インタビュー結果のまとめ方|分析方法や調査資料の書き方を徹底解説
- 2025/07/25
- 2025/07/26

目次
インタビュー調査は、ユーザーや顧客の本音やニーズを深く探る貴重な手法です。しかし、得られた膨大な情報をどのように整理し、分析し、資料としてまとめるかに悩む方も多いのではないでしょうか。
目的や仮説に沿った情報の取捨選択や、KJ法などの分析手法を活用することで、調査結果を分かりやすく、かつ実務に活かせる形にまとめることが可能です。また、資料作成時のコツや注意点も押さえることで、より説得力のあるアウトプットが実現できます。
そこで今回は、インタビュー結果のまとめ方について、分析方法や調査資料の書き方を徹底解説しますので、ぜひ参考にしてください。
インタビュー結果のまとめ方|基本的な考え方と重要性を解説
定性調査におけるインタビュー結果の位置づけ
インタビューは、定性調査の中核を担い、数値化できない「なぜ」「どうして」といった深層の意見や背景、行動理由を明らかにできます。
アンケートや定量調査では見えにくい、顧客やユーザーの本音・価値観・潜在ニーズを把握するための重要な情報源です。
インタビュー結果は、仮説の検証や新たな課題発見、商品・サービスの改善点抽出など、意思決定の根拠として活用されます。
まとめ作業が成功の鍵となる理由
インタビューは多くの場合、膨大かつ断片的な情報が集まるため、要点を抽出し、体系的に整理する作業が不可欠です。
まとめ作業が不十分だと、重要な示唆や共通点を見逃し、調査の目的達成につながりません。そこで、発言内容の分類やラベリング(コード化)を通じて、複数のインタビューから共通する傾向や特徴、課題を可視化できます。
まとめ作業を丁寧に行うことで、調査結果の説得力や再現性が高まり、関係者への説明や資料化もスムーズに進むでしょう。
効果的なまとめ方が持つビジネスインパクト
インタビュー結果を効果的にまとめることで、顧客理解の深化や新規事業・商品開発のヒントが得られます。これにより、組織内での情報共有や意思決定が迅速化し、施策の優先順位付けや改善策の具体化が可能となります。
まとめ方次第で、現場の声やユーザーのリアルな課題が経営層や関係部署に伝わりやすくなり、実効性の高いアクションにつながるのが大きなメリットです。また、インタビューから抽出したインサイトは、マーケティング戦略やサービス改善、従業員満足度向上など、幅広いビジネスシーンで活用できます。
インタビュー調査結果の分析方法|4つの代表的手法
テキストのコーディング手法
インタビューで得られた発言内容を、意味ごとに小さな単位(フレーズや文)に分割し、それぞれに「コード」と呼ばれる短いラベルやキーワードを付与します。
コードは「仕事」「家族」「課題」「満足」「改善点」など、内容に応じて抽象化・分類しましょう。
コーディングを行うと、膨大な発言データを体系的に整理でき、後のグルーピングや傾向分析が容易となります。
Excelなどの表計算ソフトを使い、発言ごとに連番・要約・コードを付与して管理すると効率的です。
KJ法を活用した情報整理
KJ法は、発言や意見などの情報を1つずつカードや付箋に書き出し、類似したもの同士をグループ化していく手法です。
グループごとに「まとめラベル」を付け、さらにグループ間の関係性や構造を図解化します。
雑多な情報の中から論理的な関係性や全体像を可視化できるため、複雑なテーマの整理や新たな発見に有効です。
複数人で意見を出し合いながら進めることで、多角的な視点や解釈の偏り防止にも役立ちます。
インサイト抽出のためのパターン分析
コーディングやKJ法で整理したデータをもとに、共通する意見や繰り返し現れるテーマ、特徴的な行動パターンを抽出します。
例えば「○○の場面で不満が集中している」「特定の層で共通するニーズがある」など、データに潜む傾向や本質的な課題を見つけ出します。
パターン分析を通じて、単なる事実や意見の羅列ではなく、意思決定や施策立案に活かせる「インサイト(洞察)」を導き出すことが可能です。
定性データの定量化手法
コーディングやパターン分析で分類した内容を「出現回数」や「割合」といった数値で集計し、定性的なデータを定量的に扱う方法です。
例えば「〇〇という意見は全体の60%」「AグループでBの発言が10件」など、数値化することで傾向や優先度を客観的に示せます。
クロス集計やグラフ化も可能となるため、報告書やプレゼン資料で説得力のある提示ができるでしょう。
