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マネジメント能力診断とは?管理職適性の測り方と育成への活用法を解説

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目次

社内で管理職の登用や育成を任されるなかで、候補者の適性をどう見極め、診断結果をどのような活用方法で育成につなげればよいか迷う方も多いのではないでしょうか。

マネジメント能力診断を取り入れれば、管理職適性を客観的な指標で把握し、育成の方向性を根拠を持って設計できます。

そこで今回は、マネジメント能力診断の意味から、管理職適性の測り方、主要ツールの比較、そして育成への活用方法までを、比較検討しやすい形で解説します。

この記事を読めば、診断の仕組みから自社に合ったツールの選び方、結果を選抜と育成に活かす手順までを一通り理解できるようになりますので、ぜひ参考にしてください。

【著者情報】

本記事は、ヒアリングDXツール「Interviewz(インタビューズ)」を運営するインタビューズ編集部が制作しています。診断コンテンツやアンケート設計の支援を通じて蓄積した、データにもとづく人材評価と顧客理解のノウハウを土台に、人事・育成領域の一次情報や公開データを参照しながら、実務で使える視点を重視して解説しています。

マネジメント能力診断とは?

マネジメント能力診断とは、管理職に求められる素質や行動特性を、質問への回答や疑似的な業務体験を通じて可視化する仕組みのことです。ここではまず、診断の基本的な意味や、似た言葉との違い、測定される能力の全体像を整理します。言葉の輪郭をそろえておくと、後半の比較や活用方法の理解がぐっと進みます。

マネジメント能力診断の基本的な意味

そもそもマネジメント能力診断は、何を明らかにするための仕組みなのでしょうか。

マネジメント能力診断とは、目標達成に向けてチームや業務を管理し成果へ導く力を、性格特性や思考の傾向、行動パターンといった複数の側面から数値やタイプで表すものです。ここでのマネジメントとは、限られた人材や時間、予算といった資源を配分し、組織の目標を実現する働きかけのことを指します。

たとえば「エムグラム診断」のマネジメント能力診断は、世界で1200万人以上が受験した性格診断をベースに、管理者としての振る舞いのタイプを示します。

自社で導入する際は、診断が何を測る設計になっているかを最初に確認し、知りたい情報と診断内容がずれていないかを見極めることが実践的な第一歩になります。

適性検査・性格診断との違い

マネジメント能力診断は、適性検査や性格診断とどう違うのでしょうか。

適性検査とは、仕事への向き不向きを能力面と性格面から総合的に測る検査のことで、性格診断は個人のパーソナリティの傾向を明らかにする手法を指します。マネジメント能力診断は、このうち特に管理職としての資質にしぼって深掘りする点に特徴があります。

たとえば管理職適性検査「NMAT(エヌマット)」では、性格特性と基礎能力の両面から、外向や統率、理性、強靭、変革といった観点で管理職適性を評価します。

自社の目的が「管理職として伸びるか」を知ることであれば、汎用的な性格診断よりもマネジメント領域に特化した診断を選ぶほうが、判断の精度を高められます。

診断で測定される主な能力領域

マネジメント能力診断は、具体的にどのような力を測っているのでしょうか。

多くの診断は、課題を捉えて解決策を描く思考の力、メンバーを導く対人の力、自分自身を律するセルフマネジメントの力という3つの領域を軸に構成されています。セルフマネジメントとは、感情や行動を自分でコントロールし、安定して成果を出し続ける力のことです。

体験型マネジメント能力診断ツール「Polaris(ポラリス)」では、メールの優先順位づけといった意思決定の疑似体験を通じて、15項目の能力を多面的に診断します。

導入検討時には、下の一覧のように測定領域を整理し、自社が重視する力がカバーされているかを照らし合わせておくと選定がスムーズになります。

マネジメント能力診断で測られる主な3領域(測定領域の全体像)

能力領域 主に測る力 具体的な観点の例
思考・課題解決 状況を捉え、打ち手を描く力 現状認識、課題設定、意思決定、構想力
対人・リーダーシップ 人を動かし、まとめる力 傾聴、伝達、巻き込み、動機づけ
セルフマネジメント 自分を律し、成長する力 ストレス耐性、素直さ、他者尊重、柔軟性

マネジメント能力診断が注目される理由と導入メリット

続いて、マネジメント能力診断がなぜいま多くの企業で導入され始めているのか、その背景とメリットを整理します。あわせて、導入時に見落としがちな注意点にも触れます。メリットと注意点をセットで押さえておくと、社内提案の説得力が高まります。

