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ユーザーインタビュー質問項目テンプレート30選|BtoB・BtoCでの使い分け方も解説

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目次

ユーザーインタビューを実施しようとしたとき、「何を聞けばいいか分からない」「質問項目の組み立て方が分からず本音を引き出せる自信がない」と感じる場面は多いものです。

質問項目の設計は、インタビューの成果を大きく左右する最重要ステップになります。

そこで今回は、ユーザーインタビュー質問項目テンプレート30選とBtoB・BtoCでの使い分け方も解説します。ぜひ参考にしてください。

ユーザーインタビューの質問項目が成果を左右する理由

ユーザーインタビューの質を決めるのは、技術や経験よりも質問項目の設計力であることが少なくありません。同じ時間と費用をかけても、質問項目の精度次第で得られるインサイトの量は数倍変わります。まずは質問項目の重要性と、混同しがちな概念との違い、設計時に意識したい3つの目的を整理しておきましょう。

質問項目の良し悪しでインタビューの価値はここまで変わる

「インタビューを実施したのに有効な発見が得られなかった」と悩む方は少なくないのではないでしょうか。質問項目の良し悪しは、インタビュー結果の有用性を大きく左右します。

例えば「このサービスは使いやすいですか」とクローズドクエスチョン(はい・いいえで答えられる質問)で聞くと、得られる情報は感想止まりになります。一方で「直近1ヶ月でサービスを使った場面を1つ思い出して、その時の操作の流れを話してください」と聞くと、行動データと感情の両方が引き出せます。

まずは質問の設計を変えるだけで価値が変わる構造を理解しておきましょう。

質問項目とインタビューガイドの違いとは

「質問項目とインタビューガイドの違いが曖昧」と感じる方も多いはずです。

質問項目とは、インタビューで聞きたい質問そのもののリストを指します。一方でインタビューガイドとは、質問項目に加えて所要時間・進行順序・導入挨拶・追加質問の方向性まで含めた進行台本のことです。

例えば30分のインタビューであれば、アイスブレイク5分・本題20分・まとめ5分のような時間配分まで設計したものがインタビューガイドにあたります。

質問項目はインタビューガイドの中核要素として捉えるとよいでしょう。

質問項目を設計する3つの目的(発見・検証・評価)

「質問項目を考える前に何を整理すればよいのか」と迷う方も多いのではないでしょうか。

質問項目の設計は、発見・検証・評価という3つの目的に分けて考えると整理しやすくなります。発見型は新しいニーズや課題を見つけるための問い、検証型は仮説の真偽を確かめる問い、評価型は既存サービスの満足度や改善点を測る問いです。

例えば新規サービス企画であれば発見型、リリース前の仕様検証であれば検証型、リリース後の改善であれば評価型を中心に組み立てるのがおすすめです。

目的別質問パターン早見表

  • 発見型:「最近〜で困ったことを話してください」「〜の代わりに今何をしていますか」
  • 検証型:「もし〜という機能があったら使いたいと思いますか」「〜の状況で〜は実際に起きますか」
  • 評価型:「直近で〜を使った時の満足度を10点満点で教えてください」「改善してほしい点を3つ挙げてください」

▼「アンケートを作ったのに回答が集まらない」とお困りの方へ。回答率を高めるための質問設計・導線設計・インセンティブ活用など、すぐに実践できる6つのコツを公開します。無料でダウンロードできますので、ぜひご利用ください。 

ユーザーインタビューの質問項目の作り方5ステップ

質問項目の重要性は理解できても、いざ設計するとなると何から手をつければよいか迷いやすいものです。実務でそのまま使える5ステップに分解すれば、初めての方でも迷わず質問項目を組み立てられます。最後には設計後のセルフチェック用に10項目のチェックリストも整理しています。

ステップ1|リサーチクエスチョンを言語化する

「いきなり質問を作り始めて手戻りしてしまった」という失敗を経験した方は多いのではないでしょうか。質問項目を考える前に必ずやるべきなのが、リサーチクエスチョン(RQ)の言語化です。

リサーチクエスチョンとは、インタビューを通じて最終的に明らかにしたい問いのことを指します。例えば「20代女性が新規SaaSを契約しない理由を解明したい」のように一文で書き出します。

リサーチクエスチョンが定まると、各質問が「この問いに答えるために必要か」という基準で取捨選択できるようになるため、最初に必ず書き出すようにしましょう。

ステップ2|仮説を立てて検証ポイントを洗い出す

「リサーチクエスチョンは決まったが質問が散らかってしまう」と感じる方も多いはずです。質問項目を絞り込むためには、リサーチクエスチョンに対する仮説を3〜5個立てておくのがおすすめです。