上記の4つの手法を組み合わせることで、インタビュー調査の膨大なデータから本質的な課題やインサイトを効率的かつ体系的に抽出し、ビジネスや研究の意思決定に活かすことができます。
▼下記の資料では、ヒアリング活動によってお客様のお問合せやCVRの向上を達成できた実例を紹介しています。ぜひ参考にしてください。
調査資料の書き方とレポート作成のポイント
読み手に響く調査レポートの構成
読み手に響く調査レポートの構成は、以下を参考にしてください。
表紙・タイトル
レポートのタイトル、作成日、作成者、組織名を明記します。
目次・サマリー
目次で全体像を示し、冒頭に要約(エグゼクティブサマリー)を置くことで、読み手が重要ポイントをすぐ把握できます。
調査目的・背景
なぜこの調査を行ったのか、背景や目的を簡潔に説明します。
調査方法
調査対象、期間、手法(アンケート、インタビューなど)を明記し、信頼性や妥当性を示します。
主な調査結果
重要なデータや傾向をグラフや表で示し、要点を箇条書きでまとめます。
考察・分析
結果から読み取れる意味や背景要因、現状の課題を論理的に解説します。
提言・アクションプラン
結果を踏まえた具体的な改善策や次のアクションを提示します。
付録・参考資料
詳細データや質問票、参考文献などを整理します。
データビジュアライゼーションの活用法
データを見やすくするために、次のポイントを押さえることが大切です。
適切なグラフや図表の選択
棒グラフ(比較)、円グラフ(割合)、折れ線グラフ(推移)、マトリクス(関係性)など、伝えたい内容に合った形式を選びましょう。
強調と色使い
重要な数値や傾向はアクセントカラーで強調し、凡例や注釈も忘れずに付けます。
簡潔さと見やすさ
1つのグラフに情報を詰め込みすぎず、スライド1枚につき1メッセージを意識します。
ストーリー性のある配置
データの流れや因果関係が伝わるように、グラフや図表を並べましょう。
アクションプランにつながる提言の書き方
インタビュー結果を実際の行動(アクション)に繋げるために、次の点に留意しましょう。
課題と根拠を明確にする
調査結果から導かれる課題を具体的に示し、その根拠となるデータや事例を明記します。
実行可能なアクションを提示する
「誰が・いつまでに・何をするか」を明確にし、現実的かつ優先順位の高い施策を提案しましょう。
期待される効果を示す
提言の実施によって期待できる成果や改善効果を具体的に記載しましょう。
フォローアップの仕組みも提案する
実施後の評価方法や進捗管理の仕組みもあわせて提案すると、説得力が増します。
ステークホルダー(利害関係者)ごとに報告書をカスタマイズするコツ
ステークホルダー(利害関係者)ごとに報告書をカスタマイズするコツを以下にまとめますので、ぜひ参考にしてください。
ステークホルダー |
重視ポイント |
カスタマイズ例 |
経営層 |
全体傾向、戦略的示唆 |
サマリー重視、要点を簡潔に |
現場担当者 |
実務への具体的影響、改善策 |
詳細なデータ、アクションプランを明記 |
他部門・関連部署 |
部門間の影響や協力点 |
関連部門への波及効果や連携案を記載 |
顧客・外部関係者 |
信頼性、分かりやすさ |
図表やビジュアル中心、専門用語の解説追加 |
上記のように、それぞれの立場や関心に合わせて強調する内容や表現方法を調整しましょう。経営層には結論・提言を先に、現場には具体的な施策や手順を詳しく、外部向けには平易な言葉やビジュアルを多用すると効果的です。
インタビュー結果の整理・分析における成功のコツ
分析前の準備と設計のポイント
インタビュー分析には、調査目的の明確化と質問設計が不可欠です。調査で何を明らかにしたいのか、仮説を立ててから質問内容や順序を決めましょう。
質問は具体的かつ段階的に設定し、簡単な質問から徐々に深い内容へ展開すると、参加者の意見を引き出しやすくなります。また、調査目的に合った対象者を適切に選定することも、分析の質を左右する重要な要素です。
バイアスを排除する分析手法
分析時は、先入観や期待によるバイアスを排除することが重要です。発言内容をそのまま記録し、グルーピングやコード化の際も客観的な基準で分類しましょう。
複数人で分析を行い、意見のすり合わせや第三者視点でのチェックを加えることで、主観的な判断を防ぎ、より信頼性の高い分析が可能です。
チーム内での分析結果共有方法