管理職登用のミスマッチを防げる

なぜ多くの企業がマネジメント能力診断に関心を寄せているのでしょうか。

背景には、プレイヤーとして優秀な人材が必ずしも管理職として活躍するとは限らないという課題があります。マネジメント能力診断を使えば、面接や実績だけでは見えにくい潜在的な資質を客観的に把握でき、登用後のミスマッチを抑えられます。ミスマッチとは、期待された役割と本人の適性がかみ合わない状態のことです。

管理職登用後の早期のつまずきは、本人のモチベーション低下やチームの生産性の停滞にもつながります。

登用の意思決定では、診断結果を実績や面接評価と重ね合わせ、複数の根拠から総合的に判断する姿勢が失敗の回避に役立ちます。

育成の方向性を客観的に設計できる

診断は選抜だけでなく、育成にどのように役立つのでしょうか。

マネジメント能力診断は、対象者の強みと伸びしろを項目ごとに示すため、どの力をどう伸ばすかという育成計画の土台になります。感覚に頼った指導ではなく、データにもとづいて優先順位を決められる点が大きな利点です。

たとえば「巻き込み力」が課題と出た候補者には、部門横断のプロジェクトを任せて経験を積ませるといった打ち手を、根拠を持って設計できます。

育成の場面では、診断結果を本人にも共有し、成長目標を一緒に決めることで、当事者としての納得感と主体性を引き出せます。

導入時に注意したいポイント

一方で、マネジメント能力診断を導入する際に気をつけたいことは何でしょうか。

診断はあくまで判断を助ける材料であり、結果だけで登用の可否を決めてしまうと、かえって見極めを誤るおそれがあります。数値の裏にある本人の経験や意欲、職場での関わり方といった文脈を読み解く「人間の目」を組み合わせることが欠かせません。

診断結果が芳しくなかった対象者へのフォローや、評価基準の定期的な見直しも、制度を長く機能させるうえで重要になります。

導入前には、次のチェックリストで運用面の準備が整っているかを確認しておくと安心です。

マネジメント能力診断の導入前チェックリスト(運用準備の確認)

  • 診断で知りたいこと(選抜か育成か)が明確になっている
  • 診断結果を実績や面接と組み合わせて判断する運用にする
  • 結果が低かった対象者へのフォロー方針を決めている
  • 評価基準を定期的に見直す担当と時期を決めている
  • 本人へのフィードバック方法を用意している

マネジメント能力診断でわかること(主な診断項目)

ここでは、マネジメント能力診断で具体的にどのような項目が明らかになるのかを、3つの領域に分けて掘り下げます。項目の中身を理解しておくと、診断結果を読み解く力が高まります。自社の管理職に求める要件と照らしながら読み進めてみてください。

思考・課題解決に関する項目

マネジメント能力診断は、思考面についてどのような点を測るのでしょうか。

この領域では、変化を捉えて先を構想する力や、現状を正確に把握する力、複数の選択肢から最適な判断を下す意思決定力などが対象になります。構想力とは、まだ形になっていない未来のあるべき姿を描き出す力のことです。

Polarisの診断では、思考領域として変革・創造力や未来構想力、現状認識力などの項目が設けられています。

結果を見る際は、思考の力が弱いと出た場合でも、経験の機会が少なかっただけなのか、素質としての課題なのかを切り分けて捉えることが適切な育成につながります。

対人・リーダーシップに関する項目

チームを率いる力は、どのように診断されるのでしょうか。

対人領域では、相手の気持ちをくみ取る共感力、考えを分かりやすく届ける伝達力、周囲を巻き込んで動かす力などが評価されます。共感力とは、相手の立場や感情を理解し寄り添う力のことです。

たとえば伝達力が高い管理職は、目標や方針をチームに浸透させやすく、現場の混乱を防ぎやすいとされています。

対人面の項目は、部下の育成やチームの一体感に直結するため、管理職に求める要件のなかでも優先的に確認したいポイントになります。

セルフマネジメント・価値観に関する項目

管理職本人の在り方は、どのように測られるのでしょうか。

この領域では、変化に対応するしなやかさや、異なる意見を受け止める他者尊重、学びを取り入れる素直さといった、いわば管理職としての「器」が対象になります。他者尊重とは、自分と異なる立場や価値観を認め、尊重する姿勢のことです。