仮説とは、おそらくこういう答えが返ってくるだろうという事前の予想のことです。例えば「20代女性が契約しない理由は、料金よりも導入後のサポートへの不安が大きいのではないか」といった形になります。

仮説を持つことで、各仮説を検証するための質問を逆算的に洗い出せるようになります。

ステップ3|質問を発散させる(質問ブレスト)

「質問項目を最初から絞り込みすぎて深掘りができなかった」と悩む方も少なくないでしょう。仮説が固まったら、まずは質問を発散モードで一気に書き出します。

質問ブレストとは、評価をいったん脇に置き、思いついた質問を全て書き出すフェーズのことです。例えば1つの仮説に対して15〜20個の質問候補を出すことを目指してみましょう。

Miro(オンラインホワイトボードツール)やFigJamのような付箋ツールを使うと、複数人でも短時間で発散できておすすめです。

ステップ4|質問をグルーピングして流れを設計する

「質問の順番がバラバラで、ユーザーが答えにくそうだった」という経験はないでしょうか。発散した質問を、テーマごとにグルーピングして順序を整えるのがステップ4にあたります。

グルーピングとは、似た意味の質問を1つの塊にまとめる作業のことです。例えば「利用シーン系」「課題系」「期待系」のようにテーマで分け、抽象から具体・過去から未来のような流れに並べ替えます。

冒頭は答えやすい質問から入り、終盤に踏み込んだ質問を配置すると、ユーザーが安心して話せる流れになります。

ステップ5|プレテストで質問項目をブラッシュアップする

「本番でうまく答えてもらえなかった」という失敗を避けるために必須なのがプレテストです。

プレテストとは、本番前に社内メンバーや知人を相手に質問項目を試運転することを意味します。例えば30分のインタビューであれば、まず社内で1〜2回試して、伝わりにくい言い回しや想定外の解釈が出る質問を洗い出します。

プレテストで出た違和感は必ず修正してから本番に臨むようにしましょう。

質問項目チェックリスト10項目

□ リサーチクエスチョンに紐づいているか

□ 仮説検証のための質問になっているか

□ 1問1意で複数の論点を含んでいないか

□ オープンクエスチョンを中心にしているか

□ 専門用語を使わず分かりやすい言葉になっているか

□ 誘導的な表現になっていないか

□ 抽象から具体への流れになっているか

□ 想定時間内に収まる質問数か

□ 深掘り用のプローブ質問を準備しているか

□ プレテストを最低1回実施したか

▼マーケティングリサーチの精度は、ヒアリング設計で決まります。本ガイドでは、顧客インサイトを引き出すための質問設計のポイントや、リサーチ目的に応じたシート作成の手順を解説しています。無料でダウンロードできますので、ぜひご利用ください。

失敗しない質問項目設計のコツとNG例

質問項目を設計したつもりでも、表現の細かな違いで得られる回答の質は大きく変わります。失敗しがちなパターンを事前に押さえておけば、無駄なやり直しを防ぎながら本質的なインサイトに辿り着けるようになります。実際の現場で起きやすいNG例と書き換え方を具体的に整理しています。

オープンクエスチョンとクローズドクエスチョンの使い分け方

「全部オープンに聞けばいい気がするが本当に正しいのか」と迷う方は多いのではないでしょうか。

オープンクエスチョンとは、自由に語ってもらう質問のことを指し、クローズドクエスチョンとは、はい・いいえなどの選択肢で答えられる質問を意味します。例えば「最近のアプリで困ったことを教えてください」はオープンに、「このアプリを毎日使いますか」はクローズドに分類されます。

深掘りや発見の場面ではオープンを中心に、事実確認や選択肢の検証ではクローズドを使うように使い分けるとよいでしょう。

誘導質問・バイアスを排除する書き方のコツ

「無意識に欲しい答えに誘導していないか不安」と感じる方も少なくないはずです。

誘導質問とは、回答者に特定の答えを促してしまう質問のことを指します。例えば「この機能、便利ですよね」と聞くと、否定しづらい心理が働いてしまい、本音が引き出せません。「この機能を使った時の率直な感想を教えてください」のように、評価を含まないフラットな言い回しに変えるのがおすすめです。