分析結果は、グループワークや共有ドキュメントを活用してチーム全員で確認しましょう。
発言やコードの一覧、グループ化した内容、ストーリーラインなどを可視化し、意見交換やディスカッションを通じて解釈のズレや抜け漏れを防ぎます。
定期的なミーティングやレビューを設けると、全員の認識を合わせやすくなります。
分析精度を上げる品質管理のポイント
品質向上には、分析プロセスの標準化と記録の徹底が有効です。
文字起こしやコード化のルールを明確にし、分析の過程や判断理由を記録しましょう。また、仮説検証や再分析を繰り返し行い、結果の妥当性を確認します。
複数人でのクロスチェックや、外部の視点を取り入れることで、分析の客観性と精度が高まります。
▼下記の資料では、実際にアンケートを作成する際に回答率の高いアンケートを作成するために『どんな項目があるばべきか』『回答率の高いアンケートの特徴』など、実例を交えながら解説しいます。
アンケート作成でお悩みのある方は、下記の資料を参考にしながら効果的ななアンケートの作成方法を確認してみてください。
インタビュー分析の具体的な実践手順4つ
1.録音データの文字起こしと前処理
インタビュー後はできるだけ早く録音データを文字起こしし、「逐語録」を作成します。
発言は話されたままの言葉で書き起こし、「えーと」や沈黙も必要に応じて記録しましょう。重要そうな部分にはマークを付けておき、後で整理しやすくします。
完成した逐語録は何度も読み返し、テキストを塊ごとに分けておくと、次の分析工程がスムーズに進みます。また、データのバックアップも忘れずに行いましょう。
2.情報のカード化とグルーピング手法
文字起こしした内容を、意味ごとに短いフレーズや要素に分割し、カードや付箋に書き出します(カード化)。このカードを机上やデジタルツール上で並べ、内容が似ているものや関連するもの同士でグループ化しましょう。
KJ法などを活用しながら、グループごとにラベルやタイトルを付け、全体の構造を可視化します。
3.上位化・ニーズ抽出のプロセス
グループ化したカードをさらに抽象化し、複数のグループをまとめて上位概念を作ります。
ここで「なぜこの意見が出たのか」「どんな背景や課題があるのか」を考え、共通するニーズや本質的なテーマを抽出することが重要です。
頻出する意見や特徴的な発言に注目し、調査目的に沿ったインサイトへと昇華させましょう。
4.最終的な洞察の導出とまとめ方
抽出したニーズや上位概念をもとに、「現状」「課題」「解決策」「今後の提案」などのストーリーラインでまとめましょう。図やチャートを使って全体像や関係性を示し、要点を簡潔に整理します。
調査目的やターゲットに合わせて、成果をレポートやプレゼン資料としてわかりやすく可視化することが重要です。
効率的なインタビュー分析を実現するツール活用術
ヒアリングツールの選び方と活用法
インタビュー分析には、目的や対象に合ったヒアリングツールを選ぶことが重要です。
例えば、既存サービスのユーザー改善には「pivo」、幅広い属性の新規リサーチには「uniiリサーチ」など、用途に応じたプラットフォームを活用しましょう。
日程調整や対象者選定、オンライン会議の準備まで自動化できるツールを使うことで、運用負荷を大幅に軽減できます。
診断コンテンツによる事前情報収集
事前にオンライン診断やアンケートを配布することで、対象者の属性や課題、ニーズを効率よく把握できます。
分岐設問や自動集計機能付きの診断ツールを使えば、ヒアリング前に必要な情報を網羅的に取得でき、以降の分析や質問設計がスムーズに進むでしょう。
デジタルツールを活用した分析効率化
テキストマイニングやVOC分析ツール(例:TextVoice)を使うと、膨大なインタビューデータを自動で分類・可視化できます。
AI搭載のリサーチプラットフォームを活用することで、AIが自動でインタビューし、回答の主要要素を自動で整理・比較できるため、分析作業のコストと時間を大幅に削減可能です。
インタビューズが提供するヒアリングツールの活用
インタビューズが提供するヒアリングツールは、ノーコードで直感的にフォーム作成ができ、分岐設問やテンプレートも豊富です。
回答データは自動で集計・可視化され、Excelや他の外部ツールとの連携も可能です。
情報収集から分析・資料化まで一気通貫で進められるため、調査・分析業務の効率化と品質向上を実現します。