Polarisでは、器領域としてしなやかさや他者尊重、素直さなど5項目が設定されています。

こうした価値観に関する項目は短期間では変わりにくい一方、本人が意識することで少しずつ育つため、長期的な視点でのフィードバックが効果的です。

マネジメント能力診断の主要ツール・サービス比較5選

ここからは、実際に導入を検討する際に候補となる主要なマネジメント能力診断ツール・サービスを比較します。まず全体像を一覧表で示し、そのうえで各サービスの特徴を個別に解説します。タイプや測定領域、想定用途を見比べて、自社の目的に近いものを絞り込んでみてください。

主要マネジメント能力診断ツール・サービス比較表(タイプ・用途の早見)

サービス名 提供元 タイプ 主な測定領域 想定用途 費用感
エムグラム マネジメント能力診断 株式会社mgram 性格診断ベース 性格特性・マネジメントタイプ 自己理解・気づき 無料中心
Polaris 株式会社カタドリ 体験型シミュレーション 15項目の能力(思考・対人・器) 管理職候補の育成 要問い合わせ
マネジメント16タイプ診断 株式会社EVeM タイプ分類型 マネジメントスタイル スタイル把握・研修 無料〜研修連携
NMAT リクルートマネジメントソリューションズ 適性検査 性格特性・基礎能力 管理職登用の選抜 有料(受検単位)
ミキワメ 株式会社リーディングマーク 適性検査 性格・ストレス耐性 登用・配置・定着 有料(月額型)

※費用や仕様は各社の提供内容により変わるため、最新の詳細は各サービスへの確認が確実です。

エムグラム マネジメント能力診断(気づきを得たい場合)

手軽に自己理解を深めたい場合、どの診断が向いているのでしょうか。

エムグラム診断のマネジメント能力診断は、世界で1200万人以上が受験した性格診断を土台に、管理者としての振る舞いのタイプを示すツールです。無料で気軽に受けられるため、まずは自身の傾向を知る入口として使いやすい特徴があります。

自分らしいマネジメントスタイルの発見や、部下との関わり方を考えるきっかけづくりに向いています。

本格的な選抜の判断材料というよりは、管理職候補が自己理解を深める最初のステップとして活用するのが現実的です。

Polaris(育成につなげたい場合)

候補者の育成に踏み込んで活用したい場合は、どのツールが適しているのでしょうか。

Polarisは、実際の管理職業務を疑似体験させながら15項目の能力を診断する体験型ツールです。マネジメント能力の「健康診断」という発想を掲げ、人事コンサルタントが結果をレポートにまとめる点に独自性があります。

メールの優先順位づけといった意思決定の場面を通じて、回答からは見えにくい実際の判断傾向まで捉えられます。

診断後の育成設計まで一体で考えたい企業にとって、強みと成長ポイントを言語化してくれる仕組みは相性が良いといえます。

マネジメント16タイプ診断(スタイルを把握したい場合)

自社の管理職のスタイルを類型で把握したい場合は、どうすればよいのでしょうか。

株式会社EVeMが提供するマネジメント16タイプ診断は、マネジメントのスタイルをタイプに分類して示すもので、研修プログラムと組み合わせて活用されています。EVeMは「すべてのチャレンジにマネジメントの力を」を掲げ、ミドルマネージャーやリーダーの育成を支援しています。

タイプという共通言語ができると、管理職どうしが互いの持ち味を理解し、補い合うきっかけになります。

研修やチームづくりと連動させたい場合に、スタイルの把握から入るアプローチは取り入れやすいといえます。

NMAT(登用選抜で使いたい場合)

管理職への登用を厳密に見極めたい場合は、どの検査が適しているのでしょうか。

NMATは、リクルートマネジメントソリューションズが提供する管理職適性検査で、性格特性と基礎能力の両面から管理職としての潜在的な資質を評価します。過去の分析では、外向や統率、理性、強靭、変革の得点が高い人材が高い管理職評価を得る傾向が確認されています。

受検者本人向けの報告書もあり、スペシャリスト志向だった人が自身のマネジメント適性に気づく機会にもなります。

昇進・昇格の選考など、客観性と納得感が求められる場面で判断の根拠として活用しやすい検査です。

ミキワメ(配置・定着まで見たい場合)

