スマホでできるアンケートの作り方|基本手順と失敗しない設計ポイント
- 2026/02/06
- 2026/02/06
目次
スマホで回答されることを前提にしたアンケートは、PC向けアンケートとは設計の考え方が大きく異なります。設問数や質問形式を少し誤るだけで、途中離脱が増え、十分なデータが集まらなくなるケースも少なくありません。
本記事では、スマホで最後まで回答してもらうためのアンケートの作り方を、基本からステップ形式で解説します。個人利用からビジネス・マーケティング用途まで、そのまま使える実践的な設計ポイントを分かりやすくまとめています。
スマホ向けアンケートの基本的な作り方【ステップで解説】
スマホ向けアンケートは、PC向けアンケートとは考え方から設計まで大きく異なります。画面が小さく、利用シーンも限られるスマホでは、設問の作り方や構成を誤ると、途中離脱が一気に増えてしまいます。
この章では、スマホで最後まで回答してもらうことを前提に、アンケート設計の基本をステップ形式で整理します。短時間・片手操作でも完了できる構成を意識しながら、実務でそのまま使える作り方を解説します。
ステップ1:回答完了までの時間を先に決める
スマホ向けアンケートを作る際は、最初に「何分で終わるアンケートにするか」を決めることが重要です。スマホは移動中やスキマ時間に使われることが多いため、回答時間は1分から長くても3分以内を目安に設計します。
この前提が決まることで、設問数や質問形式の上限が自然に定まり、無駄に長いアンケートになるのを防げます。
ステップ2:設問数を最小限に絞る
スマホでは長文読解や多量の設問が大きな負担になります。そのため、設問数は最小限に抑えることが基本です。
分析に本当に必要な質問だけを残し、「あったら便利」程度の設問は削る判断が求められます。特に、後から分析に使うか分からない質問を入れすぎると、途中離脱の原因になります。
ステップ3:1画面1設問を前提に構成する
スマホアンケートでは、1画面に複数の設問を詰め込まないことが重要です。1画面1設問を基本にすることで、視認性が高まり、操作ミスも減らせます。
選択肢もスクロールせずに画面内で見切れる数に抑えることで、回答者のストレスを軽減できます。
ステップ4:設問文と選択肢を短くする
設問文は一文を短くし、回りくどい表現は避けます。スマホでは画面に表示できる情報量が限られるため、簡潔さが重要です。
選択肢についても、長い文章を並べるのではなく、意味が直感的に分かる短い表現にまとめることで、回答スピードが向上します。
ステップ5:自由記述は任意回答にする
自由記述は、スマホでは特に回答ハードルが高くなります。深い意見を集めたい場合でも、必須回答にせず任意回答にすることで、離脱を防ぎやすくなります。
必要な場合は、選択式の質問で全体傾向を把握し、補足として自由記述を配置する構成が効果的です。
ステップ6:完了率を最優先に設計する
スマホアンケートでは、「正確さ」よりも「最後まで回答されること」を優先して設計することが基本です。
すべての設問に完璧な回答を求めるよりも、最後まで回答してもらえる構成にすることで、結果として実用性の高いデータを集めることができます。
スマホでアンケートを作る際のおすすめアプリ・ツール
スマホ向けアンケート作成では、回答者がスマホで違和感なく操作できることを前提に、表示最適化と操作性に優れたツールを選ぶ必要があります。ここでは、実務でよく使われる代表的なツールを具体名で紹介します。
Googleフォーム
スマホ向けアンケートで最も広く使われているのが、Googleが提供するGoogleフォームです。無料で利用でき、フォーム作成から配布、集計まで一通りの機能が揃っています。
スマホ表示に自動対応しており、特別な設定をしなくても縦スクロール前提のレイアウトになります。そのため、個人利用はもちろん、簡易的なビジネスアンケートや社内調査にも向いています。
一方で、デザインの自由度や高度な分析機能は限定的なため、調査結果を深く分析したい場合は別ツールとの併用が必要になることもあります。
Microsoft Forms
業務用途でよく使われるのが、Microsoftが提供するMicrosoft Formsです。Microsoft 365と連携できる点が大きな特徴で、社内アンケートや研修後のフィードバック収集などに適しています。
スマホ表示にも対応しており、社員がスマホから回答するケースでも問題なく利用できます。Excelへのデータ連携がしやすいため、回収後の集計や社内共有を前提とした運用に向いています。
ただし、外部ユーザー向けの調査では、権限設定や共有範囲の管理に注意が必要です。
SurveyMonkey
外部調査やマーケティング用途で使われることが多いのが、SurveyMonkeyです。スマホ向けUIが洗練されており、回答画面の操作性や視認性に優れています。
設問ロジックや分岐設定、集計・分析機能が充実しているため、スマホアンケートであっても一定の分析精度を求める場合に適しています。
一方で、無料プランでは機能制限があるため、本格的に活用する場合は有料プランの検討が前提になります。
ツール選定時の注意点
どのツールを使う場合でも、作成後に必ずスマホ実機で表示確認を行うことが重要です。PC画面では問題なく見えていても、スマホでは文字が詰まったり、選択肢が操作しづらくなったりするケースがあります。
スマホアンケートでは、ツールの多機能さよりも、回答完了までのスムーズさを優先して選定することが成功のポイントです。
スマホアンケートで失敗しやすいポイント
1.PC向けアンケートをそのまま流用してしまう
スマホアンケートで最も多い失敗は、PC向けに作成したアンケートをそのまま流用してしまうことです。設問数が多かったり、横に広い表形式の質問を使っていたりすると、スマホ画面では視認性や操作性が大きく低下します。
