• TOP
  • ブログ
  • CVR(コンバージョンレート)の平均値や求め方|おすすめのツールを使った計測方法も解説

blog
ヒアリングDXブログ

CVR(コンバージョンレート)の平均値や求め方|おすすめのツールを使った計測方法も解説

SHARE

  • Twitter
  • Facebook
  • Hatena
  • Pocket
  • LINE

CVRとは、ウェブサイトやアプリなどのデジタルプラットフォームに訪れたユーザーが、実際に望んだアクションを達成する割合を示します。

企業で活用される場合は、主に「購入」や「お問い合わせ」といった収益に繋がりやすいユーザーのアクションを「CV(コンバージョン)」と定義するケースが多く、その割合をコンバージョンレート(CVR)と呼びます。

このCVRという指標は、顧客の関与度やマーケティング戦略の効果を把握するために欠かせないものです。

この記事では、CVRの重要性と業界別のCVRの平均値、自社のCVRを計算する方法はもちろん、分析する際のポイントに焦点を当てて解説していきます。

コンバージョンレート(CVR)とは?

コンバージョンレート(CVR)とは、ウェブサイトやランディングページなどで設定した目標(コンバージョン)を達成する割合のことを指します。

具体的には、購入、メール登録、問い合わせフォーム送信など、ウェブサイトの目的に応じた行動をユーザーが行った割合を示します。

CVRはウェブマーケティングにおいて非常に重要な指標であり、ビジネスの成果を評価する際に欠かせない要素です。

CVRの平均値は約2%

一般的なウェブサイトのCVRの平均値は約2%です。

Contentsquareによる調査は、日本を含む25か国で460億以上のユーザーセッションを対象にした大規模なものであり、CVR(コンバージョンレート)はコンバージョンの設定によって変動しますので、その数値はあくまで参考値として考える必要があります。

また、CVRの平均を求めるにあたり、デバイスの種類も考慮しなければなりません。

デバイス別の平均CVRについては、デスクトップとタブレットの平均CVRが2%を超えている一方で、モバイルの平均CVRは1.5%と低くなっています。

Contentsquareは「モバイルの体験向上に引き続き投資する必要がある」と述べております。

CVRが低い原因と改善方法については、CVRの目標を達成できない場合、ウェブサイトやページの改善が必要です。

主な原因としては下記が挙げられます。

  • 設定しているCTAの種類や位置が適切でない
  • 入力フォームが長かったり問題がある(EFO)
  • ターゲットの選定が適切でない
  • ターゲットのニーズに合わない
  • ファーストビューで誤解を招いたり曖昧な文言がある

