Zoomアンケートの作り方|投票機能のやり方と具体ステップを解説
- 2025/12/24
- 2025/12/24
目次
Zoomには、ミーティング中に参加者の意見を集められるアンケート・投票機能があります。会議の意思確認や多数決、研修・セミナーでの理解度チェックなど、さまざまな場面で活用できる便利な機能です。
一方で、
「Zoomアンケートの作り方がよく分からない」
「投票機能は知っているけど、具体的なやり方が不安」
と感じている方も多いのではないでしょうか。
本記事では、Zoomアンケートの作り方を中心に、投票機能の基本的なやり方から、ミーティング中に実施する具体的なステップまでを分かりやすく解説します。
初めてZoomアンケートを使う方でも迷わず設定できるよう、注意点やつまずきやすいポイントもあわせて紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
Zoomでできるアンケート・投票機能とは?
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Zoomのアンケート・投票機能とは、オンラインミーティング中または終了後に、参加者の意見やフィードバックを効率よく収集・集計できる機能です。
対面会議であれば、「挙手で確認する」「紙のアンケートを配る」といった方法が取れますが、オンラインでは参加者の反応が見えづらく、意見が一部に偏ってしまうことも少なくありません。特に人数の多いオンライン会議になるとコメントが埋もれてしまうこともあるでしょう。
そうした課題を補う手段として活用されているのが、Zoomのアンケート機能です。Zoomでは、有料プラン(Pro以上)を利用することで、外部ツールを使わずにZoom内で完結したアンケート・投票の実施が可能になります。
Zoomのアンケート機能は大きく2種類ある
Zoomで利用できるアンケート機能は、用途に応じて2種類に分かれています。
1. ミーティング中に実施する「投票機能」
投票機能は、Zoomミーティングの進行中に、参加者へリアルタイムで質問を投げかけ、選択式で回答してもらう機能です。
主な特徴は以下の通りです。
- ミーティング中、任意のタイミングで何度でも実施可能
- 回答形式は選択式(単一選択/複数選択)
- 匿名・記名どちらの回答にも対応
- 投票結果をその場で集計・共有できる
選択肢から選ぶだけの形式のため、参加者が迷いにくく、会議中の意思確認や多数決に非常に向いています。
議論の途中で方向性を決めたい場合や、「どのテーマから話すか」を決めたい場面でも活用しやすい機能です。
2. ミーティング終了後に実施する「終了後アンケート機能」
終了後アンケート機能は、ミーティングが終了したタイミングで表示され、参加者にじっくり回答してもらうことを想定したアンケート機能です。こちらは投票機能よりも、回答形式の自由度が高い点が特徴です。
ミーティング終了後アンケートは、『実施できるタイミングがミーティング終了時に限られている』点が特徴です。
会議中に表示されることはなく、終了と同時に参加者へアンケートが提示されるため、落ち着いて回答してもらいやすい設計になっています。
回答形式も比較的自由度が高く、『単一選択・複数選択といった選択式の設問』に加えて、
満足度などを測るための『評価スケール』、意見や感想をそのまま記入できる『自由記述(テキスト入力)』にも対応しています。
また、アンケートは『匿名・記名のどちらでも実施可能』です。
率直な意見を集めたい場合は匿名、回答者ごとの傾向を把握したい場合は記名といったように、目的に応じて使い分けることができます。
会議やウェビナーの満足度調査、講義・研修後のフィードバック収集、質問や意見を後からまとめて受け付けたい場合に適しています。
【ケース別】zoomでアンケート・投票機能を使う際のやり方

Zoomのアンケート・投票機能は、使うシーンによって最適なやり方が異なります。
目的に合わない使い方をすると、「回答が集まらない」「結果を活かせない」といった事態になりがちです。
ここでは、代表的なケース別に、Zoomアンケート・投票機能の適した使い方とポイントを解説します。
ケース① 会議中に多数決・意思確認を取りたい場合
会議の進行中に、賛成・反対や複数案からの選択を行いたい場合は、
『ミーティング中に実施できる「投票機能」』が最適です。
投票は任意のタイミングで開始でき、参加者は選択肢をクリックするだけで回答できます。
集計結果もリアルタイムで表示されるため、そのまま次の議題や結論へスムーズに移行できます。
特に、参加者数が多い会議では、挙手機能よりも正確かつ公平に意思確認ができる点がメリットです。
ケース② 研修・セミナーで理解度を確認したい場合
研修や勉強会、社内セミナーでは、クイズ形式で理解度を確認する使い方が効果的です。
各トピックの区切りで投票を実施すれば、参加者の理解度をその場で把握でき、説明を補足する判断材料にもなります。
選択式の投票は参加者の心理的ハードルが低く、発言が少ない参加者も巻き込みやすい点が特徴です。
ケース③ 会議やウェビナー終了後にフィードバックを集めたい場合
会議の内容や進行に対する意見、満足度を集めたい場合は「終了後アンケート機能」を活用するのが適しています。
終了後アンケートでは、評価スケールや自由記述が使えるため、定量・定性の両面からフィードバックを得ることが可能です。
会議中に時間を取らず、参加者が自分のペースで回答できるため、より率直な意見が集まりやすくなるでしょう。
ケース④ 質問や意見を自由に受け付けたい場合
オンライン授業やウェビナーでは、「質問したいが、会議中に発言しづらい」という参加者も少なくありません。
そのような場合は、終了後アンケートに自由記述欄を設けることで、参加者が落ち着いて質問や意見を書き込める環境を作れます。
集まった質問を整理し、次回の会議や講義で回答することで、双方向性のあるコミュニケーションにつなげることができるでしょう。
ケース⑤ 参加者の属性や関心を把握したい場合
ウェビナーや説明会などで、参加者の属性や関心テーマを把握したい場合にも、アンケート機能は有効です。
終了後アンケートで事前に必要な設問を用意しておけば、参加者リストだけでは分からない情報を収集できます。
取得したデータは、次回イベントの改善や、フォロー施策の検討にも活用できます。
Zoomのアンケート機能のメリット・デメリット

