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営業ヒアリングフレームワーク7選|質問例と受注率向上のコツを解説

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目次

商談で思うように話を引き出せず、提案までたどり着けないまま終わってしまう、と感じる場面も少なくないでしょう。

営業ヒアリングは、質問の型となるフレームワークと使える質問例を身につけることで、安定して成果につなげられるようになります。

顧客の本音や予算、決裁の流れまで引き出せれば、受注率向上のコツも自然と身につきます。

そこで今回は、営業ヒアリングで役立つフレームワーク7選と質問例、受注率を高めるコツを解説しますので、ぜひ参考にしてください。

【著者プロフィール|インタビューズ編集部】

ノーコードでヒアリングフォーム・アンケート・診断コンテンツを作成できるツール「インタビューズ」を提供する中で蓄積した、BtoB営業とマーケティングの現場知見をもとに記事を執筆しています。これまで支援してきた営業組織のヒアリング設計や、商談データの蓄積・活用の事例を踏まえ、現場ですぐに実践できる情報をわかりやすくお届けすることを大切にしています。営業の初回商談から提案・クロージングまで、再現性のある型づくりを支援してきました。

営業ヒアリングとは|受注率を左右する理由

営業ヒアリングは、商談の成否を分ける最初の関門です。フレームワークの中身に入る前に、そもそもヒアリングとは何か、なぜ受注率に直結するのか、成果を出す営業との違いはどこにあるのかという土台を整理しておきましょう。

そもそも営業ヒアリングとは何かを整理する

「ヒアリングと普段の会話は何が違うのか」と疑問に思う方は多いのではないでしょうか。

営業ヒアリングとは、顧客の課題や状況、予算、意思決定の流れなどを質問で引き出し、最適な提案につなげる情報収集のプロセスのことです。たとえば「今お使いのツールで困っていることはありますか」と尋ねるだけでも、相手の現状と不満が見えてきます。

情報を集めること自体が目的にならないよう、常に「この質問は提案のどこに生きるのか」を意識しながら進めましょう。

ヒアリングの質が受注率に直結する理由

「提案には自信があるのに、なぜか受注に至らない」という悩みを抱える方も少なくありません。その原因の多くは提案の質ではなくヒアリングの質にあり、法人営業では初回ヒアリングの質が受注確度の大半を左右するとも言われています。

ヒアリングが浅いと価格や機能の表面的な比較に持ち込まれ、値引き交渉や失注につながりやすくなります。受注率を高めたいのであれば、提案の作り込みよりもまずヒアリングの精度を上げることをおすすめします。

成果を出す営業と伸び悩む営業のヒアリングの違い

「トップ営業は何を聞いているのか気になる」という声もよく耳にします。成果を出す営業と伸び悩む営業の違いは、話す量ではなく聞き出す深さと順番にあります。

商談における発話量の目安としては、営業側が3割、顧客側が7割になるよう意識するとバランスが良いです。まずは自分の商談を録音して、話している割合を振り返ってみましょう。

フレームワークを使うメリット

「経験や勘に頼ったヒアリングから抜け出したい」と考える方にとって、フレームワークは心強い味方になります。フレームワークとは、確認すべき項目や質問の順番をあらかじめ型として整理したもののことです。

型に沿って質問することで、聞き漏らしを防ぎ、誰が担当しても一定の質を保てます。

フレームワークを使う主なメリットは、次のとおりです。

  • 聞くべき項目が明確になり、商談中に焦って質問を考えずに済む
  • 新人とベテランのヒアリング品質の差を縮められる
  • 聞いた内容を社内で共有しやすく、引き継ぎがスムーズになる
  • 案件ごとの受注確度を同じ基準で判断できるようになる
  • 提案やクロージングへの流れを設計しやすくなる

まずは1つのフレームワークを商談で試し、自社の商材に合わせて少しずつ質問を調整していきましょう。

営業ヒアリングフレームワーク7選の全体像と選び方

営業ヒアリングのフレームワークは数多くありますが、すべてを覚える必要はありません。ここでは7つの全体像を早見表で示したうえで、案件の規模やフェーズに応じた選び方、複数を組み合わせる考え方を整理しました。自社に合う型を見つける手がかりにしてください。