登用だけでなく配置や定着まで見据えたい場合は、どのサービスが向いているのでしょうか。

ミキワメは、性格やストレス耐性を測る適性検査で、管理職登用のミスマッチ防止から配置、定着支援までを視野に入れて活用できます。診断結果を配置や育成の計画にデータとして反映しやすい設計になっています。

登用後の早期離職を防ぎたい、配置の最適化まで踏み込みたいといったニーズに応えます。

選抜から入社後のフォローまで一貫して人材データを活かしたい企業にとって、運用しやすい選択肢といえます。

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マネジメント能力診断の選び方

ツールの候補が見えてきたら、次は自社に合うものをどう選ぶかが課題になります。ここでは、選定で外せない3つの視点を整理します。目的と測定内容、運用体制の3点を軸に据えると、比較検討の判断がぶれにくくなります。

測定精度と自社の管理職要件の一致

まず何を基準に診断を選べばよいのでしょうか。

もっとも大切なのは、その診断が自社の管理職に求める要件を的確に測れるかどうかです。管理職要件とは、自社で管理職として成果を出すために必要な能力や行動の基準のことです。汎用的な指標だけでなく、自社の事業や組織文化に照らして必要な力が測れるかを見極めます。

たとえば変革を担う管理職を求めるなら、変革・創造力のような項目が含まれる診断が候補になります。

選定の前に、自社の優秀な管理職に共通する特徴を洗い出し、その要件と診断項目を突き合わせておくと精度の高い選択ができます。

目的(選抜/育成)に合っているか

診断の種類は、目的によってどう選び分ければよいのでしょうか。

マネジメント能力診断は、選抜に強いものと育成に強いものに大きく分かれます。登用の可否を判断したいならNMATのような適性検査が、伸ばし方を設計したいならPolarisのような育成志向のツールが適しています。

目的が曖昧なまま導入すると、得られた結果を活かしきれず、費用だけがかさむ結果になりかねません。

導入の初期段階で「選抜のためか、育成のためか」を関係者で合意しておくことが、ツール選定の軸を定めるうえで欠かせません。

費用・運用体制に合うか

無理なく続けるために、どのような点を確認すべきでしょうか。

診断は一度で終わるものではなく、継続して運用してこそ効果を発揮します。受検単位で費用がかかるものか、月額で使えるものか、結果を読み解く担当を社内に置けるかといった運用体制まで含めて検討します。

たとえば人事の体制が小さい企業では、レポート作成まで支援してくれるサービスのほうが定着しやすい傾向があります。

費用対効果を見極めるには、導入費だけでなく、運用にかかる工数や社内の負担まで含めて総合的に判断することが大切です。

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マネジメント能力診断の活用方法(4ステップ)

診断は導入して終わりではなく、結果を育成や配置に活かしてこそ意味を持ちます。ここでは、マネジメント能力診断の活用方法を4つのステップで解説します。順を追って運用の型をつくると、診断への投資が成果に結びつきやすくなります。

マネジメント能力診断の活用ステップ(運用の全体フロー)

  • Step1 目的と評価基準の明確化
  • Step2 診断の実施と結果の読み解き
  • Step3 育成計画・配置への反映
  • Step4 定点観測と検証

Step1 目的と評価基準の明確化

最初に取り組むべきことは何でしょうか。

活用の出発点は、何のために診断するのかという目的と、どの状態を良しとするかの評価基準を定めることです。評価基準とは、診断結果をどう解釈し、どのラインを合格や課題とみなすかの物差しのことです。基準が曖昧だと、結果の受け止め方が担当者ごとにばらついてしまいます。

たとえば「次世代リーダー候補の見極め」が目的なら、思考領域と対人領域を重点的に見るといった基準を先に決めておきます。

関係者で目的と基準をすり合わせておくことが、後続のステップ全体の精度を左右する土台になります。

Step2 診断の実施と結果の読み解き

診断を実施したあと、結果をどう扱えばよいのでしょうか。

診断を受けてもらったら、点数の高低だけで判断せず、項目ごとの傾向やその背景を丁寧に読み解きます。低い項目についても、能力の課題なのか、経験の機会がなかっただけなのかを切り分けて捉えます。