質問の中に肯定・否定の評価語が紛れていないかを必ずチェックするようにしましょう。

「行動」と「意見」を切り分けて聞くテクニック

「意見を聞いたつもりが結局何をしたいのか分からなかった」という経験はないでしょうか。

インタビューでは、意見よりも行動を聞くほうが信頼性の高いデータが得られます。例えば「便利な機能があれば使いたいですか」のような意見質問では多くの方が「使いたい」と答えますが、「先月どんな機能を実際に使いましたか」のような行動質問では、本当に必要とされている機能が見えてきます。

意見だけでは判断材料にならないため、必ず過去の行動とセットで聞くように設計しましょう。

NG質問→OK質問への書き換え例10選

  1. NG「使いやすいですか」→ OK「直近で使った時の操作手順を教えてください」
  2. NG「便利な機能はありますか」→ OK「先月一番よく使った機能を3つ挙げてください」
  3. NG「不満はありますか」→ OK「直近で困った場面を1つ思い出して話してください」
  4. NG「料金は妥当ですか」→ OK「料金を見て契約を迷った瞬間の気持ちを教えてください」
  5. NG「他社サービスと比べてどうですか」→ OK「現在使っている他社サービスと使い分けている基準を教えてください」
  6. NG「将来この機能があったら使いますか」→ OK「今同じ目的のために代わりに何を使っていますか」
  7. NG「満足していますか」→ OK「契約継続を迷ったタイミングはありましたか」
  8. NG「サポートは良いですか」→ OK「サポートに問い合わせた時の流れを最初から最後まで教えてください」
  9. NG「もっと使いたいですか」→ OK「使う頻度が増えた時、または減った時の理由を教えてください」
  10. NG「おすすめできますか」→ OK「直近で知人に話題にした時、どんな言葉で説明しましたか」

▼他社はどのようにヒアリングや診断コンテンツを活用しているのか?実際の導入事例をまとめた本資料で、自社の施策に活かせる具体的なアイデアやヒントが見つかります。

そのまま使えるユーザーインタビュー質問項目テンプレート30選

ここからは記事の核となる、実務でそのままコピーして使える質問項目テンプレートを30本紹介します。インタビューの流れに沿って、アイスブレイクから深掘り、クロージングまで段階別に並べているため、組み合わせるだけでインタビューガイドが完成します。最後にカテゴリ別の一覧表もまとめています。

▼営業・Web制作・マーケティングなど、用途別に使える複数のヒアリングシートを無料で一括ダウンロードできます。自社の業務に合わせてカスタマイズすれば、すぐに現場で活用いただけますので、ぜひご利用ください。 

アイスブレイク・導入の質問項目テンプレート5選

「いきなり本題に入って空気が固まってしまった」という失敗を経験した方は多いのではないでしょうか。

アイスブレイクとは、本題前にお互いの緊張をほぐすための導入会話を指します。例えば最初の3〜5分でラポール(信頼関係)を築けると、その後の本音が引き出しやすくなります。

  1. 本日はお時間をいただきありがとうございます。最初に簡単に自己紹介をお願いできますか
  2. 今日はどちらからご参加いただいていますか
  3. お仕事の中で今最も時間を使っているテーマを教えてください
  4. インタビューにご協力いただこうと思ったきっかけがあれば教えてください
  5. 直近1週間で印象に残った出来事を1つ教えてください

最初は答えやすい質問から入るのがおすすめです。

行動・利用シーンを深掘りする質問項目テンプレート10選

「使い方を聞いたつもりが、抽象的な感想しか返ってこなかった」という方も少なくないはずです。

行動と利用シーンを具体的に引き出すには、時系列で再現してもらう質問が効果的です。

  1. 直近1ヶ月でこのサービスを使った場面を1つ思い出してください
  2. その時の最初の操作から最後までを順に話してください
  3. 一緒にいた人や使っていたデバイスを教えてください
  4. その時間帯と場所を具体的に教えてください
  5. 同じ目的を達成するために他に検討した手段があれば教えてください
  6. 操作中に迷った瞬間や手が止まった瞬間はありましたか
  7. うまくいった時と失敗した時の違いを教えてください
  8. 1日のうちで使う頻度が高い時間帯はいつですか
  9. このサービスを使う前後で行動が変わったことがあれば教えてください
  10. 直近で印象に残っているエピソードを1つ詳しく話してください