7つのフレームワーク早見マップ

「種類が多すぎて、どれを使えばいいのかわからない」という方は多いのではないでしょうか。フレームワークにはそれぞれ得意な場面があり、本記事で扱う7つは大きく「基本編」と「応用編」に分けられます。基本編は日々の商談ですぐ使えるもの、応用編は大型案件や受注確度の見極めに強いものです。まずは下の早見表で全体像を頭に入れておきましょう。

シーン別・フレームワーク早見表

フレームワーク

主な目的

向いている場面

BANT

案件の基本情報を押さえる

すべてのBtoB初回商談

SPIN話法

潜在ニーズを引き出す

課題が曖昧な顧客への深掘り

CHAMP

課題起点で確度を測る

インバウンド・反響営業

MEDDIC

受注確度を厳密に見極める

大型・エンタープライズ案件

GPCTBA/C&I

BANTをさらに深掘りする

じっくり関係を築く商談

SCOTSMAN

失注リスクを洗い出す

受注前の最終確認

FABE分析

聞いた内容を提案に変換する

ヒアリング後の提案・クロージング

案件規模・商談フェーズ別の選び方

「結局、自分の営業ではどれを選べばいいのか」と迷う方も多いはずです。選び方の基本は、案件の規模と商談のフェーズで考えることです。

商材が安価で決裁者が一人ならBANTやCHAMPで十分ですが、金額が大きく複数部門の承認が必要な案件では、意思決定の構造まで踏み込めるMEDDICが向いています。

まずは主力商材がどちらに近いかを基準に、軸となるフレームワークを1つ決めましょう。

複数フレームワークの組み合わせ方

「1つだけで本当に足りるのか」と不安になる方もいるかもしれません。実務では複数を組み合わせて使うのが効果的で、それぞれ役割が異なるため、商談の流れに沿って使い分けると抜けのないヒアリングが実現します。

おすすめの組み合わせの流れは、次のとおりです。

  1. SPIN話法 で課題と潜在ニーズを掘り起こす
  2. BANTまたはCHAMP で予算・決裁・時期などの基本情報を押さえる
  3. MEDDICやSCOTSMAN で受注確度と失注リスクを見極める
  4. FABE分析 で聞き出した内容を提案として組み立てる

最初から全部を使おうとすると消化不良になりやすいため、まずは2つの組み合わせから始め、慣れてきたら段階的に増やしていきましょう。

【基本編】まず押さえたい営業ヒアリングフレームワーク

ここからは、日々の商談ですぐ使える基本のフレームワークを3つ紹介します。

BtoB営業の土台となるBANT、潜在ニーズを引き出すSPIN話法、課題起点で確度を測るCHAMPです。

具体的な質問例も添えましたので、次の商談から取り入れてみてください。

①BANT|BtoB営業の基本となる4項目の聞き方

「最低限これだけは聞いておくべき項目を知りたい」という方に、まず押さえてほしいのがBANTです。

BANTとは、法人営業で確認したい重要情報を4つにまとめたフレームワークのことで、Budget(予算)、Authority(決裁権)、Needs(必要性)、Timeframe(導入時期)の頭文字を取ったものです。

予算がわからないまま提案を進めると、最後に「そんな金額は用意できない」と失注してしまうこともあります。取りこぼしを防ぐ最低限のチェック項目として、商談メモの見出しにし、会話の中で自然に埋めていきましょう。

BANTの質問例

  • Budget(予算):「今回の取り組みには、どのくらいの予算感をお考えでしょうか」
  • Authority(決裁権):「導入を進める際は、どなたの承認が必要になりますでしょうか」
  • Needs(必要性):「今回、解決したい課題として一番大きいものはどちらでしょうか」
  • Timeframe(導入時期):「いつ頃までに解決したいといったご希望はございますか」

②SPIN話法|潜在ニーズを引き出す質問の順番

「顧客自身も気づいていない課題を引き出したい」と考える方に向くのがSPIN話法です。

SPIN話法とは、4種類の質問を順番に投げかけ、相手の潜在ニーズ(本人がまだ自覚していない要望のこと)を引き出すフレームワークのことで、マイクロソフトやIBMなど世界的な企業でも活用されてきた手法です。