CVRの平均を超えるには、これらの原因に対して改善を行うことで、CVRの向上が期待できます。

改善方法としては、上記を見直すことで改善が見込めますが、改めて自社のビジネスやKPから逆算し「コンバージョンの定義や目標を再評価する」ことも重要です。

CVR 平均値を業界別に解説

各業界において、CVRの平均値は異なります。例えば、ECサイトのCVRは一般的に1%〜2%程度ですが、SaaS企業の場合は5%〜10%に達することもあります。

自社が属する業界のCVR平均値を把握することで、現状の評価や改善のポイントを見つけることができるでしょう。

業界別の平均CVRについては、各業界ごとにコンバージョンの設定が異なるため、ばらつきが見られます。

Google AdWords(Google Ads)の調査結果によれば、すべての業界の平均CVRは1.82%となっています。

業界

リスティング広告

ディスプレイ広告

自動車

6.03%

1.19%

BtoB

3.04%

0.80%

消費者サービス

6.64%

0.98%

Eコマース

2.81%

0.59%

教育

3.39%

0.50%

人材

5.13%

1.57%

金融・保険

5.10%

1.19%

健康・医療

3.36%

0.82%

家庭用品

2.70%

0.43%

産業サービス

3.37%

0.94%

法律

6.98%

1.84%

不動産

2.47%

0.80%

テクノロジー

2.92%

0.86%

旅行・観光

3.55%

0.51%

例えば、「買い物」のCVRの平均値は5.0%で、ECサイトは他の業界と比べてCVRが高くなりやすいことがわかります。

また、「自動車」や「高級品」の平均CVRは1%未満で、取引額の大きさとCVRの関係が示唆されています。

平均的なCVRの平均を超えるための戦略5つ

自社のCVRが業界の平均値を下回っている場合、以下の5つの戦略を実践することで向上させることができます。

1. 自社のCVRを引き下げている要因(ボトネック)を特定する

まずは自社のウェブサイトやランディングページにおいて、CVRを低下させている要因を特定しましょう。

自社のCVRを引き下げている具体的な要因を特定することで、どの部分に重点を置いて改善すべきかが明確になります。

フォームデザインやCTAボタンの配置、コンテンツの質など、様々な要因がCVRに影響を与える可能性がありますが、具体的にどれが問題なのかを把握しなければ、適切な対策が難しいでしょう。

競合のCVRや自社のCVRを改善するにあたり、まず自社でCVRを引き下げているかもしれない要因の洗い出しを行いましょう。

2. ユーザーエクスペリエンス(UX)の最適化

ウェブサイトのユーザーエクスペリエンスを向上させることで、ユーザーの満足度が高まり、CVR向上につながります。使いやすいナビゲーション、読みやすいコンテンツ、モバイルフレンドリーなデザインなどが重要なポイントです。

また、(CTA)ボタンの配置が重要なポイントとなります。CTAボタンはユーザーがコンバージョンを達成するための重要な要素であり、その配置によってユーザーの注意を引き付けることが必要です。もし目立たない位置に設置されたり、わかりにくい文言が使われたりすると、ユーザーがアクションを起こしにくくなる可能性があります。

ウェブサイトやランディングページのユーザーエクスペリエンスはCVRに直接的に影響を与える要因です。サイトの読み込み速度が遅かったり、ナビゲーションが複雑だったり、モバイルデバイスでの表示が適切でなかったりすると、ユーザーは不便を感じて離脱してしまう可能性が高まります。UXの向上に努めることで、ユーザーが快適にサイトを利用しやすくなり、CVRの改善につながります。

3. 顧客理解を深める

顧客のニーズや行動パターンを深く理解することで、ターゲティングやコンテンツのカスタマイズが可能になります。

顧客のニーズや行動パターンを正確に把握し、それに基づいてターゲティングやコンテンツのカスタマイズを行うことが重要です。

アンケートやフィードバックフォームを活用して顧客の意見や要望を直接聞き、特定の顧客に対してインタビューを行うことで、より深い洞察を得ることができます。

これにより、顧客に合ったパーソナライズされたアプローチを実現し、CVRの向上を実現可能です。

4. 顧客情報をコンテンツに反映させる

顧客から得たフィードバックやデータをもとに、コンテンツを改善しましょう。顧客が求める情報を提供することで、CVRの向上につながります。

平均的なCVRを超えるには、顧客から得たフィードバックやデータを基にコンテンツを改善し、顧客が求める情報を提供することでCVR向上につながります。

顧客の問題解決に焦点を当てたコンテンツ提供は、顧客満足度を向上させ、信頼関係の構築にも繋がります。これにより、リピーターや口コミによる新規顧客獲得にも貢献するでしょう。

5. コンテンツのABテストを行いPDCAに反映させる

複数のコンテンツバリエーションを試し、その効果を測定するABテストを実施しましょう。良い結果が得られた場合はPDCAサイクルを回して、改善を続けることが重要です。

平均的なCVRを超えるためには、コンテンツのABテストを行いPDCA(Plan-Do-Check-Act)サイクルに反映させることが重要です。

ABテストは、複数のコンテンツバリエーションを試し、その効果を比較・測定し、客観的に評価する手法です。テストするコンテンツのバリエーションを決定し、テストの目的や評価基準を設定します。テストの結果を集計・比較し、最も効果的なコンテンツを選択し、PDCAサイクルを繰り返すことでコンテンツの持続的な最適化を図ります。

▼下記の資料はヒアリングを効率化できるヒアリングシートの作り方をステップ別に解説した資料です。ぜひご活用ください。

CVRの計測におすすめのツール

CVRを正確に計測するためには適切なツールを利用することが必要です。代表的なCVR計測ツールとしては、Google Analyticsやヒートマップツールなどがあります。これらのツールを使って、ユーザーの行動やコンバージョン率を詳細に分析しましょう。

