悩ませている問題の一つです。

実際に派遣スタッフの離職率はどのくらい高く、どのような傾向があるのでしょうか。

平均離職率

派遣スタッフの離職率は一般的には高いと言われています。

平成29年度の厚生労働省の調べでは、一般労働者の離職率は11.6%、パートタイム労働者の離職率は25.5%となっています。派遣スタッフは一般労働者に含まれるため離職率データを見るだけではそれほど離職率が高くないように見えます。

しかし、派遣スタッフの場合、有期雇用で働くケースも多いため正社員とパートタイム労働者の二つの要素を含んでいます。そのため正社員よりも離職率が高いとされています。

離職率が高くなる大きな理由としては、業務の内容に対して賃金が正社員よりも安いということが挙げられます。

2020年からは同一労働同一賃金による制度の見直しが行われ、正社員などの正規雇用労働者と派遣スタッフなどの非正規雇用労働者の待遇差の解消を目指しています。

同一労働同一賃金の制度が施行されたことによって派遣スタッフの待遇は良くなり、2020年を皮切りに派遣スタッフの離職率は低下していっています。
▲出典 : 派遣の現状

派遣スタッフの離職率が高い5つの原因

派遣スタッフの離職率を改善するためには、派遣スタッフが働く環境を見直すだけでなく、どのような理由で辞めるのかを理解した上で対策を立てることが重要です。

派遣スタッフが派遣先企業に定着しない五つの原因について詳しく見ていきましょう。

原因1.待遇が悪い

派遣スタッフの中には主に金銭の待遇に対する不満を持っているケースが多くあります。派遣スタッフは、正社員に比べて給料も安いことから、賃金や手当の改善を求める声が多く上がっています。

不満を持つ待遇の例として、昇給や賞与、交通費の支給がないことが挙げられます。

また、派遣スタッフが契約更新のタイミングで企業に給料アップを交渉し、成功した場合は改めて仕事を続けていくというケースもあります。

その反面、交渉に失敗し思い通りに給料が上がらなかった場合は、別の仕事を探して現在の職場を去るという派遣スタッフもいます。

原因2.コミュニケーションが取りにくい

どこの職場においても人間関係の問題は起こります。派遣スタッフの場合は、無意識に正社員の方が立場が上だと考えてしまい、壁を感じることが多いです。

そのため、職場内でのコミュニケーションが円滑にいかず、人間関係にストレスを感じてしまい、働きやすい職場を求めて離職してしまう傾向があります。

派遣スタッフの中には、やる気を持って仕事に取り組んでいる人も多くいます。

そのような派遣スタッフに対して、社員や他の従業員から「どうせ派遣だから」などのような発言があった場合、プライドを傷つけられたと感じて辞めていく派遣スタッフも出てきます。

派遣スタッフと社員が対等な立場でコミュニケーションを取ることができる職場環境を作っておくことが大切です。

原因3.将来に不安を感じる

派遣スタッフは非正規雇用労働者であるため、長期的な労働や給料の安定性が保障されておらず、将来に不安を感じる人もいます。

また、高齢になるにつれて経験値は上がりますが、受け入れてくれる派遣先企業が少なくなる可能性があり、体力などを考慮すると働く場所は限られてきます。

さらに派遣スタッフの場合、退職金や賞与がないため将来を長く考えたときに離職に至るケースが多いです。

原因4.業務についていけない

求人募集の段階では、簡単な作業に思える業務でも、実際に始めてみるとスキル不足と感じることがあります。

求人広告に未経験OKや初心者歓迎と記載があったとしても、予想以上に高いスキルを求められることもあり、派遣スタッフは求人広告と実際の業務とのギャップを大きく感じる場合があります。

派遣先企業は、過度な広告や見せ方をすることによって業務内容とのミスマッチや誤解を生み、派遣スタッフの離職に繋がるため気をつけましょう。

原因5.責任感が低い

派遣スタッフの中には、派遣だからすぐに辞めても大丈夫という風に正社員に比べて責任が少ない身軽な立場だと考えてる人もいます。

また派遣という労働形態は働き方や場所、時間を自分の好きなように選べるというメリットがあります。

そのため、派遣先の業務内容や勤務スタイルが自分と合っていないと感じた時にすぐに離職するというアクションを起こしやすいです。

辞めた後も派遣元会社が仲介してくれるため、派遣スタッフ本人が責任を感じにくいということも離職率が高いことに繋がります。

派遣スタッフの離職率を改善する方法5選

https://www.photo-ac.com/main/detail/24718607
派遣スタッフの離職率が上がることによって業務が滞ってしまい、派遣スタッフが抜けた分の業務を補うために人的負担がかかります。

企業にとっても悪循環となるため、派遣スタッフの離職率を改善する必要があります。
以下では離職率を改善するための方法5選を紹介します。

方法1.採用時にヒアリングしミスマッチを減らす

応募や採用の段階で募集要項と応募者のスキルが見合っているか確認する必要があります。

例えば、未経験OKの募集職種は人選する範囲が広い分、働き始めてから業務内容のミスマッチが起こる可能性が高いです。ミスマッチを防ぐためには、予め経験者を雇うなど募集の際に工夫が必要です。