Situation(状況質問)、Problem(問題質問)、Implication(示唆質問)、Need-payoff(解決質問)の4ステップで構成され、現状の確認から問題の認識へ進み、放置した場合の影響を考えてもらったうえで、解決した未来を描いてもらう流れになります。特に示唆質問は、問題の深刻さに相手自身が気づくための要なので、丁寧に投げかけましょう。

SPINの質問例(4ステップ)

  1. Situation(状況):「現在は、どのような体制で業務を進めていらっしゃいますか」
  2. Problem(問題):「その進め方で、不便さやお困りごとを感じる場面はありますか」
  3. Implication(示唆):「その状態が続くと、現場の負担はどう変わっていきそうでしょうか」
  4. Need-payoff(解決):「もし仕組みで解決できるとしたら、どんな効果を期待されますか」

③CHAMP|BANTの弱点を補う課題起点のやり方

「予算から聞くと売り込み感が出てしまう」と感じたことはないでしょうか。そんなときに役立つのがCHAMPです。

CHAMPとは、BANTを現代の営業向けに見直したフレームワークで、Challenges(課題)、Authority(決裁権)、Money(予算)、Prioritization(優先順位)の頭文字を取ったものです。

問い合わせから始まる反響営業やインバウンド営業(顧客側から接触してくる営業のこと)では相手はすでに課題を感じているため、課題を起点に会話を始めるCHAMPのほうが自然に話が進みます。最後の優先順位の確認で「他の取り組みと比べてどのくらい急ぎでしょうか」と尋ね、案件の本気度を測りましょう。

CHAMPの質問例

  • Challenges(課題):「今、最も解決したいと感じている課題は何でしょうか」
  • Authority(決裁権):「進める場合、社内ではどなたが意思決定に関わりますか」
  • Money(予算):「課題の解決に、どの程度まで投資できそうでしょうか」
  • Prioritization(優先順位):「数ある取り組みの中で、今回はどのくらい優先度が高いですか」

【あわせて活用したい資料】紹介したBANT・SPIN・CHAMPの項目を、初回商談ですぐに使える形に落とし込んだテンプレートです。聞くべき項目を一枚にまとめておくことで、会話に集中しながら漏れなくヒアリングを進められます。

【応用編】受注確度を見極める営業ヒアリングフレームワーク

基本に慣れてきたら、受注確度を精密に見極める応用編に進みましょう。大型案件に強いMEDDIC、BANTを深掘りするGPCTBA/C&I、失注リスクを洗い出すSCOTSMAN、聞いた内容を提案へ変換するFABE分析を紹介します。確度の高い案件にリソースを集中させるための武器となります。

④MEDDIC|大型・エンタープライズ案件の見極め方

「大きな案件ほど、最後にひっくり返されてしまう」という経験はないでしょうか。そんな大型案件の見極めに強いのがMEDDICです。

MEDDICとは、見込み客が受注につながるかどうかを6つの観点で見極めるフレームワークのことで、金額が大きく購買プロセスが複雑なエンタープライズ(大企業のこと)への営業で力を発揮します。中でもChampion(チャンピオン)は自社の導入を社内で後押ししてくれる協力者を指し、複雑な案件ほどこの存在が成否を分けます。

6項目をすべて埋められない案件は確度が低いと判断し、有望な案件に時間を振り向けましょう。

MEDDICの6項目チェックリスト

□ Metrics(指標):顧客が重視する数値目標を把握できているか

□ Economic Buyer(決裁権限者):最終的に予算を承認する人物を特定できているか

□ Decision Criteria(意思決定基準):何を基準に発注先を選ぶかを確認できているか

□ Decision Process(意思決定プロセス):稟議や承認の流れを把握できているか

□ Identify Pain(課題):解決すべき本質的な課題をつかめているか

□ Champion(推進者):社内で導入を推進してくれる人を見つけられているか

⑤GPCTBA/C&I|BANTを深掘りするHubSpot式

「BANTだけでは情報が浅い気がする」と感じる方には、GPCTBA/C&Iがおすすめです。GPCTBA/C&Iとは、HubSpot社が提唱したフレームワークで、BANTをさらに深掘りした発展版にあたります。