「いつ・どこで・誰と・何を使って」の5W1Hを意識すると、行動データが集まりやすくなります。

課題・不満を引き出す質問項目テンプレート7選

「課題を聞こうとしても遠慮されて本音が出てこない」という悩みは多いのではないでしょうか。

課題を引き出すには、評価ではなく具体的なエピソードを尋ねる聞き方がおすすめです。

  1. 直近で困った場面を1つだけ思い出して詳しく話してください
  2. その時にどう対処しましたか
  3. 対処にかかった時間や手間を教えてください
  4. 同じ場面が再び起きた時に避けたいことはありますか
  5. 似た課題を相談できる相手はいますか
  6. 解決のために試して効果がなかった方法はありますか
  7. 課題が解決されたら、空いた時間で何に取り組みたいですか

「困った場面」「諦めた場面」「相談した相手」の3軸で聞くと、改善ヒントが集まりやすくなります。

ニーズ・期待値を確認する質問項目テンプレート5選

「ニーズを聞いても、あったら便利止まりで本気度が読めなかった」という経験はないでしょうか。

本物のニーズを確認するには、お金や時間という具体的なコストを絡めた質問が有効です。

  1. 今の課題を解決できるなら、どのくらいの予算をかけられますか
  2. 月にどのくらいの時間を節約できれば導入したいと感じますか
  3. 解決手段に求める条件を優先順位の高い順に3つ挙げてください
  4. これがあれば必ず使うと感じる機能を1つ挙げてください
  5. その機能がなければ契約しないと感じる必須条件を教えてください

予算・時間・優先順位の数字を絡めると、本気度の高いニーズが見えてきます。

クロージング・次回への質問項目テンプレート3選

「インタビューの最後で大事な質問を聞き漏らしてしまった」という方も多いはずです。

クロージングでは、聞き漏らしを防ぐ質問と、次回協力につながる質問を入れておくのがおすすめです。

  1. 今日の話の中で、もう少し補足しておきたいことはありますか
  2. 私が聞き忘れていそうな観点があれば教えてください
  3. 今後もインタビューにご協力いただく場合、どのような形式が望ましいですか

最後の3問を入れるだけで、追加の発見と次回アポの両方を確保できます。

質問項目コピペ用一覧表

カテゴリ

質問数

主な目的

アイスブレイク・導入

5問

ラポール形成と回答準備

行動・利用シーンの深掘り

10問

行動データの収集

課題・不満の引き出し

7問

改善点の発見

ニーズ・期待値の確認

5問

優先順位と本気度の特定

クロージング・次回への接続

3問

聞き漏らし防止と次回アポ

合計

30問

30〜45分のインタビューに対応

 

BtoBとBtoCで変わる質問項目の使い分け方

質問項目は、対象がBtoBかBtoCかによって最適解が大きく変わります。意思決定プロセスや回答者の立場が違うため、同じ質問でも得られる情報の深さに差が出ます。それぞれの特徴を押さえたうえで業界別のアレンジ例まで知っておくと、ペルソナを問わず柔軟に対応できるようになります。

BtoB向け質問項目の特徴とそのまま使える例

「BtoBのインタビューで何を聞けば導入の決め手が分かるのか」と悩む方は多いのではないでしょうか。BtoB向けの質問項目では、個人の感情よりも組織内の意思決定プロセスを聞くことが鍵になります。

意思決定プロセスとは、稟議・予算承認・導入判断に関わる社内の流れのことです。例えば「最終的に契約を決めた決裁者はどなたですか」「導入の起案から決裁まで何日かかりましたか」「比較検討した他社サービスとの差分はどこで判断しましたか」のような質問が効果的です。

担当者だけでなく、決裁者や情シスなど複数の関係者の立場をヒアリングする質問構成を意識しましょう。

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BtoC向け質問項目の特徴とそのまま使える例

「BtoCで聞くべき質問が分からず、感想ヒアリングで終わってしまう」という経験はないでしょうか。

BtoC向けの質問項目では、生活シーンと感情の動きを具体的に引き出す質問が中心になります。例えば「直近で購入した時の気持ちを場面ごとに教えてください」「購入を迷った瞬間に何を見て決め手にしましたか」「友人に話題にした時の言葉をそのまま再現してください」のような問いが有効です。

感情の起伏が出やすい質問を意図的に組み込むようにしましょう。

BtoB・BtoC共通で押さえたい質問項目

「BtoBとBtoCで質問を作り分けるとなると工数が膨大になりそう」と感じる方も多いはずです。

実は両者で共通して使える質問が一定数あり、ここを起点に分岐させると工数を抑えられます。例えば「現在の代替手段を教えてください」「この目的に費やしている月間時間はどのくらいですか」「やめた経験や乗り換えた経験があれば理由を教えてください」のような問いはBtoB・BtoC問わず有効に機能します。