派遣先企業に所属しているアドバイザーやキャリアコンサルタントなどの採用担当者が正しく業界や業種を理解した上で、企業に適した人材か見極める必要があります。

採用時に応募者とヒアリングし、募集要項と応募者の志望動機が合っているか確認するようにしましょう。

方法2.派遣スタッフが働きやすい環境を作る

派遣スタッフは少ない研修期間で、人間関係が構築できていないまま現場へ入ることが多いため、疎外感を感じてしまい居心地が悪いと感じるケースがあります。

派遣スタッフが働きやすいと感じる環境を作るには、初日に自己紹介の場を設けたり、休憩時間を利用してコミュニケーションの場を設けるようにしましょう。

また、派遣スタッフの教育担当を明確にしておくことで、定期的な声かけやフォローがしやすくなり、派遣スタッフも担当者に気軽に相談できる関係性を構築することができます。

方法3.テレワークなどの寛容性を高める

近年では、コロナウイルス感染拡大防止のためにテレワークを推進している企業が多いです。

派遣スタッフでも派遣契約の就業場所の変更をすれば、テレワークで業務を行うことが可能になります。

業務がテレワークになることによって勤務地に縛りがなくなり、正社員と同様の業務待遇は企業への印象が良くなります。

また、子育てや介護、家庭の事情による離職を防止することができるため、テレワークの寛容性を高めることをおすすめします。

方法4.正社員と同様の福利厚生を整える

派遣スタッフに対して交通費支給や昇給などの正社員と同様の福利厚生を整えることによって、離職率の低下に加えて派遣スタッフの働くやる気やモチベーションの向上に繋がります。

また、プレミアムフライデーなどの社内制度では社員も派遣スタッフも早く帰ることができるなど、派遣スタッフも社員同様の扱いをすることによって離職率の改善に期待ができます。

方法5.スキルを高める機会を与える

派遣スタッフのために定期的な研修を行うことによって、通常業務の中での分からないことや不安が解消され、スキルアップやトラブル防止に繋がります。

派遣スタッフの中には仕事に慣れてくると、さらに経験を積んでスキルアップしたいと考える人も出てきます。スキルアップしたい人に毎日同じ内容の簡単な仕事を与えていては、新しいチャンスを求めて離職する可能性が高くなります。

離職を防ぐためにもスキルアップが図れるような研修を行い、派遣スタッフの能力を認めることも大切です。

派遣スタッフの離職率が高いことによると起こるデメリット3つ

派遣スタッフの離職率が高くなることによって企業側にはデメリットが生じます。

どのようなデメリットが起こるのか、以下で見ていきましょう。

デメリット1.教育コストの損失

派遣スタッフが離職することで、教育コストの損失が起こります。

派遣スタッフが会社の利益に貢献してくれると予想して業務工程を割きながら教育に時間をかけます。派遣スタッフが仕事を辞めてしまうと教育にかけたお金や時間が無駄になってしまいます。

教育コストの損失を避けるためにも、派遣スタッフの離職率を抑えることが求められます。

デメリット2.他スタッフの生産性の低下

派遣スタッフが辞めることによって、新しいスタッフが入るまでは今まで行っていた業務を他のスタッフが補う必要があります。

追加で業務が増えることによって、今までの仕事を思い通りに進めることができず生産性の低下に繋がります。

人的負担を減らすためにも、一人のスタッフがカバーするのではなく何人かのスタッフで業務を分けて行うことをおすすめします。

デメリット3.外部から見た信用性の低下

派遣スタッフの離職率が高くなると、世間的な信用性が低下します。

離職率が高いことから外部から悪いイメージや悪評をつけられる可能性があり、さらにはブラック企業と呼ばれる場合もあります。

悪評がつくと、求人を出してもなかなか応募者が出てこないということにもなりかねないため、派遣スタッフの離職は企業側としても避けたいところです。

派遣スタッフの離職率は改善されている?

https://www.photo-ac.com/main/detail/24408163
派遣スタッフの離職率は近年問題視され、様々な政策が施行されています。派遣先企業の施策次第では派遣スタッフの離職率は改善される可能性が充分あります。

派遣先企業はどのような施策を行うべきでしょうか。

1.正社員雇用の増加

派遣スタッフとして長く働いた後に、能力や成果が認められ派遣スタッフから正社員として雇う企業が増えてきています。

そのため、正社員登用を目指して働く派遣スタッフが増え、離職率の低下だけでなく仕事に対するモチベーション向上にも繋がっています。

2.同一労働同一賃金制度の見直し

同一労働同一賃金とは、正社員のような正規雇用労働者と派遣スタッフやパートタイム労働者のような非正規雇用労働者の待遇の差の解消を目指した政策です。

同一労働同一賃金を通して、労働者が納得が得られるような待遇で、多様な働き方を自由に選択することが可能になりました。

派遣スタッフに対する待遇や手当も良くなり、離職率の低下が実現しています。

3.テレワークによる労働環境の改善

コロナウイルス感染拡大防止によって、テレワークを中心とした働き方が主流になりました。

派遣スタッフもテレワークにする企業は増えており、職場での人間関係のストレスがなくなり、派遣スタッフにとって働きやすい環境が構築されています。

テレワークを実施することによって労働環境が改善され、派遣スタッフの離職率の改善に期待ができます。

まとめ|派遣スタッフの離職率を下げる

派遣スタッフの離職率が高いと、企業にとって様々なデメリットが起こります。

なぜ派遣スタッフの離職率が高くなるのか原因を明確にした上で、一つずつ改善方法を見出していきましょう。

現在では離職率の改善を目指した政策も取られているため、今後は派遣スタッフの離職率が低下することが期待できます。

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