構成は、Goals(目標)、Plans(計画)、Challenges(課題)、Timeline(時期)、Budget(予算)、Authority(決裁権)に、Consequences(実行した場合の良い結果)とImplications(実行しない場合の悪い影響)を加えたものです。目標や計画から確認すると相手の理想像を具体的にイメージできるため、一度に聞こうとせず、複数回の商談に分けて少しずつ埋めましょう。

GPCTBA/C&Iの質問例

  • Goals(目標):「今期、達成したい目標として掲げているものは何でしょうか」
  • Plans(計画):「その目標に向けて、現在どのような計画を立てていらっしゃいますか」
  • Challenges(課題):「計画を進めるうえで、障害になっている点はありますか」
  • Consequences/Implications(結果と影響):「達成できた場合と、できなかった場合では、どのような差が出そうでしょうか」

⑥SCOTSMAN|失注リスクを洗い出す総点検のやり方

「受注できると思っていた案件が、なぜか直前で消える」という悩みには、SCOTSMANが役立ちます。SCOTSMANとは、案件の受注確度と失注リスクを総点検するためのフレームワークで、見落としがちなリスク要因を洗い出すのに向いています。

構成は、Situation(状況)、Competition(競合)、Outcome(求める成果)、Time(時期)、Solution(解決策の適合度)、Money(予算)、Authority(決裁権)、Need(必要性)の8項目です。中でもCompetitionの確認は重要で、「他社さんもご検討されていますか」と尋ねると、競合の存在や比較基準を早めに把握できます。

受注前の最終確認として8項目の抜けを点検し、不安が残る項目を次回商談で埋めていきましょう。

⑦FABE分析|ヒアリング内容を提案に変換するコツ

「丁寧に聞けたのに、提案でうまく刺さらない」という壁にぶつかる方は少なくありません。そこで役立つのがFABE分析です。

FABE分析とは、ヒアリングで得た情報を説得力のある提案に変換するためのフレームワークで、Feature(特徴)、Advantage(優位性)、Benefit(利益)、Evidence(証拠)の頭文字を取ったものです。

ヒアリングで引き出した課題に対し、自社商材のどの特徴がどんな強みとなり、顧客にどんな利益をもたらすのかを順序立てて伝えます。最後のEvidenceで導入事例や数値といった客観的な根拠を示すと、提案の信頼性が一段と高まりますので、聞き出した課題と利益を結びつけることを意識して組み立てましょう。

FABEの組み立て例

  • Feature(特徴):「弊社のツールは、入力項目をノーコードで自由に設計できます」
  • Advantage(優位性):「そのため、専門知識がなくても自社でヒアリング項目を更新できます」
  • Benefit(利益):「結果として、商談ごとに最適な質問へすばやく改善でき、受注率向上につながります」
  • Evidence(証拠):「実際に導入企業では、ヒアリング項目の見直しで商談化率が改善した事例があります」

営業ヒアリングの基本の流れ7ステップ|準備から振り返りまで

フレームワークを覚えても、ヒアリング全体の流れがつかめていなければ実力を発揮できません。ここでは事前準備から商談後の振り返りまでを7つのステップに整理しました。

準備と振り返りまで含めて一連の流れと捉えることで、商談の質が安定します。

事前準備のやり方(情報収集・仮説立て)

「準備不足のまま商談に臨み、当たり障りのない質問しかできなかった」という経験がある方も多いはず。事前準備とは、相手企業の情報を集め、課題の仮説を立てておく作業のことで、ヒアリングの成否はここでほぼ決まります。

仮説があると「御社では◯◯のような課題があるのではと感じたのですが、いかがでしょうか」と踏み込んだ質問ができ、相手に信頼感を与えられます。商談前の15分でよいので、必ず仮説を立てる時間を確保しましょう。

事前準備チェックリスト

□ 相手企業の事業内容・最近の動きを確認したか

□ 担当者の役職・関わる業務を把握したか

□ 想定される課題の仮説を2〜3個用意したか

□ 仮説を確かめるための質問を準備したか

□ 商談のゴール(次に何を決めたいか)を設定したか

信頼関係をつくるアイスブレイクのコツ

「いきなり本題に入ると、相手が身構えてしまう」と感じる方も多いでしょう。アイスブレイクとは、緊張をほぐすための短い雑談のことで、本音を引き出しやすい雰囲気づくりに役立ちます。