たとえば巻き込み力が低くても、これまで単独業務が中心だっただけで、機会があれば伸びる可能性もあります。

結果は数値と本人の状況をあわせて解釈し、決めつけを避けることが、次の育成につながる読み解き方になります。

Step3 育成計画・配置への反映

読み解いた結果は、どのように行動へ移せばよいのでしょうか。

診断で見えた強みと課題をもとに、能力開発の計画を立て、経験を積める役割やチーム編成を設計します。強みが際立つ人材には、その強みを発揮できる布陣を組み、課題は経験を通じて補える配置を考えます。

たとえば構想力が強い候補者には新規プロジェクトを任せ、伸ばしたい対人力は先輩管理職の伴走で補うといった設計が有効です。

上司の関わり方まで含めて具体的に設計することで、診断結果が絵に描いた餅で終わらず、実際の成長につながります。

Step4 定点観測と検証

一度の診断で終わらせないために、何が必要でしょうか。

マネジメント能力は経験を通じて変化するため、一定期間ごとに再診断し、成長を定点観測します。前回との比較から、育成施策が機能しているかを検証し、次の打ち手を調整します。

たとえば年齢や役割の変化に応じて、育成の重点を思考面から対人面へ移すといった見直しも有効です。

診断を継続的な健康診断のように位置づけ、結果を検証と改善のサイクルに組み込むことで、育成の質が高まり続けます。

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マネジメント能力診断の活用シーンと事例

活用方法の型がつかめたら、実際の場面ごとの使いどころも押さえておきたいところです。ここでは、代表的な3つの活用シーンを紹介します。自社の課題に近いシーンから、導入後のイメージを具体化してみてください。

マネジメント能力診断の主な活用シーン(場面別の使いどころ)

活用シーン 主な目的 重視する診断領域
管理職登用の選考 適性の見極め・納得感の確保 思考・対人・基礎能力
既存管理職の育成 強み強化・課題の補強 対人・セルフマネジメント
次世代リーダーの選抜育成 候補の早期発掘・計画的育成 思考・対人・器

管理職登用選考での活用

登用の選考では、診断をどう活かせるのでしょうか。

登用の場面では、面接や実績評価に診断結果を加えることで、判断の客観性と社内の納得感を高められます。とくに複数の候補から選ぶ際に、共通の指標で比較できる点が有効です。

適性検査の結果を見て、本人が自らのキャリアの方向性を再考するといった副次的な効果も生まれます。

選考では診断を唯一の判断材料にせず、実績や意欲とあわせて総合的に評価する運用が、納得度の高い登用につながります。

既存管理職の育成での活用

すでに管理職として働く人材には、どう役立つのでしょうか。

現任の管理職にとっては、診断が自身の強みと課題を客観的に振り返る「健康診断」の役割を果たします。日々の業務では気づきにくい傾向を可視化し、次の成長テーマを明確にできます。

たとえば他者尊重の意識が課題と出た管理職が、部下の意見を引き出す関わり方を意識的に取り入れるといった変化が期待できます。

現任者の育成では、結果を評価ではなく成長支援の材料として扱うことで、前向きな行動変容を促しやすくなります。

次世代リーダー選抜育成での活用

将来の幹部候補を見据える場合は、どう活用できるのでしょうか。

次世代リーダーの育成では、早い段階で候補者の資質を把握し、計画的に経験を積ませる設計に診断が役立ちます。年齢や役割によって育成の考え方が変わるため、若手には伸びしろを、中堅には即戦力性を重視して見極めます。

たとえば20代の候補には多様な経験の機会を、40代の候補には強みを活かせる配置をといった、年代に応じた設計が可能です。

長期的な視点で診断を活用し、候補者一人ひとりの成長ストーリーを描くことが、厚みのある管理職層の形成につながります。

診断の考え方を営業・マーケ組織で活かす方法

マネジメント能力診断で培われる「客観的に強みと課題を可視化する」という考え方は、人材評価にとどまらず、営業やマーケティングの現場でも力を発揮します。ここでは、診断のアプローチを顧客理解や見込み客づくりに応用する視点を紹介します。自社の商談や集客の改善につながるヒントとして読んでみてください。

診断コンテンツで見込み客の課題を可視化する

診断の仕組みは、マーケティングにどう応用できるのでしょうか。

診断コンテンツとは、いくつかの質問に答えると結果やタイプが表示される、参加型のコンテンツのことです。マネジメント能力診断と同じ発想で、見込み客に自社の課題を診断してもらう形にすれば、興味を引きながら顧客の状況を把握できます。ナーチャリングとは、見込み客との関係を育てて購買につなげる取り組みのことです。