Zoomのアンケート機能は、オンラインミーティングで意見を集めるうえで便利な一方、
用途によっては注意すべき点もあります。
ここでは、Zoomアンケート機能のメリットとデメリットを整理し、どのような場面に向いているのかを解説します。
Zoomアンケート機能のメリット4つ
1.Zoom内で完結し、参加者の負担が少ない
Zoomのアンケート機能は、会議ツール内で完結するため、参加者が別のページやツールに移動する必要がありません。
URLを開いたり、アカウント登録をしたりする手間がなく、回答までの導線が短い点は大きなメリットです。
2.会議中にリアルタイムで意見を可視化できる
投票機能を使えば、会議の進行中にアンケートを実施し、その場で結果を集計・共有できます。
賛成・反対の意思確認や、複数案からの選択など、即時性が求められる場面に適しています。
3.匿名・記名を選べるため、率直な回答を得やすい
Zoomのアンケートは、匿名・記名のどちらにも対応しています。
発言しづらいテーマでも、匿名回答にすることで、参加者の本音を引き出しやすくなります。
4.会議の進行や意思決定をスムーズにできる
アンケート結果をその場で共有できるため、議論の方向性を揃えたり、結論を出したりする判断材料になります。
オンライン会議で起こりがちな「誰の意見が多いのか分からない」といった状態を防げる点もメリットです。
Zoomアンケート機能のデメリット3つ
1.回答形式や設問設計の自由度が限られる
Zoomのアンケート機能は、基本的に選択式が中心で、複雑な条件分岐や高度な設問設計には対応していません。
詳細な調査や、回答内容に応じた質問の出し分けが必要な場合は、専用のアンケートツールの方が適しています。
2.アンケートの作成・管理はWebポータルが中心
アンケートの作成は、ZoomのWebポータルから行う必要があります。
ミーティングアプリだけで完結しないため、事前準備がやや手間に感じることがあります。
3.継続的なデータ分析には向いていない
Zoomアンケートは、その場の意見収集には向いていますが、回答データを蓄積して長期的に分析する用途には不向きです。
複数回の結果を比較したり、詳細な分析を行ったりする場合は、外部ツールとの併用を検討する必要があります。
Zoomアンケートの作り方は?4ステップで解説

Zoomでは、ミーティング中または終了後にアンケートを実施できる機能が用意されています。
ただし、アンケートはZoomアプリ上から直接作成するのではなく、ZoomのWebポータルで事前に設定する点がポイントです。
ここでは、最も基本となるZoomアンケート(投票機能)の作り方を、手順に沿って解説します。
事前準備|アンケート機能を有効化する
Zoomでアンケートを使うには、管理画面で機能を有効にしておく必要があります。
- ZoomのWebポータルにサインインする
- 「設定」を開き、「ミーティング」タブを選択する
- 「ミーティング投票/クイズ」をオンにする
すでに有効化されている場合は、この作業は不要です。
STEP1|アンケートを設定するミーティングを選択する
ZoomのWebポータルで「ミーティング」を開き、アンケートを設定したいスケジュール済みミーティングを選択します。
※アンケートは、スケジュールされたミーティングに対してのみ作成できます。
STEP2|アンケート(投票)を追加する
ミーティング詳細画面を下にスクロールし、「投票/クイズ」の項目から「追加」をクリックします。ここで、アンケートの基本設定を行います。
STEP3|質問内容と回答形式を設定する
アンケート作成画面では、以下の項目を設定します。
- 投票のタイトル
- 匿名回答にするかどうか
- 質問文
- 回答形式(単一選択/複数選択)
- 選択肢の内容
質問は1つだけでなく、複数追加することも可能です。
STEP4|アンケートを保存する
質問内容や回答形式の設定が完了したら、画面右下の「保存」をクリックします。
この操作を行うことで、アンケートは選択したミーティングに紐づいた状態で保存され、ミーティング当日にホスト操作でいつでも実施できるようになります。
保存後は、その場で参加者にアンケートが表示されるわけではありません。あくまで「ミーティング中に呼び出せる状態になった」という点を押さえておきましょう。
なお、保存したアンケートはミーティング詳細画面の「投票/クイズ」欄に一覧で表示されます。事前にここを確認しておくことで、
- 正しいアンケートが設定されているか
- 質問内容や選択肢に誤りがないか
をミーティング前にチェックできます。
特に、会議直前に慌てないためにも、保存後に一度内容を見直しておくことをおすすめします。
まとめ|Zoomアンケートは目的に応じて使い分けよう
Zoomのアンケート・投票機能は、オンライン会議で参加者の意見や反応を可視化するための、実用性の高い機能です。
会議中に素早く意思確認をしたい場合は「投票機能」、会議後に満足度や意見、質問をじっくり集めたい場合は「終了後アンケート機能」と、目的に応じて使い分けることが重要になります。
- その場で判断・合意形成をしたい → 投票機能
- フィードバックや改善材料を集めたい → 終了後アンケート機能
このように役割を整理しておくことで、「とりあえず使ってみたが活かせなかった」という事態を防ぐことができます。
まずはシンプルなアンケートや投票から試し、自社の会議スタイルや参加者の特性に合った使い方を見つけていきましょう。
Interviewz(インタビューズ)をご活用いただくことで以下のことが解決できます。
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