共通質問7割+個別質問3割の比率を意識すると、効率的に設計できます。

業界別(SaaS・EC・金融)の質問項目アレンジ例

「自社の業界に質問項目をどう寄せればいいか分からない」と迷う方も少なくないでしょう。

業界の特性に合わせた質問にアレンジすると、より深い示唆が得られます。例えばSaaSなら「ログイン頻度」「離脱した機能」「アカウント追加の判断軸」、ECなら「カート投入から購入決定までの時間」「リピート購入の決め手」「レビューを参考にする頻度」、金融なら「契約前の不安要素」「商品比較で最重視した条件」「家族への相談有無」が代表的です。

業界特有の購買行動を1〜2問入れるだけで、汎用テンプレが自社専用に進化します。

BtoB/BtoC質問項目比較表

観点

BtoB

BtoC

主な回答者

担当者・決裁者・情シス

エンドユーザー個人

重視する軸

意思決定プロセス・ROI

生活シーン・感情・体験

質問の深さ

組織内の合意形成プロセスまで

個人の動機・感情の起伏まで

推奨人数

5〜10名(役割別)

10〜15名(セグメント別)

平均インタビュー時間

45〜60分

30〜45分

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質問項目を深掘りするインタビュー技法

質問項目を準備しても、表面的な回答で終わってしまうと本質的なインサイトには届きません。深掘りのテクニックを身につけておくと、同じ質問項目からでも数倍深い示唆が引き出せるようになります。現場で即使える3つの代表的な深掘り技法と、フレーズ集を整理しています。

プローブ質問で「なぜ」を3層掘り下げる方法

「相手の回答に対して何を返せばいいか毎回迷う」という経験はないでしょうか。

プローブ質問とは、相手の回答に対して追加で投げかける深掘り用の質問のことを指します。例えば「便利だと感じた」と返ってきたら、「具体的にどの場面で便利だと感じましたか」「その便利さは時間で言うとどのくらい違いますか」「その便利さを他の方にも勧めたいと思いますか」と3層に分けて掘っていきます。

1つの回答に対して最低3回は「なぜ」を重ねる癖をつけましょう。

ラダリング法で価値観まで引き出すコツ

「機能の話で終わってしまい、本質的な価値が見えてこなかった」と感じる方も多いはずです。

ラダリング法とは、機能→ベネフィット→価値観の順に階段を登るように深掘りする手法のことです。例えば「このサービスのどの機能を使っていますか」(機能)→「その機能で何が得られていますか」(ベネフィット)→「それが得られると人生や仕事のどの部分が良くなりますか」(価値観)と段階的に問うていきます。

価値観まで到達すると、サービスが顧客の人生にどう貢献しているかが見えてくるため、ポジショニング設計の素材として活用できます。

5Whys法で本質的な課題に到達する手順

「課題の根本原因が分からず、表面的な改善で終わってしまう」と悩む方は少なくないでしょう。

5Whys法とは、1つの事象に対して「なぜ」を5回繰り返して本質的な原因に辿り着く手法を指します。例えば「ログイン頻度が下がった」という事象に対して、「なぜ下がったのですか」「なぜそれが負担に感じたのですか」「なぜその場面で代替手段を選びますか」と5回掘っていくと、表層では見えなかった本当の理由が浮かび上がります。

粘り強く重ねるほど精度が上がるため、相手が答えに詰まった時こそチャンスと捉えましょう。

深掘り質問のフレーズ集20

  1. もう少し詳しく教えてください
  2. 例えばどんな場面ですか
  3. 具体的にどのくらいの頻度ですか
  4. その時の気持ちを言語化するとどうなりますか
  5. なぜそう感じたのでしょうか
  6. その判断に至った決め手は何でしたか
  7. 他の選択肢は検討しましたか
  8. もし選択肢になかったら何を選びますか
  9. 同じ場面に戻れるなら何を変えますか
  10. それを聞いて誰に相談しましたか
  11. 過去に似た経験はありましたか
  12. その時と今の違いはどこですか
  13. 一番印象に残ったのはどの瞬間ですか
  14. 周りの反応はどうでしたか
  15. 数字で表すとどのくらいですか
  16. 時間に換算するとどのくらいでしたか
  17. それは想定通りでしたか、それとも想定外でしたか
  18. もう一度同じ状況になったらどう動きますか
  19. 他の方にも当てはまる話だと思いますか
  20. 今日の話の中で一番伝えたかったことは何ですか