たとえば「自社のマネジメント課題診断」のような無料コンテンツを用意すると、回答を通じて相手の関心や課題が見え、その後の提案に活かせます。

診断を入口にすると、一方的な売り込みではなく、相手の課題に寄り添う対話からリード獲得を始められます。

ヒアリングの精度を高めて商談につなげる

集めた回答は、商談にどう活かせばよいのでしょうか。

診断やアンケートで得た回答は、そのまま商談前のヒアリング材料になります。相手の課題を事前に把握しておけば、初回商談から的を射た提案ができ、無駄のない対話につながります。

ヒアリングツール「Interviewz(インタビューズ)」を使えば、診断型のコンテンツで顧客の回答を集め、その内容を営業やマーケの施策へ滑らかにつなげられます。

Interviewzを活用する主なメリット(診断・ヒアリングの一体運用)

  • 診断・アンケート形式で見込み客に楽しく回答してもらえる
  • 回答データを顧客理解や提案の材料として蓄積できる
  • デジタルギフトの付与などで回答率を高めやすい
  • ノーコードで診断コンテンツを作成・改善できる

ノーコードとは、プログラミングの知識がなくても開発できる仕組みのことです。診断の考え方を営業・マーケに取り入れたい場合、こうしたツールの活用が近道になります。

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よくある質問(FAQ)

最後に、マネジメント能力診断に関して寄せられることの多い質問へまとめて回答します。導入前の疑問を解消する参考にしてください。

Q1. マネジメント能力診断は無料で受けられるものもありますか。

A. あります。エムグラム診断のマネジメント能力診断のように、無料で受けられるものもあります。ただし無料の診断は自己理解や気づきに向く一方、選抜や育成に本格的に使うなら、測定精度やサポートの手厚い有料サービスが適する場合が多いです。目的に応じて使い分けるのがおすすめです。

Q2. 診断結果だけで管理職登用を決めてもよいですか。

A. 診断結果だけで決めるのは避けるのが賢明です。診断はあくまで判断を助ける材料であり、本人の実績や意欲、職場での関わり方といった文脈とあわせて総合的に判断することで、見極めの精度が高まります。数値の裏にある背景を読み解く視点を大切にしてください。

Q3. マネジメント能力は診断後に伸ばせますか。

A. 伸ばせます。とくに思考力や対人力は、適切な経験と振り返りを通じて成長します。診断で見えた課題に対し、経験を積める役割や上司の伴走を設計することで、着実な向上が期待できます。価値観に関わる項目も、本人が意識することで少しずつ育ちます。

Q4. 中小企業でもマネジメント能力診断を導入できますか。

A. 導入できます。むしろ管理職候補が限られる中小企業ほど、選ぶより育てる視点が重要になり、診断が役立ちます。人事の体制が小さい場合は、結果のレポート作成まで支援してくれるサービスを選ぶと、無理なく運用できます。

Q5. マネジメント能力診断とアンケートツールは何が違いますか。

A. マネジメント能力診断は管理職適性の測定に特化した仕組みで、アンケートツールは幅広い情報収集に使える汎用的な仕組みです。ただしInterviewzのような診断機能を備えたヒアリングツールを使えば、診断型のコンテンツを自社で作り、顧客理解や見込み客づくりに応用することもできます。

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まとめ

ここまで、マネジメント能力診断の意味から、管理職適性の測り方、主要ツールの比較、育成への活用方法までを解説してきました。マネジメント能力診断とは、管理職に求められる資質を思考・対人・セルフマネジメントの3領域から可視化する仕組みであり、登用のミスマッチ防止と、データにもとづく育成設計の両面で力を発揮します。

ツールを選ぶ際は、自社の管理職要件との一致、選抜か育成かという目的、費用と運用体制の3点を軸に比較検討することが大切です。導入後は、目的と評価基準の明確化から始まり、結果の読み解き、育成計画への反映、定点観測という4ステップで運用すると、診断への投資が着実に成果へと結びつきます。

次のアクションとして、まずは自社の優秀な管理職に共通する特徴を洗い出し、その要件を測れる診断を1つ選んで試してみることをおすすめします。あわせて、診断やヒアリングの考え方を営業・マーケの現場に取り入れたい場合は、Interviewzのような診断型ヒアリングツールを使うことで、顧客の課題を可視化し、見込み客づくりから商談までを一貫して設計できます。

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