その結果、回答途中での離脱が増えやすくなり、回収率や回答品質の低下につながります。スマホ前提で、設問数やレイアウトを見直すことが欠かせません。
2.必須回答を設定しすぎてしまう
必須回答を多く設定しすぎることも、スマホアンケートでよくある失敗です。スマホでは、一つの設問でつまずくだけでも離脱につながりやすくなります。
すべてを必須にするのではなく、分析上どうしても必要な項目に絞って必須設定を行い、それ以外は任意回答にするなど、回答者の負担を下げる工夫が重要です。
3.所要時間が分からず回答を敬遠される
回答完了までの所要時間が分からないと、アンケートを開いてもらえない、あるいは途中で離脱される原因になります。
スマホアンケートでは特に、短時間で終わることが重視されるため、冒頭で「所要時間は約1分」などと明示することが効果的です。あらかじめゴールが見えることで、回答完了率の向上が期待できます。
ビジネス・マーケティングでのスマホアンケート活用例5つ
ビジネスやマーケティングの現場では、スマホアンケートは軽量かつ即時性の高い意見収集手段として活用されます。以下に具体的な企業・現場事例を交えて解説します。
1.商業施設での来店客調査
東急不動産株式会社は、自社商業施設の来館者を対象に、スマホで回答できるアンケートを実施しました。来館者にポスターやチラシでQRコードを読み込ませることで、スマホ画面上ですぐに回答につなげる仕組みを整えています。これにより、来店直後のタイミングで顧客の満足度やニーズを収集し、プロモーション改善に役立てています。この調査は、スマホ上で簡単に回答できる設計とリアルタイムでの回収状況確認によって、回答率と実用性を両立させています。
引用:商業施設の来館者がスマホでアンケートに参加できる来店客調査を実施。LINEリサーチのオープン型リサーチの活用方法とは?
2.LINEアンケートの活用
企業のマーケティング施策では、LINE公式アカウントを活用したアンケートも増えています。LINEのトーク画面上で回答が完結するアンケートは、日常的に使っているアプリ上で数タップで回答できるため、回答ハードルが低いというメリットがあります。LINEアンケートは単一選択式や複数回答式に対応し、匿名性も担保されているため、顧客の本音やニーズを取得すると同時にブランド理解や関係性強化にもつながるとされています。
3.社内アンケートの事例
企業内の意思決定プロセスでは、従業員の意識調査が重要となる場合があります。たとえば、ある大手通信企業がスマホ対応のアンケートツール(WEBCASなど)を導入し、社員満足度や制度利用意向を収集した事例があります。スマホ対応のアンケートは、通勤時間や空き時間に回答してもらえるため、社員の負担を最小化しつつ広範な意見を集めることができます。
引用:携帯、PC、スマホ、タブレットPC対応の多目的社内アンケート作成を実現
4.広告やキャンペーン後の反応収集
Web広告やSNS投稿、アプリ内での行動後に即時フィードバックを集める用途でもスマホアンケートは活躍します。スマホアンケートは、「イベント後すぐ」「購入直後」といったタイミングで配信しやすく、リアルタイムに顧客満足度や体験評価を獲得するのに適しています。モバイルファーストの設計を行うことで、一般的なPC前提の調査よりも回答率が高まりやすいという傾向もあります。
これらの事例に共通しているのは、スマホアンケートの即時性と手軽さを活かし、対象者が行動した直後のタイミングでデータを収集している点です。アンケートの設計と配信方法をスマホファーストで考えることで、ビジネスやマーケティングに活きたインサイトを効果的に収集できます。
スマホでアンケートを作る際のよくある質問【Q&A】
Q.スマホだけでアンケートを作成・配布できますか
スマホだけでアンケートを作成・配布できるのかという質問はよく見られますが、多くのアンケートツールはスマホのみで完結する設計になっています。フォーム作成、URL共有、QRコード配布まで、すべてスマホ上で対応可能です。
ただし、設問設計や全体構成を考える段階では、画面が広く操作しやすいPCのほうが作業効率が高い場合もあります。実務では、設計はPC、配布や最終確認はスマホで行うといった使い分けが一般的です。
Q.スマホアンケートは信頼性が低くなりませんか
スマホアンケートは手軽な反面、信頼性が低いのではないかと不安に思われることがあります。しかし、信頼性はデバイスよりも設計によって左右されます。
設問をシンプルにし、回答時間を短く抑えることで、回答の精度は安定します。また、選択式を中心に構成し、必要に応じて自由記述を補足的に使うことで、質の高いデータ収集が可能です。
Q.ビジネス用途でもスマホアンケートは使えますか
スマホアンケートはビジネス用途でも十分に活用できます。特に、既存顧客への満足度確認や施策後の反応収集など、短期的な調査や傾向把握に向いています。
一方で、詳細な分析や深いインサイトを得たい場合には、スマホアンケート単体ではなく、追加調査や他データと組み合わせて活用することが重要です。目的を明確にしたうえで使うことで、スマホアンケートは実務において有効な手段となります。
スマホ向けアンケート作成のまとめ
スマホ向けアンケートは、短く、分かりやすく、最後まで回答できる設計が最重要です。ツール選定よりも、設問数や表現、回答負荷の調整が成果を左右します。
ビジネス・マーケティングにおいては、素早くデータを集めたい場面で特に有効な手法です。スマホ前提で設計することを意識し、目的に合ったアンケートを作成することが重要です。
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