Googleアナリティクス

Googleアナリティクスは、ウェブサイトやアプリのトラフィックとユーザー行動を詳細に分析するための無料のウェブ解析ツールです。ウェブサイトの訪問者数、ページビュー、セッションの長さなどの基本的なトラフィックデータだけでなく、コンバージョン率や離脱率、特定のページの訪問経路などの詳細な情報を提供します。

ページの訪問時間、閲覧ページの順序、ユーザーがどのような行動をとったかを追跡し、ウェブサイトの改善点を見つけることができます。

例えば、新規訪問者とリピーターの行動を比較することで、異なるセグメントに合わせた施策を立案できます。

特定の目標(例:商品購入、問い合わせフォーム送信など)を達成したユーザーの割合を追跡し、コンバージョン率の改善を図ります。

ヒートマップツール

ヒートマップツールはウェブページ上のユーザーアクティビティを視覚的に表示するツールです。ウェブページ上でユーザーがどの部分をクリックしたり、スクロールしたりしているかを色やパターンで示します。これにより、ユーザーの行動パターンや注目度を把握し、ウェブページの改善点を特定することができます。

ユーザーヒアリングツール

ユーザーヒアリングツールは、ウェブサイトの訪問者と直接的に対話することができるツールです。アンケートフォームやフィードバックポップアップなどを通じて、ユーザーの声を直接聞くことができます。これにより、顧客のニーズや要望を把握し、改善すべき点を特定することが可能です。

ユーザーヒアリングを通じて、顧客がウェブサイト上で直面している問題や不便な点を特定することができます。例えば、操作が分かりにくい、情報が足りない、フォームが複雑すぎるなどの問題を把握できます。ユーザーヒアリングを通じて、顧客がウェブサイトに対して何を期待しているか、どのような機能やサービスを望んでいるかを知ることができます。

これにより、新たなアイディアや思いもしなかった顧客情報やビジネスチャンスを得ることができるでしょう。

▼下記の資料では、ヒアリング活動によってお客様のお問合せやCVRの向上を達成できた実例を紹介しています。ぜひ参考にしてください。

CVR平均のまとめ

CVR向上はウェブマーケティングにおいて非常に重要な課題です。自社のCVRが平均値を上回るためには、顧客理解やユーザーエクスペリエンスの向上、競合他社の分析などが必要です。正確なデータをもとにPDCAサイクルを回しながら、持続的なCVR向上を目指しまし

 

Interviewz(インタビューズ)では、ヒアリング体験をDX化し、質の高い情報をスピーディーに収集、顧客・ユーザー理解を深め、サービスのあらゆるKPIの改善を可能にします。テキストタイピングを最小化した簡単かつわかりやすいUI/UXと、収集した声をノーコードで様々なシステムに連携し、ユーザーの声を様々なビジネスプロセスで活用することで、よりビジネスを加速させることが可能です。

Interviewz(インタビューズ)をご活用いただくことで以下のことが解決できます。

• 新規お問い合わせ、相談数の向上
• ヒアリングの内容の最適化から受注率の向上
• ヒアリングコスト(人件費・タイムコスト)の削減
• 既存顧客のお問い合わせのセルフ解決(サポートコストの削減)
• サービス/プロダクトのマーケティングリサーチ
• 既存顧客、従業員のエンゲージメント向上
• データ登録負荷の軽減
• サイトにおけるユーザーの行動情報のデータ蓄積

Interviewzをご利用いただいた多くのお客様で、ビジネスによけるあらゆるKPIの数値改善を可能にしています。

▼Interviewz(インタビューズ)の主な活用方法

• 総合ヒアリングツール
• チャットボット
• アンケートツール
• カスタマーサポートツール
• 社内FAQツール



Interviewzの機能一覧|総合的なヒアリング活動を網羅


Interviewzでは、下記のような総合的なヒアリング活動を支援する機能を揃えております。

以下では、まずはInterviewz(インタビューズ)を使って操作性や機能を確かめたい方向けに、無料でInterviewzをデモ体験いただくことが可能です。気になる方はぜひご体験ください。

ヒアリングDX・アンケートのデジタル化のご相談は下記より日程をご調整ください。

こちらの記事もオススメです