天気や相手企業の最近の話題など答えやすい話題から入り、信頼関係(ラポールとも呼ばれ、相手が安心して話せる関係のこと)が築けると、その後の質問にも率直に答えてもらいやすくなります。ただし長くなりすぎると本題の時間を圧迫するため、数分程度にとどめましょう。

本題ヒアリングの進め方(広く→深く→決裁条件)

「何から聞けばいいのか、順番がわからない」という方は多いはずです。本題のヒアリングは、広く聞いてから深く掘り下げ、最後に決裁条件を確認する順番が基本です。

会話の階段を一段ずつ登るイメージで、現状の確認から課題の深掘りへ進み、最後に予算や決裁の流れを確認します。いきなり予算や決裁者を聞くと売り込み感が出るため、課題への共感を十分に得てから踏み込むことを心がけましょう。

ネクストアクションの設定と振り返りの方法

「良い商談だったのに、その後の進展がない」という事態を防ぐには、ネクストアクションの設定が欠かせません。ネクストアクションとは、次に誰が何をいつまでに行うかを明確にした次の一手のことです。

「来週までにお見積りをお送りし、再来週にご説明の場をいただく」といった形で、双方の宿題と期日をその場で決めましょう。さらに商談後は早めに内容を記録して社内で共有すると、聞き漏らしや改善点に気づけますので、忘れずに振り返ることが大切です。

  • Step1:事前準備(情報収集・仮説立て)
  • Step2:アイスブレイクで信頼関係づくり
  • Step3:現状を広く確認する
  • Step4:課題を深く掘り下げる
  • Step5:予算・決裁などの決裁条件を確認する
  • Step6:ネクストアクションを合意する
  • Step7:商談後に記録・振り返り・社内共有を行う

【あわせて活用したい資料】 ヒアリングの流れに沿って、自社オリジナルのヒアリングシートをゼロから作りたい方向けのガイドです。項目の選び方から質問の組み立て方まで、手順に沿って解説しています。

受注率を高める営業ヒアリングのコツと質問例

フレームワークと流れを押さえたら、次は質問の質を高める細かなコツです。以下では、質問の種類の使い分け、傾聴の姿勢、本音を引き出す深掘りのやり方をまとめ、最後にそのまま使える質問例文集を用意しました。日々の商談で少しずつ取り入れていきましょう。

オープン質問とクローズド質問の使い分け方

「質問しても、はい・いいえで終わって会話が広がらない」という悩みはないでしょうか。オープン質問とは自由に答えてもらう質問のこと、クローズド質問とは「はい・いいえ」や選択肢で答えられる質問のことです。

課題を引き出したい場面ではオープン質問を、事実を確認したい場面ではクローズド質問を使います。「どんな点にお困りですか」と広げてから「コスト面が一番の課題でよろしいですか」と絞り込む流れが効果的なので、序盤はオープン質問を多めにして相手にたっぷり話してもらいましょう。

沈黙を恐れず傾聴するコツ

「沈黙が怖くて、つい自分から話してしまう」という方も多いでしょう。実は、沈黙は相手が考えを整理している大切な時間です。

質問の後に相手が話し始めるまで待つ姿勢は、傾聴(アクティブリスニングとも呼ばれ、相手の話に積極的に耳を傾ける技術のこと)と呼ばれます。さえぎらず、うなずきや「なるほど、それは大変ですね」といった共感を添えると、相手は安心して本音を話しやすくなります。

まずは質問の後に3秒待つことを意識し、沈黙を味方につけましょう。

深掘り質問で本音を引き出すやり方

「表面的な回答しか得られず、本当の課題にたどり着けない」と感じるケースも多いです。そんなときに有効なのが深掘り質問です。

深掘り質問とは、相手の答えをさらに掘り下げる質問のことで、課題の背景や本音を引き出すのに役立ちます。「と言いますと」「もう少し詳しく教えていただけますか」といった一言を重ね、相手の言葉をそのまま繰り返すと、さらに説明を続けてもらいやすくなります。

一度の回答で満足せず、あと一歩踏み込む質問を習慣にしましょう。

そのまま使えるヒアリング質問例文集

「結局、現場でどんな言葉を使えばいいのか知りたい」という声によくお応えするため、商談のフェーズごとに使える質問例をまとめました。自社の商材に合わせて言い回しを調整しながら活用してください。