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オンラインと対面で変わる質問項目の伝え方

同じ質問項目でも、オンラインで聞くか対面で聞くかによって最適な伝え方が変わります。回線越しのコミュニケーション特性と、対面ならではの空気感を理解しておけば、どちらの環境でも質問の意図を正確に伝えられるようになります。実施環境に合わせた具体的な工夫を整理しています。

オンラインインタビューで気をつける質問の聞き方

「オンラインだと相手の反応が読みにくく、質問の出し方に迷う」と感じる方は多いのではないでしょうか。

オンラインインタビューでは、対面に比べて非言語情報(表情・身振り・空気感)が伝わりにくいため、質問はより短く明確にする必要があります。例えば1つの質問に複数の論点を入れず、「直近1ヶ月の利用シーンを1つ思い出してください」のように一文一意で投げかけるのがおすすめです。

回答中は相槌を意図的に多めに入れ、画面越しでも聞いている雰囲気が伝わるように工夫しましょう。

対面インタビューで効果を発揮する質問の出し方

「対面だとつい話が脱線して時間が足りなくなる」という経験はないでしょうか。

対面インタビューでは、その場の空気を活かして深い質問を引き出せる反面、進行管理が難しくなりがちです。例えば紙のインタビューガイドを手元に置く、机に時間配分を書いたメモを置く、区切りごとに「ここまでで聞き残しはないですか」と確認するなど、視覚的な進行管理が効果的です。

対面の強みは沈黙を許容できる点にあるため、答えを急かさず待つ姿勢を心がけましょう。

録画・録音を活用した質問の深掘り術

「インタビュー中にメモを取ることに気を取られ、深掘りができなかった」と悩む方も少なくないでしょう。

録画・録音を活用すれば、その場ではメモに集中せず深掘りに専念できます。逐語録(インタビュー音声を一字一句書き起こした文書)を後から作成すれば、見逃していた発言の意図にも気づきやすくなります。例えばNotta(自動文字起こしツール)やWhisper(OpenAIの音声認識モデル)を使うと、1時間のインタビューが数分で文字化されます。

録画・録音は必ず事前にインフォームドコンセント(目的を説明したうえで同意を得ること)を取ってから実施するようにしましょう。

オンライン・対面のツール選定チェックリスト

  • □ オンライン会議ツール(Zoom・Google Meetなど)が安定して使えるか
  • □ 録画・録音機能が標準で備わっているか
  • □ 文字起こしツール(Notta・Whisperなど)と連携できるか
  • □ インタビューガイドを画面共有できる環境か
  • □ 対面の場合、静かな個室を確保できるか
  • □ 紙のメモ用紙とペンを準備しているか
  • □ 謝礼の受け渡し方法を事前に決めているか

▼以下の資料は、ヒアリングに特化した「ヒアリングツール」を10選で比較した資料です。ヒアリングツールは、診断コンテンツの作成やチャットボットなどで、ユーザー情報のヒアリングを行うツールです。 類似サービスの比較を行いたい方は、ぜひ参考にしてください。

生成AIを活用したユーザーインタビュー質問項目の作り方

近年は生成AIの活用によって、質問項目の作成工数を大幅に削減できるようになりました。プロンプトの組み立て方を覚えれば、初稿作成からブラッシュアップまでをAIと共同作業で進められます。具体的な手順と、そのまま使えるプロンプトテンプレートを整理しています。

ChatGPTで質問項目ドラフトを作る手順

「ChatGPTに質問項目を考えてもらいたいが、何を渡せば良い回答が返ってくるか分からない」と感じる方は多いはずです。

ChatGPTで質の高い質問項目を生成するには、リサーチクエスチョン・対象ペルソナ・インタビュー時間の3つを必ず伝えるのがおすすめです。例えば「20代女性のSaaS非契約理由を解明したい。30分のインタビューで使う質問項目を15個提案してください」と入力すると、目的に沿った質問が返ってきます。

出力された質問をそのまま使わず、自社の文脈に合わせて修正する前提で活用しましょう。

ペルソナ別にカスタマイズするプロンプトのコツ

「同じプロンプトだとどんなテーマでも似た質問が返ってきて差別化できない」と悩む方も少なくないでしょう。

ペルソナ別にカスタマイズするには、職業・年齢・行動特性・直近の課題まで具体的に書き込むのがコツです。例えば「30代のIT企業マーケティング担当・MA運用歴2年・KPI未達に悩む」のように4〜5要素を盛り込むと、対象に深く刺さる質問が生成されます。