▼ビジネスにおいて「ヒアリングの質」は、その後の提案の精度や成果を大きく左右します。しかし、実際の現場では以下のような悩みがよく聞かれます。
- 「何をどこまで聞けばいいのかわからない」
- 「毎回ヒアリングの内容が属人化していて、標準化できない」
- 「新人や外注メンバーにヒアリング業務を任せにくい」
- 「案件ごとに内容が違うため、毎回シートをゼロから作ってしまう」
下記のヒアリングシートテンプレートでは、上記のような現場の課題を解決するためにWeb制作・採用・営業・ブランディングなど、用途別・目的別にヒアリング項目が体系立てられており、誰でもすぐに使えるフォーマットになっています。
さらに、テンプレートには診断ノウハウやチェック項目も付属していますので、ヒアリングを通じて「課題の構造化」や「次のアクション提案」まで自然に導けます。
無料でダウンロードできますので、ぜひご活用ください。
業界別のインタビュー結果のまとめ方と成功事例
マーケティングリサーチでの活用事例
ある酒造メーカーでは、ノンアルコール飲料の開発において約5,000人の顧客インタビューやグループインタビューを実施し、「ビールに近い味」を求める顧客ニーズを特定しました。この調査結果をもとにターゲットや商品コンセプトを明確化し、モニター評価やパッケージ調査も重ねてヒット商品を生み出しています。
このような事例では、定量調査で全体傾向を把握し、定性インタビューで深層ニーズを抽出、両者を統合して戦略立案に活かすのが成功のポイントです。
商品開発における分析手法
大手流通企業では、消費者コミュニティを活用し、ユーザーインタビューやホームユーステストで具体的な意見を収集。カード化やKJ法で情報をグルーピングし、共通する要望や不満を上位概念として整理しました。さらに、他社製品との比較テストや定量評価を組み合わせ、顧客評価の高い特徴や改善点を商品設計に反映しています。
カスタマーサクセスでの顧客理解
SaaSや人材サービス業界では、導入企業担当者へのインタビューを通じて「導入の決め手」「活用時の障壁」「サポートへの要望」などを収集。発言をテーマごとに分類し、頻出課題や成功要因を抽出しました。この顧客の声をもとにFAQやサポート体制を強化し、満足度や継続率の向上につなげる事例が多く見られます。
組織改善・人事領域での応用例
ある企業では、従業員満足度向上のために、部署を横断したインタビュー調査を実施しました。自由記述の声をコード化し、「評価制度」「人間関係」「成長機会」などのテーマでグルーピングを行い、部署別・年代別の傾向や共通課題を可視化しました。これらを分析し、具体的な改善アクション(例:評価基準の見直し、コミュニケーション施策の導入)に結び付けることで、エンゲージメント向上や離職率低減の成果を上げています。
各業界で共通する成功のコツ
各業界で共通する成功のコツは、インタビュー結果をテーマごとに整理・グルーピングし、定量データと組み合わせて全体傾向と深層ニーズを統合的に分析することで、具体的なアクションや商品・施策改善に直結させることです。
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- 多彩な連携機能
SlackやGoogleスプレッドシートなど、外部ツールとの連携が可能です。これにより、データの共有や分析がより効率的になります。
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- マーケティング調査にも対応
カスタマーサポートやアンケート収集、マーケティング調査など、さまざまな場面で活用できる柔軟性を持っています。
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• サービス/プロダクトのマーケティングリサーチ
• 既存顧客、従業員のエンゲージメント向上
• データ登録負荷の軽減
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▼Interviewz(インタビューズ)の主な活用方法
• 総合ヒアリングツール
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Interviewzの機能一覧|総合的なヒアリング活動を網羅
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