フェーズ別・質問例文一覧

現状把握のフェーズ

  • 「現在、その業務はどのような流れで進めていらっしゃいますか」
  • 「今お使いの仕組みやツールがあれば教えていただけますか」

課題深掘りのフェーズ

  • 「その進め方の中で、特に手間を感じるのはどの部分でしょうか」
  • 「もし理想の状態があるとしたら、どのような形でしょうか」

条件確認のフェーズ

  • 「導入を検討される場合、重視される基準は何でしょうか」
  • 「社内で進める際、どなたの承認が必要になりますでしょうか」

【あわせて活用したい資料】業種・目的別のヒアリングシートをまとめたテンプレート集です。質問例とあわせて使うことで、自社の商談にフィットする項目をすばやく準備できます。

営業ヒアリングでよくある失敗とNG例|回避のコツ

最後に、せっかくのヒアリングを台無しにしてしまう失敗パターンを確認しておきましょう。よくあるNG例を知っておくだけで、同じ落とし穴を避けられます。

以下では、ありがちな3つの失敗と、それを防ぐためのヒアリングシート活用法を整理しました。ぜひ参考にしてください。

一方的に話して売り込みになるNG例

「気づくと、自社の説明ばかりしていた」という経験はないでしょうか。これは最も多い失敗の一つです。

商品やサービスの特徴を一方的に説明し続けると、相手は売り込まれていると感じ、警戒して本音を話してくれなくなります。相手の課題を聞く前から「弊社のツールはこんなに便利です」と機能を並べてしまうと、相手の心は離れていきます。

商談の前半は自社の説明よりも相手への質問を優先し、課題を十分に理解してから提案に移ることを心がけましょう。

質問が浅く課題の本質に届かないNG例

「ヒアリングはしたはずなのに、提案がずれてしまった」という失敗もよく見られます。原因は、質問が表面的で、課題の本質まで届いていないことにあります。

「コストが課題です」という回答に対し、そのまま値引き提案に走るのは早計です。「なぜコストが課題なのか」「どの部分のコストが負担なのか」と掘り下げると、本質的な課題が見えてきます。

一つの回答で終わらせず、必ず背景まで確認する習慣をつけましょう。

内容が記録・共有されず属人化するNG例

「ヒアリングした内容が担当者の頭の中だけにあり、引き継ぎで困った」という事態はないでしょうか。ヒアリング内容が記録・共有されないと、営業活動が属人化(特定の担当者しか対応できない状態のこと)してしまいます。

担当者が不在のときに対応できなかったり、異動や退職で貴重な情報が失われたりするのは、組織にとって大きな損失です。聞いた内容はその日のうちに決まった形式で記録し、チームでいつでも見られる状態にしておきましょう。

失敗を防ぐヒアリングシートの作り方

「失敗を防ぐ仕組みを作りたいが、何から手をつければいいかわからない」という方には、ヒアリングシートの整備をおすすめします。ヒアリングシートとは、商談で確認すべき項目をあらかじめ一覧にまとめた記録用のシートのことです。

フレームワークの項目をベースに、自社の商材に合わせた質問を加えていくと、実用的なシートが完成します。全員が同じシートを使うことで質が標準化され、新人でも一定レベルの商談ができるようになりますので、まずは必須項目から作り始めましょう。

ヒアリングシート必須項目チェックリスト

□ 顧客の現状と課題

□ 課題の背景・原因

□ 予算感(Budget)

□ 決裁者と承認の流れ(Authority)

□ 導入希望時期(Timeframe)

□ 競合・比較検討の状況

□ ネクストアクションと期日

【あわせて活用したい資料】 属人化を防ぎ、ヒアリング内容を効率的に記録・共有するためのツールを比較した資料です。自社に合った仕組みを選ぶ際の参考にしてください。

営業ヒアリングを効率化するなら「インタビューズ」

ここまで、フレームワークや質問のコツ、失敗の回避法を見てきました。とはいえ、質問設計やデータ管理を一つひとつ手作業で整えるのは負担が大きいものです。

ノーコードでヒアリングの仕組みを作れる「インタビューズ」を使えば、これまで挙げてきた課題をまとめて解決しやすくなります

インタビューズで解決できる主なポイントは、次のとおりです。

  • 質問設計の迷いをテンプレートで解消できる
  • ヒアリングフォームを手軽に作成・配布できる
  • 回答データを一元管理し分析を効率化できる
  • 対面・オンラインのどちらにも柔軟に対応できる
  • 直感的な操作性で無理なく導入できる