固有名詞(競合サービス名・業界用語)も含めると、より現場感のある質問が返ってきます。

AIで質問項目の品質チェックを行う方法

「自分で作った質問項目に誘導やバイアスが残っていないか不安」と感じる方も多いのではないでしょうか。

AIは生成だけでなく品質チェックにも活用できます。例えば作成した質問項目をChatGPTに渡して「以下の質問項目に誘導質問・複数論点を含む質問・抽象的すぎる質問があれば指摘してください」と依頼すると、自分では気づかなかった改善点が浮かび上がります。

第三者視点のレビュー役として活用するのがおすすめです。

そのまま使えるプロンプトテンプレート3選

  1. 生成用:「[ペルソナ]に対して[リサーチクエスチョン]を解明するインタビューを[時間]で実施します。質問項目を15個、オープンクエスチョン中心で提案してください」
  2. リライト用:「以下の質問項目を、誘導表現を避けて行動を聞くオープン質問に書き換えてください。[質問項目を貼り付け]」
  3. 品質チェック用:「以下の質問項目から、誘導質問・複数論点を含む質問・抽象的すぎる質問を抽出し、改善案を提示してください。[質問項目を貼り付け]」

▼Interviewz(インタビューズ)に新機能が追加され、CSSカスタマイズとHTMLタグ埋め込みが可能となりました。これにより、自社ブランドのデザインに合わせた診断・ヒアリングページを最短1日で構築できます。

フォントやカラーの変更、アニメーション追加、外部ツールや分析コードの設置も簡単で、SEO対策やCVR向上、データ活用がスピーディーに行えます。さらに、プレビュー機能で事前確認し即時反映できるため、マーケティング施策の自由度と実行スピードが大幅に向上し、リード獲得や効果測定改善を加速させることが可能です。

ぜひ下記の資料から、インタビューズの詳しい機能をご確認ください。

ノーコードでユーザーインタビューを効率化する「インタビューズ」

ここまで質問項目の設計手順から深掘り技法、AI活用まで多くのノウハウを整理してきました。これらを一つひとつ自社で実装するのは負担が大きいため、最後にユーザーインタビュー全体を効率化するノーコードSaaS「インタビューズ」を、本記事で扱った課題ごとに紹介します。

質問設計の迷いを解消する目的別テンプレート機能

「質問項目の作り方は理解できたものの、毎回ゼロから設計する時間がない」という悩みを抱えている方に、インタビューズの目的別テンプレート機能が力を発揮します。発見型・検証型・評価型といったインタビュー目的別の質問テンプレートが標準搭載されているため、目的を選ぶだけで叩き台が完成します。マーケティングリサーチ・営業ヒアリング・Web制作要件定義など業務別テンプレートも揃っているため、ゼロから考える時間を大幅に短縮できます。

▼Interviewz(インタビューズ)は、ノーコード型のSaaSツールで、顧客ヒアリングの効率化をサポートするために設計された画期的なソリューションです。

インタビューズは、以下の特徴を兼ね備えています。

  • 簡単な操作性

タップ操作だけで、診断や質問がスムーズに行えます。技術的な知識がなくても直感的に操作できるので、誰でも簡単に利用できます。

  • 多彩な連携機能

SlackやGoogleスプレッドシートなど、外部ツールとの連携が可能です。これにより、データの共有や分析がより効率的になります。

  • EFO(入力フォーム最適化)機能

ユーザーの負担を軽減するために、入力フォームを最適化しています。これにより、ストレスなく情報を収集することが可能です。

  • マーケティング調査にも対応

カスタマーサポートやアンケート収集、マーケティング調査など、さまざまな場面で活用できる柔軟性を持っています。

上記のように、「インタビューズ」は顧客ニーズを正確に把握し、効果的なマーケティング戦略を実現するために欠かせないツールです。より詳しい情報や導入事例について知りたい方は、ぜひ下記のサービス概要をご参照ください。

質問項目の配布が驚くほど簡単なフォーム作成機能

「作った質問項目をどう配布すれば回答率が上がるのか分からない」という場面で力を発揮するのが、インタビューズのフォーム作成機能です。質問項目を入力するだけでスマートフォン最適化されたフォームが自動生成され、URLを共有するだけで対象者に届けられます。Web制作の知識がなくてもフォームの見た目を整えられるため、ブランドイメージを保ったまま配布でき、回答完了までの離脱率を下げられます。