それぞれの強みが、どのような場面で力を発揮するのかを紹介します。

質問設計の迷いをなくせる

「どんな質問をどの順番で並べればいいか迷う」という課題に、インタビューズはテンプレートで応えます。あらかじめ用意された項目や、フレームワークに沿った質問の型を活用できるため、ゼロから設計に悩む必要がなくなります。質問設計に時間を取られていた方にとって、商談準備の時間を大きく短縮できる場面で力を発揮します。

フォーム作成・配布が手軽にできる

「事前にヒアリングしておきたいが、メールでのやり取りが手間」という悩みにも対応できます。インタビューズはノーコード(プログラミングの知識がなくても操作できること)でヒアリングフォームを作成でき、URLを送るだけで相手に回答してもらえます。商談前に基本情報を集めておきたい場面で、準備の手間を減らしながら商談の密度を高められます。

回答データを一元管理し分析を効率化できる

「ヒアリング結果がバラバラに散らばって活用できていない」という課題は、データの一元管理で解消できます。インタビューズでは集まった回答を一つの画面でまとめて確認・分析できるため、属人化を防ぎ、チーム全体で情報を共有できます。商談内容を組織の資産として蓄積したい場面で、その真価を発揮します。

対面・オンラインどちらにも柔軟に対応できる

「対面とオンラインで進め方を変えるのが大変」と感じる方にも向いています。インタビューズはどちらの商談スタイルにも対応でき、対面ではその場で入力、オンラインでは事前にフォームを送るといった使い分けが可能です。商談の形式が多様化している今、柔軟に運用したい場面で頼りになります。

直感的な操作性で導入しやすい

「新しいツールは操作が難しそうで不安」という声にも応えられる設計です。インタビューズは直感的に操作できる画面になっており、専門知識がなくても始められます。ツールの導入や定着に不安を感じている組織でも、無理なく運用を始められる点が大きな魅力です。

【あわせて活用したい資料】インタビューズの機能や活用イメージを、まとめて確認できる資料です。自社のヒアリング業務にどう役立つかをイメージしたい方は、あわせてご覧ください。

ここまで、営業ヒアリングの重要性から、7つのフレームワークと質問例、商談の流れ、受注率を高めるコツ、失敗の回避法までを解説してきました。まずは1つのフレームワークを次の商談で試すところから始めてみましょう。ヒアリングの仕組み化を進めたい場合は、インタビューズの無料トライアルもぜひご活用ください。

【無料】インタビューズはすべての機能を14日間無料で試せます。ヒアリングフォームの作成からデータの一元管理まで、実際の操作感をその目で確かめてみてください。

Interviewz(インタビューズ)では、ヒアリング体験をDX化し、質の高い情報をスピーディーに収集、顧客・ユーザー理解を深め、サービスのあらゆるKPIの改善を可能にします。テキストタイピングを最小化した簡単かつわかりやすいUI/UXと、収集した声をノーコードで様々なシステムに連携し、ユーザーの声を様々なビジネスプロセスで活用することで、よりビジネスを加速させることが可能です。

Interviewz(インタビューズ)をご活用いただくことで以下のことが解決できます。

• 新規お問い合わせ、相談数の向上
• ヒアリングの内容の最適化から受注率の向上
• ヒアリングコスト(人件費・タイムコスト)の削減
• 既存顧客のお問い合わせのセルフ解決(サポートコストの削減)
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• 既存顧客、従業員のエンゲージメント向上
• データ登録負荷の軽減
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▼Interviewz(インタビューズ)の主な活用方法

• 総合ヒアリングツール
• チャットボット
• アンケートツール
• カスタマーサポートツール
• 社内FAQツール



Interviewzの機能一覧|総合的なヒアリング活動を網羅


Interviewzでは、下記のような総合的なヒアリング活動を支援する機能を揃えております。

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