▼他社はどのようにヒアリングや診断コンテンツを活用しているのか?実際の導入事例をまとめた本資料で、自社の施策に活かせる具体的なアイデアやヒントが見つかります。

集めた回答を一元管理できる分析サポート機能

「インタビューやアンケートの回答が複数ツールに散らばって分析が進まない」という悩みを抱えている方には、インタビューズの一元管理機能が役立ちます。フォーム回答とインタビューメモを同じ管理画面で確認でき、回答者属性別の集計やセグメント別の比較もワンクリックで実施できます。分析にかかる時間を削減し、意思決定までのリードタイムを短くできる点が大きなメリットになります。

対面・オンライン両対応の柔軟な実施スタイル

「対面とオンラインで別々のツールを使い分けていて運用が煩雑になっている」という場面でも、インタビューズは力を発揮します。対面インタビューでは事前送付したフォームで属性情報を回収し当日はメモを直接管理画面に記録、オンラインインタビューでは画面共有でフォームを使いながら進行といった柔軟な使い方ができます。実施方法を問わず同じワークフローで進められるため、ハイブリッド運用の手間を大幅に削減できます。

ノーコードで誰でも使える操作性と導入のしやすさ

「リサーチツールは便利そうだが、設定や運用に専門知識が必要で踏み出せない」という方にこそ、インタビューズのノーコード操作性が魅力に映ります。ドラッグ&ドロップで質問項目を並べ替えられ、CSSやHTMLの知識がなくても見た目を整えられるため、リサーチ担当者一人で完結します。無料トライアルからスタートできるので、まずは小さく試して効果を実感したうえで本格導入を判断できます。

インタビューズは14日間のトライアル期間中もすべての機能を無料でお試しいただけますので、ぜひこの機会にご利用ください。

インタビューズの主な機能まとめ

  • 目的別・業務別の質問テンプレートを標準搭載
  • スマホ最適化されたフォームを自動生成
  • 回答データの一元管理と自動集計
  • 対面・オンライン両対応のハイブリッドワークフロー
  • ノーコード操作とCSSカスタマイズの両立

クロージング文(約140字)

質問項目の作り方からテンプレート30選、BtoB・BtoCでの使い分け方、深掘り技法、生成AI活用までを一気通貫で整理しました。本記事の内容を実際の現場に落とし込む第一歩として、インタビューズの無料トライアルから質問項目の設計を始めてみてはいかがでしょうか。

▼営業・Web制作・マーケティングなど、用途別に使える複数のヒアリングシートを無料で一括ダウンロードできます。自社の業務に合わせてカスタマイズすれば、すぐに現場で活用いただけますので、ぜひご利用ください。 

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Interviewz(インタビューズ)では、ヒアリング体験をDX化し、質の高い情報をスピーディーに収集、顧客・ユーザー理解を深め、サービスのあらゆるKPIの改善を可能にします。テキストタイピングを最小化した簡単かつわかりやすいUI/UXと、収集した声をノーコードで様々なシステムに連携し、ユーザーの声を様々なビジネスプロセスで活用することで、よりビジネスを加速させることが可能です。

Interviewz(インタビューズ)をご活用いただくことで以下のことが解決できます。

• 新規お問い合わせ、相談数の向上
• ヒアリングの内容の最適化から受注率の向上
• ヒアリングコスト(人件費・タイムコスト)の削減
• 既存顧客のお問い合わせのセルフ解決(サポートコストの削減)
• サービス/プロダクトのマーケティングリサーチ
• 既存顧客、従業員のエンゲージメント向上
• データ登録負荷の軽減
• サイトにおけるユーザーの行動情報のデータ蓄積

Interviewzをご利用いただいた多くのお客様で、ビジネスによけるあらゆるKPIの数値改善を可能にしています。

▼Interviewz(インタビューズ)の主な活用方法

• 総合ヒアリングツール
• チャットボット
• アンケートツール
• カスタマーサポートツール
• 社内FAQツール



Interviewzの機能一覧|総合的なヒアリング活動を網羅


Interviewzでは、下記のような総合的なヒアリング活動を支援する機能を揃えております。

以下では、まずはInterviewz(インタビューズ)を使って操作性や機能を確かめたい方向けに、無料でInterviewzをデモ体験いただくことが可能です。気になる方はぜひご体験ください。

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